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2008/03/03

いま、選ばれるビジネス−中島セイジのビジネスの達人

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  ┌┐     いま、選ばれるビジネス
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  ││├┐   □中島セイジのビジネスの達人  □No.230 □2008.3.3
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  こんにちは!
  予兆コンサルタントの中島セイジです。
  
  あかりをつけましょぼんぼりに〜
  おはなをあげましょ桃の花〜♪

  ということで、
  あっという間に3月です。

  今日はひな祭でしたが、
  女の子のいる皆様のご自宅では
  雛人形を飾ったでしょうか?

  よく
  「雛人形を仕舞い遅れるとお嫁に行き遅れる」
  とはいいましたが、あれは
  “片付けのできない娘はいいお嫁さんになれないよ”
  という、年長者からの戒めの気持ちが
  込められているんだとか。

  こんなところでも「整理整頓」の重要性が!?
  …まぁそれは置いといて。

  めんどくさいなんて言わず、
  誰かのためを想って手間をかけるその気持ちを、
  忘れたくはないものですね。

  それでは、今週も
  ビジネスの達人をお楽しみください!
  
    
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□□■ 目次 ■□□

 
 01:モバイルショット ア・ラ・カルト
 ……世界に自慢のできる“日本橋”を!

  
 02:今週の先取りビジネストレンド
 ……「メダカのがっこう」と「おむすび茶屋」 


 03:今週の選ばれるビジネス
 ……“盆栽料理”「手打蕎麦 主水(もんど)」


 04:今週の情動力スペシャル
 ……海外視察ツアーバルセロナへの期待 その3
   “ファッション”

 
 05:今週の勝ち組キーワード
 ……二宮尊徳の“道徳と経済の融合論”



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 ☆今週のモバイルショット ア・ラ・カルト
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    世界に自慢のできる“日本橋”を!
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  これが例の日本橋。

  “例の”と言っているのは…
  しばらく先になるかもしれないが、
  橋の上の高速道路が取っ払われると
  言われている日本橋だから。

  さあ、いつ日本橋は、
  太陽の光を直接受けれるのだろう?
  さぞやまぶしがるはず。

  いくら紫外線が強い季節であっても、
  日本橋は直接日光を浴びてこそ、
  まばゆい日本橋となるわけで…。
  青空天井が似合うのが、“お江戸日本橋”なのだ。

  このままでは、
  日本の道路の起点となっている
  “日本橋”の名がけがれるというもの。
  そして、訪れるフォリナーたちも、
  これでは小便小僧や人魚の像などと共に、
  世界のガッカリ名所となってしまう。

  いま、日本橋の地に関係の深い人たちが、
  手をたずさえてその昔の日本橋復活に、
  チカラを注いでいるという。

  実は、「ALWAYS 3丁目の夕日」も
  少なからず実現に貢献していると聞いた。

  特に日本橋に思い入れのない私でも、
  高速道路が取っ払われた姿を
  見たいと思うのは、なぜ?

  これからは、日本のどの地でも、
  経済優先で失われたものを取り戻そうと、
  多くの人たちが動き出してくるのは間違いないようだ。





 
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 ☆今週の先取りビジネストレンド
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  神保町交差点から200メートル、
  靖国通りから少し入った三省堂の近くにある
  「おむすび茶屋」。

  先日、私はあるCDを聴いた。
  無農薬の米作り農家と消費者をつなぐ
  NPO法人「メダカのがっこう」を立ち上げ、
  理事長でもある中村陽子さんが
  展開するお店があると知った。
  その「おむすび茶屋」というお店に
  非常に興味を持ったのだ。

  ひじき入りの玄米(五穀米?)おむすびと、
  玄米を使ったいなり寿司風おむすび。
  とにかく味もよかった。

  具材たっぷりの味噌汁は200円(セットで)ほど、
  おむすびが150円ぐらいで、
  ホウレンソウのおひたし風の
  小鉢も選んで合計670円。
  特別なこだわりの食材を
  使っているわりには安い!

