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2009/05/25

いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人

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  ┌┐     いま、選ばれるビジネス
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  ││├┐   □中島セイジのビジネスの達人  □No.292 □2009.5.25
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  こんにちは!
  予兆コンサルタントの中島セイジです。

  最近、投資の対象が中心から端へ
  外見から内面へ移行しているのを感じます。
  また、投資するものも今後は
  お金から時間へとシフトするのではないでしょうか。

  実は私も自分の内面のために、
  お金だけではなく、時間もかけて投資しています。
  腕立てやランニング、掃除もその一環。

  やはり時間もかけなければ、本当の投資とは言えない。
  未来へ、未来へと向け続けてきた
  私の見・投資はしっかりと成果を出しています!
  私を見ればわかってくるのではないでしょうか。

  それでは、今週も
  ビジネスの達人をお楽しみください!
    
    
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□□■ 目次 ■□□

 
 01:モバイルショット ア・ラ・カルト
 ……“イセタンガール”だって

  
 02:今週の選ばれるビジネス
 ……成長と成果を求める“見・投資会議”


 03:今週の先取りビジネストレンド
 ……大きくて、つぶせない


 04:今週のはなまるア・ラ・カルト
 ……ランニング愛好者増!


 05:今週のFine Spiritsキーワード
 ……売り手と買い手の“思いエナジー”


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   ☆モバイルショット ア・ラ・カルト
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    “イセタンガール”だって
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  えっ! 本当にお母さんと一緒にショッピングしている。

  “20歳前後の女性は50歳前後の母親と来店する可能性が高い”という読みで、
  昨年の9月にオープンした「イセタンガール」。

  本当に母親とショッピングしている姿があちこちに。
  そして母親がワンピースを取り、娘に合わせながら何か言っている。

  いや、20歳前後になると親とではなく、友達と普通はショッピングに…、
  と思った人は、家柄や階層がこの人たちとちょっと違うのだ。

  この「イセタンガール」のターゲット層は、
  都内の私大または、その付属航行に通学するお嬢様なのだ。
  百貨店好きの母親が娘をつれて伊勢丹地下2階の
  「イセタンガール」フロアに来るという発想から展開されている。

  デザインや品揃えも、もちろん彼女らに絞り込んでのもの。
  すでに半年以上経ったわけだが、これが当たり繁盛してるってコトのようだ。

  私にはこの品揃えやファッションをお嬢様が求めているかはわからないが、
  109やラフォーレ原宿とは違うことは理解できた。

  少なくとも、自分の近くには
  このファッションが似合う娘がいないことはよくわかった。

  は〜あ…仕事柄とはいえ、ここに長居はしたくない気分。




   
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     ☆今週の選ばれるビジネス
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      成長と成果を求める“見・投資会議”
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  ついに、中島流の新しいコンサルティング手法、
  「見・投資会議」を発信するときがやってきた!

  ビジネスにおける「見・投資」の重要性は、
  ビジ達読者ならもうおわかりだと思う。
  これは、企業で行われている会議を「見・投資会議」とすることにより、
  成果はもちろん人の成長も得られるものにしようとするもの。

  具体的には、見・投資会議の中で実践されるべき役割6つを掲げている。
  1.Solution [問題・課題を解決する]
  2.Decision [意思決定する]
  3.Commitment [次の行動を約束する]
  4.Ho・ren・so [報告・連絡・相談する]
  5.Share [情報・行動を共有する]
  6.Presentation [プレゼンテーションする]

  どれも成長・成果を得ることが目的であり、
  このプロセスにおいて人や組織の成長を意識した会議展開を行う。
  「新たなチャレンジ」、「次なる目標への具体的な行動」、
  「部下の成長も意識する」、「責任をとる」など、
  常に成長をテーマに進行管理される。

  さらに、企業にとっては当然「成果」がついてこなければ継続はできない。
  数字的目標の達成に向け、参加者の意識やアイディアを集約させ、
  様々な連携を取ることはもちろん、
  数字以外の成果も達成に向けやり取りされることとなる。

