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2009/03/02

いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人

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  ┌┐     いま、選ばれるビジネス
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  ││├┐   □中島セイジのビジネスの達人  □No.280 □2009.3.2
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  こんにちは!
  予兆コンサルタントの中島セイジです。

  日本中、いや世界中が注目する
  ワールド・ベースボール・クラシック
  が開催直前となりました。

  アメリカやキューバ、ドミニカと並び
  日本や韓国も堂々の優勝候補!
  前回覇者の日本、オリンピック金メダルの韓国。
  近年極東の野球は、
  大舞台で素晴らしい結果を残していますが、
  私が思う勝因は
  「やるべきことを、きっちりやる」
  ということができているからだと思います。

  パワーやスピードでは勝てない。
  しかし、みんなが集中し、徹底しやるべきことをやる。
  これはビジネスの世界でも同じ。
  規模だけで勝負していても勝てない。
  それぞれが自分のやるべきことをやり遂げているうちに、
  自然とお客様からも選ばれることになる。

  さぁ、日本!
  やるべきことをやる者の強さを見せてくれ!

  それでは、今週も
  ビジネスの達人をお楽しみください!
  
    
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□□■ 目次 ■□□

 
 01:モバイルショット ア・ラ・カルト
 ……アインシュタイン似!

  
 02:今週のファインスピリッツ・キーワード
 ……セミから学ばず、カメから学べ


 03:今週の目からウロコのおすすめ本
 ……『掃除が起こした「奇跡の力」』
    鍵山秀三郎著


 04:今週のはなまるア・ラ・カルト
 ……手塚治虫氏〜火の鳥未来編〜


 05:今週の先取りビジネストレンド
 ……世界らん展日本大賞2009


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   ☆モバイルショット ア・ラ・カルト
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    アインシュタイン似!
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  「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」

  ふむふむ。
  やっぱりそうなんだよね。

  これはアルバート・アインシュタインの言葉。
  だから、私も体験したくなる。
  そこに行ってみたくなるんだ。

  ついつい足が向いてしまう、皇居ランニング。
  行くまでにも3キロぐらい走るが、この一周がけっこうキツイ。
  いつも途中でやめたくなる。

  そうそう!キツさで思い出すのが、
  例の千葉房総の100キロ歩き。
  100キロを完歩したのは、もう2年前になってしまった。
  そのキツさはもう忘れましたが、
  この私でさえ途中棄権を考えたくらい。

  ところで、その体験で何を学んだっけ?
  「不運は、幸運とは比較にならないほど、人間によく似合っている」
  だって。これもアインシュタインの言葉。

  アインシュタインは科学者としてはもちろんだが、
  文学者としてのセンスもスゴい!

  ときどき、私がアインシュタインに似ているって言う人がいるけど、
  光栄に思わなくては…。

  ところで、その想像力をみて言ってるのだろうか?
  それとも、その個性やユーモアのセンスだろうか?

  それとも……




   
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     ☆今週のファインスピリッツ・キーワード
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      セミから学ばず、カメから学べ
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  「経験に聞くべからず。哲学を歴史に求めよ」

  日経ビジネス「有訓無訓」のコーナーに、
  東大寺の長老の話が載っていた。
  こんなキャッチフレーズが小見出しとして付いていた。

  経済危機。私が生きてきた50数年、
  また団塊の世代が生きてきた60数年では経験していない
  “未曾有”のことが今、起こっている。
  東京で400年続く石川家や、
  京都で320年以上も続く半兵衛麩から
  学ぶべきことについて再三語っているが、
  こんなときこそ歴史にその哲学を探るべきときにきていると思う。

  現在は、100年に一度の経済危機などと言われるが、
  東大寺長老は
  「あの1945年前後の日本は、それどころではなかった」、と語る。
  その当時は、戦争で多くの人が亡くなり、
  焼け野原になって食べ物もない状態、
  今の状況とは大きく異なっている。

  長老に言わせれば、経験をものさしにしても、
  人間の寿命くらいではまだまだ経験不足なのだ、と。
  歴史の中には当然、
  今以上に大きな問題を抱えていたときもあった。
  国内外で、地球規模の問題が起こったこともある。
  飢餓や病気などもそうだ。