  中村さんは、数年前までは
  普通の主婦だったが(現在50代くらい)、
  あるきっかけで食べ物へのこだわりが目覚め、
  おむすび茶屋を展開することになった。

  そのきっかけは家族関係。
  転校の影響からか、先生との折り合いが悪く
  学校に行くのを拒むようになった長男。
  しかし、中村さんは長男のことをずっと信じ、
  それを機に、ライフスタイルの
  あらゆるものについて考えるようになった。
  その中で特にこだわったのが、
  口に入れる食べ物の重要さだったという。

  行き着いた答えは、“命あるもの”。
  命あるものを食べていれば、
  体もものの考え方も改善していくのだと。

  オーガニックのおむすび茶屋をやることで、
  こだわる人たちに選んでもらえる。
  作っている人たちのこだわり、気持ちを、
  それがわかる人たちに食べてもらえる。
  こんな構図を作りたいがために、
  「おむすび茶屋」は作られたのだ。

  自然界から糧を得る方法を知っている
  ある先輩の女性に魅せられ、
  自分もできる限りそこに近づいていきたいと。
  農業のことなどほとんど知らなかった主婦が
  農業を知り、農業の人たちと一緒になって
  生きた作物を作る。
  それを活かしたお店をつくり、
  生活者へつないでいく。
  これからのビジネスは、こんなやり方の中に
  ヒントがあるのではないだろうか。





   
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     ☆今週の選ばれるビジネス
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      “盆栽料理”「手打蕎麦 主水(もんど)」
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  最初に出されたのは大豆を煮たお通し。
  次に胡麻ダレの蕎麦。…えっ、もう蕎麦?
  次に刺身、金目鯛の煮付け、天ぷら、
  海老と牡蠣の餡かけ、ブリの焼き魚、
  比内鶏の焼き鳥、そして本来の蕎麦。

  先日、ある経営者の方とたまたま足を踏み入れた
  「主水」という蕎麦屋でのこと。
  この店は飯田橋にある私の会社の近くにあり、
  見るからに蕎麦屋という印象の店ではない。

  何を頼んだらいいか分からなかったので
  コースを頼んでみたが、
  5、6種類が一切れずつ並ぶ刺身は
  それぞれに手間がかけられ美味く、
  海老の天ぷらの中身などはプリップリ!
  どの料理からも店のこだわりを感じた。

  店の主人に話を伺うと
  「私が作っているのは盆栽蕎麦。盆栽刺身」
  だという。
  この言葉にこの店のすべてが集約されている。

  盆栽というのは趣味がエスカレートしていき、
  結果的に手間と時間がかかる。
  道楽的なものの代表としてのもの言いである。
  コース料理をいただき感じたのは、
  まさにこの店の料理は
  “盆栽料理”であったということ。
  それだけ1品1品に手間とこだわりがある。

  店名である主水も
  「水が良くなければ美味しい蕎麦はできない」
  という信念のもと、
  水にもこだわっている証である。

  驚きだったのは店の主人が
  20年間フレンチの料理人だったこと!
  20代前半からフレンチに関わり、
  料理人としてやってきたのに、
  自分で開いたお店は“和食”。
  「主水」を開店してもう10年になるという。
  この盆栽料理にはフレンチの考え方も
  活かされているということのようだ。

  店舗を見てみると、
  立地はあまりよくないし、
  ビルの1階ではあるが道路には面してないので
  その存在に気づかない人も多いはず。
  しかしサラリーマンだけでなく
  経営者の方々なども、
  一度来るとその味に納得(感動?)し、
  リピーターになってくれているようだ。

  一見さんが訪れにくい店であるにもかかわらず、
  繁盛店としてやっていけるのは
  こだわりぬいた“盆栽料理”が
  結果的に良いお客さんを呼んでいるということ。

  これからの時代、
  一見非効率なものの中にこそ、
  お客さまが選びたくなる理由はある。
  「主水」の料理はそれほど安い金額ではないが、
  払っている金額以上に
  ご主人と料理人のこだわりと手間があるのだ。
  そんなこれからの選ばれるビジネスが、
  すぐ傍にあったのである。






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     ☆今週の情動力スペシャル
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       海外視察ツアーバルセロナへの期待 その3
      “ファッション”
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  これまで2週連続で
  ガウディが遺した偉大な建築物、
  三ツ星レストランの存在が光る食文化と、
  バルセロナに期待するものを
  取り上げてお話をしてきたが、
  3週目の今回は
  「ファッション」の世界に焦点をあてたい。

  「スペイン」、「ファッション」ときたら、
  まず思いつくのが「ZARA」。
  今回訪れるバルセロナが本拠地のお店ではないが、
  日本でも新宿や渋谷、銀座など
  主要な街に出店され、
  世界からも大きな“期待”を寄せられている。
  ご存じの方も多いだろう。

