2007/11/26
【第201号】漫画本エッセイ「あずみ」
*********************************** ◆◆◆漫画本エッセイ◆◆◆ 第201号 2007.11.26発行 *********************************** 「あずみ」 ビッグコミックス 連載中 現在全42巻 作者:小山ゆう 出版社:小学館 初出時期:1994年(ビックコミックスペリオール) 分野:青年マンガ ジャンル:江戸時代初期 内容:戦国の時代が終わろうとしている時、あずみは非情な運命の元に闘いの 日々が始まる。 ◆江戸時代初期を舞台にした時代劇作品ですが、「あずみ」と言う名の美少女 がこの物語の主人公という、ちょっと風変わりな設定になっています。美少女 が主人公なのですが、その内容は非常にリアリティに満ち、ハードなものにな っています。刀での闘いのシーンはリアリティがあり、少々残酷にも感じる描 写となっていますが、この時代背景の再現には、ある意味必要不可欠なものな のかもしれません。しかし作者の小山ゆう氏の作画は、それほどの残酷さを感 じさせないものなので、残酷なシーンの苦手な人でも楽しめる作品ではないか と思います。もしこの内容をリアルな描写で描いたら、ちょっときついものに なってしまいそうな気がします。 ◆物語は戦国末期から始まります。戦国時代は様々な分野で作品化されていて、 織田信長や武田信玄など、名だたる武将がヒーロー扱いされていますが、本当 は日々戦乱が続く悲惨で残酷な時代だったのでしょう。そんなリアルな時代背 景が、この作品からは感じられることができます。この作品の第1巻から、そ の厳しい現実と悲運がいきなりやってきますが、漫画と言う表現方法がうまく 和らげて伝えてくれていると感じ、読んでいて助かった部分もあります。単な る「あずみ」という時代劇ヒロインではないものを、この作品から感じること ができる思います。 ◆戦国の世の終わりと言う過渡期の時代に、必要とされなくなってきた戦いに 生きてきた武士と言う立場や、戦の無い太平の世を作り上げるために必要な人 間など、その立場立場によって、様々な戦いが「あずみ」の周りで起こってい きます。そういった単純に善と悪でくくれない対立の中での人間関係は、とて も興味深く面白いと思います。 ◆2003年に、上戸彩が「あずみ」役を演じて東宝系で映画化されました。2005 年には、黒木メイサが「あずみ」役で舞台化もされています。他にもゲームや、 パチンコにも使われています。10年以上も前からいまだに連載が続いている 長期連載の作品です。(まんじん) *********************************** 今号はここまでです。いつもご愛読いただきありがとうございます。 では、また次回の配信をお楽しみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「あずみ」関連商品ご紹介コーナーはコチラからどうぞ■ http://www.gw-d.com/manga/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★内容に対する感想、ご意見、質問などは E-mail :manga@gw-d.com ★配信の中止や再開、バックナンバーの閲覧などは、 http://www.mag2.com/m/0000120074.htm まで。 ※当方は、当メールマガジンで取り上げている作品、作者、出版社等とは一切 関係ありません。また、本文はあくまで管理人の主観的な感想です。 *********************************** 発 行:浪漫人(ロジン&まんじん) Copyright(C) 2003-2007 ROMANJIN All right reserved. 漫画本エッセイに掲載された内容を許可無く転載することを禁じます。 ***********************************



