2009/11/07
メールマガジン「ダメダメ家庭の目次録」
★ メールマガジン:ダメダメ家庭の目次録 ======================================================== ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ダ メ ダ メ 家 庭 の 目 次 録 ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ 法律上は別に問題がないが、結果的に子供の方が法律違反に陥る ダメダメ家庭の実態について、その具体的な会話や行動を リストアップいたします。 長崎や大阪や千葉など日本全国で「活躍」しているダメダメ家庭の OBやOGはどのような環境で育ったのか? 皆様にも、御理解いただけると思います。 ========================================================= ★ カテゴリー:ダメダメ土曜講座(トピックス 編) ★ 今回のお題:LOVEとNEEDの違い 以前にこのメールマガジンで「とらドラ!」というアニメ作品を取り上げました。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-04/09-04-17.html その文章において、英語における「LIKE」や「LOVE」と、「NEED」の間にあ る違いに注目する必要があることについて書いております。 そこでの文章と重複する面も多くありますが、ここで再度、「LOVE」と「NEED」 の違いについて取り上げてみます。 「LIKE」や「LOVE」という感情は、対象を肯定したものと言えます。 エーリッヒ・フロムが「自由からの逃走」の中で書いておりますように、「愛とは 相手を肯定している感情である。」と言えるわけ。 別の言い方をすると、その人自身のアイデンティティを、それなりに持った上で、 そしてその人自身の判断として、対象を肯定していることになります。 それに対し、NEEDは、「離れたくない」「止められない」という二重否定的な感 情であり、対象とする相手を肯定しているというよりも、自分自身を否定し、「自 分自身から逃避」している・・・そんな点が違っているわけ。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/third-cat/jikotouhi.html 自分自身で、自分自身の価値が見いだせないがゆえに、対象とする相手に、自分 の価値を依存してしまう。自分の価値を依存している対象なんだから、まさに 「NEED」になりますよ。 NEEDは、そのまま日本語とすると、「必要とする」になるわけですが、それは「離 れられない」「止められない」の二重否定であり、より心理的な用語を使いますと、 依存であり、中毒であり、耽溺となり、あるいは、「入れ込み」ということになる。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/mokuji/irekomiirekomare.htm それこそ、中毒となると、アルコール中毒が有名です。 単にアルコールが好きという肯定的な心情なら、夕食後にでも、人より多めの量 を、心ゆくまで飲めばいいだけ。 しかし、「離れられない」という二重否定となると、まさに真っ昼間から飲むこと になってしまう。本当にお酒が好きなのなら、ちゃんとしたシチュエーションで 味わいながら飲めばいいわけですが、「離れられない」という心理なので、飲むTPO を選んでいられないわけ。ヘタをすると、工業用のアルコールにまで手を出す始 末。 NEEDは、心理的には依存であり、つまり自分以外の他のものに依存しなければ ならないほど、自分自身のアイデンティティがカラッポということ。 それを自覚して、自分なりに充実させていけばいいわけですが、抑圧的な人間は、 手っ取り早くその空虚感を埋めようと他者に依存することになる。 中毒とか依存となると、それこそアルコール中毒のような代表的なものから、あ るいは、特定の趣味に入れ込む人もいらっしゃいますよね? 趣味だって、LOVEなのか?NEEDなのかによって、扱いが違ってくるわけです。 プラモデル作りに打ち込んでいても、それがLOVEのような肯定的なものなら、 別の対象・・・たとえば家族も愛することもできる。あとはバランスの問題だけ。 しかし、プラモデル作りをNEEDとしている依存状態だったら、両立は難しいわ け。だって別のものを手掛けても、それは、プラモデル作りへの障害となるわけ で、そうなると、「NEED」が持っている「離れられない」という心情に火が付い てしまう。 「こんなに多くの障害があるのに、オレは、プラモデルをやるんだ!」なんて心 理になって、ますます気合いが入ってしまう。 そんなNEED状態の人・・・つまり依存傾向のある人が、プラモデル作りから足 を洗って、生身の人間を好きになろうとしても、そのような依存傾向のまま、人 と接することになってしまう。まさに「オレにはオマエが必要だ!」と「ストー キング」してしまうわけ。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/05-09/05-09-05.htm ストーカーも、相手を肯定的に愛しているのではなく、離れることができないと いう二重否定状態。 いわば中毒であり、耽溺。逆に言うと、相手のことはどうでもいい。 NEEDというものは、対象と強く結びついているように外からは見えるわけです が、その実際は、自己否定であり、自己逃避。つまり、自分自身との距離の問題 になってくるわけです。 アルコール依存でも、あるいは、趣味への依存でも、あるいは宗教への依存でも、 一時的に対象から距離を取ることができても、自分自身との距離感の問題は何も 解決していないので、別の対象に依存するだけ。 