2008/08/25
【第210号】漫画本エッセイ「20世紀少年」
*********************************** ◆◆◆漫画本エッセイ◆◆◆ 第210号 2008.8.25発行 *********************************** 「20世紀少年」 ビッグコミックス 全22巻 作者:浦沢直樹 出版社:小学館 初出時期:1999年(ビッグコミックスピリッツ) 分野:青年マンガ ジャンル:SFサスペンス 内容:高度成長期のまっただ中の1970年代、夢と希望に満ちあふれた時代 の少年たちが空想した世界が、21世紀にかけて現代に巻き起こる、SFサス ペンス超巨編。 ◆1969年7月21日、人類が月に降り立ちました。翌年1970年には、昭和を代表 する大イベントである大阪万博が開かれました。21世紀に夢を抱き、日本が高 度経済成長の真っ只中で、小学5年生だった「ケンヂ」がこの物語の主人公で す。この世代の方には、忘れられないイベントだった大阪万博に行きたくても 行けない子は、雑誌などで紹介されている各パビリオンに、見たことも聞いた こともない世界の国々を想像し、驚いていました。遊びといえば、まだテレビ ゲームも登場していない時代、外で秘密基地を作ったり、21世紀という子供に とってはまだまだ遠い未来を想像したりしていた時代だったのです。 ◆21世紀が目の前に迫っている1999年に、この作品は連載が始まりました。世 紀末という言葉は、子供たちにとって、いい知れぬ恐怖と期待を感じていたで しょう。ノストラダムスの大予言は、子供たちの好奇心を大いに煽りました。 まだ20世紀の昭和の時代の子供たちが、不安と期待を感じていた21世紀を迎え る世紀末が、いよいよ現実に迫っていた時代に、その子供たちが成人となり、 それぞれの平凡な生活を送っていた時に、1970年代の記憶とともに事件が起こ っていきます。 ◆この作品は、超近未来SFという形になると思いますが、世紀末もすでに過 ぎ去り、21世紀にもどっぷりつかっている現代では、別の世界でのもう一つの 世紀末のサスペンス・ストーリーという感じになるかと思います。この時代を 生きた人も、この時代を知らない人も、1970年代の子供たちは、こんなんだっ たんだと感じながら、楽しめる作品だと思います。 ◆ストーリー展開と、それぞれのキャラの個性は、さすが浦沢直樹氏と唸らせ る作品になっていると思います。次の展開が全く予想がつかず、ともかく読み 始めたら止まらない、20世紀最後を飾るにふさわしい作品だと思います。そし ていよいよ今週末に映画が公開されます。各キャラともまるで最初から決まっ ていたようなはまり役で、たいへん楽しみです。(まんじん) *********************************** 今号はここまでです。いつもご愛読いただきありがとうございます。 では、また次回の配信をお楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「20世紀少年」関連商品ご紹介コーナーはコチラからどうぞ■ http://www.gw-d.com/manga/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★内容に対する感想、ご意見、質問などは E-mail :info@gw-d.com ★配信の中止や再開、バックナンバーの閲覧などは、 http://www.mag2.com/m/0000120074.htm まで。 ※当方は、当メールマガジンで取り上げている作品、作者、出版社等とは一切 関係ありません。また、本文はあくまで管理人の主観的な感想です。 *********************************** 発 行:浪漫人(ロジン&まんじん) Copyright(C) 2003-2008 ROMANJIN All right reserved. 漫画本エッセイに掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 ***********************************


