2008/04/28
【第206号】漫画本エッセイ「ひとりぼっちのリン」
*********************************** ◆◆◆漫画本エッセイ◆◆◆ 第206号 2008.4.28発行 *********************************** 「ひとりぼっちのリン」 講談社漫画文庫 全2巻 原作:阿月田伸也 作画:池上遼一 出版社:講談社 初出時期:1972年(週間少年マガジン) 分野:少年漫画 ジャンル:競輪 内容:過酷なスポーツ自転車競技に命をかける轟リンの熱血スポーツ作品。 ◆タイトルのように、親を失い、天涯孤独となってしまった轟リンが、自転車 という全身の筋肉と運動神経をフルに使う、過酷なスポーツへの道を歩んでい きます。非常に古い作品ですが、今読んでも自転車競技という非常に過酷なス ポーツが、大変よく伝わってきます。この時代は、『巨人の星』や『ドカベン』、 『タイガーマスク』など、様々なスポ根マンガが人気を高めていましたが、自 転車競技という、少々地味な分野ということもあったのか大ヒットとはならな かったようで、早い期間で終了してしまいました。しかし池上遼一氏の迫力あ る作画は、自転車競技の凄さを、大変面白く伝えてくれています。短めの作品 ですが、自転車の魅力、迫力が十分伝わってきます。 ◆「人間の力だけで走る自転車がオートバイに勝てる」マンガの中の話ですが、 そこにはスリップストリームという秘密があり、当時は非常に興奮したもので す。現実にも人力駆動の乗り物による自力最高速度記録というものがあります。 平地での単独走行の記録は、2002年にカウリングをつけたストリームライナー でカナダ人が達成した130.36km/hだそうです。さらに、2007年には下り勾配で 記録した210km/hというのもあります。1995年には、前方に風よけ板を付けた 車を走らせて、なんと268km/hを記録したそうです。後の二つの記録は自転車 単独での純粋な能力を示す記録ではありませんが、自転車という乗り物が、こ こまでの速度を出せるとは、信じられない凄さです。 ◆原作の阿月田伸也という名前は、『美味しんぼ』の原作者である雁屋哲氏の デビュー時のペンネームで、この作品がデビュー作となりました。(まんじん) *********************************** 今号はここまでです。いつもご愛読いただきありがとうございます。 では、また次回の配信をお楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「ひとりぼっちのリン」関連商品ご紹介コーナーはコチラからどうぞ■ http://www.gw-d.com/manga/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★内容に対する感想、ご意見、質問などは E-mail :info@gw-d.com ★配信の中止や再開、バックナンバーの閲覧などは、 http://www.mag2.com/m/0000120074.htm まで。 ※当方は、当メールマガジンで取り上げている作品、作者、出版社等とは一切 関係ありません。また、本文はあくまで管理人の主観的な感想です。 *********************************** 発 行:浪漫人(ロジン&まんじん) Copyright(C) 2003-2008 ROMANJIN All right reserved. 漫画本エッセイに掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 ***********************************