そういえば、日本の芸能人の方で宗教に入れ込んだり、アルコール中毒になった り、男性に入れ込んだりという女性がいらっしゃいましたが、それって、まさに 対象の問題ではなく、自分自身との距離感の問題なんですね。自分自身から逃避 しているがゆえに、対象に耽溺し、後になって対象を攻撃することになってしま う。相手を攻撃するというのは、いわば対抗心に依存した状態。肯定にせよ、否 定にせよ、他者に依存しているわけ。 依存においては、ちょっとヘンテコな趣味なり、アルコールへの依存のようなケ ースだと、逆に言うと、周囲も当人もわかりやすい。もっとまっとうな、世間受 けしやすい依存のケースだと、そのひずみが、当人ではなく子供に集約したりす るわけ。 それこそワーカホリック(仕事中毒)は、周囲の人からは責められることはあま りないでしょ?しかし、単にその仕事を好きという肯定的な心理ではなく、自己 逃避の心理がある場合には、所詮は、依存症の一種。結局は、家族が犠牲になる だけ。 あるいは、家族に依存・・・特に自分の子供に依存するケースもポピュラーでし ょ? 「ウチの子は、いつまでもワタシがついていないとダメだわ!」 その言葉を、他人の間柄でやると、純然たるストーカー扱いですが、家族内でや ると、誰からも責められない。 しかし、一人の人間として精神的に自立していないが故に、その自分の価値を他 者に依存しているという心理は、アルコール中毒と変わるモノではないわけ。 むしろ、周囲から指弾されないがゆえに、そのまま突っ走ってしまう。 結局は、子供がダメになってしまうわけ。 まだプラモデル作りにでも耽溺しているくらいだったら、プラモデルがどうなろ うと、所詮はプラモデル。しかし、他人をストーキングしたり、自分の子供に付 きまとったりしたら、相手が人間だけにシャレにならない。 いつも書いていますが、ダメダメによくあるのは二重否定であって、肯定ではな い。 自分が対象に対して持つ気持が、LOVEなのか?あるいはNEEDなのか?それを ちゃんと見分けることが必要になるわけですが、自己逃避の人間が、自分は自己 逃避であると認識することは不可能。だからこそ、「これはLOVEなんだ!」と自 分で勝手に納得して、そのまま突っ走ってしまう。 そして、その手の二重否定的な人間が持っている発想の代表的なものが、「ふつう」 になりたいというもの。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/06-05/06-05-26.htm 「ふつう」という言葉は、実に説明しづらい言葉ですが、「特に変わったところが ない」という二重否定的な意味として捉えるのが一番適切でしょ? だから、抑圧的な二重否定人間は、「ふつう」の形に憧れ、求めることになる。ま さに「止められないほど」強迫的に、「ふつう」を求めてしまう。 別の言い方をすると「人と違ったところを、なくそうと」悪戦苦闘することにな る。 逆に言うと、その点につけ込まれやすい。 今回、この「LOVE」と「NEED」を取り上げたのは、昨今、話題になっている結 婚詐欺師の事件に関連してです。 「狙われた」のは、まさに「ふつう」を渇望している男性でしょ?被害者の中に は、プラモデル作りに打ち込んでいらっしゃった方もいたようですね。 女性が被害者になるタイプの結婚詐欺師の事件だと、どっちかと言うと、「愛を求 める」心情につけ込まれた面が大きいようですが、今回の男性は、「ふつうという 形」を求める面につけ込まれたのでは?だって・・・今回の男性たちが愛を求め ているとは言えないでしょ? http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-06/09-06-27.html 「ふつう」を求める人は、二重否定であり、自己逃避であり、自分で考えること から逃避している。 逆に言うと、自己逃避人間は、周囲が上手にリードすると、計算通りに流れてい くもの。 そもそも「変わったものがない」という「ふつう」状態を渇望し、「止められない」 「避けられない」というNEEDの心情にいる人間は、人を観察する際にも「都合 の悪いものは見たくない」という二重否定的な観察眼を持っているもの。都合の 悪いものを認識してしまって、離れる必要が出てきてしまうのが怖いわけ。「一種 の洗脳状態を自分で作ってしまう」わけです。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/07-10/07-10-02.htm 「都合の悪いものは見たくない」んだから、 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/09-11/09-11-06.html どんなに前兆があっても、無視してしまいますよ。あるいは、その解釈において、 「都合のいいように解釈」してしまう。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/05-09/05-09-21.htm たとえば、今回の事件では、大学院の学費として何百万円を出させた・・・そん な話が出てきましたよね? 「本来なら、そこでヘンと思うだろうに・・・殺された方は何を見ていたの?」 そう思われた方もいらっしゃったのでは? しかし、お金を出させるというのは、依存症に陥っている人間に対しては、効果 的な手段なんですよ。 以前に、エーリッヒ・フロムの「サディズム」の考えを紹介いたしましたが、 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/08-08/08-08-28.htm サディズムは、基本的には、相手への支配欲であって、ムチを使った暴力的なサ ディズムだけでなく、アメを使った優しいサディズムもある・・・そんな考えを 紹介いたしました。アメであろうが、ムチであろうが、所詮は支配欲が重要にな るわけ。その考えを使えば、相手に「お金を出させる」ことによって、「アナタは ワタシの支配者」という関係性が確定した・・・そのように心理的にはなるわけ です。相手が持っている優しいサディズムを刺激しているわけです。 