  「見・投資会議」では、これまでに
  私が紹介してきたコーチング手法もヒントにした。
  コーチング手法を活かしながら会議を通じて目標達成する「すごい会議」や
  コーチングをテーマに組織力を高めて成果に結び付ける「ビジネスコーチング」、
  課題解決にフォーカスして意思決定する「ソリューションフォーカス」。
  さらには「BRT(ビジネス・ラウンド・テーブル)」なる会議手法などからも
  ヒントを得ている。

  会議の場では、原因追究はせず、
  参加者全員が「どうすればいいのか?」の具体策を意見交換する。
  この「どうすればいいのか?」は、
  見・投資会議の中心キーワードであり、
  参加者全員が自問もすれば他者にも投げかける。

  また、この見・投資会議のポイントとして挙げられるのが、
  どういう価値観とビジョンを持って会議に参加するかである。
  このベースが共有されないで会議をすることは、
  目的地を持たずに船を出すことに等しい。

  とにかく、この見・投資会議は成果だけでなく
  “成長”もテーマにしているところが重要なポイント。
  会議にはまだまだ潜在的可能性があると考えられる。
  




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     ☆今週の先取りビジネストレンド
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      大きくて、つぶせない
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  大規模の弊害。そしてつぶせる規模へ
  シティーグループやバンク・オブ・アメリカといった
  巨大銀行が事業拡大を続けた結果、
  その無謀な取引がきっかけとなり、
  世界的な経済後退を招いた。
  現状では銀行の規模が大きすぎてつぶすことは出来ないから、
  大銀行を分割できれば、そのうちの一つが破綻しても
  甚大な被害がでることはない。

  これは先日、ある新聞に
  アメリカ連邦預金保険公社のベアー総裁の言葉として掲載されていた。

  この記事を読んだ途端、いやキャッチを見た途端、
  まさにその通り! と思った。
  金融機関だけでなく、どの業種でも企業が肥大化しすぎている。

  私が常々語っている大規模化の弊害は、
  規模の大きさ故の生産性のないムダな業務の拡大。
  さらには働く人に生まれる自己防衛本能。
  すなわち、保身行動である。
  これは自分が会社での地位を守るために、
  会社を守るためにと、生活者や取引先よりも
  自分のことを優先した発想になるということ。
  “自社にとって得か損か”と“社会にとって良いか悪いか”を
  天秤にかけたとき、大きくなりすぎた企業は、
  自社のことを考えてしまいがちになる。
  これが大規模化の弊害なのだ。

  ビジ達でも何度かご紹介したことのあるマンガ
  『総務部総務課山口六平太』でもリコールをテーマにした話があった。
  自社の経営への打撃やブランドイメージの失墜を恐れ
  リコールになかなか踏み切れないという話だ。
  しかし、そのクルマが走っている限り、
  生活者は大きな危険と隣り合わせになる。
  そこを考え、“自社にとってどうか”ではなく、
  “生活者にとってどうか”の発想を優先しなければならないのだ。

  自分たちの安心・安全を優先して
  相手(生活者や取引先)を見なくなる企業の大規模化は、
  まさに社会にとっての“害”。
  これからは企業をもっと分割して、
  いや、組織をおさえて社会性を持ち、
  規模だけではない自社の存在理由を優先した発想を
  持てるようにしなければならない。



  


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     ☆今週のはなまるア・ラ・カルト
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      ランニング愛好者増!
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  ランニング愛好者が増えているようだ。
  首都圏に住む1割以上の人が
  月に1回以上走っているという新聞記事があった。
  また、ランニング愛好者は
  「健康維持にはお金をかけてもいい」
  と考える傾向が強いことも意識調査で明らかになっている。

  かく言う私もランニング愛好者である。
  ここ20年以上(もしかしたら30年以上かも?)は、
  1年に52回以上走り続けている。
  つまり週1ペースで走っているのだ。

  中島流“見・投資”の観点から考えると、
  将来の健康のため、体力維持のために走る(=投資する)のはいいことである。
  しかし、私はこの世間の動きを
  「ハッハッハッ! ようやく世間も私の考えに追いついてきたか!」
  と手放しで喜んではいない。

  ランニングウェア、帽子、サングラス、シューズ…と、
  “見てくれ”にお金をかけてやってるようじゃ続かない。
  「健康にお金をかける」というより、
  “時間をかける”ことの方が重要。

