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2009/02/16

いま、選ばれるビジネス-中島セイジのビジネスの達人

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  ┌┐     いま、選ばれるビジネス
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  ││├┐   □中島セイジのビジネスの達人  □No.278 □2009.2.16
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  こんにちは!
  予兆コンサルタントの中島セイジです。

  麻生内閣の支持率がついに一桁の
  9.7%にまで落ち込み、
  中川大臣は会見中の居眠りで
  世界中からバッシングをうける。

  なんとも恥ずかしい話だ。
  いよいよ、今度こそいよいよ
  自民党政権も終わるかも…。
  
  しかし、もし政権交代があったとしても、
  そんなに期待ができるのだろうか…?

  やはり、日本を変えていくのは
  政治に頼っていてはダメ!
  一人一人の小さな行動から、
  徐々に日本を変えていこうじゃありませんか!

  私が毎日取り組んでいる街の清掃も、
  いつかは日本を変えるきっかけに…
  なればいいな〜

  それでは、今週も
  ビジネスの達人をお楽しみください!
  
    
──────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽─────∽ ◆ ∽──────

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□□■ 目次 ■□□

 
 01:モバイルショット ア・ラ・カルト
 ……妥協を許さないシルク・ドゥ・ソレイユ

  
 02:今週のはなまるア・ラ・カルト
 ……ついにビジ達300号!!


 03:今週の選ばれるビジネス
 ……cafeレストラン ガスト研究


 04:今週の熟ジュクアラカルト
 ……ヒューマンスケール


 05:今週の目からウロコのおすすめ本
 ……『マングローブが教えてくれた働き方 ナチュラル経営のススメ』


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 ☆モバイルショット ア・ラ・カルト
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    妥協を許さないシルク・ドゥ・ソレイユ
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  ラスベガスで「O(オー)」も見た。
  「KA(カー)」も見た。
  そしてついに「ZED」も見てきた。

  いや、自慢しているわけではないが、
  シルク・ドゥ・ソレイユの人気と商品の質、
  そして、そのビジネスに興味を持っているのだ。

  OもKAも本当にすばらしかった。
  が、さすがに三度目の今回はそれほど感動しないだろうと予測して、
  舞浜駅に降り立った。

  マーケティング的にも、
  感動はその回数の2乗に反比例すると聞いたことも…

  ところが…
  予想を裏切り、涙を流すほどではないにしろ感動させてくれるのだ。
  多くの人がスタンディングオベーション状態に。
  登場コンテンツの違い、舞台演出の違い、
  そして様々な仕掛けの違いもあり、
  予想を超える展開となっていたのだ。

  次はどんな技を見せてくれる人が登場するのかと、
  ついワクワクしてしまう。
  やっぱり、世界から集め、高度な鍛錬から生まれる
  高いレベルの技を作り上げているからなのだろう。

  どんな演出をしても、どんなストーリーで綴られていたとしても、
  そこに甘えないすべての登場者の高度な技が、
  マーケティング理論を打破しているのだ。

  10年程前、ディズニーからの話にも妥協しなかったために、
  破談となったというシルク・ドゥ・ソレイユ。

  ここにロングレンジで存在するための
  ビジネスのヒントがあるように思えてならない。

  そういえば…ミッキーのぬいぐるみが登場したのは、ほんの一瞬だけだった。



   
 ◇画像を見る↓
 http://q-b.co.jp/contents/index.html#mobile

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     ☆今週のはなまるア・ラ・カルト
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      ついにビジ達300号!!
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  先日もビジ達が6年経ったことをお伝えしたが、
  ついに号にして300を配信することになった!

  せっかくだから、100号と200号の記事を振り返ってみようと調べていたら、
  100号の「目からウロコのおすすめ本」では
  『拝啓お住まい様、お元気でお過ごしですか』という本を紹介していた。
  この本は、みなさんご存知、丸山工務店の丸山会長が書いた本だ。

  半径3km圏内で毎年70〜80棟もの住宅を手掛け、
  その約半分である30〜35棟は、以前立てた家の定期点検の際に、
  新たにご紹介してもらったお客様の注文ということが書き綴ってある。
  その本の紹介と共に丸山会長がなぜ
  お客さまに選ばれるビジネス展開になったのかを語っていた。
  また、「先取りビジネストレンド」では、
  大学生の就職にあたってR22というR25の特別号が出ていたことや、
  京都の島原(その昔遊廓だった場所)の紹介をしていた。
  さらにさらに! 掃除に学ぶ会の資料もあり、
  4年も前からトイレ掃除に参加していたのだ!

