いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人
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┌┐ いま、選ばれるビジネス
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││├┐ □中島セイジのビジネスの達人 □No.297 □2009.6.29
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こんにちは!
見・投資コンサルタントの中島セイジです。
先週から見・投資コンサルタントに
肩書きがかわりましたが、
今週はもう一つ注目して欲しい
“アップルツリーパラダイム”もお届けします。
木村氏のリンゴの木に学んだ概念ですが、
目に見えるところ(=枝や葉)よりも、
目に見えないところ(=根)が大切ということ。
そこが継続できるかどうかに係わるんです。
そして目に見えないところの成長には
見・投資が欠かせないわけで…。
結局は見・投資の重要性がさらにはっきりします!
う〜ん、やはり最後は見・投資にたどり着く。
「全ての道は見・投資に続く」
なんて言ったりして。
それでは、今週も
ビジネスの達人をお楽しみください!
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□□■ 目次 ■□□
01:モバイルショット ア・ラ・カルト
……子どものお手本!?
02:今週の情動力スペシャル
……情動インパクトの証明
03:今週の目からウロコのおすすめ本
……『りんごが教えてくれたこと』
木村秋則著
04:今週の選ばれるビジネス
……ディーン&デルーカが、ハーレーダビットソンが、
“非効率の効果”に着目
05:今週の熟ジュクア・ラ・カルト
……セブン-イレブン・ジャパンの独占禁止法違反
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☆モバイルショット ア・ラ・カルト
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子どものお手本!?
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あのオジさん何?
優先席ででっかい声で電話してるよ!
地下鉄だよ!
ほら切れた。
また駅で電話をはじめた。
ほら切れた。
また電話した。
ほら切れた。
こっちでは小学生3人がオジさんの方を見てる。
こうして大人を信用しなくなるんだよね。
◇画像を見る↓
http://q-b.co.jp/contents/index.html#mobile
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☆今週の情動力スペシャル
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情動インパクトの証明
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以前のビジ達でもお伝えしたとおり、
ただいま掃除DVDの第二弾を制作しているのだが、
その一環で日本を美しくする会の鍵山秀三郎相談役と
田中義人会長による対談をセッティングした。
そのテーマは「掃除の持つ可能性」「掃除の広がり」などなど。
これまでも個別には様々なお話をしていただいていたが、
両氏による対談は初めて。
私も“なんとなく”でしかわかっていなかった部分が明確になり、
どのように掃除に学ぶ会を発展させてきたかがわかった。
掃除に学ぶ会発足のきっかけは1991年。
田中会長がとある会合で鍵山相談役とお会いしたことだった。
会合で鍵山相談役から掃除の素晴らしさを伝え聞いた田中会長は、
早速翌日の朝から町の中心にあった汚れた神社の掃除に取り掛かった。
それを継続しているうちに、
それまで神社を汚していた子どもたちが、
ゴミを捨てなくなったという。
さらには汲み取り式だったトイレが、
町の人たちによる運動で水洗へと変わった。
そしてある時、日の光を浴びた神社は神々しく輝いていたという。
掃除を続けていくことで、
本当に様々な変化が生まれることを体験した田中会長。
そして、鍵山相談役との出会いから2年、
1993年に日本を美しくする会が発足した。
田中会長が社長を務める東海神栄電子工業でも
社員が一生懸命に掃除に取り組んでいるという。
それにより工場もきれいになり、
本来であれば買い換えなければならない時期が来ている機械も元気に動いている。
そして機械もスタッフもイキイキと働くことで、生産性も向上した。
「日本が目覚しい経済発展を遂げだした1970年以降、
経済の発展とともに、人の心が痩せた」と鍵山相談役は語る。
経済の発展と反比例し、謙虚な気持ちが失われ、人々は放漫になった。
そういった中、広島・長野・岐阜などの、
手がつけられないほど荒れてしまっていた学校で、掃除を実施。
するとわずか数回の掃除で、モデル校になるほどの学校まで出てきたのだ。
多くの人たちは掃除というものに、
そこまでの可能性を見出せてはいなかった。
しかし、実際にやってみると、それも徹底して継続してみると、
様々な効果が現れたのである。
新宿の歌舞伎町では犯罪が半分になった。
地味な掃除や整理整頓、鍛錬を徹底することで化学反応=情動インパクトが起き、
情動力が身に付く。鍵山相談役や田中会長が語るように、
掃除を徹底することで、事故がなくなり、
工場の生産性が向上し、人が成長するのである。
まさにこれこそ情動インパクトであり、掃除の効果!
