2008/09/29
【第211号】漫画本エッセイ「鉄腕ガール」
*********************************** ◆◆◆漫画本エッセイ◆◆◆ 第211号 2008.9.29発行 *********************************** 「鉄腕ガール」 モーニングコミックス 全9巻 作者:高橋ツトム 出版社:講談社 初出時期:2000年(モーニング) 分野:青年マンガ ジャンル:スポーツ・野球 内容:戦後の荒れ果てた日本で始まった女子プロ野球で、熱く戦う女性たちの 物語。 ◆この夏は北京オリンピックが華々しく開催され、様々なスポーツで大いに盛 り上がりました。そんな中、野球では日本は残念な結果に終わってしまいまし たが、女子ソフトボールの金メダルという快挙は、今も記憶に新しいと思いま す。今や日本の女性は各方面で素晴らしい活躍をしています。今回の作品は、 昭和20年、日本は戦争に負けました。荒れ果てた日本の復興のために、全ての 人々が懸命に生きていた時代です。 ◆今でこそ、男女平等の元で、男性も女性もがんばることのできる時代ですが、 戦前はまだまだ女性は虐げられていました。そして戦後、新しい日本で女性た ちは様々な分野で活躍を始めました。この作品は、そんな時代に興行された女 子プロ野球で戦う女性たちを描いた物語です。日本の女性の力強さが、戦後日 本の復興の一因になったのも確かだと感じさせられる作品だと思います。 ◆実際に戦後の日本で女子プロ野球は誕生しました。1947年にアマチュア6チ ームが参加して行われた、オール横浜女子野球大会に刺激され、銀座のダンス ホールのダンサーたちなどで構成された「東京ブルーバード」という日本初の 女子プロ野球チームが結成されました。1950年には日本女子野球連盟が結成さ れ、後楽園球場で初めての公式戦が開催されました。その後、各地に新しい球 団が誕生し、最大で25チームにもなりました。しかし、1952年には社会人野球 としてノンプロに転換し、1971年には22年目にして、日本の女子ノンプロ野球 は幕を下ろすことになってしまいました。 ◆この作品は、高橋ツトム氏のデビューから3作品目で、その画風は劇画風で、 非常に迫力のあるタッチとなっています。かわぐちかいじ氏のアシスタントを していたと言うのも頷ける、しっかりした絵だと思います。(まんじん) *********************************** 今号はここまでです。いつもご愛読いただきありがとうございます。 では、また次回の配信をお楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「鉄腕ガール」関連商品ご紹介コーナーはコチラからどうぞ■ http://www.gw-d.com/manga/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★内容に対する感想、ご意見、質問などは E-mail :info@gw-d.com ★配信の中止や再開、バックナンバーの閲覧などは、 http://www.mag2.com/m/0000120074.htm まで。 ※当方は、当メールマガジンで取り上げている作品、作者、出版社等とは一切 関係ありません。また、本文はあくまで管理人の主観的な感想です。 *********************************** 発 行:浪漫人(ロジン&まんじん) Copyright(C) 2003-2008 ROMANJIN All right reserved. 漫画本エッセイに掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 ***********************************


