いま、選ばれるビジネス−中島セイジのビジネスの達人
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┌┐ いま、選ばれるビジネス
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││├┐ □中島セイジのビジネスの達人 □No.243 □2008.6.9
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こんにちは!
予兆コンサルタントの中島セイジです。
先週、岩手県で21枚葉のクローバーが
発見されたというニュースを目にしました。
21枚!? …4枚じゃなくて??
そう思ったのだが、記事の写真を見てびっくり。
本当にもさもさ葉がついている。
ちなみにこれはギネス記録だそうな。
といっても、このクローバーが見つかったのは
その辺の土手などではない。
「葉の多いクローバー」について
研究している方の自宅の畑だそう。
そんな研究もあるのか…。
と少し感心しつつも、21枚もあるとなんだか
「幸せ」感が薄れてくるような
気がするのは私だけだろうか。
ロマンティックな「言い伝え」よりも「記録」?
それはそれでおもしろいんだけど…ね。
それでは、今週も
ビジネスの達人をお楽しみください!
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□□■ 目次 ■□□
01:モバイルショット ア・ラ・カルト
……日本の食は世界一!
02:今週の先取りビジネストレンド
……サルバドール・ダリの
アーティストセンスとビジネスセンス
03:今週の選ばれるビジネス
……ミッションがけん引する株式会社OMG
04:勝ち組キーワード
……日本の情緒力
05:今週のはなまるア・ラ・カルト
……バルセロナレポート02
サグラダ・ファミリア
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☆モバイルショット ア・ラ・カルト
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日本の食は世界一!
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「日本に行ったとき、
“日本の食”にショックを受けたんです」
こう語ってくれたのは、
三ツ星レストランのオーナーシェフ、
カルメ・ルスカイェーダさん。
日本を訪れるたびに、
そのショックは大きなものとなり、
自分の料理を見失いそうになったという。
えっ? 三ツ星のシェフがそこまで…?
ほ〜、やっぱりそうだよね、
日本の食はスゴいんだよ!
これで海外視察研修だけでも10カ国以上まわり、
食べ歩いてきたわけだが、
やっぱり日本の料理が1番おいしい!
これは、私が日本人であり、日本で育ったからではなく、
客観的に見ても(限界はあるが)
日本は「味」に対して繊細な目があり、
その追求のためにさまざまな人たちが
真剣に取り組んできたからに違いない。
いや、日本には四季があるから…
まわりを海に囲まれているから…
水がおいしい国だから…。
考えられることはたくさんあるが、
とにかくそれらの“条件”がほかのどの国より
そろっていることには間違いないのだ。
“日本の食は、世界一のおいしさ”。
だから、もっとみがこう。
食材づくりから、日本の農業、漁業から…!
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☆今週の先取りビジネストレンド
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サルバドール・ダリの
アーティストセンスとビジネスセンス
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いつだっただろうか、ダリに興味を持ったのは…。
もともとデザインを志向していた私だから、
学生時代かもっと前か。
それとも、会社を興してからだったかも??
今回行ったバルセロナから100キロぐらいのところに、
フィゲラスという人口5万人(10万人?)ほどの町がある。
ダリの出身地であり、ここに「ダリ美術館」がある。
美術館を目当てに、平日も老若男女多くの人が訪れる。
サルバドール・ダリは1904年生まれ、
1989年に85歳で亡くなっている。
1989年といったら、ほんの少し前である。
私がダリに興味を持ったとき、
彼はまだ生きていたし、
ほんの19年前まで生きていた人なのだ。
ダリ美術館を見ながら、
「ダリって、こういうアーティストとしての
発想があって、こんな形で表現をしていたんだ」
と感じ取れたし、非常に現代風だとも感じた。
生きているうちにダリ美術館を作った、ダリ。
毎週火曜には美術館にやってきて、
50人くらいの画学生に
デッサンなどを教えていたという。
本人が亡くなってから
美術館が建てられるというのはよくあるが、
