2009/03/10
いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人
━━━━━━━━━━━━━━http://www.q-b.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌┐ いま、選ばれるビジネス │├┐ ─────────── ││├┐ □中島セイジのビジネスの達人 □No.281 □2009.3.9 163━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは! 予兆コンサルタントの中島セイジです。 ここ2週間ほど天気の悪い日が続いていますが、 たまの晴れ間には日が暖かく、 春の訪れを感じ、年甲斐も無く ワクワクしてしまう今日この頃。 町行く人々が付けているマスクも 風邪対策から花粉対策へと。 冬〜春の間、マスクを手放せない方も いるのではないでしょうか? 昔は、一年の半分を マスクで過ごさなくてもよかったのに… 花粉症歴うん十年の私は、 もうマスクが手放せません… それでは、今週も ビジネスの達人をお楽しみください! ──────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽────── --------------------------------------------------------------------- □□■ 目次 ■□□ 01:モバイルショット ア・ラ・カルト ……“ジモティー”が集う繁盛店 02:今週の選ばれるパーソン ……アルバート・アインシュタイン 03:今週のFine Spiritsキーワード ……今だから、“見・投資” 04:今週の選ばれるビジネス ……光彩工芸の竹林経営 05:今週の熟ジュクア・ラ・カルト ……“見・投資”のない米国流 ---------------------------------------------------------------------- ☆モバイルショット ア・ラ・カルト ---------------------------------------------------------------------- “ジモティー”が集う繁盛店 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 「いまちょうど席が空いたよ〜。おいしいラーメンが…」 へぇ〜、中州の屋台村は呼び込みが強い。 どの屋台でもお兄さんが呼び込んでいる。 これが福岡の中州的屋台村ってことだ。 でもそのほとんどのお客様は見るからに観光客ばかり。 はたして今後、どうなるのだろうか……?? この冬に訪れた帯広の屋台村。 呼び込みをする店は一つもなかった。 もしかしたら、寒くてだろうか? いや、この寒いのにここの屋台村は 十分繁盛しているのだ。 ほとんどの店がいっぱいで入れない状態。 そして、そして、実はお客様のほとんどがジモティーなのだ。 そう、ジモティーでいっぱいになる店こそ、本物の繁盛店ってこと! 通常の店でも屋台でも、常連客でいっぱいになる店は強い。 こんな時勢でも強いのだ。 ◇画像を見る↓ http://q-b.co.jp/contents/index.html#mobile ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の選ばれるパーソン ----------------------------------------------------------------------- アルバート・アインシュタイン ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ さかのぼること1921年に、 41歳という若さでノーベル物理学賞をとって 世界をあっと言わせた人物といえば!? アルバート・アインシュタインその人である。 1879年生まれのアインシュタインが亡くなった1955年は、 なんと予兆コンサルタント中島セイジが生まれた年でもある。 まるで生まれ変わり…とまでは言わないまでも(笑) 時代を同じくしたかもしれない点で言えば、 ずいぶん身近な存在に感じられてくる。 人類の歴史に偉大な貢献を残したアインシュタイン。 偶然、本屋で彼の言葉をつづった本を見つけた。 その中には例えば、こんな言葉が。 「ああ、悲しいかな。エゴと競争心は、公共心と義務感よりも強い。」 経済優先の社会は、エゴと競争心を生み出してきた。 “自分だけ”の経済主義は、ただの競争心とエゴでしかない。 アインシュタインは、果たしていつごろこの言葉を残したのか。 1940年ごろとすれば、70〜80年前にすでに、 人の性は公共心や義務感(中島流でいう“義”)よりも、 “利”を求めてしまうことを語っていたのだ。 そして、こんな言葉も。 「文明人の運命は、いよいよ、 どれだけ力のある道徳を生み出せるかにかかっています。」 道徳がなければ、人類は滅びかねないと警鐘を鳴らしたのだ。 物理学者や数学者という枠を超えて、 アインシュタインは“哲学者”でもある。 きっとあるジャンルを極めていくと、 みな同じ境地に行き当たるのだろう。 それにしても、文章の表現に洒落っ気があり、 ウィットに富んでいる。なかなかセンスがあるではないか。 まさに、「力のある道徳」。 これは、二宮尊徳が言っていた 「道徳を忘れた経済は罪悪である。 しかし、経済を無視した道徳は寝言でしかない」 とそっくり…いや、どこか通じるものがある。 何かを極めた人物は、 マクロ的な視点で物事を見つめるようになる。 そして、時代が間違った方向に行こうとしているときに、 こうした地球規模・グローバルな視点、 さらにロングレンジのものの考え方に到達するのだと思う。 