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2007/06/01

あの映画見た!?タカツミ勝手レビュー 第玖拾参号

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 あの映画見た!?タカツミ勝手レビュー
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【ごあいさつ】
 どうも、タカツミです。
 本メルマガでは、タカツミが見た映画の感想を、好き勝手に述べていく
 という非常に無責任なものです。“この映画見たけど、お前みてーに思
 わねーよ”とか“あー、そうだよねー。やっぱりそう思うよねー”とか
 思っていただければ幸いです。映画はいいですよね!
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【今日の目次】
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 ┣ 映画館に行こう!>『しゃべれどもしゃべれども』
 ┃
 ┣ 途中書き
 ┃
 ┣ 奇想の画家が気になってみた!>長沢芦雪が好きなんでサ
 ┃
 ┗━おしまい。



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 【映画館に行こう!】  あのラストは唐突すぎると思うんだ……
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本日のお題 『しゃべれどもしゃべれども』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
製作年:2007年/邦/109分
監督:平山秀幸
出演:国分太一、香里奈、森永悠希、八千草薫、伊東四朗 他
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


■■□ おおまかなあらすじ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
うだつの上がらない二つ目の落語家、今昔亭三つ葉(国分太一)。
高座に上がっても、途中でお客さんが帰ってしまうような体たらくで、
自分の実力について悩んでいます。そんな三つ葉が、なんと成り行きで
落語教室を開くことに。生徒は、無愛想で無口な美人・十河五月(香里奈)と、
関西弁のせいでクラスになじめない小学生・村林優(森永悠希)。
その後、どこからか落語教室の噂を聞きつけて生徒になる元野球選手の
湯河原太一(松重豊)。なかなかうまくいかない三つ葉と3人の生徒でしたが、
落語を学ぶなかで、少しずつお互いの距離も近づいていきます。
そうこうするうちに、村林が落語の発表会をやろうと言い出して……。



■■□ 個人的感想
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
実は全然見る予定はなくて、たまたま時間が合ったから見たという作品。
タイトルからなんとなく重い作品なのかと思ってたけど
(働けど働けど なお 我が暮らし 楽にならざり…by啄木 みたいな印象)
全然そんなことなかった。まったり。


なんというか、全体的にまーったりした作品だなぁという印象です。

噺家が主役なので、もっと“噺家業界は厳しいぜ”的な話が出てくるかと思いきや
全然そんなことはなく、三つ葉はまったりと落語教室を開いておりました。
三つ葉さん、アンタ、稽古しなくていいのかい?

人とのコミュニケーションに悩む3人が落語を習うのですが、
しかし落語勉強したところで対人関係が改善すんのかね? という印象は拭えません。
大体、改善した様子もないし……。
というか、三つ葉の家に集まる描写以外に対人関係はほとんど出てこない……。

うーん、ちょっと予定調和的な感が強かったかなー……。
こちとら、すでにすれっからしちまってるモンでねぇ、
「そんなウマクいくもんかね?」と思ってしまったのです(世知辛か……)。
汚れつちまつた悲しみですねぇ(意味不明)。


まー、ほのぼの群像劇というか、
悪い人間は出てこないので、その点は安心して見れます。
笑いどころもけっこうあります。
何気ない日常をほんわか笑いで包んだような、
下町ホームドラマって感じなのです。

出てくる登場人物にしても、どこか悩み方が浅いというかね。
三つ葉は、火焔太鼓の駄目だしくらった時とか
もっと落ち込んでもいいんじゃないかと思うんだが。
落語教室の3人を切り捨てるくらい落ち込んでも良かったんじゃないかと
思うんですが、まァ、そこまでいったらいったで話が重くなりますからなぁ。

そういう意味では、サラリと見れるのがこの作品の強みかもしれません。
落語って面白いよね(もっと何種類も噺が聞きたかったけど……。あと
本物の噺家さんが作中に出てきても良かったと思うけど……)、とか
コミュニケーションって大変だけどなんとかできるもんだよね、とか
ちょこっとずついいトコどりの作品なのかも。