久々に登場した情動インパクトだが、
まさにそれを証明するようなお二人の対談だった。
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☆今週の目からウロコのおすすめ本
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『りんごが教えてくれたこと』
木村秋則著
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「お父さんの仕事はリンゴづくりです。
でも、お父さんのつくったリンゴを1つも食べたことがありません」
これは、木村秋則さんの長女が小学生のとき
『お父さんの仕事』という作文に書いた一文である。
木村さんのリンゴづくりの話題は、
以前ご紹介したのでご存知の方も多いと思う。
1978年、当時20代後半だった木村さんは無農薬のリンゴ栽培を決断した。
ところが、6年間花すら咲かず、自殺まで考えたという。
無農薬栽培という非効率なやり方をやめようと何度も思うのだが、
諦めきれず、毎年春になると
「今年1年やらせてくれないか」と奥さんに頼んでいたという。
そして1988年、リンゴづくりを始めて11年目にして、
ついにリンゴの花が木村家の木に咲いた。
無農薬栽培を始めてから6年間、
枝や葉など目に見える部分にばかり気を配っていた。
木の根や土を育てることが、
リンゴづくりに重要であるとそれまで気づかなかった。
7年目にしてやっと、リンゴづくりを通して、
目に見えにくい根の重要性を学んだのだ。
そして私はというと、
この時代において会社やビジネスをより良くするために
何が重要なのかを木村さんから学んだ。
それこそ私が開発した“アップルツリーパラダイム”である。
それは、会社やビジネス全体をひとつの木に見立て、
その根っこの部分を育てることが、持続可能なビジネスに繋がるというものだ。
リンゴの実は会社の利益であり、
枝や葉はシステムやマーケティングなど表面的に見える部分である。
リンゴを実らせるには、目に見える枝や葉も大切なのだが、
それだけではおいしいリンゴはできない。
たとえ、たまたま実ったとしても、
2、3年もすればいい実をつけなくなってしまう。
一方で、根の部分は社員の成長性であり、
お客様や関係会社、地域との信頼関係などにあたる。
ここをしっかり育んでいくことで、
毎年おいしいリンゴが実るようになるのだ。
また、木村さんは数々の失敗や試行錯誤を繰り返したことで、
リンゴづくりだけでなく米や野菜などの自然栽培にも
活かせるノウハウを会得したという。
あらゆる作物に通じるということは、
自然の摂理に通じるということ。
さらに言えば宇宙の法則や人間の生き方にまで通じている。
ここからわかるように、
失敗をうまくすり抜けてしまうと、
何も得るところがない。
木村さんは私たちにアドバイスしてくれる。
それは「数多くの失敗があり、
人より多く失敗したからできたのです。
だから失敗は多くすればするほど後でよくなるのです」と。
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☆今週の選ばれるビジネス
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ディーン&デルーカが、ハーレーダビットソンが、
“非効率の効果”に着目
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日本でも10店舗を展開している、
アメリカの高級食料品店
『ディーン&デルーカ』が料理教室を始めた。
総料理長が講師となって、
販売しているソースやペーストを使ったコース料理を教える。
これにより販売促進と新規顧客の取り込みを狙う。
また、多くのファンを持つ高級バイク、
ハーレーも『ハーレーダビッドソン』の正規販売店が
「いつかはハーレー」をキャッチフレーズに
レンタルバイクを始めた。
走行距離1,000キロ以内の現行モデル8車種11台を用意し、
1日18,000円〜で貸し出す。
200万円で新車を買わずに、
ファンがハーレーと親しむ機会を提供し、
ハーレー愛用者の拡大を目指すというものだ。
さらには、『シルク・ドゥ・ソレイユ』が
イクスピアリのお客様に向けてパフォーマンス&撮影会を始めた。
平均稼働率8割を超すZEDの演者が、
さらなる活性化を求めて動きだす。
イクスピアリ側も相乗効果を期待しての施策のようだ。