私がさまざまな角度で、 予兆コンサルタントとして世の中の問題点を 指摘しているのも、 歴史にそのあるべき姿を探ると見えてくるものがあるから。 ロングレンジで見れば、今の経済が行き過ぎた状態から、 痛みを伴いながらもやがて振り子が 元の健全な状態に戻るための時間とエナジーが必要ということ。 これらのフレーズは、すこし前ではあるが アインシュタインが加速するエゴや経済主義の時代を生きたために、 見出した言葉たちなのだろう。 ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#par ----------------------------------------------------------------------- ☆今週のFine Spiritsキーワード ----------------------------------------------------------------------- 今だから、“見・投資” ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 少しまえに提案させてもらった、 「Fine investment(見・投資)」。 投資といってもお金だけでなく、 時間・能力・心といった広義な意味での投資のこと。 それを私は“見・投資”と名付けた (さすがセンスのいいネーミング!)。 私はさまざまな企業の関係者に会っているわけだが、 今後間違いなく選ばれていく、 残っていくだろうなという企業には共通するものがある。 それは不況と叫ばれる“今”、投資しているということ。 今回はそこに着目し、企業の“見・投資”事例を紹介しよう。 見・投資1:商品開発に投資する会社 今年度は赤字になってしまう某大手自動車会社。 彼らはこの“苦しい時期”に、あえて商品開発に乗りだした。 過去の蓄財を使い(何兆レベル!)、 また人員をそこに集約し、未来に向けた投資をはじめたのだ。 今や自動車産業は世界的規模で経営的にはアップアップの状態。 そんな今こそ、3年後、5年後、 世界の業界他社が追いつけないレベルの商品を開発するんだ! という投資計画を立てたという。 見・投資2:人材に投資する会社 不況により、企業が採用人数を控えたことは周知の事実。 内定取り消しだとか、採用枠の縮小だとか…大手だけでなく、 中小企業も同じ動きを見せた。 そんななかで、いつも以上の募集を出したコンサル企業がある。 なぜこの時代に採用するのか。 その答えは、社長の考え方にある。 「採用した人材はすぐさま活躍してくれるわけじゃない。 3、4年経ってからはじめて活躍してくれる。 だったら4、5年後に活躍してくれるいい人材を今こそ入れるべき」。 なるほどこれもやはり、視点が未来へ向けられているのがわかる。 見・投資3:地域の清掃活動をする会社 自社の周り1キロ範囲や駅周辺など、 地域の清掃活動に取り組む中小企業がここ最近増えている。 会社が厳しい状態であったとしても掃除はできる。 ならば自分の会社のなかだけではなくて、 その周辺など関わりのあるところを一生懸命掃除しようと。 これも、“地域に対する投資”である。 見・投資4:新しい取り組みに挑戦する会社 確実にリターンがあるという裏づけのないもの ――宇宙開発に投資をしたのは、あの植松電機。 本来リサイクル業界向けの磁石をつくっている会社だ。 実はこの投資、植松専務の宇宙開発に対する興味からはじまった。 企業というよりも個人の志だったのだ。 無謀に見えたこの挑戦は、結果的に思わぬリターンが…。 というのも、宇宙開発を通じて、 本業に活用できる技術情報があれこれと。 しまいには、この宇宙開発がお金を生みはじめたという。 企業とは相乗効果で展開されていくもの。 1+1=2ではなく、1+1が3にも4にもなっていくのがビジネスだ。 志がある、夢のあるところへ投資すれば、 なんらかの形でリターンがあるだろうと私は考えている。 でもほんとうに無謀なところに投資したらダメなんだけど…。 不況の時代、目の前のことに一喜一憂し、 静かにしてこの冬を乗り切ろう…と言っていても春はこない。 だから今こそ、未来を見据えて お金・時間・能力・心を投資する“見・投資”をするべきってこと! ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#key ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の選ばれるビジネス ----------------------------------------------------------------------- 光彩工芸の竹林経営 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん竹林経営なるものをご存知だろうか? 竹林とはあの竹の林のこと。 竹は胞子や種でその数を増やすのではなく、 全てが根で繋がっているのだ。 竹林経営とは、それを経営に例えて、 技術や人材、ノウハウがベースとなり 展開されている経営のこと。 実はこの竹林経営は光彩工芸という JASDAQに上場もしている企業の経営概念。 社長の深沢氏とはNBC(ニュービジネス協議会)で知り合い、 さらにはBRT(ビジネス・ラウンド・テーブル)という 経営者で構成しているサークルでも一緒と、 何かとお付き合いさせていただいている。 それが今回、月刊CDビジネスイノベーションへの登場が決まり、 その打合せで新たな発見をすることになったのだ。 先ほどの地に足のついた経営“竹林経営”は 長期的視点で見れば、派手な展開はなくても 企業の継続に繋がっていくということ。 