  “ランニング=ファッション”ではない。
  私がランニングをするのは、健康と体力維持のためだけではなく、
  継続することで生まれる自分への自信だったり、
  大切なところでの決断力を養うためだったり、
  とにかく相乗効果があるのだ。
  外見にお金をかけたり、
  フィットネスクラブに入会することでこれらを得ることはできない。

  これからの時代、お金より“時間”である。
  走ってシャワーを浴びて…と、
  なんだかんだでランニングには1時間半〜2時間の時間を割くことになる。

  自分のかけがえのない時間を何に投資するのか?
  未来の自分のために時間を割くなら、
  意味あるランニングとなるだろう。
  しかし、“ランニング=ファッション”としか考えていないのなら、
  それは時間の無駄遣いというもの
  (それでもケーキとかドーナツに行列をつくるよりはずーっとマシだけど…)。

  二宮尊徳の言葉に
  「遠くをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す」
  という言葉がある。
  常に遠くを見て、今何に自分の時間を投資すべきか、
  これを考えている人たちは今後選ばれていくし、
  未来に役割を担っていると言える。

  やっぱり、ランニングも“見・投資”で考えなきゃ!



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     ☆今週のFine Spiritsキーワード
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      売り手と買い手の“思いエナジー”
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  人と人との取引の間には、
  “思い”というエナジー(エネルギー)のやりとりがあると思う。

  このところ、私は「マーケティング」によるビジネスを
  否定するようになったのだが、その理由もそこにある。
  <商売>においては、人と人の間でお金と共に
  モノやサービスが動くわけだが、
  その根底には買い手と売り手(つくり手)、
  双方の“思い”があって、その2つが惹き合って初めて、
  本当の意味でのビジネスが完成するのではないか。
  あるいは、それこそがビジネスの本来「在るべき姿」なのではないかと思う。

  例えば、先々週のビジ達でご紹介したばかりの「お嫁さんの靴下」。
  ニューズレターで嫁のその商品を体験しての思いを書き綴ったところ、
  見る間に商品が売れ出したという。
  これも、売り手の「かかとのカサカサで悩まない靴下を提供したい」という、
  買い手に対する純粋な“思い”があったから、
  「そうそう、こんな靴下が欲しかったの! みんな同じ悩みを持ってるのよね」
  という買い手の“思い”に共鳴し、その結果として売り上げに結びついたのだ。

  選び抜いた皮革だけを使い、
  職人が一点一点丁寧にオーダーメイドで鞄をつくる
  「鮎藤革包堂」も、つくり手(=売り手)が
  買い手の“思い”、期待というエネルギーに応えようとする
  “思いエナジー”があるからこそ、繁盛に結びつく。
  単に「鞄」という物体だけを取引しているのではなく、それを通して、
  <発注してくれた人のことを思ってつくる⇔それを受け取る>という、
  エナジーのやりとりをしているのだ。

  反対に、“思いエナジー”が感じられない事例も紹介しよう。

  先日、「フレッシュネスバーガー」の
  ベジタブルバーガー(420円)とやらを食したのだが、
  これが肉を使わず京都の豆腐を使って作ったバーガーで、
  一見世間のヘルシー志向に“応えた”商品かのように思えるが、
  この商品を出したきっかけというのが
  今日の景気低迷による客離れをなんとかしようとして
  考えた商品であるというのだ。

  つまり、店側の都合による、一方通行のビジネスということ。
  マーケティングの論理や数値ばかりを気にしてつくられたモノで、
  そこに“思いエナジー”はない。
  これでは、新しいもの見たさに
  一度は食してみたお客様も(まさに今回の私だが)、
  二度、三度と選んでくれることはないだろう。
  つまり、「継続」できない。
  これでは、間違いなく繁盛には結びつかないのだ。

  一時代前に流行った「マーケティング」は、
  売り手と買い手の接点をつくり出すかもしれないが、
  そこで動くのはモノとお金だけ。
  “思いエナジー”が動かなくては、
  満足は半減し、リピートにはつながらないってこと!

  チェーン店に愛着が湧かないのも、
  マーケティングはあっても“思いエナジー”のやりとりが
  少ないからなのだろう。
  やっぱり、人と人がやりとりをするのが取引であり、商売というもの。
  人の思いや気持ちがそこで動かなければ、商売とは言わないのかも。
  この思いのやりとりも、“情動力”なのだろう。



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