2009/08/04
いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人
━━━━━━━━━━━━━━http://www.q-b.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌┐ いま、選ばれるビジネス │├┐ ─────────── ││├┐ □中島セイジのビジネスの達人 □No.302 □2009.8.3 163━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは! 見・投資コンサルタントの中島セイジです。 今週のビジ達では 今回のアメリカ視察ツアーで感じた アメリカの食の概念に少し触れていますが、 アメリカの大衆的なレストランには 盛り付けの概念がほとんどありません。 そして、その盛り付けが 食欲やおいしさをイメージさせるのに いかに重要かということを改めて認識しました。 それはどれだけ内容がよくても、 デザインがよくなければ伝わらない 広告の世界と共通すること。 人も外見のデザインが重要ということでしょうか?! それでは、今週も ビジネスの達人をお楽しみください! ──────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽────── --------------------------------------------------------------------- □□■ 目次 ■□□ 01:モバイルショット ア・ラ・カルト ……伸びしろある柔道家の話 02:今週のFine Spiritsキーワード ……“腹八分目、欲八分目”時代 03:今週の情動力スペシャル ……絆とアップルツリーパラダイム 04:今週の選ばれるビジネス ……スモール・ジャイアンツ企業 05:今週のビジネストレンド ……ホールフーズ・マーケット“PBとFood Bar” ---------------------------------------------------------------------- ☆モバイルショット ア・ラ・カルト ---------------------------------------------------------------------- 伸びしろある柔道家の話 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 「よろしくお願いします。さぁ~」 と、はじまりはよかったのだが…。 まさかこんな結末が待っているとは(>_<) 大きく息を吸い込むと痛い。 腰を曲げてクツを履こうとしても痛い。 右手にバッグを持っただけでも痛い。 これは間違いなく、ろっ骨にひびが入っている状態。 悔しい! なぜ久々の初回に、こんなトラブルが私を襲うのか。 嘉納治五郎先生、教えてください! な~んて言っても、痛いものは痛いし。 なってしまったものは仕方ないし。 ろっ骨のひびなんて、2~3週間もすれば治るし。 はっはっはっ。 治ったらすぐ、講道館に行ってやるぅ~。 強い柔道家であることを見せてやるぅ~。 そんなことを頭に浮かべながらも、 痛いワキを押さえながら、その夜のうちに洗濯する私。 なぜ、こんな性格? それにしても、もろいろっ骨だこと。 もしかしたら歳のせい? じゃ、治るのに2~3週間×年齢分? げっ! チックショー! 強くなってやる~。 この歳でも、チャレンジ精神があるうちは、 何につけても成長する伸びしろはある。 ◇画像を見る↓ http://q-b.co.jp/contents/index.html#mobile ----------------------------------------------------------------------- ☆今週のFine Spiritsキーワード ----------------------------------------------------------------------- “腹八分目、欲八分目”時代 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 腹八分目は当然誰もが知っている言葉だが、 今はそれに欲八分目も加えた、 「腹八分目、欲八分目」 という言葉を意識しなければいけない時代。 車を持つ、家を持つ、 クローゼットに収まりきらないほどたくさんの服を持つ、 バッグを持つ、アクセサリーを持つ、 下駄箱から溢れるほどの靴を持つ…。 過ぎた所有欲によっていつしか、モノで溢れかえっているのだ。 こういった欲の結果が、 私が“Theアンバランスワールド”で言うところの、 数で言えば圧倒的少数の先進国の人々が8の資源・食料を消費し、 その6倍を超すの途上国の人々が わずか1しか使っていないという状況をつくり出している。 今後、中国やインドといった人口の多い国の経済発展が進めば、 8:1の1が2や3になるのは当然の流れ。 そうなれば私たち日本を含めた先進国は 8を7、6まで下げなければならないのだ。 その流れに対応する概念が 「腹八分目、欲八分目」というわけ。 腹八分目に関して言うと、 アメリカでは3人に1人(体感的には2人に1人くらい)が太っている。 味より量という価値観で、それだけの量を実際に食べているのだ。 アメリカだけではなく先進国は共通して量を減らすべきで、 腹八分目を意識すれば、ムダな消費もなくなり健康にもいい。 欲八分目は所有欲に対しての戒め。 