しかし、ラストの展開はないなぁ……(苦笑)。
かなり唐突な感じがいたしましたよ。
なんか無理矢理まとめた感があって、ちょっと笑ってしまいましたもん。
えぇッ、突然そうくるか!? みたいなね。

まー、うまくおさまってメデタシメデタシなんでしょうけど。
ちょっと納得いかんかなー。


それにしても、関西弁のお子さま(森永悠希君)は良かった!
いい感じにこまっしゃくれた感じがあって、小生意気。
しかも、落語がウマイぞ(桂枝雀師匠のを真似してるだけだとしてもウマイ)。
彼にはだいぶん笑わせてもらいました。



まァ、いろいろ文句言うてますが、楽しく見れるは楽しく見れるんですよね。
皆いい人でほのぼのしてて、観賞中も観賞後も良い気持ちにはなれると思う。
でも人物描写が淡泊すぎかなー……、という感じでして。

個人的には、もうちょっと噺家の世界の厳しさに踏み込んでくれたり、
人と人のコミュニケーションがどんなに難しいかってとこに踏み込んでくれたり、
登場人物の心の変化とか成長とか
ガッツリ描いてくれた方が好みではあったかな、という気持ちです。
うーむ……。



■□□ 個人的オススメ度
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まァ、安心して見れる作品かな、という気はしております。
ほのぼの笑えるし、悪人は出てこないし、どん底には落ち込まないし、
ヒジョーにサラッと淡泊。でも、別にTVでもいいかな、という気もします。



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 【途中がき】
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どもです。
思い立ったが吉日生活タカツミです。
京都に行ってきたよー。


というのもコレ↓

▼若冲展〜釈迦三尊像と動植綵絵(どうしょくさいえ) ※今週末で終わります
http://jakuchu.jp/jotenkaku/

▼伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)は江戸時代の画家
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%8B%A5%E5%86%B2

120年ぶりに若冲の絵が一堂に会するとあっちゃあ
見に行かずにはおれねーゼ! ということで遙々京都までレッツゴー!


つか、人が多すぎるよ若冲展……。
10:00開館だったんですが、開館と同時にすでに40分待やもんね。
ランドじゃねーんだからサァ……(私ぁランドでも並びたくないよ……)。


しかし、40分てのはあくまで美術館に入るまでの時間。
中に入ってからが、また長いのなんのって。ぶふぁ〜(←ため息)

結局、10:00に行って、見終わって出てきたの13:00ですもん。
延べ3時間よ、3時間(博多→京都間を移動できるっつーの)。

もし、今週末でも若冲展に行こうかなーとお考えの方がいらっしゃったら
コレだけは口を酸っぱくして言うておきたい。
朝9:30には行っといた方が良いですよ! 10:00じゃ遅いッ!!
もしかしたら、9:30でも遅いかもしれんですよ……。



まァ、そんだけ人混みにもまれてもね、やっぱり行って良かったと思います。
「動植綵絵」の展示室に入った時は、思わず息を呑んだモンでさ。

「動植綵絵」は、なんか、若冲の気合いの入れようが違いますもん。
細かな色彩のひと色ひと色、線の一本一本まで
魂を込めて描かれている感じがしました。素晴らしい。



若冲の絵を見ると、
この人は本当に絵を描くことが好きだったんだなー、とか思う。

マジメで、絵を描くことにひどくひたむきで、
曲線の曲がり具合や濃淡のひとつひとつを考えに考え抜いて、
それでいてちょっと変わった人物だったんじゃないかなぁなんて思います。
いや、よく知らないんですけどね。あくまで私の印象。


しかし、なんだかんだ言うたところで、私も近年の若冲ブームに乗っかって
好きになったクチなんで、エラソーなことは言えません。
にわか若冲ファンと罵られようとも、何も言い返せるハズもなし。

