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上方落語の今をレポートする「寄席めぐり楽天日記」や、落語にまつわるさまざまを楽しく分析する「はなしのついで」、そして落語会情報もおりまぜ、読者と一緒に作っていく落語専門マガジンです。

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2009/07/24

週刊 落maga Vol.241 2009.7.24

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       「週刊 落maga」Vol.241  2009.7.24

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  ◇演目◇

  ・「寄席めぐり楽天日記」
    <読者のお便り~落語日記>
  ・「ピックアップ近日落語会」
  ・「おいでやす繁昌亭」

 **** この一週間、なにか物足りないと思ったら、7月下旬は昨年まで「大銀座落語
祭」があったんですね。東京への往復がプチ旅行にもなって、夏だ、夏だと思った
ものです。

ちょっとさびしいけど、近くに本物の夏の風物詩が。
大阪天満宮では、夜ともなれば、天神祭にむけ近所の老若男女がリハーサル。
びっくりするぐらいおおぜい集まり、小気味よい笛や太鼓に合わせて、境内を小さ
な傘を手に踊ってぐるぐると。見物してると、思わず踊りの輪に入りたくなります。

今日は宵宮、明日は陸渡御に船渡御、大川に大輪の花火もあがる本宮。
いよいよ浪花の夏、本番です。

 **** 「上方はなし 彦八まつり」も夏終盤の大阪の名物祭りになったと言えそう。
19回目を迎える今回は、9/5(土)、6(日)の二日間、生國魂神社(地下鉄谷町九
丁目)で開催されます。

三百年ほど前、米沢彦八がここで辻噺をはじめて上方落語の祖ともなった生國魂神
社。1990年に碑が建立され、翌91年から、上方落語家のファン感謝デーとして「彦
八まつり」がスタートしました。

今年は、桂あやめが実行委員長になり、いつにも増してアイデアとサービス精神に
あふれたお祭りになる予定。チラシ・ポスターも本来の主旨が伝わるよう、内容も
デザインもリニューアルしています。

桂三枝会長が「非常に温かな面白いまつりになりそう」と太鼓判を押す今回は、と
にかく、お楽しみ満載。
・「なりきり写真館」ー落語家姿になって写真を撮れるという、コスプレがおおい
にそそるもの。500円。
・境内に「噴水広場」を設けて、子どもも遊べるような趣向も
・「はなしかバスケ大会・生玉入れ」ー相撲やトランポリン、陸上競技ときた噺家
対抗のスポーツ大会は、今回バスケットに。本格的なバスケゴールをもうけて七福
神にちなんだ6チームが3on3の試合を繰り広げるもの。
・「生玉辻舞台」ー広場で玉すだれやバルーンショー、太神楽など、愉快なパフ
ォーマンスを。

                 ****                 

さらに、いつも大人気の奉納落語会も、趣向満点。
還暦、アラフォー、ちょいワル、と旬のテーマで。目玉として、初の試みとなる映
画上映会があり、一本は、桂あやめが監督・演出・脚本をつとめる本邦初公開の新
作映画を。これから撮る予定だそうで「師匠のためなら何でもする、という一門の
集まりに切り込む」架空の世界でも、真に迫った笑いいっぱいの作品になりそう。
上方落語家総出の予定です。

☆「奉納落語会」
5日>
・午後1時~「僕たち還暦落語会」
今年60歳を迎えた桂雀三郎、笑福亭福笑、露の慎悟、林家染丸という豪華顔ぶれが
出演。
桂雀太が開口一番を。
・午後5時~「アラフォーおんな落語会」
40デコボコの熟女たちが勢揃い。桂あやめ、桂三扇、笑福亭笑子に、浪曲の春野恵
子も加わり、歌手の大西ゆかりもゲスト出演。という、まことに華やかな会に。

6日>
・午後1時~「ちょいワルオヤジ落語会」
タイトルも納得の人気のベテランが揃うもの。桂ざこば、月亭八方、桂きん枝に、
オヤジにはちょと早いけど、ロッカー・月亭遊方も出演。内海英華ねえさんが艶っ
ぽい彩りを。
・午後5時~「噺家ザ・ムービー大上映会」
伝説の8ミリ無声映画「噺家王アルカリキッド」1,2(弁士・桂雀三郎、桂あやめ)
桂あやめ初監督作品になる撮り下ろし新作映画「あなたのためならどこまでも」の
初公開