  では、200号はどうだったのか?
  200号では熊本の千興(せんこう)ファームに行ったレポートがあった。
  千興ファームとは馬刺しとなる馬の飼育をしている牧場で、
  工場の中では非常に厳しいルールを持って馬肉の生産をしている。
  安全で安心な商品を作るための厳しいルールと、
  工場内で馬から馬刺しになるまでの工程を見学させてもらったのだ。
  それを、千興ファームの“非効率”として紹介していた。

  過去の記事を見返していてさらに驚いたのは、
  199号であの“ニューパラダイムシフト”を勝ち組キーワードで語っていたことだ!
  価値観の展開と題し15年周期でどのような流れがきているのかということを、
  中島流のニューパラダイムシフトとして今から2年前に紹介していた。

  さぁ、これでついに300号となったわけだが、
  100号ごとに振り返るとだいぶ進化している。
  6年間、毎週4〜5コンテンツを制作、発信してきたおかげで、
  それらをまとめて文章化するプロセスが、
  今の自分にかなり貢献していると…。
  そんな中から1年前に本を出版し、
  さらに現在第2弾の書籍発売に向け動いているのだ。

  これはまさにビジネスの達人を積み重ねていたからこそ、
  少しずつ進化してこれた証なのだ。
  時代の流れをより早く察知し、
  それに対応できるビジネスのあり方を分析していく。
  この積み重ねることの重要性。
  それによる新たな展開という相乗効果こそが中島流の考え方。
  




 ◇画像を見る↓
 http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#ara


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     ☆今週の選ばれるビジネス
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      ココ・ファーム・ワイナリー
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  栃木県足利市にあるワイン醸造所「ココ・ファーム・ワイナリー」。
  草取りや害虫対策をはじめ、すべて手作業でつくられる
  “自然派国産ワイン”の醸造所だ。

  洞爺湖サミットや沖縄サミットで採用されるほど
  高い品質を誇るすばらしいワインを造っているのは、
  なんと知的障害者更正施設「こころみ学園」の園生たち!

  「こころみ学園」園長の川田昇さん(88)は、
  以前セミナーでお話させていただいたこともあり、
  どうしてもお会いしたかった人のひとり。

  川田さんはもともと中学校の先生をされていて、
  そこで特殊学級をもったことで、
  知的障害者の人たちとのやりとりが始まったという。

  「この子たちの就職先はないだろう」
  「だったら自分がつくってやろう!」ということで
  自分の私財をすべて売り払い、
  また賛同する先生方の協力もあって足利の地の山を買った。

  開墾が始まったのは1958年。
  そこから2年間をかけてブドウ園にしたてあげたという
  (まだブドウ園とは言えない状態だったかも)。
  伐採した木で原木栽培したしいたけと、
  ブドウ園でできたブドウでかろうじて生計をたてていたそうだ。

  1969年には「こころみ学園」がスタート。
  「知的障害者を助ける」ではなく
  「一緒に生きる」というのが園の方針だ。

  なぜ、農業にこだわったのか。
  川田さんは自身が農業をやっていく過程で、
  「農業は障害の人たちの障害度をもやわらげてくれるかもしれない」
  と考えたからだ。

  山を買い、学園もつくった。
  農業もどうにか起動に乗りつつあった…が、
  川田氏はまだまだ満足していなかった。
  「もっとこの農業を付加価値ある生産展開に…」。
  そこで川田氏が目指したのが、ワイナリーだったのだ。

  実はこのワイナリーでもっと園生が活躍できる場所ができたという。
  その活躍の場所は、園生に存在意義をもたらした。

  「この仕事は自分にしかできない!」
  自分の存在意義があること、
  自分が認められていると実感することが
  彼らにとってどれだけ嬉しいことだろうか。
  彼らの活性化の裏づけは、“長生き”として現れた。
  いまや、60・70代の園生がここで生活しているという。

  川田氏がこの50年間やってきたことは、
  “利”を追求するビジネスではない。
  園生が存在意義のある活動を通して、
  生活し続けられる“しくみづくり”なのだ。

  まさに、ココ・ファーム・ワイナリーは、人に照準を合わせた
  ヒューマンスケールの事業を展開する企業(?)といえる。



  


 ◇画像を見る↓
 http://www.q-b.co.jp/contents/index.html#biji


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     ☆今週の熟ジュクアラカルト
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      cafeレストラン ガスト研究
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  カップルで来て、携帯でおしゃべりしている女性。
  同じように電話で話している若い女性、おじさん。
  足を放り出して携帯いじりに夢中の学生たち。
  どん、どん!と派手な音で机に物をぶつける子どもと、
  それを注意しない親。
  うるさい声で延々としゃべり続けるおばさん二人。

