2009/09/22
いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人
━━━━━━━━━━━━━━http://www.q-b.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌┐ いま、選ばれるビジネス │├┐ ─────────── ││├┐ □中島セイジのビジネスの達人 □No.309 □2009.9.21 163━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは! ビジ達編集担当の小池です。 ついに訪れた秋の大型連休 シルバーウィークを利用して、 10ヶ月ぶりに実家に帰省しました。 もう若くはない両親が随分と小さくなったような…。 そして、普段なかなか見ることのできない 両親の健康や安全面の不安ももやもやと…。 日本の核家族化の問題点を直接感じ、 そろそろ身の置き場についても 考えなければならないかなと思いました。 自分が年老いた時を考えると、 子どもが一緒に住んでいたら心強いだろうと感じるように、 両親ともそういう環境で過ごせたら思います。 それでは、今週も ビジネスの達人をお楽しみください! ※連休中のためホームページの更新は木曜日にさせていただきます。 ──────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽────── --------------------------------------------------------------------- □□■ 目次 ■□□ 01:モバイルショット ア・ラ・カルト ……行列のできない繁盛店 02:今週の選ばれるビジネス ……沖縄の繁盛店ちら~小(グヮー) 03:今週の選ばれるパーソン ……大野勝彦氏の情動力 04:今週の情動力スペシャル ……花の威力、花の情動力 05:今週の熟ジュクア・ラ・カルト ……嘉手納のコスト ---------------------------------------------------------------------- ☆モバイルショット ア・ラ・カルト ---------------------------------------------------------------------- 行列のできない繁盛店 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 鮎藤革包堂の工房内(店内?)の “お知らせ文”が新たな文面に! その主旨は変わっていないが、 なぜか書き換えられていたのだ。 変更点その1「フルオーダーでの…」 それまでは「ご注文はお受けすることが…」という表現で どの注文も受けれないという風なところの変更。 変更点その2「数年かかってしまう…」 それまでは「二年以上かかってしまう…」という表現で 明確に二年以上としたところを“数年”という曖昧な言い方に。 せっかく来店されたお客様がこのお知らせ文を見て、 踵を帰すことのないような文面に変更したということらしい。 まぁ、それはともかくこのような“お知らせ文”が 店内に貼ってあることが珍しいのだ。 変更した文面からも予約は数年分入っているということは実際のようで、 この厳しい時勢で2~3年の仕事を保障されているのは何とうらやましいことか。 これもしっかりとした職人スキルと いいものをつくってあげようという 情熱があってこその結果といえる。 ここでも腹をくくった決断や 徹底した行動が選ばれる理由になっている。 ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の選ばれるビジネス ----------------------------------------------------------------------- 沖縄の繁盛店ちら~小(グヮー) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この「グヮー」が難しい。 今、再度沖縄の人に発音を確かめたほどだ。 ちなみに、この「ちら~小」は店の名前なのだが、 小顔の美人という意味があるという。 こういう言葉を聞くと、沖縄は琉球国であったことを強く感じる。 他の地域の方言は、言葉のつなぎや語尾に特徴があるが、 沖縄は単語自体がまったくの別物。 それはさておき、「ちら~小」は “そば・とんかつ専門店”。 沖縄のそばと言えばソーキそばのこと(?) その店舗の中は思った以上に広く、 100人ほど入れるホールは既に人でいっぱいで、 私たちは番号札を手に順番を待つことになった。 まさに行列のできる繁盛店である。 すでに入っているお客様の様子を伺うと、 “そば・とんかつ専門店”であるにも関わらず、 誰もとんかつを食べていない…。 私も「てびちそば」を注文すると、 そばが隠れて見えないほど大量のてびちが載ってきた。 これがまた絶品なのだ。 えっ? てびちって何って? ふっふっふ…、てびちとは豚足のこと。 やっぱり沖縄の言葉は難しい。 