  1929年、あの大恐慌の当時と比べても、
  今とはまた違う状況。
  こうした問題に直面したときこそ、
  中島流では「セミから学ばず、カメから学べ」なのだ。
  セミは、「今年は、例年より暑い夏だな」
  なんてことは考えられないわけで。
  いやそれ以前に、夏のあとに秋が来ること、
  春夏秋冬があることすら知らないはず。
  セミが生きられるのがたった7日間では、
  状況を客観視することは難しいから、
  問題に対処する術をもてない。

  一方、カメが数百年生きると仮定すると、季節があることも、
  60年や100年といった大きなサイクルのうねりも、
  ロングレンジで見通せる。
  今起こっているのは、本当に未曾有のことなのか、
  それとも人間として、
  起こるべくして起こったものなのかが見渡せるということ。

  数百年の間、さまざまな苦境をも乗り越えてきた
  半兵衛麩や石川家には、
  いまの価値観ではなかなか気付けない軸が通っているということ。
  まさにカメのゆるがない知恵が存在する。

  「先義後利」や「徳の商売」は、何百年経っても変わらない哲学なのだ。

  経験に聞けばセミの視点に、
  歴史に哲学を学べばカメの視点に。
  つまり、ファインな展開のためにはカメから学べ!ということ。
  




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     ☆今週の目からウロコのおすすめ本
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      『掃除が起こした「奇跡の力」』
     鍵山秀三郎著
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  「掃除道」の元祖・鍵山秀三郎相談役が書いた
  「掃除道」の総集編といえる本が完成した。

  少し前に「掃除の道」というDVDを作らせてもらったのだが、
  そのなかでは「日本を美しくする会」が15年くらい前にできて、
  それが日本中に広がり、そして世界にも…という話をした。
  この本にはその辺りのことも書かれている。

  今、トイレ掃除が注目を浴びている。
  “便教会(べんんきょうかい)”というものをご存じだろうか?
  これは教師の教師による教師のためのトイレ掃除ということで、
  愛知県を皮切りに全国の先生方が“便教会”を発足させて、
  掃除を学校のなかに持ち込もうとしているのだ。

  なぜ、トイレ掃除なのか?
  本では“トイレ掃除によって得られる5つの効用”
  というのが説明されている。
  みなさんご存知かと思うが、復習をかねてご紹介しよう。

  1. 謙虚な人になれる
  2. 気づく人になれる
  3. 感動の心を育む
  4. 感謝の心が芽生える
  5. 心を磨く

  トイレ掃除には人を変える力がある。

  掃除と触れ合うことによって起きた
  さまざまなエピソードを読むことによって、
  掃除がもつ「奇跡の力」を実感できる。

  本の中では、その「実例」がいくつか紹介されている。
  例えば愛知県の中学生Sくんは、
  ガラスは割るわ、物は壊すわ、人に暴力をふるうわ、
  飲酒はするわ、万引きはするわ…という超問題児。
  このSくんはトイレ掃除と出合い、ある先生と出会い、
  少し時間を経てイエローハットの創業者である鍵山相談役と出会う。
  その過程で彼には“変化”が訪れるのだ。

  ほかにも、5年以上続けられている「新宿の朝の掃除」や、
  開始して15年が経つ「福岡の掃除に学ぶ会」についても書かれている。
  なぜ始まったのか、なぜ多くの人が集まるのかについても
  鍵山相談役は語っている。

  先週のビジネスの達人でもご紹介したとおり、
  『掃除が起こした「奇跡の力」』の大きなテーマは
  「他者への配慮」だ。
  経済優先型の社会によって、
  日本人は「他者への配慮」を失ってしまった。
  私の持論である「負の経済ドレス」と同じようなことを
  鍵山相談役はこの本のなかで語っているのである。

  鍵山相談役は
  “コストパフォーマンス(費用対効果)”が
  好きではないと言う。
  「自分さえよければ」という考えであり、
  誰もが自分の得のことしか考えていないと世の中はよくない方向にいく。
  そこに「他者への配慮」はない。

  この本は掃除をすることで、
  日本人がもともと持っていた
  「他者への配慮」を取り戻そうと呼びかけている。
  掃除はだいぶしてきたが、私の「他者への配慮」はまだまだ…。



  


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     ☆今週のはなまるア・ラ・カルト
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      手塚治虫氏〜火の鳥未来編〜
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  西暦3404年…汚染され死にかかっている地球の描写。
  人々は地上に住めなくなり地下につくった都市で生活している。