  これらは全部、cafeレストランのガスト店内の風景。
  大げさに言っているのではない。
  本当に、ひとつの店内でこれだけのことが起こるのだ。

  店内を、急ぎ足で走り回るスタッフ。
  お客さまが食事をしているその横を急ぎ足で通り過ぎるというのは、
  本来のレストランではNG。
  「忙しいから仕方ないんだ」
  と言わんばかりに走り回っていると…やっぱりやった。
  「バッシャーン!」と大きな音を立て、
  「失礼しましたー!」と声を張り上げる。

  そしてお次は、ピンポーン!
  料理を注文するときにお客さまが押すボタンによって
  店内に鳴り響くあの音、けっこう大きく、
  しかもしょっちゅう鳴り続ける…。
  セットメニューで勧められるデザートが、
  食事が終わって10分〜15分経ってもやってこないので、
  しびれをきらした私は、うるさいピンポンを鳴らす側になってしまう。
  あの音ってもしかして、オーダー以外の苦情分が上乗せされてる!?

  ガストのスタッフがこれほど慌ただしい理由は当然、人手不足。
  すかいらーくグループが人員削減をした結果、
  「バッシャーン!」が頻繁に起こってしまうわけで。
  そんな状態だともちろん、電話をしている人に注意する暇も、
  走り回る子どもを注意する暇もなく…
  いや、そもそも注意する気がないとも言えるけれど…。

  さらに、ドリンクバーにも問題アリ。
  セルフサービスだからお客さまも通路を右往左往する。
  15時〜16時の一番ゆっくりしたい時間ですら、
  静かに食べている横をスタッフのみならず、
  お客さままで四六時中動き回るなんて、
  落ち着かないことこの上ない!

  ここでは、マイナスの逆スパイラルが生じている。
  人員削減が裏目に出て、スタッフやお客さまが混雑してバタバタすれば、
  ますますマナーのないお客が増える。
  ダメなお客まで大量生産してどうする!?

  生活者は、レストランに何を求めているのか。
  それを今一度、見つめ直さなければいけない。
  すかいらーくが登場した30年前は、
  気軽に行けるレストランとして多くの人が足を運んだ。
  それまでの町の店とは違い、子連れで、まさにファミリーで訪れた。

  そんな憧れのレストラン時代は、とっくに過ぎたのだ。
  すでにその存在理由はなくなったとも。
  そう、儲けるためのファミリー・レストラン時代は終焉したということ。
  チェーン店で、マニュアルで、を続ければ続けるほど、
  社会に悪影響を及ぼすことになる。

  ガストを研究していると、こんなことがよくわかる。
  コンビニと並んで、成熟ジュク時代の申し子的存在、ファミレス。
  もうそのドメイン(生存領域)は存在しないのかもしれない…。


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     ☆今週の目からウロコのおすすめ本
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      『マングローブが教えてくれた働き方 ナチュラル経営のススメ』
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  皆さんご存知のマングローブ。
  しかし、なぜ経営の本でタイトルがマングローブなのか?
  というのも著者の今野誠一(いまのせいいち)氏が
  経営している会社がマングローブという会社なのだ。
  この会社名は、もちろんあの植物のマングローブからきているという。

  今野氏はリクルートに20年以上勤め、
  重要なポストで活躍していたが、
  1998年に独立してマングローブを設立した。
  なぜこんな社名にしたのかというと、
  この今野氏マングローブにぞっこんなのだ。

  マングローブというと水辺に生い茂り、
  魚や様々な生き物の生態系の中心として存在している。
  自然体でいて、様々な困難にも強く、環境の変化に適応できる。
  そんなところからマングローブに学ぼうという発想に至ったという。

  今野氏がこの本で紹介する価値観は、
  数字より人間的成長、結果重視よりプロセス重視、
  効率より充実、マニュアルより良心、
  管理監督より自主性、欲望より使命。
  こんな価値観をマングローブ的価値観として紹介している。

  ところでこれってどこかで聞いたことがないですか…?
  そう、中島の語るこれからの時代の価値観と
  オーバーラップしているのだ。

  今野氏はこれらの要素をもっと経営に落とし込んだ中で、
  「成功より成長」をテーマに据えた
  “しぶとい経営”のための5つの条件を出している。
  1.理念経営
  2.幸福感経営
  3.事業ポートフォリオ経営
  4.全員経営
  5.急拡大しない経営

  この中でも特に注目したいのが、
  事業ポートフォリオ経営。
  不況でも好景気でも、時代にマッチした
  事業展開ができる柔軟な対応力を発揮し、
  1つに特化しないことでどんな時も
  選ばれるビジネスを展開するということ。

  ここまで紹介してきたように、
  今野流の経営・ビジネスのあり方は
  これからの時代にフィットする、
  まさに注目に値する価値観といえるだろう。




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