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2008/04/07

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  ┌┐     いま、選ばれるビジネス
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  ││├┐   □中島セイジのビジネスの達人  □No.235 □2008.4.7
163━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  こんにちは!
  予兆コンサルタントの中島セイジです。
  
  真新しい制服を来た女の子と、
  クリーニングから返ってきたばかりであろう、
  アイロンのばっちりかかったスーツを
  身にまとった母親らしき女性。

  …そうか、今日は入学式か。

  社会に出て云十年経つと、
  なんだか“とおく”感じます。
  けれども、懐かしく、
  心が少しだけあたたかくなるような。

  弊社にも、
  今春からフレッシュな顔ぶれが増えました。
  いつもと同じ場所なのに、
  社内に涼やかな風が通り抜けたかのごとく…。

  身の引き締まる思いでもあります。

  それでは、今週も
  ビジネスの達人をお楽しみください!
  
    
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□□■ 目次 ■□□

 
 01:モバイルショット ア・ラ・カルト
 ……記憶には、味もついている

  
 02:今週のビジネストレンド
 ……日暮里・舎人ライナー開通!


 03:今週の勝ち組キーワード
 ……すべての基本は研ぐこと


 04:今週のはなまるア・ラ・カルト
 ……回転ダイニング

 
 05:今週の目からウロコのおすすめ本
 ……『一生ものの仕事の習慣
    成功を引き寄せる55の小さな秘訣』 小山政彦著


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 ☆今週のモバイルショット ア・ラ・カルト
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    記憶には、味もついている
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  どこかで体験した記憶が…

  先日、日暮里・舎人ライナー取材のために
  久々に降り立った日暮里。
  新しいビルの中に、「ラホール」の名前を見つけた。

  あれっ? 「ラホール」って…どこかで聞いた記憶が。

  人は記憶を思い出すとき、
  いくつかの可能性がまずアタマに浮かぶ。
  その浮かんだ記憶をひとつずつチェックして、
  どれがその記憶なのかを確認するのだ。

  “アキバ”、そう、
  秋葉原に事務所があったとき、よく食べていた。
  そうだ、“少々辛口”のインドカレーを
  たびたび口にしていたものだ。

  思い出すと、好きだったその味を
  また口にしたくなるもの。
  午後の6時過ぎ。食べる予定ではない時間につい入店。
  お決まりのメニューを注文してしまった。

  20年くらい前の記憶なのに、カタチもあれば
  色もついているし、味もついている。
  これって、ブランドづくりの基本?

  “少々辛口”は、記憶通りの味だった。





 
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 ☆今週のビジネストレンド
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    日暮里・舎人ライナー開通!
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  去る3月30日、荒川区日暮里と
  足立区舎人地区を結ぶ新線が開通した。

  終点の舎人地区は交通の便が悪く、
  これまで「陸の孤島」などと言われてきたが、
  この「日暮里・舎人ライナー」の開通で
  日暮里までの移動時間がこれまでの半分以下の約20分に。

  先日あるテレビで、このモノレールの開通に向け、
  30数年前からその地に何度も足を運んでいた
  人物がいたということを知った。
  残念ながら、その人物は開通を待たずに
  亡くなってしまったという。

  “日暮里・舎人ライナー開通!”
  とのニュースを聞いて、へぇ〜、
  そんなところにモノレールが…と思っていたが、
  その裏には実現までの並々ならぬ
  ストーリーがあったようだ。

  そこは少し前まで、
  駄菓子問屋が建ち並んでいた場所。
  駄菓子屋の主人が買い付けに来るのはもちろん、
  個人で“箱買い”をする買い物客も多く、
  当時は親子連れなどで賑わいを見せていた場所だ。

  ところが今、
  そんな駄菓子屋横町の面影はどこへやら。
  駅前の再開発が進み、歴史を感じさせる商店は
  高層マンションへとすがたを変えた。

  この新線開通も、
  その大規模な再開発プロジェクトの一環。
  時代が、町が、人が、生活が変わる、
  ひとつの大きな節目と言っていいかもしれない。

  また、その昔、あの原宿を
  “ファッションの街”にした仕掛け人が、
  今度は日暮里を「第二の原宿」にすべく、
  5・6年前から動いていたという。
  繊維問屋が多い日暮里の特徴を活かした、
  「安くて、カジュアルで、新しいセンスを持った」
  ファッションの街だ。

  「日暮里・舎人ライナー」は
  そうした町興しの“動き”を
  活性化させるためのものとしても、
  地域住民から期待されているのだ。

  私もぜひ、この沿線のさまざまな
  活性化につながってほしいと思うのだが…、
  そこで一言。

  たしかに、このライナーが開通することで、
  人々の暮らしはより便利に、
  豊かになるだろう。だがしかし、
  それだけに頼った町おこしでは、
  本当の意味での地域活性化にはつながらないはず。

