いま、選ばれるビジネス−中島セイジのビジネスの達人
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┌┐ いま、選ばれるビジネス
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││├┐ □中島セイジのビジネスの達人 □No.244 □2008.6.16
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こんにちは!
予兆コンサルタントの中島セイジです。
6月も半ばにさしかかると、
そろそろ夏の旅行を計画している方も
多いのではないでしょうか。
旅行といえば、ここ数年、
若者の“海外離れ”が深刻らしいのです。
20代に限って言えば、ここ10年で30%以上の減少だとか。
手の届きにくかった昔と違って、
今のほうが行きやすいはずなのに…。なぜ?
いろんなところのいろんな人たちが推察するに、
PCの普及やカンタンに行けるようになったことで、
「あこがれ」や「ステータス」としての
海外旅行の価値がなくなってしまったことが
一つの原因ではないか、ということ。
う〜〜む、なるほど。
「身近になる」ことも必ずしもイイこととは
いえないということでしょうか…。
「慣れ」って、こわいですね。
「当たり前」になるって、切ないですね。
それでは、今週も
ビジネスの達人をお楽しみください!
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□□■ 目次 ■□□
01:モバイルショット ア・ラ・カルト
……そろそろ真剣に“MOTTAINAI”を!
02:今週の勝ち組キーワード
……新2−6−2の法則
03:今週の選ばれるビジネス
……CAVA Roger Goulart
カバ ロジャー・グラート
04:今週のはなまるア・ラ・カルト
……店の価値はお客様で決まる
05:今週のはなまるア・ラ・カルト2
……バルセロナレポート03
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☆モバイルショット ア・ラ・カルト
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そろそろ真剣に“MOTTAINAI”を!
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家庭からの食べ残し量、
年間456万トンだって。
そこにスーパーやコンビニでの廃棄、
レストラン、ファーストフード店、
ホテルなどからの食べ残しを合わせると…、
な、なんと700万トン(!)。
「700万トンってどのくらい?」
はっはっは、35%なのだ。
「何の35%?」
日本の年間に消費する食糧
(カロリーベース)の35%ってこと。
「スゴ〜〜。そんなに捨ててるワケ…。」
私もかなりの量が捨てられてるとは
思ってたけど、そこまでとは…。
ところで。
日本の食糧自給率は39%とあちこちで目にする。
でも、35%は捨ててるワケだから、
65%しか口にしてないことに。
あれ? じゃあ、海外にお世話になってるのは
26%だけという計算?
だとしたら、ちょっとがんばれば
100%自給もユメではないってこと。
そういえば…。
レストランに入ってもホテルに行っても
ファーストフード店でも、
すでにカロリーオーバー(と思われる)の人たちが
食料をさらに口にしているシーンを
たびたび目にする。
ということは、
みんなが「腹八分目」にすると…
な、なんと残り6%!
いろいろな意味で、
“MOTTAINAI”運動を
真剣に取り組むべきときがきたようだ。
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☆今週の勝ち組キーワード
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新2−6−2の法則
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「2−6−2の法則」というのを、たびたび耳にする。
組織の中では、優秀な人材が2割、
普通の人が6割、足を引っ張るのが残りの2割…
という人材の割合の法則を指すのだが。
今回の話は、言うなれば中島流「新2・6・2の法則」。
組織における人材の法則が、
「情報」にもあてはまることを発信したい。
いまどきは、
本当に必要な情報コンテンツは全体の2割。
あってもなくてもいいものは6割で、
むしろないほうがいいとも思えるコンテンツが
実は2割もある。
ひと昔前は、世に出回るほとんどが
必要な情報だった。
情報革新が進むほど、
無駄な情報が増え底辺を押し上げてきた。
そして近年のバランスは
2−6−2というところまできたわけだ。
すなわち、世の中が成熟化し、
情報化時代も飽和状態に入ったということ。
するとこの原理が働き、2−6−2へと。
結局のところ、情報の8割は、
本当はなくてもそれほど問題はないということ。
新聞、ラジオ、雑誌、インターネット…。
情報がたくさんあるというのは、
取りも直さず不要なコンテンツが多いことも意味する。
テレビ番組の8割は、実はなくても困らない
番組だと気付いている方もいるだろう。
(いや、テレビはほとんど見なくても
困ることはないのだが…)
問題は、これらの法則を知った上で、
いかに“必要な2割”の情報をつかむか、だ。
あれもこれもと無差別に
収集しようとすると混乱するし、
場合によっては不必要な情報を
知ったがために振り回されることだってある。
“何を優先するのか”という、
ものの考え方を持っていなければ当然、
無駄な8割の情報に振り回されてしまうのだ。
現代のビジネスでは、限られた時間、
限られた環境の中で、良質な情報を
嗅ぎ分けなければならない。
効率的に、有効に時間を活かせる力は、
仕事だけでなく果ては人生にも直結する。
この2−6−2の情報化時代は、
情報のよしあしに反応できる嗅覚を持つことこそ、
これからの私たちに求められる
資質・能力といってもいいのかもしれない。
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☆今週の選ばれるビジネス
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CAVA Roger Goulart
カバ ロジャー・グラート
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『栓を抜くと同時にきらめき起こる
細やかなゴールドの泡、
グラスの中で繰り広がる美しい光景…』
これは、
スパークリングワインのワイナリーブランド、
「ロジャー・グラート」をつくったカナルス氏が、
フランスのシャンパーニュ地方で
『不思議な魅力を持つ飲み物』に
出合ったときの感動を言葉にしたもの。
その味わいに魅了された彼は、1882年、
シャンパーニュで行われている
シャンパン製造法に厳格に従い、
シャンパン造りを試みたという。
それが、今や「CAVA(カバ)」ブランドを支える
ワイナリーの中で“老舗”となった
「ロジャー・グラート」のはじまりだ。
今回の海外研修先のメイン都市、
バルセロナから車で30分ほどの立地に、
そのワイナリーはある。
着いた私たちを歓迎してくれたのは、
経験値のありそうな恰幅の良い技術マネージャーと
輸出部門担当のまだ20代半ばと見られる
若いマネージャー。
彼らに導かれるままに地下倉庫へ入っていくと…、
まぁ〜広い!