  これは先日NHKのBS放送で放映されていた火の鳥未来編の冒頭。
  以前、ブッタを手にしたことを紹介したが、
  最近になり火の鳥を手にすることとなった。

  手塚治虫氏生誕80周年ということもあるが、
  最近様々なところで手塚氏の情報を手にすることが多くなった。
  BSで放送されたのが自分で本を買った後だったので、
  絵に描いたようなタイミングで色々な角度から
  火の鳥を見ることができることに。

  物語の舞台は、汚染され人々が住めなくなった地球。
  それにより、数百万人の人たちは地下都市をつくり生活しているのだ。
  地下都市も地球上に5つくらい存在し、
  それぞれの都市ではすべての判断をコンピューターに委ね、
  人間は自主的な判断をほとんどしていない。
  そのコンピューターがまた人々を破滅へ向かわせていくのだ。
  そんな生活が嫌になった「マサト」という青年が地下都市を飛び出し、
  様々な出会いと経験をしていく。

  この連載が始まったのは1967年〜1968年。
  今から40年以上も前に手塚氏は1400年も先の未来を想像し、
  地球が汚染されている様を描いている。
  今の世界的な経済危機はプロローグにしか過ぎず、
  1400年までとはいかなくとも、いつかこんな危機がやってくることを
  手塚氏は予測していたのだ。

  人間が競争し、欲に走ることは人類や地球を破滅させていく。
  まずは人々の心や考え方を立て直すことが非常に重要なこと。
  今、私が今の時代を危惧し、
  人間の本来のものの考え方や生き方を求めていたのだが…
  既に手塚氏はそれらを予測し多くのマンガを通じて警鐘を鳴らしていたのだ。

  地球は様々な歴史を繰り返しているが、
  過去の歴史の中に、実は自分たちが優先しなければならない
  哲学のヒントがあるのではないだろうか。

  さすが手塚治虫氏 !
  さすが“火の鳥” !
  次は「ヤマト・異形編」を読も〜っと !


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     ☆今週の先取りビジネストレンド
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      世界らん展日本大賞2009
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  今までは、らんに縁もゆかりも無かった私も、
  ついにらん展に足を踏み入れることに。
  というのもすこし前に月刊CDビジネスイノベーションに登場してもらった、
  アートグリーンの田中社長が今回のらん展に出展もし、
  理事も勤めていたのだ。
  その田中社長が直々に案内をしてくれるとのことで、
  東京ドームに参上した次第。

  20カ国から3千種、10万株のらんが集まり、
  毎年一度東京ドームで開催されるらんの展覧会。
  今年ですでに19回目を数え、
  9日間の開催で40〜50万人もの人が来場するという。

  田中社長のアートグリーン社は
  胡蝶蘭の花に文字や模様を入れるという
  技術を紹介しているブースを展開。
  私も写真を撮ろうと思ったが、
  大勢の人だかりでなかなか写真も撮れないほどの
  注目を集めていた。

  しかし、今回驚いたのはその参加者の数!
  1日平均5万人ほどが訪れているらん展だが、
  私が訪れたのが休日ということもあり、さらにすごい人数に。
  しかし、周りのお客様の多くは平日も休日も関係がなさそうな方々…。
  つまり、もう退職された夫婦が中心だった。

  もう一つ驚いたのは、らんが展示されている
  東京ドームのグラウンド部分ではなく、
  ベンチにも大勢の人がいること!
  らんを見に来るだけだと思いきや、
  本当に多くの年配の方々がベンチに座り、
  お弁当を食べているという、予想だにしない光景が…。

  ここで中島流の視点で、
  何故50万人にも及ぶ人々が
  らん展に集まってくるのかを分析してみよう。

  来場者は50〜70代ほどの年配の方々が中心。
  この方々は銀座のねんりん屋に並ぶ人たちと同じ層で、
  “時間ある”人たち。

  そうすると、2,000円ほどの入場料で
  一日を自分の趣味のためや友人と一緒に過ごせる
  らん展はなかなかおトクということ。

  何故らん展に行くのか、何故ねんりん屋に並ぶのか?

  今の時代の人たちは、
  外で活動できる健康な体を持っていても、
  時間を有効に活用する術を持っていないのだ。
  だからこそ、これからは有効に時間を活用できる
  “コトビジネス”の提案がキーワードになってくる。
  それをらん展で感じた。

  “モノ”だけの時代は終わりを迎え、
  これからは付加価値のある“コト”の時代となる。




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