2009/07/28
いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人
━━━━━━━━━━━━━━http://www.q-b.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌┐ いま、選ばれるビジネス │├┐ ─────────── ││├┐ □中島セイジのビジネスの達人 □No.301 □2009.7.27 163━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは! 見・投資コンサルタントの中島セイジです。 梅雨が明けてから、 梅雨のような天気ばかりで蒸し暑い日々が続いていますが みなさん元気にお過ごしでしょうか。 ちなみに、私は今日、虹を見ました! しかしビルに遮られて、虹も一部しか…。 北海道の広大な大地が懐かしい。 北海道の涼しさが恋しい。 と、毎年夏が来るたびに少し 故郷が恋しくなるのでした。 それでは、今週も ビジネスの達人をお楽しみください! ──────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽────── --------------------------------------------------------------------- □□■ 目次 ■□□ 01:モバイルショット ア・ラ・カルト ……ニューヨークっ子もブラトップ 02:今週の先取りビジネストレンド ……EDLPへの対抗 03:今週の情動力スペシャル ……スチューレオナードの情動力 04:今週の熟ジュクア・ラ・カルト ……ニューヨークレーポート “環境が価値観をつくる” 05:今週の選ばれるビジネス ……選ばれるジョーダンズ・ファニチャー ---------------------------------------------------------------------- ☆モバイルショット ア・ラ・カルト ---------------------------------------------------------------------- ニューヨークっ子もブラトップ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 「ブラトップ」って知ってます? ブラトップがどういったものか? ブラトップを身につけたことがあるか? ブラトップを身につけた女性を見たことがあるか? まあ、どれでもいいんですが……。 ちなみに、私はその存在は知っていたのですが、 それを身につけている女性にさわったり、 それを脱がせたりしたことは、残念ですが一度もありません。 (ホントに残念ですが…) ところが… ユニクロのニューヨークSOHOの店では、 さわってもよかったのです。 それも裏返しに着せられていたもので、 ベージュのパット部分は丸出し。 「こんなことしていいんですか?」と尋ねたいくらい。 (後で店長に尋ねましたが…) もちろん、生身の女性にブラトップを裏返しに着せていたのではなく、 あくまでもマネキンなんですが…。 気の小さい私はそのブラトップ姿のマネキンたちを 凝視することはできず、つい目を逸らせる始末。 という私の話はおいといて、 このブラトップのディスプレイ、イメージできました? 当然ブラトップのTシャツ(キャミソール)部分は 選べるカラーがたくさんあり、 10体ほどマネキンが並ぶそのスペースは、 さまざまな意味で人目を引き付ける。 (ここで写真を見せたいところですが、 店内の写真撮影はダメで…) まさに、こんな試行錯誤がニューヨークっ子から認められ、 このSOHO店のいい結果に結びついているということだろう。 それにしてもユニクロ最大の1000坪の店の クレンリネスと空間ディスプレイはgoodだった。 日本人は2~3人しかいないと聞いたが、 これもSOHO店スタッフの油断のないチームプレイということだろう。 ついにニューヨークっ子にも「ユニクロ」が 日本のブランドであることをわかってもらったようだ。 ◇画像を見る↓ http://q-b.co.jp/contents/index.html#mobile ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の先取りビジネストレンド ----------------------------------------------------------------------- EDLPへの対抗 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「Every Day Low Price(EDLP)」 のキャッチコピーを掲げるウォルマートが、 年間売上40兆円を達成。 少し前は低迷していたのに、 この好調は一体どういうことなのか!? それは、今までお客様といえば 低所得者層がメインだったウォルマートに、 不景気の影響で中間所得者層も来店するようになったから。 それほど、アメリカでも生活者の倹約意識が広がっているのだ。 日本では、イトーヨーカ堂が不採算店(?)を すべてTHE PRICE(生鮮も含む食品の安売店)に切り替えるという。 セブンイレブンでさえ、 商品によっては15%までの値引きをするという。 多くの人々が世界経済不況を受け、 倹約意識が高まり、ついつい安い店に流れていっているのは確か。 だからといって、ただ安売りに走っていいのだろうか。 ある程度の低価格展開を実践しないと、 既存のお客様ですら去っていってしまうのはわかる。 しかし、長期的な視点に立って考えてみてほしい。 安売りならどの企業でもできる。 また価格競争になってしまうと、 生産や流通の過程で、“あちこち”が必ず疲弊することに……。 実はウォルマートは安いだけの企業ではない。 