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2008/05/27

赤十字国際ニュース

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                赤十字国際ニュース  28号(通巻686号)

□□■□□  +++ Together for humanity +++ 
□■■■□     〜人間を救うのは、人間だ〜
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                      発行日:2008年5月27日
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中国(速報7)中国大地震:
犠牲者6万人に達する。国内外から支援が殺到

■ 被災地の状況

 中国政府は、5月12日の発生から2週間以上が経過した地震による被害に
ついて、死亡者が6万5,080人、負傷者36万58人、行方不明者は2万3,150人、
被災者は約4,550万人、犠牲者は最終的に8万人に達する可能性があると
発表しています。(24日から26日にかけて発表)。

 また、5月25日には、地震発生後、最大規模のマグニチュード(M)6.4の
余震が四川省広元市青川県付近を震源に発生しました。この余震による
影響で、四川、甘粛、陝西、重慶の四つの省(市)で8人が死亡、927人以上
が負傷しました。26日からは、被災地で最も強い雨が降ると予想されており、
洪水、土砂崩れ、地滑りが発生する危険性が高まっています。また、地滑り
によって川がせき止めて発生した地震「湖」や「ダム」の決壊の危険性も
高まっており、下流域の住民の避難や溜まった水を取り除く作業が急務と
なっています。

■ 赤十字の救援活動

・救援物資
 
中国政府は、避難生活を余儀なくされている被災者のために、330万張の
テントを国際社会に要請しています。中国紅十字会(赤十字)は、国際
赤十字及び各国の赤十字社に対して10万張の支援要請を表明しました。
また、中国紅十字会は、これまで1万8,510張のテントを被災地に配布し
ていますが、依然としてテントと簡易トイレが必要とされています。

国際赤十字は、日本赤十字社が支援を決定したテント3,720張を含め、
全部で8,600張の輸送準備を進ています。また、24日にはスイス赤十字社
とスイス政府から1,000張(6〜8人/張)のテントが到着し、広州で配布
される予定となっています。27日にはオランダ赤十字社からのテント1,900張
が成都に到着する予定です。このテントは中国紅十字会綿陽支部を通じ、
主に被災地にある学校の生徒や病院の患者用テントとして使用される予定です。

・仮設病院 

中国保健省によると、この地震で68,608人が医療施設に入院、そのうち
3,444人が病院で死亡、28,497人が退院、33,665人は今も入院しているほか、
3,002人が四川省外の医療施設に移送されています(22日時点)。四川省内の
1,155の病院をはじめとした各医療機関のほとんどは、地震により損壊または
損傷しました。

このような状況を受け、23日、ドイツ赤十字社の120床規模の仮設病院が成都
に到着しました。この仮設病院は、最も被害が深刻だった地域の一つ、都江堰
(トコウエン)の避難キャンプ付近に設置されました。外来診療は25日から
開始される予定です。また、26日には手術室、分娩室、救急治療室など、すべて
の病棟が稼動する予定です。ドイツからは小児科医、精神分析医、看護師など
11人が派遣され、中国人医師、看護師等に対して医療資機材の指導を行いながら、
上海や都江堰の病院のスタッフが引き継いで診療する予定です。

・こころのケア

国際赤十字の支援のもと、安県と綿陽において中国紅十字会の2つのこころの
ケアチームが被災者で活動を開始しました。この活動は、被災者のみならず、
捜索や救助活動に従事するスタッフも対象としています。22日までに、
レスキュー隊400人と、この数を大幅に上回る数の被災者を対象にして、
こころのケアが行われました。

・安否調査

四川省の当局によると、この震災で親を亡くした子どもたちは約4,000人になり
ます。今なお多くの人々が家族や親族と離れ離れになっている状態が続いてい
ます。中国紅十字会は赤十字国際委員会(ICRC)のサポートを受けて、地震災害
で離散した家族の安否調査を行うための直通電話、ホットラインを開設しました。
また、ウェブサイトでも家族の安否を確認するための情報掲示板を開設しています。

■ 救援金の協力状況

 中国の新華社ネットの配信によると、中国政府は地震発災後約2週間で国内外
から308億7,600万元(約4,631億円)の救援金及び物資での支援を受けています。
その中で90億5,400万元(約1,400億円)が被災者支援のためにすでに活用されて
います(26日正午現在)。中国政府に寄せられた支援額は、平成7年に日本で発生
した阪神・淡路大地震の被災者支援のため、約一年間に日本赤十字社等へ寄せら
れた義援金、1,735億円を遥かに上回るものです。

 5月23日時点で、中国紅十字会には国内外から56億元(約840億円)の救援金と
救援物資が寄せられています。このうち、約14億元(約210億円)が被災者の救援
のために活用されています。皆様からの救援金は、引き続き被災者の救援活動や、
被災地の復興支援のために活用されます。


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発行者:日本赤十字社事業局国際部                           
〒105-8521 東京都港区芝大門1-1-3            
電話:03-3437-7087                              
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