                 ****                 

いつもの「お茶子クイーンコンテスト」も、なんと、クイーンにはサイパン三泊四
日のペアー券が賞品が授与されるなど、ほかの通常イベントもグレードアップして
います。

人気の「落語家バンドステージ」(5日午後6時半~)は、今回、
「元祖お囃子カントリー ぐんきち」「桂雀三郎withまんぷくブラザーズ」「ヒロ
ポンズ・ハイ」「桂文福とワ!!つれもていこラ~ズ」の4組が出演。
おおいに盛り上がりそう。

毎年、おもしろ屋台の方で趣向を凝らすあやめは、今回、大忙しになりそうですが、
「演芸バトルなどの審査員もします。いつもは屋台で手一杯だけど、いろんな仲間
が手伝ってくれるので、屋台はまかせて、今回は彦八まつりの全部を楽しめるいい
機会なので、目一杯楽しもうと思っています」と。
例年とはひと味違う遊び心にあふれたおまつりになりそうです。
9月5日は午前11時~。6日は午前10時~。スケジュールに入れておいてくださいね。
もちろん雨天決行!

                 ****                 

また、8/18の繁昌亭夜席で、初のプレイベント
「09彦八まつりにいらっしゃ~い!彦八まつり生ガイドブック」も開催。
午後6時半からですよ。
桂小春団治が「有馬小便」、桂米団治が「景清」と、彦八ゆかりの噺を披露し、あ
やめは天王寺詣りほうふつの「生國魂詣彦八祭」という新作を作って初演するそう。

実行委員会の面々ーあやめ、露の都、笑福亭仁勇、小春団治、米団治、桂三風、桂
文昇、笑福亭生喬、林家染雀、桂しん吉らが総出演して、住吉踊りも披露してくれ
ます。
また「お茶子クイーンコンテスト」の歴代クイーンに出てもらい、どんな一芸を披
露したのか、「素人演芸バトル」に勝ち抜く傾向と対策など、リアルな彦八まつり
ガイドに。

彦八まつりを倍楽しめるイベントです。
発売中。一般2,000円、当日2,500円など繁昌亭主催夜席料金(整理番号順に入場)


 **** さてさて、この夏に開催される、大きなイベントです。
日本初のアマチュア落語家の全国大会が、上方落語にゆかり深い池田で開催されま
す。
☆「社会人落語初代日本一決定戦」8/15日(土)
予選=午前10時~午後2時40分・池田市内の池田落語みゅーじあむなど5カ所の会場
決勝戦=午後3時~7時半・池田市民文化会館アゼリアホール(阪急石橋)

全国から362人の応募があったもので、事前審査を通過した150人が各会場の予選会
で腕を競います。各持ち時間は8分だそう。桂文喬や桂枝三郎、桂あやめ、桂三風、
桂文三が審査にあたります。

決勝戦には予選を勝ち抜いた8人が出場し、制限時間13分で落語を披露。初代名人、
2位、3位を決定します。審査員は、桂三枝、藤本義一、田辺聖子、難波利三、桂春
之輔、倉田薫池田市長。

●予選、決勝とも観覧無料。
また、阪急池田駅前公園や商店街でも店が出たり、催し物が。

また、翌日には、豪華プレミア落語会も。
☆「上方大落語会」8/16(日)午後2時・池田市民文化会館アゼリアホール
桂春団治、桂三枝、桂文珍、桂米団治、桂文三、林家染左が出演

まだ、チケットはあるそうです。お早めに。
前売4,500円。
ローソンチケットー0570-084-005(Lコード57264)
落語みゅーじあむ=072-753-4440
池田市民文化会館=072-761-8811