例えば、おもちゃだけをとっても トイザらスの売上げを超えている。 家電製品さえも、業界売上トップのベストバイに続く、 売上第2位の座についている。 つまり、値段が安く、販売面積や店舗数などの規模が巨大で、 カテゴリーキラー顔負けの品数を揃えているのがウォルマートなのだ。 スチューレオナードやトレイダージョーは、 店舗数や規模の面ではウォルマートからするとかなり小さいが、 その地域のお客様には強い支持がある。 ウォルマートのような企業に対して、 価格や品揃えで勝負しようとしていない。 これらの企業に共通するのは、安さ以外の武器があることだ。 単純に安売りしていては、より規模の大きい企業には敵わない。 また、価格を抑えるために、協力会社に無理を強いるのがオチ。 この情勢であっても、すなわち倹約意識が芽生えたとしても、 お客様は価格だけでなく、品揃えの特徴やサービスの仕掛け、 スタッフとのコミュニケーションなどによって お店を選んでいるのだ。 ついつい安売りに流されちゃイ・ケ・ナ・イ! ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#trend ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の情動力スペシャル ----------------------------------------------------------------------- スチューレオナードの情動力 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 以前、船井総研の小山社長がこんなことを…。 「アメリカより日本のほうがサービスのいい店はたくさんあります。 が、アメリカには群を抜いたいい店がほんの一握りあるのです」 その一つがスチューレオナードのようだ。 今回でスチューレオナードに行くのは3回目ということもあり、 これまでも何度かビジ達でも取り上げてきたが、 今回もまたまた感動した。 平日の昼間に訪れたにもかかわらず、駐車場はすでにいっぱい。 当然広い店の中も買い物客でいっぱい。 まさに、本物の繁盛店といった様子。 このスチューレオナードで注目したいのが、 大きな石に彫られたポリシーだ。 ルール1 THE CUSTOMER IS ALWAYS RIGHT! ルール2 IF THE CUSTOMER IS EVER WRONG, REREAD RULE 1. 簡単に訳すとルール1は「お客様は常に正しい」、 ルール2は「もしお客様が間違っていると思った時は、 ルール1に戻れ」ということ。 常連客の意見にはしっかり耳をかすというポリシーを持ち、 今回それを肌で感じ取ることができた。 ただ広くてたくさんの商品を並べて、 新鮮なものを安く売っているだけではなく、 スタッフが親身になりお客様にエネルギーを向けているのだ。 さらには各コーナーでは、 ボタンを押すだけで牛やミュージシャンなどの人形が踊りだす。 子どもたちがそれを見て楽しんでいる間に、 親は安心して買い物をするという流れ。 これがスーパーのディズニーランドといわれる所以だ。 私がよく語る“情動力”をスチューレオナードは持っている。 今回私たちが訪れた時に、さつまいも風のポテトチップスの 試食カゴの中身がなくなっており、それを何人かで覗いていると、 スタッフがすぐに気付き、山盛りにしていったのだ。 前回の視察の時ではあるが、 アイスクリームショップでアイスを買おうとした時、 ポケットから出したお金では数セント足りなかった。 するとスタッフの女性はレジ横にあるカップの中から 数セントを足し「No problem」と対応してくれた。 こんなことをされると、カウンター越しにも 彼女に頬ずりをしたい気分に…(その気持ちはおさえたが)。 とにかく、このような対応を即座に ニコニコと行ってくれるのがスチューレオナードなのだ。 そしてここではお客様もニコニコと買い物をしている。 お客様に何故ここで買い物をするのかという質問こそできなかったが、 おそらく「ほら、ここに来るだけで楽しいでしょ」 そんな答えが返ってくるのではないだろうか。 それは店の作り出す情動力がお客様にも伝わっているということ。 スタッフや会社側がお客様を喜ばせようと思っているうちはまだ序の口。 さらにその先の本当の情動力がスーパーに充満すると、 お客様自身も含め店全体が情動力を発信するのだと、 今回スチューレオナードを見て感じた。 ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#jodo ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の熟ジュクア・ラ・カルト ----------------------------------------------------------------------- ニューヨークレーポート “環境が価値観をつくる” ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 海外視察セミナーのニューヨークで見つけた Good!な展開とNo good!! な展開をご紹介しよう。 まずは、【No good!!】から…。 “イエローキャブの運転手” これが、かなりの確率で無愛想な対応にあたる。 英語がうまくない人も多いけれど、そんなの彼らはお構いなし! “ニューヨーク近代美術館(MoMA)の、チケット売場のお姉さん” 目の前のお客様をまったく大事にしないような粗雑な態度! どの客に対しても無愛想で対応が悪かったのは一体なぜ!? “宿泊先ホテルのカウンタースタッフ” 機械的な対応で、ぜんぜん心が込められていない! じゃあ、【Good】はなかったのかって? もちろん、ありましたとも! “フーターズで働いていたアフリカ系アメリカ人のお姉さん” はGood! 