いま、選ばれるビジネス−中島セイジのビジネスの達人
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┌┐ いま、選ばれるビジネス
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││├┐ □中島セイジのビジネスの達人 □No.233 □2008.3.24
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こんにちは!
予兆コンサルタントの中島セイジです。
今、女子高生の間で
“侍語”が密かにブームだということを
耳にしました。
その規模はさておき、侍語とはつまり、
「〜でござる」とか「〜で候」とかいったことば。
なんでも「気合が入るから」とか(ほんとかな?)。
KY語といい、このところ頻繁に
新しいことば、新しい表現が生まれては消え、
消えてはまた生まれているような。
もともとことばは“後づけ”のもので、
感情が先にあるのだから、どうしても
表現しきれない思いを何とかことばにしたい、
そう考えるのは自然なこと。
そのなかで
多くの人に本当に必要とされるものだけが、
後世にのこっていく。
“乱れ”を案じる声も聞こえますが、
そこまで躍起になる必要はないのかも。
それにしても、
ちらちらと咲きはじめた薄桃色の花のようすは…
“いとをかし”とな。
それでは、今週も
ビジネスの達人をお楽しみください!
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□□■ 目次 ■□□
01:モバイルショット ア・ラ・カルト
……“すいせん”からビジネスの突破口が…
02:今週の選ばれるビジネス
……ワンデイシェフのお店
「Community Diningおおさと」
03:今週の勝ち組キーワード
……何はなくとも“経営計画発表会”
04:今週のはなまるア・ラ・カルト
……マニュアルの弊害
05:今週の目からウロコのおすすめ本
……女性リピーターが収益を運び込む!
繁盛力 大久保一彦著
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☆今週のモバイルショット ア・ラ・カルト
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“すいせん”からビジネスの突破口が…
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これが千葉県外房地区8000ヶ所で
存在をアピールしている“すいせん”たち。
いろいろな種類のすいせんが、
いま黄色い花を咲かせている。
先日、大里綜合管理の経営計画発表会の際、
管理地を見せてもらったのだ。
ひとつの管理地に3〜5ヶ所、
“すいせん”の塊が…
毎年、5株の球根を植え、5年が経過した。
野老社長は、10年間は植え続けるという。
この“すいせん”たちは、毎年の春、
黄色い花を咲かせ、主張している。
「わたしたちは植えてもらえば、
毎年花を咲かせます。
そして、多くの人たちの心を和ませます。
その数を増やしてもらえれば、
まちをも美しく演出します」と。
球根を植えるという行為だけで、
“すいせん”は毎年花を咲かせてくれる。
“自然のチカラ”を利用すると、
いくらかの人の行為だけで
多くのリターンをくれるのだ。
私たちは、“人のチカラ”を過信しているのかも。
もっと自然と仲良くしなくては。
もっと“自然のチカラ”を借りたほうが
モノゴトは良い方向へ向かっていくのでは。
私たちが目指すビジネスも、
“自然のチカラ”を活かすところに突破口が…
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☆今週の選ばれるビジネス
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ワンデイシェフのお店
「Community Diningおおさと」
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限定30食。
大里綜合管理はユニークな建物で、
その2階には50坪を超すスペースがあった。
1日30食限定ではあるが、その場を利用して
健康食のレストランをオープンすることにした。
それが、“ワンデイシェフのお店”。
このワンデイシェフはプロの料理人ではない人が、
プロのように腕を振るって
お客様に料理を提供するというもの。
毎日異なる人がシェフになるのが特徴だ。
この店の特長を大きく3点あげてみる。
1.もちろん健康食
いまマクロビオティックが注目されているが、
この“おおさと”もそれをテーマにしている。
有機野菜など食材にこだわるのはもちろん、
作り方のプロセスにまでこだわっている。
2.飽きのこない家庭の味
プロの料理というのは必ず飽きのくるもの。
しかし普段は家庭で活躍している
ワンデイシェフたちの出す料理は、
毎日違うメニューで、
飽きのこない家庭の味なのである。
3.コミュニティダイニングである