連なるトンネルはなんでも1kmを超すそうで。
ワインにちょうど良い温度、
15℃に室温が保たれてるから少し涼しい。
「ここに集まっているのが酵母です」
そう言いながら、暗い倉庫の中でビンを取り上げ、
底をライトで照らして見せてくれた。
そこにはなにやら白っぽい沈殿物が。
次は倉庫を出て、出荷工場へ。
「ここで死んだ酵母を凍らせ、捨てるのです」
この工程をふまないと、
透き通った黄金のキラキラにはならないんだとか。
「フランス、シャンパーニュの製法に忠実に従い、
ビンの中で熟成させるのです」と。
ほかにも、収穫は手づみにこだわり
(ロゼの場合は夜が良いのだとか!)、
絞り方は完全に絞りきるのではなく、
半分くらいまで。
スパークリングワインづくりの工程では、
ワインに振動を与えて刺激する
必要があるそうなのだが、
これも出荷を待つ数十万本のワイン、
一本一本に対して人の手で行うことを徹底している。
そんな風に、
このCAVAのロジャー・グラートワイナリーは、
規模的にはそれほど大きくないワイナリーだが、
伝統的な製法を厳格に守り、
手間ひまかけてワインづくりを追求している。
この会社を見ていて、イタリアを訪れた際に見た
「中小企業の世界展開」を思い浮かべた。
世界展開というと、日本では大企業が中心。
事業を広げようと、大企業のマネをしたり、
アメリカの“グローバルスタンダード”を
真に受けた商売やものづくりでは、
実際は衰退が待っているだけ。
そんなところからすると、
ここ、ロジャー・グラートのビジネスは
長期的に多くの人から評価される展開と言えるだろう。
創始者の意志を継ぎ、
ある日の「感動」を紡ぐための、たゆまぬ努力。
製法への徹底したこだわりは、
“選ばれる理由”にふさわしい。
ワイナリーでは
たくさんのワインを試飲させてくれた
(4、5種類をなんと2本ずつ!)。
それも、試飲なのに「一口」じゃなくて
「一杯」ずつという、なんとも太っ腹な…。
これがまた実にウマいっ!。
そのおいしさと量(!?)に酔いしれた、
研修4日目の<午前中>だった。
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☆今週のはなまるア・ラ・カルト
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店の価値はお客様で決まる
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結論から言おう。
レストランだとしても、バーだとしても……。
そこにいるお客様こそが、その店を物語っているのだ。
並んでいる料理やお酒、従業員の接客態度、
そしてお店の雰囲気だけでなく、
席に腰掛けているお客さまで
そのお店の価値が決まるのだ。
今回、私が言わんとしていることがわかる
事例を2つほどご紹介しよう。
これまでにも何回かこのビジ達に登場している、
あるチェーンのカフェでのこと。
もの書きのために、私もよく足を運ぶのだが。
このお店、時々5〜6人の団体客を
すんなり入れてしまうのだ。
普通、カフェというのは
1〜2人の少人数で利用する場合が多く、
私のようにもの書きしたり、
1人の時間を静かにゆったりと過ごす人たちが多い。
しかし、団体客(特に若年層)が来てしまうと、
一気に騒がしい空間になってしまう。
大げさに言ってしまうと、
“話し”にきているようなものだからだ。
すると、カフェそもそものコンセプトが
ぶち壊しになり、多くのお客様に
“不満”を演出することにつながってしまうのだ。
そして、このお店を愛用していた
カスタマー(常連客)は
途端に離れていってしまうことに…。
もう1つ事例を。
あるチェーンのファミリーレストランでのこと。
ある中国系の女性スタッフが入り口で応対してくれた。
「喫煙ですか。禁煙ですか。」
何人かで訪れたこともあって、「禁煙で」と言ったら、
「…では30分おまちください」。
え〜!!