光彩工芸は世界のジュエリーブランドに 提供するジュエリーパーツの製作と 有名ブランドのOEMを中心に事業展開している企業だが、 以前は自社ブランドを展開していた時期もあったという。 しかし、その展開はそれまでの社員にとって 根のつながった展開ではないと判断。 すぐさま深沢氏はこの事業の中止を決断した。 これは経営者として非常に重要な決断だ。 現在行っているパーツの製作では、 中国やスペインなど世界中の企業が競合相手となる。 その中でも機械だけに頼らず、 人の手による職人芸を加えることで、 世界的に見ても高品質のパーツを製作している。 また、光彩工芸の拠点・山梨県は ジュエリー系の企業の集積地。 自社だけでは対応できない事態にも、 そのネットワークを活かして対応する。 そして一番のマーケットとなる東京もすぐとなりという好立地。 これらも竹林経営の発想といえる。 この光彩工芸は山梨県の“ちいき経済賞”を受賞した、 まさに地元にもなくてはならない企業として評価されているのだ。 会社であれば当然社員がいる。そして社会的な役割もある。 そういった面で考えれば、継続することがまず 会社としての大きな責任のひとつと言える。 その点でも深沢社長がすすめる一見地味だが、 確かな歩みを優先する竹林経営は、 意味あるテーマと言えるのだ。 竹林経営からは、その継続のヒントを学ぶことができる。 月刊CDビジネスイノベーションではより詳しく、竹林経営の真髄に迫っている。 そちらもぜひ確認してほしい。 http://www.q-b.co.jp/b_i/index.html ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#biji ----------------------------------------------------------------------- ☆今週の熟ジュクア・ラ・カルト ----------------------------------------------------------------------- “見・投資”のない米国流 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先日、ある新聞の見出しに 「四半期決算、決別が得策」とあった。 記事には『米財務省は数年前から日本の米国化を図り、 株主重視で透明性・柔軟性の拡大という形で展開されてきた。 しかしその目標は達成しつつあるように思えるが 必ずしもプラスにはなっていないようだ』と書かれていた。 プラスになっていないどころではなく、 米国流資本主義の展開は日本に大きな問題をもたらした。 四半期決算により経営者は、 株主の機嫌を取るために人員を削減してまで、 数字が出ていることを3ヶ月ごとに証明することに。 本来なら人員削減せずに展開していた日本の企業が、 人員の削減をしなければならなくなったということ。 そして、次の決算でも売上げが伸びなければ、 また同じ決断をしなければならないのだ。 単年度制の決算が本来の形だが、 決算が短くなればなるほど長期的な事業展開は望めない。 従業員は30年40年と勤めることになるわけだから、 長期的な視野のある会社でないと 安心して働くことができないというのが現状だ。 そこで中島流の“見・投資”! 単年度制ですら毎年数字を合わせていかなければならず、 3年後、5年後、10年後を見据えた投資はなかなか出来ない。 そうすると1年ですぐに結果の見える短期的な投資に偏ってしまう…。 米国流とはまさにこれである。 これでは未来を見据えた長期的な投資など、 よっぽど余裕がないとできない。 会社は経営者や投資家の持ち物ではなく、 そこで働いている社員や取引先、 お客さまのためのものでもあるのだ。 経済に重点を置いた資本主義はなるべくして不況を呼び込んでいる。 米国が四半期決算になっているのは性悪説ビジネスによるもので、 未来に向けた投資が出来ない背景になってしまっているのだ。 だからこそ、今未来に向けた投資をしているところはこれから強いのだ。 ショップにしても企業にしても、 この不況に飲み込まれずに展開しているところは 既に過去から先を見据えた投資をしてきているところということ。 また、これまでにある程度の投資をしてきたところは、 こんな時代でも3年後・5年後といった未来のための投資を続けている。 目先のお金だけを追っては前に進めない。 今こそ米国流ではなく、日本流の“見・投資”をする時だ。 ◇画像を見る↓ http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#juku ────────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ──── ▼紹介できる事例やご意見ご感想を教えてください▼ ────── ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ □■あなたが持っている事例が「ビジネスの達人」で取り上げられる!■□ 中島セイジが変わりゆくビジネスの流れをもとに、あなたの企業を斬らせ ていただきます! また、このメルマガのご意見、ご感想もお待ちして おりますので、どんどんお寄せ下さい。 ☆注目ビジネスの事例やご感想を募集中! 受付→tatsujin@q-b.co.jp ─[PR]───────────────────────────────── 中島セイジ処女本 ╋━━━━ 「非効率な会社がうまくいく理由」好評発売中! ━━━━╋ ☆★☆★ 伸びる企業は知っている「情動力」アップの方法 ★☆★☆ 無謀とも思える決断、売上とは無関係の作業…。 「無駄なこと」は、なぜ強いか? 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