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2007/04/01

『ビジネス・キャリア・メールマガジン-情報・事務管理-』

企業が認めるビジネス・キャリア。
あなたの大切なスキルが客観的に評価されます。 Today is... 2007.04.01
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       『ビジネス・キャリア・メールマガジン』Vol.59

         + Business Career Mail Magazine +

               ― 情報・事務管理分野 ―

            http://www.bc.javada.or.jp
            
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 ビジネス・キャリア・メールマガジンにつきましては,日頃ご愛読いただき
厚く御礼申し上げます。さて、これまで配信してまいりましたビジネス・キャ
リア・マガジンにつきましては、本年度からのビジネス・キャリア制度の全面
的な改訂に伴い、このたび廃刊させていただくことになりました。ご愛読いた
だいている中、大変申し訳ございませんがご了承のほどよろしくお願い申し上
げます。

 なお、今後ビジネス・キャリア検定の情報につきましては、キャリア形成、
人材育成、職業能力開発等に関します情報を定期的に無料で配信しています
『キャリア形成推進マガジン』にて配信いたしますので、ご利用くださいます
ようご案内申し上げます。

 ※『キャリア形成推進マガジン』の配信をご希望される場合は、登録が必要
 となります。
  登録はこちらから
 → https://www.agora.javada.or.jp/magazine/

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―≪第59弾≫――――――――――――――――――――――――――――

 中分類「1.1 情報技術の理解」 4 ネットワーク
(6)ネットワークでのセキュリティ技術
                     ITコーディネータ 木暮 仁
 
                                         
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 今回は,インターネットでのセキュリティ対策をテーマにします。セキュリ
ティに関しては別分野になりますが,ここではネットワーク技術の視点で考察
します。

●ファイアウォール
 ファイアウォールは,インターネットと社内LANの間に設けた関所のよう
なものです。最近では,社員がオフィス以外からインターネットを利用して,
社内のLANへ報告をしたり,社内LANにある資料を取り出して客先のプレ
ゼンに使うような利用が増加しています。しかし,インターネットから社内L
ANにアクセスできるようにすると,悪意のある第三者が不正アクセスをする
脅威が生じます。

 アクセスする権限を持つ者が,利用を許された機能を用いるときだけ通過さ
せ,それ以外のアクセスを遮断する機能が必要になります。それがファイアウ
ォールで,インターネットから社内ネットワークを保護する最も基本的なしく
みです。

 ファイアウォールが通過・遮断をする判断基準は,基本的にはアクセス者を
判断するユーザIDとパスワード,利用内容を判断するTCPヘッダでのポー
ト番号です。実際には多様な条件を細かく設定するのですが,その設定が不適
切なこともあります。また,ハードウェアやソフトウェアでの不備もあります。
そのような抜け穴をセキュリティホールといいます。

 不正アクセス者は,そのセキュリティホールをついて侵入してきますので,
ネットワーク管理者は各団体から提供される情報により,セキュリティホール
を塞ぐ努力をしています。

●ファイアウォールの種類
 ファイアウォールは,大きくパケットフィルタリング型とアプリケーション
ゲートウェイ型に区分されます。
・パケットフィルタリング型:パケットのヘッダ部分(IPアドレスとTCP
  ポート)を調べて,アクセスの許可/不許可を決定します。本文そのもの
  を調べるのではないので,高速に処理できます。
・アプリケーションゲートウェイ型:プロキシ型ともいいます。ヘッダ部分だ
  けでなく,パケットのデータの中身まで調べるので,パケットフィルタリ
  ング型より細かい設定が可能になります。
  なお,プロキシ(proxy)とは代理という意味で,クライアントからの要
  求を代理してサーバに転送したり,サーバからの応答をクライアントに返
  す機能を持ちます。
 実際には,パケットフィルタリング型をベースにして,それで不十分な場合
にアプリケーションゲートウェイ型で補うようにしています。


●セキュリティ監視システム
 ファイアウォールをすり抜けて内部ネットワークに侵入してきた不正アクセ
スが大きな被害になるのを防ぐためには,早期に発見することが必要です。そ
のシステムをセキュリティ監視システムといいます。主なものに,侵入検知シ
ステムとトラフィック監視システムがあります。

●侵入検知システム
 IDS(Intrusion Detection System:侵入検知システム)は,システムや
ネットワークの資源および活動を自動的に監視して,不正アクセスを検出し,
異常があればセキュリティ監視者に報告するシステムです。
(ホストベース型)
・ファイル監視型:対象となるホスト(サーバなど)にツールをインストール
  しておき,そのホストのファイルへの変更,ファイルサイズやアクセスフ
  ラグ,書き込み時刻などの変更を自動で監視し,変更点を検出します。W
  ebページの改ざん検出などに用いられます。
・パケット監視型:特定のホスト専用のファイアウォールのようなもので,ホ
  ストへのパケットを常時監視することにより,疑わしいパケットを受信す
  ると管理者に通知します。
(ネットワークベース型)
・シグネチャ分析型:ネットワーク上のパケットを監視して,パケットに含ま
  れる攻撃シグネチャ(侵入であることを示す指標)を発見し通知します。
・利用者プロファイル型:ネットワーク利用者の利用権限を決めておき,それ
  以外の利用が行われたときに警告します。

●トラフィック監視システム
 ネットワークのトラフィック量が増大すると,急激にレスポンスが悪化する
ことがあります。これはサービス低下に直結しますし,DoS攻撃の前兆かも
しれません。それで,常時トラフィック(ネットワークを流れるデータの量)
の状況を監視している必要があります。

 ネットワーク管理のプロトコルをSNMP(Simple Network Management 
Protocol)といい,それにより管理されているルータ等をSNMPエージェント
といいます。SNMPエージェントを自動検索してトラフィック量を収集しま
す。

 MRTG(The Multi Router Traffic Grapher)のようなトラフィック監視
ツールにより,正常な許容範囲を設定しておき,トラフィック量がそれを超え
たら管理者に通知するツールもあります。

●ネットワーク層でのセキュリティ
 通信の経路そのもののセキュリティ技術にもいろいろあります。
・IPsec(Security Architecture for the IP):IPパケットを暗号化し
  て送信するプロトコルです。
  その方法にはトランスポートモードとトンネルモードがあります。トラン
  スポートモードはTCPヘッダや本文だけを暗号化して,その前にIPsec
  のヘッダを付加し,それ全体をデータとして,IPヘッダを付加します。
  それに対して,トンネルモードは元のパケット全体を暗号化して外部から
  見えないようにします。
・IP−VPN(IP Virtual Private Network):インターネット網を利用し
  ながら,LANや専用回線網のような,安全な私設回線網を構築するもの
  です。
  一般のインターネットを通りながら,暗号化および認証機能を持ち,VP
  Nルータという特定に設定したルータでなければ解読できないようになっ
  ています。なお,そのような仕組みをトンネリングといいます。
・RASとRADIUS:RAS(Remote Authentication Server)とは,
  外部から社内ネットワークにダイヤルアップ接続するときのアクセスサー
  バで,RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)は
  そのプロトコルです。ユーザの認証をしたりクライアントにIPアドレス
  を与えたりする仕組みで,不正利用を防止することができます。
   
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【編集後記】
 この度は急な廃刊のお知らせとなり、大変申し訳ありませんでした。
 趣は少し異なりますが、『キャリア形成推進マガジン』につきましても
ためになるメルマガですので、今後はこちらをよろしくお願いします。
 今までご購読ありがとうございました。
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