とにかくたくさんのお客様が入っていた「ちら~小」だが、 飯田橋の繁盛店・三州屋に似た雰囲気が流れている。 ふと考えてみると、今まで訪れた長く続く繁盛店には 共通点があることに気がつく。 まず、和風が多いこと。 そしてポピュラーなメニューでありながら味がいいこと。 さらには馴染みやすいスタッフ(おばちゃんが多い)がいること。 そして、地元の常連客がほとんどなのだ 「ちら~小」は和風のつくりで、 できてから40年程は経っていそうな 落ち着いた佇まいをしていて、 出されるメニューは沖縄で 広く親しまれているもので味もいい。 スタッフはおばちゃんばかりだが、みんな気さくだ。 あちこちから聞こえる会話は沖縄語ばかり。 これらの共通点は東京でも北海道でも沖縄でも、 地域を問わず共通している。 “新しい”は続かないことに通づるかも…。 新たに発見した中島流「繁盛店の法則」。 皆さんのいきつけのお店はいかがだろうか? ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の選ばれるパーソン ----------------------------------------------------------------------- 大野勝彦氏の情動力 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ その人は、まず右手に筆を持って、 店の主人の似顔絵を描き始めた。 おぉーっ! と見ていると、 今度は筆を左手に持ちかえて字を描き始めたのだ! 懇親会の場ということもあって、 少々ビールを召し上がっていたようだがその出来はもう見事! 9月のαクラブ定例セミナーのゲスト講師は何と大野勝彦氏だ。 その絵と文字はすべて義手によって描かれたもの。 健常者ですら両手を使って描くことはまずできないというのに。 大野勝彦氏は40歳のときに農機具に手を挟まれるという事故で、 肘から下の両腕を失った。つまり、両腕は義手。 そんな方が健常者でも難しいだろう大技をやってのけたのだ。 本来ならくつろいで構わない懇親会だが、 “ここにいる人たちに感動を与えられるならやりましょう!” という気概が素晴らしい。 せっかくの出会い、機会を大事にしたいという気持ちが感じとれた。 セミナーでも、大野氏はこんなことを言っていた。 「母ちゃん、実は美術館をつくることになった」 この一言を母に言ったことから、 「大野勝彦風の丘美術館」は現実のものになったのだ。 事故のとき、農機具をストップする方法がわからずにいた母親に、 「あんたのせいで…」とまで言い放ってしまった大野氏。 泣き暮れていた母を元気にしたいと、その一言は出てしまった。 その10年後、美術館は本当に完成するに至った。 現在では北海道の美瑛町、 そして大分にも美術館が建てられ、 全国に3箇所、大野氏の“情”が吹き込まれた 作品の数々が飾られている。 非常にインパクトのある言葉だ。 それしか選びようがなくて追求していたら、 人が認めてくれるものになった。 私たちは逆に、選択肢がありすぎるのかもしれない。 同じ言葉を使っても、 発する人によってこれほど重みや奥行きが感じられるものなのだ。 大野氏曰く「選択肢の少ない幸せ」と。 選択肢がないからここまでできたのだと。 その事故以来、大野氏は試行錯誤の末、 自分を取り巻く“人の気持ち”を考えるようになったのだ。 だからその言葉ひと言ひと言に心が乗っかることに。 これも選択肢がないことからだろうか。 私たちには、選択肢があり過ぎるのだろう? とにかく大野氏の一挙手一投足にも、 その言葉にも情動力が宿っているのだ。 ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の情動力スペシャル ----------------------------------------------------------------------- 花の威力、花の情動力 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 弊社の事務所の入り口には花が輝いている。 毎週月曜日の朝、ある花店から季節の花が届き、 弊社スタッフがその花を生けている。 私の事務所はビルの5階にあるのだが、 エレベーターを降りるとカウンターがあり、 その上で花が輝いている、といった日々が、 かれこれ1年以上続いている。 なぜ花を置こうと思ったのかは覚えていないのだが、 スタッフに言われたわけではなくて、 私がぜひ飾ろうと思い、花屋にお願いに行ったような…。 今考えてもちょっと不思議?? たぶん相乗効果をたびたび語る私としては、 さまざまな可能性を試してみたくなったのかも。 その昔、会社の事務所に花を飾るということはほとんどなかった。 誰かからもらった鉢植えの花をしばらく飾っていたことはあったが、 時が経つと枯らしてしまう。 観葉植物ですら…。 水やりのルールがなかったから? まさか、弊社が殺伐としていたから…? そんな状況だったのに、 今や自宅マンションにも 花や観葉植物を並べている私がいる。 時には出張などで枯らしてしまうこともあるものの、 少しずつ花のよさ、生き物のよさというものがわかってきたような。 