シェフとシェフのコミュニケーション
だけではなく、お客様同士、シェフと
お客様とさまざまなコミュニケーションが
行われコミュニティが作られている。
これは大きな特徴であり、
おいしい健康食を食べることができるお客様、
腕をふるう機会と収入を得るシェフ、
場の提供をしている大里綜合管理は
場所代を得ることができる。
また、コミュニティの形成が
新たな顧客の獲得にもつなげられ、
地域社会への貢献にもなっている。
このようにさまざまな相乗効果をうみ、
三者にそれぞれメリットが生まれるのである。
健康食を展開している
「三尺三寸」や「ティア」と比較しても、
商売がメインになっていないという点で
差別化がなされている。
「コミュニティダイニングおおさと」は
商売ではなく、地域にとって有効である
という発想を出発点にしている。
地域の活性化が先にあり、
後からお金がきているのである。
多くの人が“期待するもの”、
地域が“求めるもの”が先にあり、
そこに人とお金を配置していく。
今後のビジネスの基点となるであろう、
その考え方が、
「Community Diningおおさと」にはあった。
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☆今週の勝ち組キーワード
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何はなくとも“経営計画発表会”
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何度かこのビジ達でもご紹介した
大里綜合管理の
2008年経営計画発表会に参加してきた。
大里綜合管理の社長である野老氏は、
10数年前、一倉会なるものに入会し、
経営計画書の大切さを学んできたという。
そこから、計画書づくりと
発表会を毎年実行しているのだ。
私がこの発表会に参加するのは
今回で12回目。社長、従業員、関係スタッフ、
一倉会のメンバー(経営者たち)、
顧問が集まり、50名ほどで、
経営計画書の内容と経営者としての
ビジョンを確認しあう。
そもそも、経営計画書をつくり発表する、
という考え方は多くのコンサルタントの
指導でも同じように行われている。
年に1度か2度は全社員と関係者で
確認しあうのは必要な機会だと思う。
方向性やビジョンの確認など
役割はいろいろとあるが、
何がポイントになるかというと…
1 ベクトルの確認と修正
自分たちの会社がこのままの方向性でいいのか、
修正が必要であるか、多くの関係者たちが
社長が考えているベクトルについて確認する
2 “カイゼン”の抽出と計画
どこを“カイゼン”しなくてはいけないのか、
数字に関わらず改善点はないのか、
諸問題があるなら具体的にどうしていくか、
その施策を検討する
3 スタッフの参画意識と責任感の醸成
出席しているスタッフたちの参画意識と
会社の経営に対する責任感を醸成する
4 社会的役割の確認
経営計画は自社の利益を追求するだけでなく、
社会的役割(貢献)を担っていることが必要
5 会社としての責任と結束力の醸成
つまりプレッシャーをかける。
自社の人ではない人たちの前で発表する
ということで会社としての責任・結束力を醸成する
大きくはこの5つがポイント。
例えば、今回の大里綜合管理の発表会では
<1>社長が経営計画書を説明しながら発表
<2>部門担当者の発表。
それぞれ責任のあるスタッフが
数字も意識した施策等を発表
<3>来賓の経営者から、経営計画について
及び期待や検討ポイントについてコメント
<4>食事をしながら懇親会
<5>エンターテイメント(演奏会、合唱、ほか)
<6>顧問の人たちのコメント
<7>野老社長、幹部、顧問、参加経営者で
さまざまな角度からディスカッション
と、こんな流れで行われた。
何はなくとも、経営には経営計画書をつくること、
それを多くの人の前で発表することが大切。
これからの発表会は、徹底した「技力」と「義力」、
つまり技術と社会的な道理が
明記されていることが必要かな。
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☆今週のはなまるア・ラ・カルト
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マニュアルの弊害
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そのファミレスの女性スタッフは、
「ご注文の品は、すべてお揃いですか?」
と非常に丁寧に言ってくれた。
が、注文したのはコーヒーだけである。
…悪かったね、コーヒーだけで。
また、スーパーの若い男性スタッフは、
「ありがとうございました。
またお越しください」と元気に挨拶。
ただし、目線はレジ、お金を入れながら、だ。
彼らは、ただ任務をまっとうに
遂行しているつもりなのだろう。
「注文は内容を確認すること」、
「帰り際には挨拶をすること」。
確かに、ルールをしっかり守っている。
そこに書かれた内容から寸分もはみ出さずに。
マニュアルとは、誰のためのものなのだろうか?