  デザインもGOODでお値段も比較的
  良心的なブランドとして人気も上々。
  私も以前から注目していて、
  「お気に入りのブランド」にしたかったのだが…。
  残念ながら、“とある理由”で
  このブランドの服を着ることはできないのだ
  (体型バランスが私に合わされてない!?)。

  まぁそれは置いといて。

  一昨年前、視察ツアーで
  スウェーデンを訪れた際に訪問した「H&M」は、
  高いデザイン性に手頃な価格を
  実現するためのSPA、つまり
  製造から世界でのショップ販売までのフローが
  完成されていたのだが、ZARAもまた、
  同じように事業展開のしくみが
  しっかりと組まれているのだろう。

  ZARAの世界戦略がわかる現地の方に、
  そのあたりのお話をたっぷり伺いたいところだ。

  ほか、バルセロナのメイン通りには、
  革製品を中心に扱う「ロエベ」や
  イタリアからやってきた「メゾン・ドゥ・モン」、
  フランスの「セフォラ」、百貨店の「ビンソン」、
  陶器のお店などなど、
  一流のブランドがずらりと立ち並ぶ。

  フランスではシャンゼリゼ通り、
  ニューヨークでは五番街やソーホー地区、
  そしてその他の中心となる百貨店をみると、
  その国の、その地域の人びとの
  ファッション文化が見えてくるのだ。

  そこに暮らす人びとが何を求め、
  何を思っているのか。
  スペイン、特にバルセロナは世界的にも
  “ハイセンス”な国として知られている
  場所でもあるから、特に注目したい。

  ほんとうに見どころ盛りだくさんのバルセロナ。
  早く体験したい!
  けどまぁ、まずはその前に、
  ZARAのデザイナーに提案してみたりして。

  “もうちょっと袖の短いの、作ってくれる?”




  

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     ☆今週の勝ち組キーワード
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      二宮尊徳の“道徳と経済の融合論”
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  「道徳を忘れた経済は罪悪である。
  しかし経済を無視した道徳は、寝言でしかない。」

  ん〜、180年も前に語っていたとは。
  二宮尊徳の言葉である。

  以前にもいくらか
  紹介させていただいたことがある尊徳。
  1787年に生まれ、1856年70歳でなくなった。
  計算すると、明治維新の12年前に
  なくなったことになる。
  そう考えるとなんとなく、
  江戸時代のなかでも特に尊徳が生きた
  その時代背景が浮かんでくる。

  そして尊徳は、この時代に
  すでに上の言葉を残しているのだ。
  私が今、よく口にするキーワードと通ずる言葉を。

  先日、ちょっとしたきっかけで久々に読んだ、
  『二宮尊徳の実践哲学
   結果がでるまでやりぬく人、一歩手前であきらめる人』
  という本にこの言葉がのっていた。

  道徳つまり「義」、経済を「利」と解釈すれば、
  尊徳は、「義と利、道徳と経済のバランスこそが大切」
  …そんなことを明確にうたっているのだ。
  今から180年も前の昔に。

  尊徳は、経済についてを
  云々と語っていたわけではないが、
  渋谷栄一という、日本の資本主義経済の開祖
  (日本初の株式会社の設立、
  銀行をつくりあげた人物だ)も、
  あの福沢諭吉も、尊徳からたくさんのことを
  学んだという話が残っている。

  そのほかにも、尊徳の経済観や仕事観に
  影響された著名な経営者が
  たくさんいるに違いない。
  私もその1人なのだけれど。

  尊徳といえば、
  徳川時代も後半に入ったころ、
  数々の農民や武士たちの諸問題を解決し、
  再建させた人物でもある。

  その再建のやり方には、尊徳なればこその
  経済論と不退転の精神が盛り込まれている。
  道徳を体現した生き方をしていた
  尊徳だからこそ、
  農民や武士たちはついていったのだ。

  そして今、その「義」を優先させる
  考え方の時代になった。もう一度言おう。
  「道徳を忘れた経済は罪悪である。
  しかし経済を無視した道徳は、寝言でしかない。」

  私がいっている“継続の義>利トライアングル”を、
  180年前に言っていたことが驚きだ。
  もう一度きちんと着目したいフレーズである。






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