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2009/09/14

いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人

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  ┌┐     いま、選ばれるビジネス
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  ││├┐   □中島セイジのビジネスの達人  □No.308 □2009.9.14
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  こんにちは!
  ビジ達編集担当の小池です。

  というわけで、突然ですが今週より冒頭のご挨拶を
  ビジ達編集メンバーが担当させていただくことになりました。

  そんな私が最近少しはまっているのが、『語源事典』です。
  言葉の意味は知っていて、日常でも使っているけれど、
  その言葉の由来や語源は意外と知らないものです。

  それを知った時には、
  全く知らないことを学んだときには得られない
  ある種のカタルシスがあります。
  スッキリ感を味わいたいときに皆さんもいかがでしょうか?

  それでは、今週も
  ビジネスの達人をお楽しみください!
    
    
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□□■ 目次 ■□□

 
 01:モバイルショット ア・ラ・カルト
 ……“グレープツリーパラダイム”出現!

  
 02:今週のFine Spiritsキーワード
 ……ARI方と生き方


 03:今週のはなまるア・ラ・カルト
 ……4代目PORTER


 04:今週の選ばれるビジネス
 ……三ツ星の威力“サン・パウ”


 05:今週の先取りビジネストレンド
 ……H&Mのファッション性


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   ☆モバイルショット ア・ラ・カルト
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    “グレープツリーパラダイム”出現!
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  先日、食のコンサルタント大久保一彦氏
  のところでワイン会が開催された。

  ワインに合わせて大久保氏の料理も、
  テーブルにのせられたこともあり、
  とても美味しく、そして気分よく酔わせてもらった。

  食とワインの相性を自分なりに楽しむことが
  醍醐味と田崎氏に教えてもらったが、
  まさにその通りだと思いながらその時を楽しんでいた、
  はずだった…。

  ところが次第に酔ってくると、
  合う合わないより、そのワインの味だけを楽しみだし、
  もっと酔ってくるとワインの味よりも、
  テーブル上の話が合う合わないに…。

  簡潔に言うと、ワインの喉越しを楽しむようになり、
  酔い込んでしまうことに。
  もっと冷静なワタシのはずが、
  みんなの期待を裏切り…(ある意味期待通りかもしれないが…)。

  ところで、酔う前の話の記憶からではあるが…。
  今回のワインは南仏のローヌ地方のワインでまとめたという。

  ところが、そのローヌのぶどうの樹たちの足元は石だらけ。
  言葉での“石だらけ”と写真で見る“石だらけ”は大きな差があった。
  写真では足元は“石だけ”だったのだ。

  まさに、中島のアップルツリーパラダイムそのまま。
  ぶどうの樹も大切なのは“根”。
  根がなかなか栄養のたどり着けない条件の方が
  いいワインづくりにつながるということのようだ。

  さすが酔い込んでも、ただでは起きない私だこと。
  グレープツリーパラダイム!


   
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 http://q-b.co.jp/contents/index.html#mobile

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     ☆今週のFine Spiritsキーワード
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      ARI方と生き方
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  窓から見えるのは真っ白な雲だけ。
  ここはバルセロナ、アムステルダム間の上空。
  その白い雲はずーっと続く。
  私は飛行機の中から、いつ晴れるかもわからない景色を
  ボ~っと眺めていた。

  そのとき、ピピッ! とある発想が飛び込んできた。

  日本の多くのビジネスマンは今、
  このような心理状態なのかもしれない、と。
  つまり先行きが見えず、
  目的地も何を目印にしたらいいかも見えない状態。

  このクラウディな状態は、外的な要因だけではなく、
  もしかしたら自分自身の気持ちの問題なのでは…。
  景気がよくないとか世界的に経済状況が悪いとか、
  メディアに影響され、外部のせいにして
  自分でクラウディな状態を演出しているのでは。
  では、どうすれば青い空が見えるようになるのか?

  ここで以前に何度かご紹介したことのある
  ココ・ファーム・ワイナリーを思い出してほしい。
  ココ・ファーム・ワイナリーのすべては、
  障がい者のために存在している。
  園生が幸せになれるように、土地を確保し、
  ぶどうづくりを始め、障がい者の雇用を生み出した。

  最近ご紹介したアメリカのスチューレオナードもそう。
  通常の発想なら店舗数を増やし売上拡大を目指すのだが、
  なぜ全米で4店舗しか構えないのか?
  それは自分たちの出身の
  ニューヨーク郊外の地域社会に貢献することが
  スチューレオナードの存在理由だからである。