禁煙席が埋まっていたからだろうが…
(見るからに喫煙席はガラガラ)。
であれば、「喫煙席は空いていますが…」という
選択肢をくれてもいいのでは?
まずはそこに誘導して、
禁煙席が空けばそこに誘導という風に。
さらにさらに。
料理の注文でもやってくれた。
私は「クリームドリア」を頼んだのだが、
席に届いたのはどう見ても「グラタン」だった。
先ほどの女性スタッフに、
「これドリア?」と聞いたところ、
「はい。うちのドリアです」。
…さすがに、開いた口が塞がらない。
「これがドリアなわけないだろ! ちょっと調べてこい!」
(そんなに強い口調では言わなかったが)
すると、バックヤードから
上司と一緒に謝りにきたのだ。
まあ、これは極端な事例だが、
店員がどうこうというわけではない。
この従業員のふるまいで、
私はよっぽどでない限りこの店は選ばなくなるのだ。
はじめに述べた結論の「店の価値はお客様で決まる」。
何となく私の言いたいことが伝わっただろうか。
最後に1つ、ある知人から聞いた
わかりやすい事例を紹介しよう。
その昔、知人がとあるクラブに行った時のこと。
そこのママは年をとっていて、スタッフも…
決してきれいと言える人たちではなかった。
しかし、代金がかなり高かったのだ。
そこをやんわり問い詰めると、
「あのお客様を見てください。あの人がたは、
非常にこのお店を気に入ってくれています。
値段を安くしてしまうと、思わぬお客様が来て、
あのお客様がたはいやな思いをすることに
なるかもしれません。
いつまでもうちのお客様でいてもらうために、
安くはしないんですよ。」
と言ったそうだ。
…非常にわかりやすい!
「お店はお客様で決まる」ということだろう。
このお店と顧客の関係上においては、
違う目的のお客様を入れてはいけないということ。
私がよく口にする「行列のできない繁盛店」。
これは、お客様がお店のことを
考えてくれているからこそ成り立つ例だ。
「店の価値は、お客様で決まる」時代だ。
◇画像を見る↓
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☆今週のはなまるア・ラ・カルト2
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バルセロナレポート03
FCバルセロナ
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あのロナウジーニョがバルセロナからいなくなる?!
デコも? エトーまで?
実はFCバルセロナを訪問した際に
話をしてくれたマイケル富岡が…
いやいや、マイケル富岡似のマーケティング担当者が
正直に今後の展開を語ってくれた。
FCバルセロナといえば、
サッカーにそれほど興味のない人でも
耳にしたことがあるのではないだろうか。
実はこのFCバルセロナはサッカーだけでなく、
バスケットボール、ハンドボール、
陸上など様々なチームを持つ
総合的なスポーツチームなのだ。
今回の視察セミナーのタイミングは、
残念ながらシーズンが終了していたときで
試合を観戦することはできなかった。
しかしオフシーズンでも
バルセロナのスタジアムには多くの人が訪れる。
それもウイークデイであっても
バスが何十台も来るほどなのだ。
スタジアムの見学をさせてもらったわけだが、
選手の入場口、VIP席、報道陣席と
スタジアムを見て周り、
その大きさと雰囲気を味わった。
また、スタジアムにはミュージアムが併設されている。
そこではロナウジーニョや100年以上に及ぶ
バルセロナの選手たち、
チームの栄光が紹介されていた。
それだけでは終わらず、非常に繁盛している
ショップもあるのだ。
ショップといってもよくある
キャラクターグッズを売っている
数坪の小さなものではなく、
2フロアもありスポーツウエアからボール、
食品まで幅広い品揃えのショップなのだ。
さすがにバルセロナのユニホームは
買ってこなかったが、FCBのロゴマーク入りの
ポテトチップスやチュッパチャップスを買ってきた。
とにかく、お客様がたくさん入っていた。
何度も言うが、訪れたのはウイークデイである。
このバルセロナはまさしく地球規模の展開をしている。
テレビの放映権やグッズの売上げ、入場料、
スポンサー契約など様々な収入があり、
一つのクラブチームでありながら
数千億単位のの金額を動かしている。
しかし、あれほどの活躍をしたメンバーを持つ
優秀なチームでも、4年サイクルで
チームを変えていかなければならないという。
冒頭で紹介した選手の放出も
新チームへの移行の準備ということのようだ。
どれほど優れたチームでも必ず変化が必要、
「盛者必衰の理をあらわす」ということである。
良い状況が一見続いていても、
それに甘えず変化を続けなければならないということを、
このFCバルセロナも語っている。
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