  多くの人が足を運んでくれる町になるには、
  この場所、土地“だからこそ”の、
  “ならでは”の何かを意識して
  取り組むことが必要だ。
  自分たちの町の特色にこだわりを持って
  伝えようとしていくこと、昔から継いできたものを
  足元に置いた町づくりが大切なのだ。

  このところ私がよく使う言葉なのだが、
  “情緒”や“公”こそが、
  町づくりや地域興しのキーワード。
  各駅周辺がどこぞの町のそれと
  同じようになってしまわないことを願う。

  「日が暮れる里」と書いて日暮里。
  この地を訪れた文人たちが、
  日の暮れるまでその風情を楽しんだことから
  ついたと言われる名前だ。

  マンションで夕暮れが隠されてしまっても、
  その名に込められた町の息吹は、
  ずっと心にとめておきたいものである。





   
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     ☆今週の勝ち組キーワード
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      すべての基本は研ぐこと
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  以前、NHKのテレビ番組で
  特集されていたこともあり、宮大工の世界には
  何かがあると思っていた矢先のこと。

  先日、日経ビジネスの「有訓無訓」という
  コーナーで鵤(いかるが)工舎舎主であり
  宮大工の小川三夫さんの記事を読んだ。

  のみ、かんな、のこ…他にもあるかもしれないが、
  すべての基本は「研ぐ」ことにあるという。
  毎日夕食が済んだら夜遅くまで刃物を研ぎ続ける。
  毎日続けると何かが身についてくる。
  小川さんいわく、
  「自分で研いだよく切れる刃物があれば、
  その刃物を十二分に生かしたい、
  いい仕事をしたいと思うようになる。
  研いで研いでいくと、
  だんだん嘘がつけなくなってきます」とのこと。

  まさに、鍵山秀三郎氏がよく口にする、
  掃除を通じて謙虚になっていく、
  人の気持ちがわかってくる、
  という論と似た考え方だと思う。
  一生懸命研いだ刃物を使っていいものを作りたくなる、
  やればやるほど活かしたくなる、
  腕を磨きたくなる、ということだろう。

  また、こんなことも言っていた。
  人は不器用なほうがいい。
  器用な人は作業が早いけど根性が入っていない。
  簡単に物事を理解できる。
  しかし、不器用な人は理解に長い時間がかかるので、
  その間逃げられない、と。

  不器用な人は、時間を掛けて
  理屈ではなく体で覚える。
  時間を掛けている分、忘れにくいということだ。

  また、「木というのは
  肥沃な土地では大きくなれない」という
  言葉も印象的だった。
  肥沃な土地で育つと木は早く生長するが、
  自分たちが使いたくなる木にはならないという。

  早く生長した木の年輪の幅は広く、
  木の密度はスカスカになると
  ある彫刻家が言っていた。
  それに対し、肥沃ではない土地で育った木は、
  時間を掛けて根を必死に深いところまで
  張り巡らせて養分を吸収していく。
  すると、密度の濃い大きな木に育っていくというのだ。

  宮大工の世界だからこそ
  道具や木を例に挙げてはいるが、
  どのビジネスにおいても刃物を研ぐような行為
  というのがすべての基本になる。

  やり方だけを聞いて、
  理屈だけで勝負しても身に付かないし、
  応用が利かない。
  私たちのビジネスの基礎をつくる地味な作業、
  つまり凡事を徹底してやり続けることで、
  ある種のセンス、エナジー、
  中島流にいうと「情動力」を身につけることができる。

  そんなことを小川さんは
  教えてくれているのではと思った。
  機会があれば、ぜひお会いしてみたい方だ。






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     ☆今週のはなまるア・ラ・カルト
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       回転ダイニング
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  その“回転”というしかけは、
  寿司にとどまらず回転飲茶はあるわ、
  回転スイーツはあるわ、回転鍋なるものまで。
  さらには日本国内だけでなく、
  ニューヨークまでも届いているという。

  今から約50年ほど前に
  大阪で誕生したと言われる回転寿司。
  今では街中のあらゆる場所で目にするようになり、
  ひとつの大きな“市場”として
  その立場を確立したと言っていいだろう。

  私はネタが回ってる寿司屋には
  そんなに行く機会がないのだが(イヤミじゃないよ)、
  先日、次の予定までの時間が
  少し空いたこともあり、
  東京駅構内に居た私は
  回転寿司のお店に入ってみた。

  午後2〜3時だったので、
  まあ食べられないということはないだろうと
  思っていたが、実際席に座ることは
  できたものの店内はほとんど満席状態で、
  大変にぎわっていたのだ。
  客層は、子どもからお年寄りまで、
  まさに「オールターゲット」。