お金を出させることによって、「心理的な結びつき」を確定させる儀式としている わけ。 いわば、お金を出させることによって、その男性の役割なり居場所を「作ってあ げた」わけ。「この人にはオレが必要だ!」と思わせてあげることによって、相手 から依存される関係性に、心理的に依存するという「共依存」状態を作ってあげ たわけ。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/06-05/06-05-15.htm 自己逃避人間にしてみれば、安直に、役割なり居場所ができたので、喜んでしま う。 そして、まさに「NEED」になってしまう。 NEEDは別の言い方をすると、「入れ込み」であって、結局はどっちかが血を見る ことになるもの。 自己逃避の人間は、逃避し続けているがゆえに、自分の居場所や役割を求めてい るもの。 いわば「自分探し」状態。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/05-07/05-07-29.htm それが集団化すると、「ボランティア」の連中になるわけです。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/05-08/05-08-08-1.htm 今回は男性が殺されたわけですが、NEEDというか、依存という心理がある人は、 ちょっと歯車が狂うと、相手を殺す場合もある。そして自己逃避であるがゆえに、 そんな自分自身の心情までわからない。 何回も書きますが、依存というのは、対象との関係性の問題というよりも、自分 自身との距離感の問題。対象そのものや、対象との関わり方は、多少変化しても、 自分自身から逃避しているという点においては、変わらないわけ。 「ふつう」という言葉を頻繁に使う人は、自己逃避であり、自分自身が見えてい なくて、それゆえに相手が見えない。だから、「ふつう」という形に拘る人は、「一 般的」なり「平均的」な人とは結婚しないもの。 そして、トラブルになって、「ワタシは、ただ、ふつうの生活がしたかっただけな のに・・・」と嘆くことになる。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/03-10/03-10-01.htm しかし、そんな姿を見て周囲の人は、「えっ?あの人と結婚して、どうやったら、 ふつうの生活になると思っていたんだろう?」なんて、ビックリしたりするもの。 「ふつう」を求めているがゆえに、「都合の悪いものは見たくない」という心情に なってしまう。その結果が、まさにこんな事件というわけ。 本人が自己否定であるがゆえに、相手から自分を否定された結果になる。 論理としては、あまりに明確でしょ? このような事件があると、「あのオンナはケシカラン!」と倫理的な観点から加害 者を断罪してオシマイとなってしまうもの。しかし、そんなオンナに引っ掛かる くらいの「人を見る目」のない人間が、将来において自分の子供を守ることがで きるの? http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/04-04/04-04-09.htm しかし、人を見る目がないが故に、自分が支配できる存在である子供を求めてし まう・・・ そんな姿は、往々にして、その人の親譲りだったりするもの。 そんな点を、自覚していれば、この手の事件の被害者にならずに済むわけですし、 上手に利用すれば、まあ、その手の人間を対象とできるわけです。 (終了) *************************************************** メールマガジンの解除は まぐまぐ&カプライトは下記のアドレスに http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/register/touroku.htm 各マガジン指定のフォームがあります。 購読解除しても発信者にはわかりませんので、安心して解除してください。 一応、各マガジンのサイトでの解除を御希望の方は まぐまぐ でのマガジンIDは「0000117943」です。 カプライトでのマガジンIDは「14204」です。 コピー&ペーストすれば、 それぞれのマガジン発行元の解除画面に行くことができます。 また、バックナンバーは下記のページです。 http://renewalmmbacknumber.hp.infoseek.co.jp/index.html ご意見等がございましたら、ご遠慮なくどうぞ! メールアドレスは portadelparadiso@hotmail.co.jpまで・・・ *************************************************** 発信後記 「ふ・つ・う」を渇望する人は、要は人に合わせようとしているだけ。 つまり自分では考えたくないわけ。 だから、人と違っている面を、必死に修正しようとする。 そうやって、「自分はどうしたいのか?」について考えることから逃避するわけ。 それこそ結婚詐欺事件の被害者も、「歳をとって老人になったら、子供がいないと 寂しい。」とか「自分の介護を子供にやってもらいたい。」という発想があって、 無理に結婚しようとしているのかもしれませんが、そんな感じで、「子供に要求す る」ことばかり考えていたら、結局は、子供も逃げ出してしまいますよ。 そんなことは、自分の親を見れば、わかることでしょ? 逆に言うと、自分が一番よく知っている事例について考えることから逃避したい と思っているわけ。そんな人なんだから、誰でもわかるような怪しい前兆があっ ても、無視してしまいますよ。 そんな人は、子供にとっても、もちろん、妻にとっても、困った夫でしょ? 自己逃避だからこそ、「ふつう」という形に拘るわけで、だからこそ、トラブルに なる・・・そんな流れは、レヴェルはともかく、ダメダメ家庭の周囲ではお約束 のように繰り広げられているものなんですよ。