  このように企業の
  “ARI(あり)方”<存在理由>を明確にもっていれば、
  クラウディな経済状況でも青空が見えるのだ。
  自分たちはどうありたいか、どうあるべきか。
  ここを明確にすることが先決だと思う。
  これは企業だけではなく人にも当てはまること。

  スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』の中でも、
  第2の習慣である“目的を持って始める”ということに通じる。
  第2の習慣とは、周囲の人からどのように思われたいのか?
  そのためにどんな役割を担い、何を目指したいのか?
  つまり何事も、自分はどうありたいかという
  “ARI方”を明確にしてから物事を始めることが
  大切だという習慣である。

  人も企業も、“ARI方”を明確にすれば、
  間違いなく生き方も明確になる。
  そして、より豊かな人生やより良い企業になれるということだ。

  窓から見えるのは、ただただ白い雲。
  この雲を晴らすのは自分だったとは。
  それも“ARI方”さえ明確にすれば……。
  


 ◇画像を見る↓
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     ☆今週のはなまるア・ラ・カルト
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      4代目PORTER
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  私が愛用しているPORTERのバッグが
  ついに4代目になった。
  PORTERを使い出してからたぶん15年ほど経つので、
  3つのPORTERにお世話になったということは、
  一つだけでも5年以上使い続けているということに。

  それだけ耐久性も優れているのだ。
  しかも吉田カバンは職人の手縫いで有名なメーカー、
  持ち込めば当然修繕対応もしてくれる(一度試したことも)。
  この14,000円(最近ついに15,000円になったが)のバッグは
  私にとっては、とにかく使いやすく、
  デザイン的にもお気に入りなのだ。
  だから、また表参道まで出向き購入して来たわけだ。

  神田の「マカラズ屋」で初めてPORTERに出逢うまで、
  実は私は吉田カバンもPORTERも知らなかった。

  その頃の私のファッションはと言うと、
  歩きやすいスニーカーに、黒のパンツ(デニムでも黒)、
  リュックタイプのバッグというもの。
  後はシャツとジャケットを選ぶだけというパターンを確立させていた。

  ちなみにそのファッションのベースは、
  30年程前、英語を習っていたときのこと。
  当然講師はアメリカの人だったのだが、
  その一人がスニーカーにリュックタイプのバッグだったのだ。
  話を聞くと“ニューヨーカー”はネクタイをする格好でも
  スニーカーにリュックというのが当たり前だと言う(?)。
  紳士靴を履くのが好きではなかった私は、
  ニューヨーカースタイルにシフトした。

  しかし、ずっと使いたいと思うような
  バッグにはまだ出逢っていなかったのだ。
  そして、ついに神田の鞄屋さんでPORTERに出逢うことになった。

  その後吉田カバンのことを知り、
  自分のリュックが吉田カバン製であることも知った。
  そして、この吉田カバンが様々なこだわりを持つ
  素晴らしい企業であることも知ることに。

  実は、この吉田カバンの創業者・吉田吉蔵(きちぞう)氏は
  その職人技を次の世代にも知ってもらおうと
  「一針入魂」をスローガンに、入社すると部署に関係なく
  全員に手縫いで革のサイフをつくらせたという。

  また、あの黒澤明監督にも気に入られ、
  映画の中の注目のシーンにも登場することになった。

  とにかく、このカバンづくりへの追求心とこだわりが、
  私も含め多くのファンを惹き付けることになったのだろう。

  今後もたぶんこのPORTERが5代目、6代目と
  私の肩にかつがれることになるような気がする。

  ところで、こんな風に同じバッグを何度も
  継続して買い続ける“ヘビーユーザー”をつくれる企業は
  どんな情勢になっても強い!

  

 ◇画像を見る↓
 http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#ara


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     ☆今週の選ばれるビジネス
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      三ツ星の威力“サン・パウ”
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  バルセロナにある三ツ星レストラン“サン・パウ”。
  昨年に引き続き、2度目の訪問をしてきた。
  ミシュランで三ツ星を取るくらいだから、
  もちろん安くはないのだけれど(1人2万円…)、
  そこにはお金に代えられないくらいの驚きや発見があった。

  まず驚いたのは、料理がすべて変わっていたということ。
  1年経てば変わっていて当たり前なのだろうが、
  10種類以上出てくる料理はもちろん、
  デコレーションするための小道具まで変わっていたのだ!

