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年商22億の会社社長から経営コンサルタントに転身。わかりやすい言葉と実践で学んできた経営戦略から組織論まで。社長のために少しずつ配信していきます。

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2006/03/05

クールビューティー

『元気の源』

日月と光を争う  史記

日や月の光と争うほど高潔な人物のこと。

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きっと二宮清純や藤島大がリアリティのあるレポートをしてくれるのだろうな
なと思いつつ、にわかフィギュアファンの私はやはり釘付けでした。
荒川静香は日月と光を争う人といっても良い。

 ショートプログラム後のインタビューで荒川は「冷静に、けれど攻めの姿勢を忘
れず楽しみたい」といった。
 安藤美姫は「失敗するかもしれない、うまくいくかもしれない。わからないけ
れど4回転に挑戦したい」といった。

 ミスったら負けという土壇場での言葉は対照的であった。自分のスタイル、自分
の理念が本当に自分のものになっていることを感じさせた荒川。高揚する自分を冷静
に保とうとする精神力の強さを感じた。
 安藤は、本当は自分で飛べなかったのではないか。飛ばされたから、飛べなかった
ように感じた。でも、チャレンジできてよかったという、やせ我慢の言葉。これで
また期待ができる。悔しさは次につながる。

 やはり理念は大切だ。言葉は大切だと再確認した。

 こういうニュースが入ってきた。
「高野連が明徳義塾に処分の通知」
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/sports/20060301/20060301a5170.html
 夏の辛苦を乗り切ったチームは強くなってくれると信じる。健闘を祈ります。

時を同じくして、何という体たらく。
「苫高甲子園Vメンバー卒業式夜に飲酒補導」
http://news.goo.ne.jp/news/nikkan/sports/20060303/p-bb-tp5-060303-0002.html?C=S
 結局、苫高のこどもたちは何も学んでいなかったということだろう。
昨年12/20にこのことを取り上げた。(あとがき欄に貼り付け)
 やはり染み付いた体質は、簡単に変わらないというように思えてしかたない。
こういうのを破廉恥というのだ。今ならまだ遅くはない。間違いは正さないといけない。
 強きものは、どういう存在なのかがわからないはずはないのだが。

 誉められたいという欲求と自制する力。この究極がクールビューティーかもしれない。
これもこれから私たちが求める方向の一つなのだろうと感じることができた。

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発行者 みわとしお

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2006/3/5 407
あとがき

件名:では過ちに気づいたらどうするか。
『元気の源』
過ちてはすなわち改むるにはばかるなかれ。 論語
過ちがあればすぐ改めなければならない。
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誤りを正さないから間違いの連鎖は終わらない。

「報告が遅かった。地方大会前にきちんと報告していれば当該選手を除いて出場
可能だった。」
これは今年8月4日、甲子園大会開催2日前に出場辞退した高知県代表明徳義塾高
校について話した 高野連 参事の言葉です。

 明徳義塾は私学の名門校です。スポーツも有名で、ゴルフ界の新星 横峯さくら
や横綱 朝昇龍もOBです。今年出場できれば8年連続の甲子園出場で、春12回、
夏11回出場という高校野球で輝かしい実績を持った高校なのです。

 辞退の理由は、野球部員の喫煙と下級生への暴力行為が発覚したからということ
でした。
 全国紙で報じられた同校内での6月の刺傷事件もこの辞退の決定に影響している
のでしょう。

 大変厳しい処置であり、生徒も落胆したことだと思います。
けれどこれは正しい処置のされかただと感じます。このつらく厳しい体験は、この
生徒たちに本当に大切なことは何なのかを教えてくれたはずです。
 正しいことは正しい、誤りは誤りと素直に認めることの大切さを体験したはずです。

 対照的だったのは今年の優勝校です。
抜群の技術と戦略で、夏の甲子園大会2年連続制覇は57年振りという栄冠を駒大
苫小牧が手にします。

 昨年の優勝では北海道へ初の優勝旗を持ち帰ったことが報じられています。
長い冬があり屋外での実践練習が少ない北海道の高校が優勝するなど、確かにサッ
カーや他のスポーツ人気で以前より選手層は薄いのでしょうけれどそれはどこも同
じことであり、やはり快挙という言葉が似合っていたと感じます。

 そして2年連続優勝したあと、野球部長による部員への暴力問題が発覚します。
6月に部長が3年生部員を何回かたたいたということでした。
 同校ではこの問題発生について校長を始めとする関係者は知っていたが高野連へ
は報告をしなかった。

 8月23日の中日新聞によると高野連には約300件の電話が相次いだ。電話の6割
が 優勝を取り消すな という意見であり。4割は 明徳義塾と同じ処分をすべ
き という言う意見だったと報じられている。

 結局 優勝は有効。校長の8ヶ月減給、監督の1ヶ月減給、教頭のけん責、野
球部長の有期謹慎で解決したとされる。
 ちなみにこの連帯責任の取り方で誰が悪いのかわかりますか。
誰が悪いのかわからないような連帯責任を取ることで問題解決はなされるでしょ
うか。
 それでも確かに優勝旗返還は前代未聞であり、もちろんのこと試合には実力で
かった。

 寛大な処分は周囲の理解を得られやすいが、これでは根本で優勝校の生徒たち
は、大切なことを間違った理解として受け止めてしまうのではないか。
 間違ったことをしても、実力さえあればいいと、かみ合わない話で納得してし
まうことがないのか。

 暴力を愛のむちと正当化したところで、暴力を受けた当人がその痛みを他者へ向
けようとする内なる欲求は止められない。

 寛大にみえる処分でグレーな処理をすることの子供たちに対するインパクトは大
きい。
高野連のルールが暗黙ではないのだから、冒頭の参事の発言になる。
本当にそうなら処分すべきは野球部長だけだったはずだ。

 問題を隠さず報告するというルールが機能しているから開催2日前でも、明徳義
塾は辞退した。辞退を決めざるを得なかったのは、報告が遅れたのは先生が隠した
からだと考えられているからではないか。

 暴力を認めた学校は、辞退した。最後まで隠しとおした学校は優勝した。
これは間違っている。
 

 この間違いを放置しておくと、間違ったことを正しいと判断する人が増えること
になる。企業でもそうしたことはある。
 橋梁談合下で働く社員たちは、談合を必要悪として、会社のために、禁じられて
いること、法令違反をしたのではないか。
 その自己矛盾を容認してきたために、橋梁談合をした企業で人数の多い速度の速
いクビキリが行われている。


 結局高校野球が私学経営の手段として使われてずいぶんとたつが、学校は正しさ
を追求しなくてはいけない。にもかかわらず、この状況にあることを私たちは学ば
ないといけない。
 だからこそ私たち企業は、自分で自分の襟を正さないといけないと考えます。

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発行者 みわとしお
2005/12/20 400
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