少なくとも、お客さまのためにはなっていない。
貼り付けられた言葉と動作に、
不愉快な思いをするだけだ。
お店の都合のためのものなのだろう。
自分で考えて行動してくれない
スタッフをどうにかするために、
何度教えても同じ失敗をするスタッフを
使えるようにするために。
だが、果たしてそれは本当の意味で
お店のためになっているのだろうか。
もとより、スタッフのためになっていない
気がしてならないのだ。
先日、船井総研の小山社長から、
「未来企業」という会社の話を聞いた。
その会社には、“担当者”が存在しないという。
スタッフは、電話対応はもちろん、
クレーム処理から商品受注まで、
すべて対応するのだと。
すなわち、商品情報も技術情報も
アフターケアもすべてにおいて
熟知しているということ。
豊富な知識に、ケースバイケースで
動くことができる人間力も兼ね備えているのだ。
マニュアルに支配された業務では、
スタッフはいつ“学び”を経験するのだろうか。
お客さまがしてほしい、と思っていることを
発想するチカラはどうやって身につくのだろうか。
そんなビジネスモデルは、
スタッフの成長を妨げ、
できるスタッフをだめにし、
期待されない店をつくる。
ここに、本当の意味での
マニュアルの“弊害”がみてとれるのだ。
スタッフの成長なくして、
お店の成長はありえない。
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☆今週の目からウロコのおすすめ本
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女性リピーターが収益を運び込む!
繁盛力 大久保一彦著
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この本のはじめに、こんな話がのっている。
『「ジュクジュク時代」。
私の知り合いで、自称(←自称ではないけど…)
時流コンサルタントの中島セイジ氏が
今の時代をこう位置づけている。
これは、人々が市場の開墾を繰り返した結果、
モノあまりになり、熟れた売れ残りが出て、
果実が腐り始めた時代のこと。
食品偽装の問題を思い浮かべれば、
的を得た至言だろう―。』
食のコンサルタント大久保さんは、
ジュクジュク時代
(正しくは成熟ジュク時代なのだが…)の
現実をはじめに語りながら、
こんな時代だからこその
選ばれるための店作りの条件を
この本で語っている。
大久保さんは、ピークがすぎて頭打ちになると、
お客さまの選び方が変わってくる。
特に女性だ。だからこそ、
女性をお客さまとしてきちんと呼び込まないと、
繁盛への道はない、そう言い切っているのだ。
選ばれる店づくりの条件の中に、
おもしろいフレーズがあった。
“言い訳”だ。
女性は、必ず言い訳をほしがる。
例えば、“自分へのご褒美に”美味しい料理を食べる。
例えば、特にそのお店にする理由はないけれど、
“マイルがたまる”店だったからそれで…など。
そのお店を選ぶための言い訳をつくるのだ。
以前大久保さんがプロデュースしていた
「新宿さぼてん」では、
“冷めてもおいしいとんかつ”をうたっていた。
自分でつくるより手軽でおいしく、
冷めても平気。
これも、言い訳のひとつだろう。
また、大久保さんが「内食」と位置づける、
RF1、柿安ダイニングなどの
サラダを中心とした惣菜系の食品も、
“おいしく健康志向である”ことと、
“盛り付け”という料理工程の一部を
自分が担当するという点(言い訳)が、
主婦たちにとってはとても都合がよいのだろう。
つまり、あなたにとって
“言い訳”のしやすい店だということを、
わかりやすくアピールすることが
選ばれるには大切だ、とうたっているのだ。
その他にも、納豆ソースハンバーグの
お店を事例にした「宝探しの論理」など、
食を知り尽くした大久保さん
だからこその切り口で、
今の時代の選ばれるための
店づくりの条件が並べられているのだ。
さまざまな事例を目の当たりにしている
大久保さん。ホントに年々“なるほど!”と
うなるような提唱をしてくれている。
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