これって非常に珍しいはず。
美術館をどう見せていくか、
どこにどんな絵を飾るか、
どんなモニュメントを作るか。
ほかでもないダリ本人がすべて関わったのだ
(建築家は別にいたようだが…)。
卵のオブジェを屋上に置いたり、
外壁にはねじれパンが並べられたり…。
ほかのアーティストにはない、
ダリならではの演出である。
当時ダリは、すでにシュールレアリスム
(超現実主義)的作品が世界的に評価されていた。
その人気によって、美術館に多くの人が訪れる。
これには、アーティスト的センスだけでなく、
ビジネス的センスも
持ち併せていたように思えてならない。
私たちが訪れた際も、
平日なのに本当に多くの人たちが来て見入っていた。
フィゲラスの町がダリのおかげで
潤っているという思いがしたし、
活性化に貢献していることが見て取れた。
また、ダリの創作物を見ていて、
これからの時代の付加価値づくりは
“アート”がポイントと思えてきた。
ガウディも持っていた、50年後100年後、
いやもっと先にも注目されるような発想。
ここには、ガウディやダリのような
アーティスティックな感覚こそが必要であり、
モノ・コトに付加価値をもたらすことに
つながるのだ。
今までのモノやコトは、
機能性や効果によって評価されていた。
経済的にどのくらいの価値があるかという
基準で成り立っていた。
だが、時代が成熟化していくほど、
これまでの価値観の捕らえ方だけではなく、
アーティスティックであることやデザイン性が
ほかとの差別化になってくるのだ。
時代は、ハイテクではなく“ノーテク”へ。
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☆今週の選ばれるビジネス
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ミッションがけん引する株式会社OMG
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「ミッション(社会的使命感)を持っていないと、
いいビジネス・いい事業展開はできない」
これが、OMG大平社長の話を聞いて
たどり着いた結論だ。
OMGとは、リラクゼーションをメインに
提供している会社で、
創業社長は大平さんという43歳の方で、
7月の月刊CD「ビジネス・イノベーション」
のゲストでもある。
太平社長とはNBC(ニュービジネス協議会)で
以前に知り合っていたのだが、
今回しっかりお話を伺ったことで、
そのビジネスのユニークさと可能性がよく理解できた。
もともとのスタートは、整骨院から。
新人として施術を担当したある日、
おばあさんがたいそう喜んでくれたという。
その反応に自分も感動して、
「この仕事は患者さんに、
本当に感動を与えることができるんだ」
と実感したそうだ。
お客様のさりげない一声が、
一番のモチベーションになるというのは
事実のようで、このきっかけが
社会的使命感(ミッション)を
持つことに発展していったという。
こんな流れで独立へと進むのだが、
順風満帆にいくかといえば、
そうスムーズにコトは運ばないのが世の常。
開業した店の目の前の道路で、
半年間ずっと工事をしていため、
見る見るうちにお客様が離れてしまったという。
だが、ここであきらめず、
どんなときにも打開策を打ち立てるのが、
ミッションを持ち、自分を信じている人の強み。
トラブルや困難があるときほど、
それをきっかけにこれまでにないような、
新しいビジネスモデルが生まれるチャンスになるのだ。
そして、飛躍できたもうひとつの理由は、
大平社長の時代を読む力。
ストレスが原因で医院にやってくる人が
増えた状況を前に、
「いま来ているお客様たちのニーズが、
これからもっと広がっていくのではないか」と考えて、
リラクゼーションの業界へシフトした。
いまや、お店の数は110数店舗と増え、
業界を革新するべく、
そのフロンティアとしてセラピストや
業界の地位向上を目指している。
この先多くの人から選ばれる企業に必要なのが、
まずは「ミッション」、
そして「あきらめないこと」と「試行錯誤」。
これらは、大平社長の掲げる理想。
そして、それらを明記した“クレド”。
それがあるからこそ、
全国に渡ってOMGで働く人たちの足並みが
乱れないのだろう。
そんな大平氏と船井総研・小山氏の語りが聞けるのは、
月刊CD「ビジネス・イノベーション」7月号。
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☆今週の勝ち組キーワード
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日本の情緒力
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海外に行くと毎回感じるのが、
日本という国を客観的に見ることができるということ。
日本の中にいるだけでは、
その良さや特徴はなかなか見えてはこない。
それぞれの国で、その国の人たちが
