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2006/07/01

『ビジネス・キャリア・メールマガジンー情報・事務管理分野ー』

企業が認めるビジネス・キャリア。
あなたの大切なスキルが客観的に評価されます。 Today is... 2006.07.01
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      『ビジネス・キャリア・メールマガジン』Vol.50

         + Business Career Mail Magazine +

               ―情報・事務管理分野 ―

           http://www.bc.javada.or.jp

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 夏休みの話題も出てきて、本格的な夏がすぐそこまで来ているのが実感で
きます。
 ところで、最近の都会の夏の暑さはたまらないですネ。夜間になっても気
温は昼と変わらない状態が何日も続くと寝不足が普通になってしまい、体調
が良いのか悪いのかの区別が本人もわからない、、、。今年もクーラーに活
躍して頂かなくては仕方ないようです。

 今月の19日からビジネス・キャリア試験の受験申請の受付を始めます。
まだ、申請書をお持ちでない方は至急手配して下さい。ホームページからも
請求が出来ます。暑さに負けないように健康に気をつけながら受験勉強に励
んで下さい。 

 このメルマガでは、皆さんに情報・事務管理に関する役立つ情報を提供し
ていきます♪
 これを読んで、ぜひビジネス・キャリア制度を活用してみてくださいね♪

           キャリアアップに最適です! 


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―≪第50弾≫――――――――――――――――――――――――――――

   ITの価値を考えてみましょう 

              摂南大学経営情報学部 助教授 久保 貞也                    

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 1.ITにお金を使うのは、もうおやめなさい
 これは、ニコラス・G・カーが著した本のタイトルです。ITの利用が当た
り前になった現在、私たちの生活でも、企業活動の中でもITなしでは成り立
たなくなっています。ITの活用が企業の競争力を高める鍵であると言われて
いますが、本当にそうなのでしょうか。必ずしもITを使っていることが競争
力の向上につながっていないとカーは論じています。

 その理由は、ITが必需品と化しているからです。電気や鉄道は登場した当
時、それを有するかどうかで大きな差を生み出しました。しかし、それが当
たり前になると、止まったときには問題になりますが、普段の営みの中では
優位性を示さない必需品でしかないのです。

 みなさんの実感としてはいかがですか?携帯電話やノートパソコンなどを
所有していることが優位性の獲得につながっているでしょうか。

 カーの著書は、ITの重要性を見直し、経営において利益をもたらす技術と
は何なのかを考えさせてくれます。

2. 重要ではないものはアウトソーシングすればいい?
 情報社会と呼ばれる現代は、作業の効率や精度の高い情報の素早い獲得が
重要と考えられています。効率的な活動は、生産の面でも企業活動全体でも
大切な要素となっています。

 こうした状況下で、業務や人員のアウトソーシングが企業活動を支えるよ
うになりました。様々な業種、職種でのアウトソーシングが広まっており、
情報システムに関わる部門でも積極的に進められています。

 カーが主張するように、IT自体の重要性が低下しているのであれば、IT
に関わる部分は外部に任せるべきでしょうか。ERPのようなパッケージの導
入を基本としていけばいいのでしょうか。

 これらの点については、まだまだ議論の余地はあります。ITを体で例える
なら神経系であり外部の刺激を受け取る、また外部へ何かを伝える部分であ
り、こうした部分の強さは組織の活動の根本を支えるものと考えられます。

3. システムの運用管理について考える
 情報システムの運用管理は多くの企業で外部人材の登用がなされています。
日々の確実なシステム運用とデータの安全確保など計画に基づいた役割が求
められています。定型的な業務と考えられるため、組織活動のコアの部分と
してはあまり認識されていません。

 しかし、現場レベルではエンドユーザによる軽微なトラブルから、ウィル
ス対策、セキュリティ対策、最新技術動向や法制度に対応した運営方法の改
善など、日々の繰り返しを期待しにくい状況にあるようです。このことは同
時に、その組織の血液の流れのように生の情報がシステムの運用管理の現場
にあふれていることを意味します。

 このような情報の宝庫において、トラブル報告や対処策のナレッジマネジ
メントはどのように進められているでしょうか。己を知る大切さは兵法にも
示されています。

 システムの運用管理自体は組織の競争力を生み出さないかもしれません。
しかし、運用管理の現場を流れる情報を組織の活動とリンクさせて捉えてい
く視点があれば、情報システムと組織の活動をつなぐことによる柔軟性の獲
得につながるでしょう。

4. 見えない資産の重要性
 冒頭に挙げたカーの著書と同じくITの重要性について取り上げているも
のに、エリック・ブリニョルフソンの「インタンジブル・アセット?「IT投
資の生産性」相関の原理?」があります。この本では、IT投資の有効性が肯
定される背景として、目に見えるコンピュータ投資「1」に対して、業務プ
ロセスの工夫や組織体制、人の育成など目に見えない資産(インタンジブル・
アセット)が「9」の割合で必要となると述べています。

 ITそれ自体が競争で優位に立つための武器になるのではなく、それを使い
こなす腕力、技術、そして、心までも含んで組織を鍛えていく必要がありま
す。こう考えますと、システムの運用管理という役割の中で、いかに知識を
見つけ出していくかは外部に任せっぱなしにしていいものではないと言える
でしょう。

 ITは単体では力を発揮できません。だからこそ、経営、技術の双方を理解
し、駆使できる人材が求められています。ITに関わるビジネスキャリアをお
考えの方は、先端の技術だけでなく普段の活動の中からも経営者の視点で組
織の動きを見つめる習慣をつけて頂きたいと思います。

【今回紹介した文献】
ニコラス・G・カー「ITにお金を使うのは、もうやめなさい」ランダムハウ
ス講談社、2005
エリック・ブリニョルフソン「インタンジブル・アセット「IT投資と生産性」
相関の原理」ダイヤモンド社、2004

  
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                                 │そ│ん│な│試│験│で│す│。│

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【執筆後記】
 夏の訪れとともに、花火の時期にもなってきました。普通、花火は下から
見上げるのが一般的ですが、一度だけ上空を飛ぶ飛行機から見下ろした経験
があります。不思議なものを見ているような変な感覚だったことを思い出し
ました。皆さんも何か珍しい体験をしたことがありませんか。
                       
                        JAVADAの(ё_ё)
                
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