メールマガジン「ダメダメ家庭の目次録」
★ メールマガジン:ダメダメ家庭の目次録
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ダ メ ダ メ 家 庭 の 目 次 録
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法律上は別に問題がないが、結果的に子供の方が法律違反に陥る
ダメダメ家庭の実態について、その具体的な会話や行動を
リストアップいたします。
長崎や大阪や千葉など日本全国で「活躍」しているダメダメ家庭の
OBやOGはどのような環境で育ったのか?
皆様にも、御理解いただけると思います。
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★ カテゴリー:ダメダメ家庭出身者の状況
★ 今回のお題:体験の断片化
このメールマガジンで度々、フランスの作家マルグリット・デュラスが言う「面
白くない本」の定義を取り上げたりしています。
何回も引用しておりますが、彼女が言う面白くない本はこんなもの。
『感じがよくて、何も残らず、夜がなく、沈黙がなく、真の作者がなく、昼間向
きで、時間つぶしに最適で、よき旅行のお供・・・』
しかし、本というものは文章があるわけだから、作者があるのは当たり前。
「真の作者がない」って、どういうこと?
文章が何も書いてない真っ白な本なの?
それだったら、ホントに面白くないよね?
しかし、デュラスが言う「真の作者がない」とは、文字なり文章がないこととは
違っています。
文章の書き手の存在感がない文章と言えるでしょうか?書き手の存在感というか、
実体感というか、あるいは、よく言う言い方をすると、顔が見えないなんて言い
方もありますよね?
そんな人の文章は、あるいは、文章でなくても口頭での発言においても、その発
言の内容が相互につながっていないものです。
たとえば、ある時に本を読んだ・・・その本を読んで、こんな感想を持った・・・
それはそれでいいでしょう。
そして、次に別の本を読んだ・・・そうしたら、こんな感想を持った・・・
本を読んだり、映画を見たり、あるいは、誰かとの会話においても、感想を持っ
たりしますよね?
ちゃんとした人間なら、それぞれの感想が、自分という存在の中で、まとまるこ
とになる。
最初の本では、このようなことが判ったけど、今回は、こんな面がより明確にな
った。ただ、この面は疑問として残ったので、次にはこんな本を読んで調べて見
たいと思っている。
そのように、1つ1つの体験が、自分自身でまとまってくるでしょ?そしてその中
から今後の方向性が自分にも見えてくることになる。
あるいは、何か事件があった際には、前回の事件では、あのような問題点が見え
てきたけど、今回の事件では、コッチの面のファクターが大きかった。いずれに
せよ、大元としては、○○の問題が原因となっている。今後はもっとその面に注
意して行きたい。
そんな感じで、多くの問題も、自分自身の中でまとまってくるでしょ?
しかし、ダメダメ人間は、自分自身から逃避している。
多くの体験が、自分の内面において、蓄積されることはないわけ。だって、その
自分の内面そのものから逃避しているんですからね。体験が積み重なる、その土
壌としての自己がないわけ。
そんな人が語ったり、文章にしたものは、実に断片化されているんですね。
断片化といっても1つ1つが文章になっていないという意味ではありません。1
つ1つの文章が、相互につながっていない状態に陥っていることです。
過去にはあんなことを言っていたけど、今回は、以前言っていたことをまったく
無視して、こんなことを言っている・・・
そんな状態になってしまうわけ。
たまにあったりするでしょ?色々と文章が並んでいるけど、どうも、相互の文章
がつながっていない・・・1つの文章の中での流れができていないというより、一
つ一つの文章が書き手の精神を土壌としてのつながりを持っていない・・・そん
なパターンって、あったりしますよね?
過去の体験が、自分の身になっていないわけ。だからこそ、1つ1つの体験がそれ
ぞれ、また1から味わうことになってしまう。
過去や現在の体験を踏まえて、次の体験を考えることはしないんですね。
多くの体験が、自分の身になる前に、肝心の自分自身は、サッサと逃避してしま
う。これでは、まさに『真の作者がない』状態になってしまうでしょ?
そんな人は、体験が自分の内面に降りてくる前に、「て・き・と・う」に感想をま
とめて、文章化してしまうわけ。
このようなパターンに近いケースは、以前には、「連続発信のメール」とか「クイ
ック・レスポンス」というお題で配信しております。ダメダメな人とのメールの
やり取りでは、厳しいことを言われた場合には、些細な細部に反応して、そんな
些細な面については、即座に返事を書くわけですが、「相手はこの文章全体で何を
言っているのか?」ということを考えないわけ。他者の表現なり意見に接した際
に、実に手早く「自分はこう考える」とまとめてしまい、それ以上考えることか
ら逃避してしまうわけ。
自分で考えることから逃避しているんだから、その体験は、「その文章を読んだ」
という物理的な体験になっても、精神的な体験にはならない。だから、どうして
も体験の相互のつながりはない状態。
様々な事件なり様々な本についての見解があっても、統一した「まなざし」は存
在しない。考えることから逃避しているので、考える時間をつぶすためにも、次々
と新しい本なり、事件に言及するようになってしまう。
そんな人は、それぞれの見解は一応は筋道が通っていても、多くの文章の間をつ
なぐような筋道はないわけ。
多くの体験が断片化されている状態。それは、結局のところ、その人本人が空白
ということなんですね。
単にアタマが悪いということや、記憶力がないと言うことなら笑って済む話。
しかし、自己逃避に基づく体験の断片化は、自己逃避のために、スグに逆上する
ような傾向を持つもの。だから大変に危険な存在といえます。
もともと自己逃避というか「我を捨てている」んだから、その行動としての「我
を忘れる」状態になりやすいわけ。
そんな逆上人間の相手をすることになったら、厄介ですよ。
そもそも自己逃避人間は、他者を犯人認定する傾向も持っているもの。
しかし、そんな人は、逆上する前にも、自己逃避に基づく、多くの習性を見せて
いるもの。
語る内容が、相互につながっていなくて、断片化されている・・・そんな面があ
れば、自己逃避であるものなんですよ。
(終了)
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発信後記
この手の話は、チョット難しいかも知れませんネ。
ちなみに、本文において最初に言及したフランスの作家のマルグリット・デュラ
スですが、以前に話題になった映画「ラ・マン(愛人)」の原作者だというと、「あ
あ!あの人か?!」と思い出す人もいらっしゃるでしょう。
あの「ラ・マン(愛人)」という作品は、何も援助交際の話ではないんですが、一
般人がそんな感じで理解してしまうのも、まあ、しょうがない。つぅーかぁ・・・
デュラス『研究者』による「解説」においても、それに毛が生えた程度のようで
したし・・・
だからこそ研究者どまりであって、真の作者にはなれないんですよ。
あと、以前にも書きましたが、他者の文章を読んでいて、自分が書いた文章と同
じ表現が出てくると、「あれれ?!」と思ってしまいます。今回の文章で書いた「自
己逃避のダメダメ人間は、自分の体験が積み重らない。」ということは、同じこと
が、今読んでいる本にも書いてありました。ということで、今回の配信となった
次第です。このメールマガジンの文章そのものは、もっと以前の半年前には出来
上がっていたんですが、まあ、同じようなことを見ている人はいるわけです。
結局、理解というものは、同じものが見えているもの同士でないと、不可能なも
の。
今回の文章だって、皆さんが、そんな事態に直面したら、思い出していただけれ
ば結構です。


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