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人材育成は組織にとって命です。その命を育むためのヒントをこの場で、あらゆる角度から提案していきます。人間としての生き方を問う基本から、時事的で身近な問題まで、人材育成に関する全情報を取り上げます。

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2008/05/15

人材育成の110番-人材を人財に変身!

人材育成の110番 ― 人材を人財に変身!

株式会社 総合経営センター流人材育成の考え方

第98回「教授という仕事」

●前号でお知らせしましたように、この4月から中京大学経営学部で教鞭をとって
います。
4月7日から授業が始まりました。春学期は大学院(ビジネス・イノベーション研
究科)の講義がないので学部だけの授業で大変助かっています。が、それでも始まっ
てすぐ風邪をひきました。新しい環境に慣れないのと気苦労がたたったようです。
風邪はゴールデンウィーク過ぎまで続きました。

●一番途惑ったのは、研究室を頂戴したのは有難いことですが、ここで使う冷蔵庫、
湯呑み類、掃除機などの住むのに必要な備品、小物類や文具・事務用品、パソコン、
プリンター、スキャナーなど仕事上必要な物、一切合切をすべて自分一人で切り盛
りせねばならないことでした。

●図書や事務用品、学会に関する費用は個人研究費で出ますが、その手続きの仕方
や判断基準は一つひとつ学事課に尋ねなければ最初は処理ができませんでした。

●講義に関する履修者名簿のことや、教室の準備、備え付けのプロジェクター等の
使い方などは、すべて教務課へ訊きに行かなくてはなりませんでした。開講以来、
生協も含め必要な部署へ二度も、三度も汗をかきながら走り回っているうちに悪寒
に襲われ風邪。それが一ヵ月以上も続きました。

●しみじみ感じたのは組織の有難さです。文房具1つの使い走りから、コピー1枚
の雑用まで何から何まで一人ということは本当に気疲れするものです。

●1ヵ月たってようやく慣れました。学部のホームページの教員紹介欄も、1ヵ月
かかってようやく整備されました。まだ慣れないのが、170名余の履修者を相手に
階段教室で行う「経営管理論」です。この教室は経営学部のほかに、経済学部、総
合政策学部の人たちが入り、学年は1年から4年までの人たちが選択して来ます。
履修者のレベルが合わない上に一体感がないのです。

●まとまりのない人たちを相手に講義をするのはしんどいものですが、ゴーリキで
はないですが「仕事が楽しみならば人生は天国だ。仕事が義務ならば人生は地獄だ」。
仕事は楽しんでやる余裕を持たねばなりません。

●得手ではないパワーポイントも授業の後半では使い、前半の方は大きく板書して
変化を持たせるようにしていますが、こちらが十分こなれていないのです。1ヵ月
たちましたから要領だけは飲み込みつつあります。しかし、授業を楽しむというゆ
とりはまだ出てきません。

●試行錯誤の中から自分なりの対処法が出てくるものと前向きに考えていますが…。
後を向いてため息をつくのはたやすいですが、そこから生まれる成果は何もありま
せんので。

●連休までは、ほぼ土曜日ごとに家族の者を手伝わせ、自宅事務所の本を研究室へ
運びました。移した本は800冊超。研究室を引き払う時はすべてを処分することに
なります。古くからある本を中心に移しました。

●壁面の窓とドア以外の全面が本棚の研究室は、当初は殺風景でしたが、半分近く
が移動した本で埋まると何となく恰好がつきました。やっと研究室らしくなりまし
た。これからは個人研究費で購入する新刊本が、少しずつ体裁を整えていくものと
思います。

●このメルマガは、月曜日2限の専門ゼミナールが終わった午後から書き始めまし
た。研究棟は、休みの時間になると先生方の往来や研究室を訪れる学生で物音がし
ますが、授業が始まると森閑とします。

●八事山の一角に位置するキャンパスの奥は、原生林の新緑が騒音と空気の汚れを
包み、それを眺める者たちの目をいやしてくれます。これほど静かで穏やかな気分
になれるとは、ついこの前まで露ほどにも思いませんでした。

●研究室は、まぎれもなく一つの別天地、城といった方がいいかも知れません。ま
ず部外者が闖入してくることはありません。たまに親しい教授が顔を出す程度です。

●僅かな期間でここを引き渡すことは切ない気持になります。多少の費用負担をし
ても定年後も使わせて貰うことができるならば、何たる幸せかと今は思っておりま
す。それほど静かで気持ちのいい環境です。

●多分このような所にいれば頭も冴えてくるはずでしょうから、2年間の間に、多
くの人に読まれるような本を書かねばと決意しているこの頃です。学者とは違う実
務家の発想で、日本文化と日本経営の一つの真理を描写したいと思います。

●理論的に理屈を並べるのではなく日本人の心を歴史的にさぐりたいのです。だか
ら論述などではなく、描き出すという考え方です。学説や理屈など、私には縁遠い
ものです。「理」より「情」です。

●「理」で引きつけた人は「理」によって裏切ります。理に敏いからです。「情」
で引きつけた人は「情」によって報いてくるもの。それが日本的経営を考える一つ
の原点だと思うのです。これから暇を見てメモ書きからスタートします。

●メルマガが思うように発行できません。見出しのところを見たら隔週発行となっ
ていますが、これはムリですね。義務になってはいけませんから、好きな時に好き
なように書かせていただきます。
   どうか悪しからずご了承下さい。

     
        ◇−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−◇
            株式会社総合経営センター
             代表取締役社長 加藤 靖慶 
              (中 小 企 業 診 断 士)
        ★ ご意見・ご感想をお待ちしております。
          E-mail:katoh@skc-katoh.jp
           URL:http://www.skc-katoh.jp/
         経営革新サポーター&経営パートナー
        ◇−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−◇

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