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2006/03/01

『ビジネス・キャリア・メールマガジンー情報・事務管理分野ー』

企業が認めるビジネス・キャリア。
あなたの大切なスキルが客観的に評価されます。 Today is... 2006.03.01
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      『ビジネス・キャリア・メールマガジン』Vol.47

         + Business Career Mail Magazine +

               ―情報・事務管理分野 ―

           http://www.bc.javada.or.jp

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 いよいよ3月です。年度末ですね。

 年度末というのは働いている人たちにとっては何かと落ち着かない時期で
す。その年度1年間の総仕上げと、新年度への新たな取り組みの検討などで
それこそ、「猫の手も借りたい」と悲鳴をあげている人も多いのではないで
しょうか。
 
 この様な多忙の時期こそ余裕を持って仕事に取り組んでいきたいものです。
一度立ち止まって後ろをゆっくり振り返ることも必要です。見えなかったも
のが見えてくるかも知れませんよ。
 
 今月の4日、5日はビジネス・キャリア試験の実施日です。当日はそれこ
そ余裕を持って試験にのぞんで下さい。そして自分の進路がはっきり見えて
くるような良い結果が出るよう頑張って下さい。

 このメルマガでは、皆さんに情報・事務管理に関する役立つ情報を提供し
ていきます♪
 これを読んで、ぜひビジネス・キャリア制度を活用してみてくださいね♪

           キャリアアップに最適です!
 

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―≪第47弾≫――――――――――――――――――――――――――――

 全社的情報化立案(6)

            COBIT 
                    木暮 仁(ITコーディネータ)

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1 COBITとは
 経営戦略に合致したIT活用をするための組織能力をITガバナンスとい
います。COBIT(Control Objectives for Information and related 
Technology)とは,経営者が自社のITガバナンス状況を評価し向上させる
ためのフレームワークです。情報システムコントロール協会(ISACA)
により作成され,広く普及してきました。ここではCOBIT第3版(20
00年)を例に説明します。

2 COBITキューブの3視点
 COBITでは,ITガバナンスの状況を「IT資源」「情報要請基準」
「プロセス」という3つの視点から評価します。それを「COBITキュー
ブ」といっています。
 IT資源として,人,アプリケーション,テクノロジ,設備,データの5
つをあげています。カネが明記されていないのは,これらのすべてのIT資
源にカネの要素が含まれているからです。
 情報要請基準とは,経営戦略を実現するためにITが持つべき要件であり,
有効性,効率性,機密性,万全性,可用性,準拠性,信頼性の6つをあげて
います。万全性とはインテグリティ,準拠性とはコンプライアンスのことで
す。
 プロセスとは,IT戦略立案から導入・運用までの一連の局面のことです。
計画と組織(PO),調達と導入(AI),サービス提供とサポート(DS)
,モニタリング(M)の4つのカテゴリに区分し,POでは,IT戦略計画
の策定,IT投資の管理,マネジメントの意図と指針の周知,プロジェクト
管理などのプロセスがあります。全体で34のプロセスがあります。

3 COBITの形式
 各プロセスでは,次の事項が定められています。それを「IT投資の管理
(PO5)」を例にして説明します。

○情報要請基準
 このプロセスで定義したコントロール目標が関連する情報基準に直接な影
響を与える要件(主要件)と,あまり影響を与えないか間接的である要件
(準要件)があります。PO5では,有効性と効率性が主要件,信頼性が準
要件になります。

○IT資源
 このプロセスで関係するIT資源です。PO5ではデータを除く4つが対
象になります。

○CSF(主要成功要因)
 このプロセスの目標達成に不可欠な行動指針です。PO5では「すべての
IT関連コストが識別され,分類されていること」「IT予算や投資の金額
は,IT戦略計画や年次計画との整合性が取られていること」「期待した効
果を達成し,検証することが,明確にマネジメントの説明責任として位置づ
けられていること」など12項目があげられています。

○KGI(重要目標達成指標)
 このプロセスにより達成されたかどうかを事後的に経営者に示す評価尺度
です。PO5では「期待した効果に見合った,もしくはそれを上回ったIT
投資の割合」「総収益に占める実際のIT費用の割合,また目標値との比較」
など5つをあげています。

○KPI(重要成果達成指標)
 ITプロセスが,目標達成に向けてどの程度良好に機能しているかを示す
尺度です。KGIが「何を達成するか」を対象にしているのに対して,KP
Iは「いかに達成するか」に重点をおいています。PO5では「IT投資と
予算に関する標準モデルが使われているプロジェクトの割合」「予算からの
乖離が生じてから報告がなされるまでのタイムラグ」など8つをあげていま
す。

○成熟度モデル
 レベル0(不在)からレベル5(最適化されている)の6段階に区分して
いますが,各プロセスについて,それぞれ特有の内容を具体的に示していま
す。PO5のレベル2では「IT投資を選択し予算化することの必要性につ
いて暗黙の理解がある。また,社内で周知されている。しかし,これに従う
かどうかは,個人の自発性に委ねられている。IT予算の構成要素を策定す
るための共通のテクニックが現れてきている。予算決定は,受動的ではある
が,戦略的に行われている。投資を決定する際に,技術動向に基づく予測や,
生産性やシステムのライフサイクルへの影響についての検討が行われるよう
になってきている」とされています。
 各プロセスについて,成熟度モデルにより自社の現状,業界内でのベスト
プラクティス,国際標準,あるべき状態をスコアリングすることにより,ど
のプロセスを重点的に改善するべきかが明確になります。また,成熟度が低
い現状から一挙にレベル5を実現することは困難で,PDCAにより段階的
に改善することが必要ですが,それにも成熟度モデルが参考になります。

●参考文献
・ITガバナンス協会『COBIT(第3版)マネジメントガイドライン』
 2003年,アイテック
 
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【執筆後記】
 年明けすぐからマンションの強度偽装問題、IT業界の話題になっていた社
長の逮捕、そして官主導による談合の発覚と立て続けに人間の良識を問われる
ような事件が新聞をにぎわしています。儲かればよい、バレなければよいとい
うような風潮が広がっていくのが心配です。
                       JAVADAの(ё_ё)

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