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2008/09/11

マンガの園】052・笑い/ボケとつっこみ2号

マ】ン】ガ】の】園】          *
━━━━━━━━━━          *     
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     │MANGA NO SONO      
     └───────●Vol.052
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2008.09.11       【 笑い/ボケとつっこみ2 】


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  このメールマガジンは、ピュア1st.がほぼ同世代に向けて発信する
     マンガとエンターテインメントの雑談マガジンです。

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友人からのメールなら気軽にその場で読んでしまいますよね。
本メルマガもそのようにできたらいいかなと思います。

だから短かめに書いて…
さらっと読んでいただきたいですね。
これからもよろしくお願いします。





◯笑い/ボケとツッコミ2】━━━━━━━━━━━━━◇◇◇◇◇magazine◇
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『がきデカ』は少年マンガに「ボケとつっこみ」をもたらした。
というのが、前号のお話しです。

それは面白かったですよ。
テンポも良くて「変な主人公 VS まともなサブキャラ」の対立も可笑しい。


参考までに:
【YouTube】『70年代懐かしの少年マンガ - 7』
http://jp.youtube.com/watch?v=criemy6_Rwg&feature=related



発行者も趣味で中学・高校とギャグマンガを描いてまして、思いつくままに
いくらでも描けました。ところがある時、自分のマンガがただの「紙上漫才」
じゃないか?と思い始めて、まったく鉛筆が止まってしまったのです!

その頃はマガジンで『翔んだカップル』も始まっていたし、少年誌でのラブコメ
ブームが始まりつつありました。自分のマンガにも当然カワイイ女の子が
主要キャラとして描かれていて、この女の子の周りで《悪ふざけキャラ》が
常識はずれな事をするわけですね…。

しかし何が楽しくて《悪ふざけキャラ》は非常識な事を繰り返すのか?

商業誌で言えば、チャンピオンでの『らんぽう』とか『べにまろ』とか、
ジャンプの『ハイスクール奇面組』がちょうどそんなマンガだったと
思いますね。
しいて言えばですよ、『Dr.スランプ』の【アラレちゃん】だって、
何がそんなに楽しくて毎日「キーーーーン」と走りまわってるのか?
いやまあ【アラレちゃん】の場合はロボットゆえの純朴さと理解が
可能なんですが。

『がきデカ』の【こまわりくん】や【バカボンのパパ】の行動理由をここでは
説明はできないですけど、少なくとも「楽しくて走り回ってるわけではない」
と思うんですよ。《ギャグ》と《悪ふざけ》は違う!
「空気が読めるか?読めないか?
(決してKYなどというつもりはないですが)」の違いと言ってもいい
でしょう…。

『ストップ!ひばりくん』も例外でなくて、「ボケとつっこみ」の視点で
言えば、準主役の【坂本耕作くん】は見事に《つっこみ役》、《ボケ》は
【ひばりくん】なんだけど、ギャグメーカーとしては【政二さん】という
ヤクザの子分がその役目でしょう。この【政二さん】がなんとも痛々しい。
くわえて《つっこみ》の役回りを強いられる【耕作くん】も痛ましい…。

「痛々しいから面白い」と言ってるのではないですよ!
【政二さん】のギャグはそんなに決まってなかったし、【耕作】のつっこみも
いらないと思うのです、ただの「紙上漫才」になるのであれば・・・。


この時期文句無く面白かったのは、【吾妻ひでお】です。
そんなに強烈なキャラクターはいないけど、作品の世界観そのものが
“ねじれてる!”だからその世界の日常を自然に描けば、読者側から見たら
異常な事になって見えて可笑しいのです。
・・・それをファンや評論家は「不条理SF」と呼んだのでしょう。
その雰囲気をどことなく含んでいたのが、チャンピオンにいた【とりみき】
です。

(余談。この頃、マガジンの『いとしのボッチャー』の担当編集者に、
マンガを見てもらう機会がありました。雑談でボクが「とりみきさんが面白い」
というと、「ああ、でもマニア受けなんですよね」と言ってましたね〜。

で、その編集者が参考にすべきと言っていたのが、
【徳弘正也】『シェイプアップ乱』。「見開きごとに一つギャグがある」
とのこと。それは《ギャグ》であり、《オチ》であり、たいてい左ページの
ラストのコマに描かれている。
《オチ》なのだから、それに《つっこむキャラクター》など
いない…と思う。確かにこのマンガも面白いので納得です!)

話を戻して・・・吾妻ひでおのマンガを真似る事はありませんでしたが、
ボクも自然と「世界観そのものがねじれてる」そんなギャグマンガを
目指すようになりました。
(本当はその後ずっとギャグマンガは描かなくなりました。笑)


さて、それから十年近くの時を経て、ボクはある自作のギャグを持って、
徳間書店に持ち込みをした事があるのです。《湾岸戦争》を皮肉った
ドタバタ・ギャグでした。・・・読んでもらうと、くすりともせず、
その後質問攻撃に合いました。

その中で最も印象的だったのが、あるキャラクターを指し
「この人はいったい何でいるの?」という質問だった。
それは事件の観察者なのだが、深刻ぶりながらいっさい出来事にからんでない
というキャラクターだった。いかにも主役風で、事件解決にあたりそう
なのだが、あくまで傍観者なのだ。

・・・ボクのマンガはそれに「つっこむ役回りキャラがいない」から、
そこがギャグなのだと読者が解らないのであれば、あえて説明しようとも
思わなかった。

いろいろ話があって、その編集さんが言うには、
「ギャグマンガとは、ボケて、つっこまなければならない」という事だった。
「ほら、漫才がそうでしょう〜」との事だった。

ボクは「はい」と言ってその場を後にしたが、「あの編集者は日頃好んで
ギャグマンガを読んでいるのか?…ギャグマンガが好きか?」との疑念が
消えなかった。いっさい「つっこみを排除したマンガ」に「つっこみが必要」
というアドバイスが適当なものだとは思えませんでした。



えーと、長々ギャグマンガ論を展開してしまいました。唐突なようですが、
この流れで次回のメルマガではお笑い芸人小島よしおの《ギャグ》を
ボクなりの解釈で書いてみようと思います。



(敬称略)

◯あとがき】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◇◇◇◇magazine◇
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ボクは【江口寿史】先生が好きでねえ〜・・・(^^)
大好きだからこそ「【政二さん】も【耕作】も痛々しい」という暴言を吐いてしまう
のです。愛情の裏返しなのです!

本当は『ハイスクール奇面組』に一言二言、言いたいんですが…
「ギャグと悪ふざけは違う」など、このマンガに向けて言いたいのですが、
言わないようにしますファンの方に悪いから。
「何が楽しくて走り回るのか?」も、このマンガの事なんですけどね。

でもちゃんと読んだわけじゃないから、何も言えませんよね。

原作マンガもさることながら、放送当時アニメ第一話を視てみました。
奇面組が「悪ふざけてました」(笑)
なのにカワイイ女の子キャラが、「でもそんな彼らが個性的で素敵」などと
彼ら奇面組をたてるのです。そんなの共感できませんよ〜〜〜〜〜!(^^:

次の回の放送からは視ませんでした。
だから視てないくせに何も言えませんよね?



ありました…↓


【YouTube】『ハイスクール奇面組』放送第一話
http://jp.youtube.com/watch?v=Iu-_UvpfRJY
http://jp.youtube.com/watch?v=-4C0DtGKR6c
http://jp.youtube.com/watch?v=AJmBhpX58SY




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