花がよい影響を与えるのは…、 ・来社するいろいろな関係者 ・弊社スタッフ ・事務所の雰囲気づくり(インテリア) ・私自身 事務所に入るとまず、 来社されたお客様や弊社スタッフの目に きれいに生けられた花が飛び込んでくる。 また、それが事務所の雰囲気を演出していて、 私自身の心のくつろぎにもなっているのだ。 これが“情動力”につながるものだと最近気がついた。 これまで鍛錬、整理整頓、掃除などの徹底によって 情動力ができていくと言ってきたが、 花をたびたび見ている人間にも情動力は宿るのだ。 花そのものに情動力があるということ。 花は赤や黄色、オレンジ、白…、 色合いも含めて私達に何かを発信して、 感動や感情をくれる。 つまりその色合いや美しさを通して情動力をくれるということ。 情動力は内面から出るもの。 それは整理整頓などの継続によって身につくものである。 しかし、よいもの(花、よい演技など)に触れて、 感性を磨くことでも情動力は生まれると、 今回、花から教えてもらった。 それにしても、花のことを語るのはなぜか照れる。 ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の熟ジュクア・ラ・カルト ----------------------------------------------------------------------- 嘉手納のコスト ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先日、ニュービジネス協議会の仲間の経営者たちと 沖縄を訪れたときのこと。 嘉手納基地で戦闘機の飛行演習を見ることができた。 一緒に行った経営者の中にひとり、 戦闘機をはじめ航空機全般に詳しい者がいて、 解説つきで満喫させてもらった。 まずはF15が4機、数十秒おきにすさまじい爆音と共に飛び立つ。 “スゲェ~”私ですらつい言葉が出てしまうほど。 これだけでも満足していたところに F18がまた数機飛び立とうとしているではないか。 えっ! 今度はF22ラプター。 旅客機と違って消音機がないため、 飛び立つ瞬間からものすごい爆音をかき鳴らし飛行する。 あまり詳しくない私でも、結構感動させられたのだから、 戦闘機好きにはたまらないだろう。 中でも給油機の飛行訓練がおもしろかった。 そう、あのゴーアラウンドやタッチ&ゴーを 目の前で見せてくれたのだ。 ゴーアラウンドとは、地上数mというところで再度上昇するワザで、 タッチ&ゴーは着陸して一定のスピードまで減速した後、 再び飛行するというもの。 給油に向かった戦場で、その状況に応じて いつでも離陸できるようにするための訓練なのだそうだ。 まさかこんなに感動的な場面に出逢えるとは…。 はっはっは、この私がこんな話で終われるわけはなく。 ところで、この飛行演習は何のためにやっているのだろうか? それは当然、有事の際、私たちの安全を確保するためであって、 安心を得るためである。 そのために土地代や人件費、戦闘機の製造費用、 燃料代など素晴らしく高いコストを払っている。 もちろん、生産性があるかといえば、ない。 今、ビジネスシーンでも同じことが言えるのだ。 安心を得るための“規制”のために、 多くのコストを余儀なくされていると言うこと。 言い換えると、いかに生産性のない職業の人たちが多いことか。 これが規制安心社会の実態である。 その最たるものが嘉手納基地で見た飛行演習かもしれない (核の脅威や北朝鮮のことがあったとしても)。 早く信頼覚悟社会へ移行して、 生産性のないところにお金をかけるのではなく、 本当にいいものやサービスにお金をかけ、 それを生み出す人たちとの信頼関係を築きたいものだ。 ビジネスはすべて人間関係なのだから、 信頼覚悟社会の方がより良いビジネスが実現できるということだ。 ────────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ──── ▼紹介できる事例やご意見ご感想を教えてください▼ ────── ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □■あなたが持っている事例が「ビジネスの達人」で取り上げられる!■□ 中島セイジが変わりゆくビジネスの流れをもとに、あなたの企業を斬らせ ていただきます! また、このメルマガのご意見、ご感想もお待ちして おりますので、どんどんお寄せ下さい。 ☆注目ビジネスの事例やご感想を募集中! 受付→tatsujin@q-b.co.jp ─[PR]───────────────────────────────── ╋━━━━ 「日本を美しくする会」掃除DVD第2弾『街頭清掃』 ━━━━╋ ついに、「日本を美しくする会」のDVD 第2弾が発売! 前回の『トイレ掃除』に続き、今回は『街頭清掃』。 そして今回は、外に持ち出せるマニュアルとして、掃除の手順や 掃除の道具類を掲載した「街頭清掃 ポケットブック」がミウラ折りで新登場! 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