今回のポイントは、十分に知名度のあるブランドが
“非効率の効果”に一歩踏み込んだことにある。
つまり、なかなか収益が見込めないところに、
手間をかけ、人員を投入するということだ。
『ディーン&デルーカ』が開く料理教室は隔週だが2時間強。
『ハーレーダビッドソン』はレンタルバイクを行うのに、
メカニック(=整備)の人員を増やした。
そこから得られる利益は、
投資する人員や時間には到底見合わないだろう。
『シルク・ドゥ・ソレイユ』のパフォーマンスにいたっては、
お金なんて一切関係ないところでやっているのだ。
これまでの彼らは、メディアを使って効率のよい宣伝広告を行ってきた。
そこから一転、先に挙げたような
非効率な部分に目を向けたのは十分に評価できる。
たとえここで収益が得られなかったとしても、
このサービスはお客様といい関係をつくることにつながる。
お客様の信頼を得ることが、後々の販促につながっていくのだ。
大きな利益は見込めない非効率なビジネス展開。
しかし、未来を見れば、決して無駄じゃないことがわかるだろう。
今回、ブランドのある企業が“非効率の効果”に着目したことは、
今後のビジネスにおいて、可能性の幅を広げたということなのだ。
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☆今週の熟ジュクア・ラ・カルト
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セブン-イレブン・ジャパンの独占禁止法違反
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テレビでも大きく取り上げられた
「セブン-イレブン・ジャパン、公正取引委員会から排除命令」
のニュース。
ご存知だったろうか?
コンビニの弁当やおにぎりは、
賞味期限が過ぎると廃棄処分となるが、
実は、廃棄される商品の原価は
フランチャイズのオーナーの負担であることを。
セブン-イレブンには地域の7〜10店舗を管理する
エリアマネージャーがいる。
彼らが、“賞味期限が近づいても安売りしたりしないように”と、
加盟店オーナーにお達しを出していたのだ
(違反すると加盟店から脱退、とまで…)。
その理由は、「ディスカウントするとブランドに傷が付くから」だそうだ。
しかし、オーナーにしてみれば手痛い話。
誰も原価分の負担をフォローしてくれるわけではないから、
文句のひとつも言いたくなるだろう。
実際、賞味期限・消費期限が近づいた商品の値引きは、
すでに行なわれてもいた。
では、セブン-イレブン・ジャパン井阪社長の言い訳とは?
翌日の記者会見で、こう発表した。
「廃棄分の原価費用のうち15%を、
セブン-イレブン・ジャパンから加盟店オーナーへ補填する」
この対応が、企業としていいかどうかをここで言いたいわけではない。
「ブランドネームを維持する」という企業側の都合が
最優先になっていることが問題なのだ。
おにぎりや弁当の原材料を作っている農家の人たちにとっては、
丹精込めて育てた米や野菜を粗末にされた挙句の廃棄処分は、
やるかたないことだろう。
消費者も、「作ってからちょっと時間が経っているけど
安全の範囲内だし、安くてラッキー」と考えるのが自然だろうし、
世界の飢餓人口が10億人を超える時代、
食べ物を粗末にすべきではないことは誰もがわかっている。
オーナーが、捨ててまで原価を負担しなければならないことに
不満なのも頷ける(品揃えの充実や欠品を防ぐために、
常に少し多い量を発注させられてもいるらしい)。
セブン-イレブン・ジャパンの独占禁止法違反から推測するに、
こういった自社都合の圧力は現実にはもっとたくさんあるのだろう。
商品の鮮度が落ちないため、そしてブランド名を保つため、
平然と大量の廃棄処分が行なわれる。
自給率40%の日本がこれでいいのだろうか…。
日本の廃棄量は他の先進国の3倍とも聞いたことがある。
安心・安全を守るためのシステムが、
企業に“捨てる理由”を与えている。
企業は、そのために膨大なコストを平気で投じるという事実を、
多くの生活者が知っておくべきだろう。
まさに、「規制安心から、信頼覚悟へ」を示す事例がここにもある。
さまざまな面でこれまでの経済優先、企業の都合優先の社会は、
次なる社会に向けた変革を余儀なくされている。
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