例えば、目的地にスムーズにいける方法、 電車など公共交通の有効利用を考えれば 車は持たなくてもいいのではないだろうか? (都市部でのことだけど) ハイブリッド車が大ヒットを続けているが、 それを作るためにどれだけの資源が消費され、 CO2が排出されているのだろうか。 さらに、この世界的な不況の影響で 日本はもちろんアメリカをはじめとする先進国でも、 倹約意識が生まれている。 そういった面からも、 ここは「腹八分目、欲八分目」をテーマに生活するときとみる。 では、それをビジネスに置き換えると? まずモノが売れなくなり、大量生産大量消費は終わりを迎えている。 これからはモノからコトへとシフトする時代なのだ。 さらに言うなら時間にスポットが当たる時代ということ。 旅行やスポーツ、アートなど、 人間としての潜在能力を引き出すような 体験や学びの時間を提供することが、 価値の中心になる。 これぞ人間の精神的満足観の進化形。 モノの所有欲からコトの体験欲や知識欲へ。 これはそれほど資源を必要としない展開だ。 これからの腹八分目、欲八分目時代のキーワードは “体験と学びの時間”。 ビジネスチャンスはそこに生まれるのだ。 ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#key ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の情動力スペシャル ----------------------------------------------------------------------- 絆とアップルツリーパラダイム ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 5、6年前、私の友人が社長を勤める会社が倒産してしまった。 その影響は当然6人の家族にも及んだが、 家族は途方に暮れることなく、 むしろそれまで以上に絆を深めたという。 その友人から先日聞いたエピソードを紹介しよう。 まずは自慢の息子の話。 長男はその倒産をきっかけに大学をあきらめ、 遠く離れたアメリカで就職することになったのだった。 それから5年、自立した上に、 これから自分の収入のみでアメリカの大学へ通うという。 先日、その長男が日本に来た際、父を連れて横浜へ行き、 シャツからスーツ、靴まで一式コーディネートして 買ってくれたという。そして一言、 「今どきの格好をしたほうが、ビジネスもうまくいく」と。 この話をしているときの友人の顔は、目じりを下げながら、 そのときの感動を味わっているようだった。 さらに、長女から感謝の手紙をもらった話にも驚かされた。 成人式を迎えた長女が、ありがとうの気持ちを込めた手紙を、 両親それぞれに宛てて書いてくれたという。 このように倒産という大きな問題があったにもかかわらず、 家族の絆が深まったのはなぜだろうか? それはアップルツリーパラダイムを当てはめるとよくわかる。 会社が倒産し、ひとつ間違えれば家族崩壊という危機に直面して、 一人ひとりの責任感と思いやりが醸成されたのだ。 だからこそ、お互いに助け合おうと決意し、 それぞれの役割を自覚。 そして、その役割をしっかり果たすようになった。 まさに“家族の根”があらゆる方向に伸び始めたということ。 このような人間関係の役割に対する意識や相互扶助の精神こそが、 家族においての情動力なのである。 一人ひとりの情動力が根であり、家族の絆となり、 その結果として子どもの自立や子どもからの プレゼント・手紙という形になってあらわれたのだ。 てことは……何かあることが、 それぞれがチャレンジすることが、 いい根をつくり出すコツってことのようだ。 企業も家族も、いい根を育てなくては未来はない。 ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#jodo ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の選ばれるビジネス ----------------------------------------------------------------------- スモール・ジャイアンツ企業 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 以前、おすすめ本のコーナーで 『スモール・ジャイアンツ』という本を紹介したが、 今回の視察ツアーでは、そんな企業たちを ぜひこの目で確かめたいと思っていた。 日々、アメリカから入ってくるニュースのほとんどは、 GMやリーマン・ブラザーズ(破綻企業だが…)、 GE、ウォルマート、マイクロソフト…とビッグネームの話題ばかり。 ニュースにはならないが、 規模は小さくても地域にとって役に立ち、 多くのお客様から喜ばれている企業が アメリカにも多くあることを確認したかったのだ。 そして、たしかに「スモール・ジャイアンツ」企業はあった。 ステューレオナードもジョーダンズ・ファニチャーも、 そのネットワークは4店舗のみ。 どちらも、むやみに規模を広げようとしていないのは共通。 そして、業界ではダントツの繁盛店というわけ。 トレーダージョー(300店舗)、ウェグマン(71店舗)も 店舗数はそこそこあるが、スモール・ジャイアンツと言える企業だろう。 実際に訪れてみると、地域の多くの人たちから喜ばれる経営をしていると実感した。 ここで、アメリカのスモール・ジャイアンツ企業の 選ばれるポイントをまとめよう。 (1)地域密着企業 やはり日本もアメリカも、地域密着型の企業が多くの人から選ばれる。 (2)むやみに拡大しない 日本にもたらされる情報は、 メディアのフィルターを通すことにより、 限られた大型チェーン企業ばかり。 実は、良い店ほど、むやみに規模を拡大していない。 (3)今の顧客にしっかり喜んでもらう 未来のお客様をつかもうとするよりも、 既存のカスタマーに満足してもらうことに重きを置いている。 これが今の時勢では、特に重要。 (4)協力会社や従業員に満足してもらう 中島流には、“パートナーズ・サティスファクション”と “エンプロイイー・サティスファクション”。 ウェグマンは、「働きたい企業100」というランキングの常連で、 かつてナンバー1になったこともあるのだ。 まさに、従業員のお墨付き。 (5)歩合制にしない ノードストロームという百貨店は、 歩合制を用いることで成功しているが、 これは他がマネのできない展開。 スモール・ジャイアンツ企業でこれを続けていけば、 働く環境は間違いなく殺伐としてくる。 今回視察したスモール・ジャイアンツ企業では、 ちゃんと“信頼覚悟”が生きていた。 性悪説ばかりではないアメリカの一面を、確かに見たような気がする。 ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#biji ----------------------------------------------------------------------- ☆今週のビジネストレンド ----------------------------------------------------------------------- ホールフーズ・マーケット“PBとFood Bar” ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アメリカ研修ツアーで、 「ホールフーズ・マーケット」を何店舗か視察した。 このお店は、全米で300店舗近く展開している人気店で、 オーガニックをテーマに「365 Everyday Value」という 自社ブランド(PB)を持っているのが特徴だ。 大手ナショナルブランドの企業に自社ブランドとして ほとんど変わらない商品をつくってもらい安く売るといった、 日本のPBの考え方とは違い、 アメリカのスーパーが持つPBには非常にオリジナリティがある。 “グルメスーパーマーケット” とも言われるホールフーズ・マーケットは、 オーガニック系のスーパーで、 自然栽培の商品を中心に扱う。 365ブランドの缶詰のスープを食べてみたのだが…、 これが安くて美味しい! また、ヨーロッパのマルシェ風の商品陳列は、 圧倒されるほどきれいで、オーガニック商品だけでなく、 フロアでもお店のこだわりを感じることができる。 また、ホールフーズ・マーケットは、 「Food Bar」という100席程のダイニングスペースを設けていて、 スーパーで買った惣菜をその場で食べていけるようになっている。 惣菜は種類が豊富(SUSHIもあった!)で、 しかも売り場からはいい香りが漂ってくるあたり、 さすが、グルメスーパーマーケット! と感心してしまう。 同行した弊社の女性スタッフがこの惣菜を食べてみたようだが、 ヘルシーでとても美味しかったという。 近所にあったら日参してしまうとまで…。 このような、ユニークなサービスをしているところは ホールフーズ・マーケットだけではない。 「ウエッグマン」というスーパーマーケットにも 広いダイニングスペースがあり、 そこのマーケットカフェが実に充実している。 このお店は“食べに来るスーパーマーケット” と言われる程なのだが、それは、 マーケットカフェには調理器具まで置いてある ということに由来する。 つまり、お弁当やお惣菜をあたためられるだけではなく、 この場所で調理ができるのだ! 「えっ?炒めてもいいの?」 今、アメリカでは多く人たちが「買うため」だけではなく、 「食べる」のを目的としてスーパーに来る。 ここにビジネスのヒントがあるように思うのだが…。 私は日本でこういった展開をしている スーパーマーケットを知らないのだが(あったら教えてね)、 こういった趣向をぜひ取り入れてみてほしい。 とにかく日本のスーパーもチャレンジしてほしいのだ。 今こそ、日本のスーパーマーケットは、 変化の時を迎えているのかもしれない。 ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#trend ────────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ──── ▼紹介できる事例やご意見ご感想を教えてください▼ ────── ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □■あなたが持っている事例が「ビジネスの達人」で取り上げられる!■□ 中島セイジが変わりゆくビジネスの流れをもとに、あなたの企業を斬らせ ていただきます! また、このメルマガのご意見、ご感想もお待ちして おりますので、どんどんお寄せ下さい。 ☆注目ビジネスの事例やご感想を募集中! 受付→tatsujin@q-b.co.jp ─[PR]───────────────────────────────── 中島セイジ処女本 ╋━━━━ 「非効率な会社がうまくいく理由」好評発売中! ━━━━╋ ☆★☆★ 伸びる企業は知っている「情動力」アップの方法 ★☆★☆ 無謀とも思える決断、売上とは無関係の作業…。 「無駄なこと」は、なぜ強いか? 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