  以前、たまプラーザにある高級回転寿司、
  「金沢まいもん寿司」というお店を
  紹介したことがあるが、
  『回転寿司』といったくくりの中にも
  そういったバリエーションが出てきたことも然り、
  人気店は“1時間以上待ち”になることが
  当たり前の現実があるということも然り。
  本当に、“回転”は
  安定した支持を受けているのがわかる。

  しかし、それで驚いていては甘い!
  いまどき、回るものは寿司だけだと
  思っていたら大間違い。
  “回転”事業はほかの業界も目を付け出している。

  お台場、小香港の中には「回転飲茶」が。
  シュウマイやギョウザ、マーボー豆腐、
  ショウロンポウから、デザートまで…、
  とにかくぜんぶ回っている。

  また、有楽町には「回転鍋」も出現!
  鍋に入れる材料が回っていて、
  好きなものをとってぐつぐつ…
  というスタイルのようだ。
  ほか、所変わってニューヨークでは、
  「回転スイーツ」なるものも。
  なんでも回す回転式ダイニングは、
  海を越えたのだ。

  …なぜこんなにも、“回転”が人気なのか。
  その理由を考えると、
  まず回っていることが目をシゲキすること。
  そしてそれが食欲をシゲキしてあれもこれも…と、
  人間の“欲”を引き出してくれるようだ。

  ただしかし、ここで私は疑問に思う。
  何でも“エコ”が謳われる今の時代。
  数十分ネタが回り続けているだけで
  廃棄になってしまうこともあるという
  この商売形式には、
  モンダイがあるのではないだろうか。

  量のモンダイもそう。
  「からだにイイものを、腹八分目に」という
  健康志向が進む中で、“回転式”は
  ついつい必要以上の量が
  いきすぎてしまう傾向にある。

  エコ思考はこれから先、
  もっともっと進んでいくことを考えると、
  「回転ダイニング」は
  回る方向を間違えつつあるのかも。
  量のために、シェアのために、
  売り上げのためにとあの手この手のビジネスは
  そろそろ…。




  

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     ☆今週の目からウロコのおすすめ本
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      『一生ものの仕事の習慣
     成功を引き寄せる55の小さな秘訣』 小山政彦著
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  これぞ、最もベーシックな
  小山政彦流の仕事のHOW TO本と言えるだろう。

  この4月7日に発行されたばかりの新刊で、
  ページ数も120ページちょっと。
  そして、表紙もこれまでの
  小山氏の本のイメージとは打って変わって、
  若い人たちも気軽に手に取りやすい
  デザイントーンだ。
  今回は、新入社員の人に是非とも読んでほしい本だ。

  1つひとつの項目は
  コンパクトにまとめられており、
  それが55個集約されている。
  どれも小山氏自らの経験から
  構築されたものだ。
  ちょっと内容を紹介してみると…。

  ● 仕事の基本は「守・破・離」から
  「守」…まずは手本(モデル)になる人を見つけ、
      その人のやり方をよく観察して
      真似をすることから始める。
  「破」…ある程度の結果を出せるようになったら、
      今度は個性をプラスする段階。
  「離」…自分なりの方法を取り入れ、
      “自分流”を確立させる。

  ●「ホウレンソウ」+「ダネ」
  仕事の基本である
  報告・連絡・相談(ホウレンソウ)は、
  「打ち合わせ」(ダ)と「根回し」(ネ)
  という下準備があれば、
  その仕事はよりスムーズに実行される。

  ● 前始末をしっかりと
  ものごとを手順よく済ますためには、
  入念な“前始末”が必要。この言葉、
  イトーヨーカ堂の伊藤雅俊氏が提唱した言葉だ。
  入念な前準備によってトラブルは最小化できるし、
  もし不測の事態が起きたとしても、
  臨機応変に対応することができる。

  大きく分けると、「仕事のやり方編」
  「人とのつき合い方編」「自分の磨き方編」の
  3つのカテゴリで構成されている。

  中でも印象的だったのが、
  “継続的で濃密な努力”という小見出しのところ。
  「私のような凡人が成功するためには
  『継続的で濃密な努力』が必要になります」
  と書かれていたのだ。

  1.圧倒的な時間をかける、2.効率を上げる、
  3.新しい分野に活動範囲を広げる。
  こうした人並み以上の努力ができなければ、
  実績は上がらないという。

  小山氏は、昔から
  「自分にはそれほど才能がない」と
  よく言っていた(そんなことはないと思うが…)。
  だからこそ、昔から、
  本に掲載されているようなことを
  日々積み重ねてきた。そして今があるという。

  この本は、新入社員の人たちの
  バイブルとしてはもちろん、
  仕事への自己啓発本としてもGood!






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