大切にしているモノや価値観を目の当たりにすると、
日本との違いがはっきりと分かり、
日本が大切にしなければならないモノ、
日本が日本であるために次の世代、
また次の世代へと守っていかなければならないモノが
見えてくるのだ。
私がよく口にする“情緒力”。
それは数値で表すことのできない
“暗黙知”と言ってもよいものだ。
しかし、その部分にこそ選ばれる理由が存在するのである。
そして価値観はそこにシフトしていく。
日本ならではの暗黙値、
それは“情緒力”なのではないだろうか。
昔、日本は鎖国をしていたため
海外の価値観がほとんど入ってこず、
自分たちの持つ価値観を深く追求してきた。
そうすることで海外とは違う価値観、
日本ならではのものが膨らんでいった。
歌舞伎や文楽、茶道などはまさに
日本ならではの文化だと言える。
私が注目したいのは、
それらの見た目やシーンだけでなく、
それらからつくり出される“情緒”なのだ。
以前テーマにした宮大工の世界も、
情緒力につながる世界と言えるのではないか。
日本の古来からある物づくりや
大切にしていたのものを形にしていくのが
宮大工である。
ただハードとしてのものづくりを捉えるのではなく、
一見職人芸と見られるなかに、
情緒をつくり出す何かがあるのではないだろうか。
日本の四季から演出される景色も
ひとつの“情緒力”と言える。
このようなハードとソフトが合わさった
日本の情緒力が海外に行くとよく見えてくる。
日本ならではであることの大切さ。
最近では経済を優先することで
それが見失われているのではないか。
日本人が本来持っていた、
昔から絶えず受け継がれてきた情緒力は
DNAにも宿っているだろう。
そのような暗黙知の部分こそが
これからの時代、ますます重要になっていく。
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☆今週のはなまるア・ラ・カルト
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バルセロナレポート02
サグラダ・ファミリア
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スペインの代表的な建築物、サグラダ・ファミリア。
ほとんどの人が、
一度はその名を耳にしたことがあるはず。
メディアの中でしか見たことのなかった
建築界の“巨匠”を、ついにこの目で見ることができた。
これも有名な話ではあるが、
アントニ・ガウディが設計し、
建設を始めた1882年から126年が経った今もなお、
「建築中」のこの建物。にも関わらず、
年間で数百万人もの観光客を集めることができる
場所・モノは、世界広しといえど、そうはないだろう。
その年間収益は、
ざっと40億円を超すというからびっくり。
そのお金で、“次なる工事”を
繰り返し続けているという。
ガウディがそれをつくることで表現したかったもの、
それは、一冊の『聖書』そのものであるという。
あの不思議なフォルムも、随所に散りばめられた
彫刻作品の数々も、みな、
『聖書』の世界観をかたちづくったものなのだ。
サグラダ・ファミリアの中に入っていくと、
ガウディの意志を継ぐ者たちが
今後の建築部分の模型をつくり、
なにやらぶつかり合っていた(私が受けたイメージ)。
その様子を見ていると、
「あぁ、本当にまだ建築中なんだなぁ」としみじみ。
また、ガウディが何をどう思って、
何を手本にサグラダ・ファミリアをつくろうと考えたのか、
といったことがわかる博物館もある。
まずひとつは、サグラダ・ファミリアが
「自然」を手本につくられたということ。
ガウディは、「自然」こそが神のつくった
“完成されたもの”であると考え、
それを模すことで「聖なる教会」の完成形を追求した。
ほかにも、
建物の曲線が直線の集まりからつくられていること、
力学的にも荷重のことからも計算しつくされた
「さかさ手法」という構造研究がなされていること、
などなど。
とにかく…普通の考え方や手法と
根本的に違うことがわかる。
そんなサグラダ・ファミリアから学べること、
それは、数百年先の長期的未来を
見つめる視点の大切さだ。
今現在、何を求められているのかを
考えることも大事だが、先を見据えることで、
今本当にするべきことは
何なのかということがわかるのだ。
それから、この世紀を跨ぐ大建築に携わる、
多くの人々のモチベーションを保つチカラ。
造る者たちが、その仕事に携わりたいと
“その気”にならなければ当然イイものはできない。
世界から注目される歴史的建造物の建築に
関われることを誇れるからこそ、
ガウディの想いは時を超えて代々受け継がれていく。
この好循環こそが、“歴史”をつくるのだ。
「サグラダ・ファミリア」、
日本語訳すると、「聖家族教会」。
私はキリスト教ではないが、そこへ行くと、
なにか見えないもののチカラを信じたくなる、
そんなパワーを感じる場所だった。
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