だけど、奇想の画家ブームが起こって本当に良かったなーと思ってマス。
そのおかげで若冲の絵画に出会うことができたし、
(初めて若冲の絵画を見た時は、こんな日本画があるのか! と衝撃でした)
長沢芦雪(ながさわろせつ)なんて素敵な画家を知ることもできましたし。


いやはや、私風情のヒヨッコが言うのもおこがましいのですが、
芸術の世界は奥が深いっスね。
新旧関わらず、もっといろいろな作品に触れていきたいなぁなんて思ったワケで。

ま、時間と金の許す限り、ですがね。トホホ〜ぃ……。
ほいでは。



次回予告 『ツォツィ』見に行こうかなー。もう終わりそうやけど……。
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 【奇想の画家が気になってみた!】 若冲の話、もうちょっとだけ続くんじゃ
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【途中がき】で散々、若冲の話をしておいてまだ続ける気か……
という感もございますが、まぁそこはそれ、
広〜い気持ちでご容赦いただければと思うワケですよ(広い気持ち大事!)。


そもそも、若冲をはじめとする奇想の画家ブームがなぜ起こったのか
私はあまりよく知らないのですが、どうも
辻 惟雄氏が著書『奇想の系譜』で高く評価していたことが
きっかけではないかという話です。

『奇想の系譜』
→amazonでも販売中です。amazonのURLは長くて入らねーのです……。

名だたるクリエイターも読んでいるという噂のこの本。
どうやら、かなり面白いらしいのです。
私も先輩から勧められ、買いはしたもののまだ読んでおりません……(ダメやん)。

いやぁ、私、買っただけで満足しちゃう性質なモンで……。
いや、読みますよ読みますとも!
うん。読んでから紹介しろよって話ですねホント(すんません……)。

ちなみに。
奇想の画家というと、伊藤若冲・曽我蕭白・長沢芦雪を指すらしいです。



で。
現在、愛知県美術館では
『プライスコレクション〜若冲と江戸絵画展』が開催中です。

▼プライスコレクション ※6/10で終了
http://jakuchu.jp/

この絵画展は全国を巡っておりまして、九州に来た時に私も見に行きやした。
その時、長沢芦雪の絵にいたく感銘を受けましてな。

▼長沢芦雪
http://www.kyuhaku.com/pr/exhibition/exhibition_s06-4.html

いや、この人はなんと奔放に絵を描くのだろうかと。
多分ものすごく技術は高いのに
「俺は描きたいように描いちゃうもんねー」という感が出まくり。

感性の赴くままに筆を滑らしているような印象を受ける芦雪の作品は、
線のひとつひとつまで考え抜いているような若冲の作品とは
かなり趣が異なっとるように感じます(曽我蕭白は見たこと無いです……)。

プライスコレクションに行った時は、
もちろん目当てであった若冲の絵は素晴らしかったのですが、
それ以上に長沢芦雪を知ることができたのが私にとっての大収穫でした。

もっと、いろいろな作品を見てまわりたいモンです。




まァ、なんつーか。
芸術があーだこーだ言うつもりはまったくありませんが、
たまには美術館に足を運んでみるのもいいモンだ、なんて思ったワケで。

普段の生活では見られんモンがたくさん見れるんで、良い刺激にはなります。
旅なんかもそうですけどね。
そんな中で、またひとつ新しく好きなモノが見つけられたら
素敵だなーなんて思うワケでね。

ヤ、私ってば意外とロマンチストなんかもしれん(そうか?)。



自分のロマンチストな側面に出会うために(違う)
まーまたそのうち、美術館に足を運びたいと思いますです。はい。


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★☆「アンタ、ちょっとこの映画も見てみらんね」
  「お前、何勝手なこと言いよるとや?」
        ↓
  てな方はこちらまで   <rsr_6964@yahoo.co.jp>
  素敵なご意見・ご感想お待ちしております。
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 ま、おヒマな時にでものぞいてやってくだせぇ。
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  ・発行者/タカツミ
  ・URL/http://www.geocities.jp/tk_rakugaki/
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