我々のテーブルを担当し、 ニコニコしながら愛想よく注文に答えてくれ、 写真も一緒に撮ってくれた! “日本食レストラン「かつ濱」の外国人スタッフ” 最終日に行った日本食レストランでのことだが、 注文ではご飯と味噌汁が人数分なかったのだが、 気を利かせて人数分出してくれたのだ。これにはうれしい驚き! ユニクロのニューヨーク本店では、 日本人店長のNOBU氏にも会えた。 アポイントなしで訪れた私たちに、 通常の取材では得られないような裏話もじっくり聞かせてくれたのだ。 …と、アメリカのお客様対応は GoodとNo goodの両極端に分かれることを実感した。 アメリカは確かに幅があるが、 なぜこんなに反応が違うのか? その理由を大きく3つ、分析してみた。 (1)育った環境 (2)親の影響や仲間などの身近な人間関係 (3)今勤めている職場の環境 (3)が一番のポイントではないだろうか。 (1)と(2)は、今さら変えようがなかったり、 変えることは難しいのだ。 (3)は現在・未来に関わることだから、 まだまだ可能性があるワケで。 会社のリーダーは、どんなポリシーを持って、 いかに職場の風土や会社の価値観・文化を創っていくかを 明確にしていかなければならない。 しかも、ポリシーを明確にする際、 売り上げなどの数字と切り離して考えることが重要。 利益とは別のところで、お客様や協力会社との間に どんな価値観を持ってアプローチしていくのか、で違ってくる。 リーダーの知らないところで、 お客様や関係スタッフにとんでもない対応をしているかも! しっかり価値観の共有化を図っておかないと…。 あなたの言動が一番の原因だったりするから…。 オォ、恐~~~~! ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#juku ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の選ばれるビジネス ----------------------------------------------------------------------- 選ばれるジョーダンズ・ファニチャー ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 650台も収容できる駐車場(なぜかラインはピンク)! ■ コンセプトをもったイメージ演出! ■ とにかく広い&安い! ■ エンターテインメント性のあるサービス! さて、何のお店でしょう? これはアメリカで人気の家具屋 「ジョーダンズ・ファニチャー」。 家具屋って言えば、同じジャンルの家具が ズラーっと並べられていて…って、 そんなイメージはもはや古い! お店の入り口にはコンセプトを持った ショッピングモールかと思うような演出がされている。 私が行ったときは、すこし前のアメリカのある街を演出し、 ついつい家具屋であることを忘れて見入ってしまったほど。 もちろん入り口だけではなくて、 売り場ごとにコンセプトを持ったイメージ演出をしている。 例えば、ソファー売り場では実際に居間を作り、 布物や天井、壁を含めて全体を演出している。 だから、お客様はいろんな部屋を渡り歩きながら、 家具を見ることができるのだ。 また、ジョーダンズ・ファニチャーはセールをしない。 なにも、楽しい店づくりで雰囲気を演出し、 高い家具を買わせてしまおうとしているわけではない。 “毎日安い”からセールをする必要がないのだ! その安さは、大きなダイニングテーブル(ムク材)と 椅子6脚が10万円程度で買えるほどだ。 “正直さが商売のすべて”という彼らの考え方にのっとり、 売っている家具には保証書、サイズ、手入れの方法、 構成がきっちり明記されている。 つまり、大量に仕入れて安くさせて販売しているのではなく、 提携先にいいものをしっかり作ってもらい責任を持って売るということだ。 また、生コンサートを開いたり、お客様の車を無料で洗車したり、 ホットドッグを無料で配ったりするなど、 エンターテイメント性のあるサービスも彼らの“売り”だ。 約90年前、車の荷台に家具を積んで販売することから始まった ジョーダンズ・ファニチャー。 その孫たちが後を引き継ぎ、現在のような店作りを始めてから約25年。 その間に従業員は15人から1200人になったという (それでも、店舗展開は東海岸を中心に4店舗のみ!)。 お客様を楽しませる店づくりと徹底したサービスが、 “家具ならジョーダンズ・ファニチャー”というイメージを確立し、 多くの人から選ばれる家具屋にしたのだ。 やっぱりお客様から選ばれるお店には、 一般のお店とは違う徹底したものが感じられた。 ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#biji ────────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ──── ▼紹介できる事例やご意見ご感想を教えてください▼ ────── ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □■あなたが持っている事例が「ビジネスの達人」で取り上げられる!■□ 中島セイジが変わりゆくビジネスの流れをもとに、あなたの企業を斬らせ ていただきます! また、このメルマガのご意見、ご感想もお待ちして おりますので、どんどんお寄せ下さい。 ☆注目ビジネスの事例やご感想を募集中! 受付→tatsujin@q-b.co.jp ─[PR]───────────────────────────────── 中島セイジ処女本 ╋━━━━ 「非効率な会社がうまくいく理由」好評発売中! ━━━━╋ ☆★☆★ 伸びる企業は知っている「情動力」アップの方法 ★☆★☆ 無謀とも思える決断、売上とは無関係の作業…。 「無駄なこと」は、なぜ強いか? 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