  ここで私が思うサン・パウの三ツ星の理由をご紹介しよう。

  1.味へのチャレンジとそのおいしさ
  料理がすべて変わっていたということは、
  すべてにおいてチャレンジし続けているということ。
  たとえば、あのナマコを使った料理がオシャレに出てきたのだ。
  どうさばいたのか、こりこりとした食感の料理に仕上がっていた。
  ほかにも、魚のすり身を包んで揚げた
  ミンチボールのようなものがスープに浮かんでいたり…。

  2.デコレーションの美しさ
  器はもちろん、色合い、並べ方、
  どれをとっても美を感じる。
  レンゲを利用した一口料理もあって、
  そこにもデコレーションへのこだわりを感じ取れた。

  3.最後のスイーツまでの変化
  花あいも、食器も、もちろん味もその変化に驚くばかり。
  最後のスイーツは1人に10種類も…。

  4.接客・サービス
  料理のタイミングもバッチリ。
  ワインの勧め方(選び方)もよかったような…。
  そして、日本にもサン・パウの支店があるからか、
  日本語のメニューまで用意されていたのだ。

  5.厨房見学
  前回は視察研修で訪問したこともあり、
  厨房を見せていただいたのだが、
  サン・パウのシェフ、ルスカイーダさんが私のことを覚えていてくれて、
  今回も「厨房を見ていきますか?」と言ってくれたのだ!
  (さすがシェフはわかってるねぇ~) 

  これはこのところ多くなった
  お客様工場見学システムにも言えることだが、
  お客様が見ていると、そこで働くスタッフに
  よいプレッシャーがかかって、モチベーションが上がる。
  今回の厨房見学でもスタッフの意識する様子をうかがうことができた。
  もちろんクレンリネスにも効果的であることが…。

  先にビジ達で紹介した「優良タクシー乗り場」では、
  “優良タクシー”という枠を設けることによって、
  全員が質の向上を目指し、業界の活性化につながると書いた。

  それと同じことが、
  やっぱり三ツ星レストランでも起きていたということ。
  シェフをはじめお店全体が
  三ツ星のレベルを保っていくための
  努力をしていることがよく伝わってきた。

  三ツ星を獲ること、優良タクシーになること。
  このようにブランドに付加価値をつけることが、
  緊張感や質の追求を生むことにつながるのだ。



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 http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#biji


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     ☆今週の先取りビジネストレンド
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      H&Mのファッション性
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  ファッションについて私が語るのは、
  チョット気恥ずかしいが…。
  こう見えて、シャツのデザインにはけっこうこだわりが…。

  バッグや靴はそれほど数は必要ないが、
  シャツとなるとかなりの数が必要となる。
  またシャツやジャケットは、
  その日のファッション性に大きく影響するのだ。
  ということもあり、シャツは気に入ったものを
  揃えておきたい…のだが、
  なかなか見つからないのが実際。

  先日訪れたニューヨークでも、
  5番街やSOHO地区などを視察も兼ねてチェックしていたが、
  なかなか私の気に入るものは見つからない。
  というか、すご~~~く
  エクスペンシヴなブランドものにはあるのだがねえ~。

  ところが、H&Mのメンズフロアーで…
  おぉ~! これがなかなかいい!
  サイズ、デザイン、色…どれをとっても私好み。
  普段、ないなぁと思いながら探し求めている路線のデザインだったのだ。
  (実際着てみると、実は袖がチョットだけ余るケド…)

  H&Mはスウェーデン発で、
  インテリアのIKEAと同じルーツを持っている。
  スウェーデンのものづくりは、
  機能性やデザイン性の優れたものを
  徹底的に追求していこうという国民性のようだ。
  スウェーデン発のアイテムは、デザイン性も高く人気もある。
  高級ブランドが強いフランスやイタリアよりも、
  よりポピュラーで幅のあるものづくりを展開しているのだ。

  実は、3年前スウェーデンを視察ツアーで訪れたときから、
  H&Mには注目していた。
  日本にはまだ店舗がなかった当時、
  店内をまわって驚いたのはその商品バリエーション!
  言うなれば、“幅”と“奥行き”があること。
  それが、子ども服でもレディスでも、
  フォーマルでもカジュアルでも。(ちょっと言い過ぎかな)

  ユニクロやMUJIとも、
  またフォーエバー21やGAPといった、
  より多くの人たちを対象とした
  ポピュラーなブランド群の中でも、
  H&Mはちょっと違うのだ。

  やはりなんといっても、デザイン性。
  これまで長くヨーロッパの
  ポピュラーブランドとして活躍してきたことが、
  このデザイン性につながっているのかもしれない。

  アメリカ発でも、日本発でもない。
  ヨーロッパの生活者のセンスに鍛えられ、
  選ばれてきたブランドは、
  この“幅”と“奥行き”を兼ね備えることで、
  多くの人に愛され、選ばれて続けているのだろう。
  そして、私にも。



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