 **** もう一つ。
これも夏恒例のワッハのおまつり。形は少し変わったけど、来場者みんなが楽しめ
そう。予定に入れておいてくださいね。
☆「ワッハ上方夏まつり2009」8/22(土)、23(日)・ワッハ上方
2日間、朝から晩まで盛りだくさんのイベントは、すべて入場無料です。
もちろん、展示室やワッハホールギャラリーで開催の「須田剋太・浅野竹二展」も
期間中、入場無料に。

4階展示室「上方亭」では、各日、午後12時半から若手漫才の会があるほか、
・22日午後2時半から「講談」-旭堂南陵、旭堂南洛、旭堂みなみ、
午後4時半~6時「現代美術と浪曲」-京山幸枝若、松浦四郎若、春野恵子が出演。
・23日午後2時半から「上方亭ライブ」-桂こごろう、桂佐ん吉が出演
午後4時半~6時「爆笑!ワッハ演芸まつり!」-海原はるかかなた、桂米八、佳恵、
豊来家玉之助、トライアングルが出演

5階ワッハホールでの催しは、要整理券で事前に応募が必要です。
・22日正午~(公演1-応募番号1)
「第13回上方演芸の殿堂入り表彰式」
受賞者ー暁伸・ミスハワイ、横山ホットブラザーズ。ゲスト:喜味こいし、正司敏
江
・22日午後2時~(公演2ー応募番号2)
「笑らいぶ」-よしもと若手漫才、浪曲(三原佐知子ほか)、曲芸、落語-桂福団
治
・23日正午~(公演3ー応募番号3)
「魅せます上方舞の粋~山村若・吉村ゆう舞の会~」
・23日午後2時~(公演4ー応募番号4)
「第12回ワッハ上方アマチュア演芸コンテスト決勝大会」

応募方法>整理券希望の方は、往復はがきの往信用裏に希望の応募番号、公演日、
公演名と住所、氏名、電話番号を書き、返信用表面に住所、氏名を書いて
〒542-0075
大阪市中央区難波千日前12-7「ワッハ上方・夏まつり2009」係

まで送って下さい。1公演につき1枚の応募が必要です。
締め切りは8/14必着。
問=ワッハ上方夏まつり2009実行委員会=06-6631-0884

 **** これは毎回好評の会。会場がまた魅力ですね。
今回は、若手一番の人気者・吉弥と、襲名して期待を担う文三も出演。ベテラン・
竹林の味のある落語との彩りと、三人の座談もお楽しみです。

☆「第六回船場今橋 大美落語会~旧鴻池邸で船場噺を聴く会」
9/29(火)午後6時半・大阪美術倶楽部(旧鴻池家本宅跡)2階光悦の間(地下鉄北
浜)

番組は、笑福亭喬介「寄合酒」、桂ちょうば「ぜんざい公社」、桂吉弥「天王寺詣
り」~仲入り~<座談会=笑福亭竹林、桂文三、桂吉弥>、竹林「仏師屋盗人」、
文三「猿後家」
前売・予約2,500円、当日2,800円
問・予約=笑福亭竹林=072-236-9828


 **** 8月の「動楽亭昼席」予定です。寄ってみてくださいね。
☆8/1(土)~8/10(月)各午後2時・動楽亭(地下鉄動物園前)
毎日、米朝一門の若手からベテランまで6人が出て、たっぷり聴かせてくれます。

出演順に
1~5日は桂さん都、桂雀五郎、桂こごろう、桂米輔(1,2日は桂米団治)、桂わかば、
桂米団治(1,2日は桂米輔、4日は桂南光)
6~10日は桂吉の丞、桂ひろば、桂歌之助(8,9日は桂雀喜、10日は桂宗助)、桂米
二(9日は桂ざこば、10日は桂都丸)、桂九雀(10日は桂米団治)、桂ざこば(9,
10日は米二)

2,000円
問=米朝事務所=06-6365-8281

 **** そうそう、これは明日ですよ。
天神祭たけなわの真最中に、天神橋1丁目で、以前もご紹介した「書生節」の会が。
☆「第二回 今甦る書生節~石田一松を聴け!」7/25(土)午後7時
・茶論 無花果ーさろんいちじく(天神橋1-12-3、瑞穂ビル1階、06-6355-7626)

出演は旭堂南海、宮村群時、ゲスト=水野喬(「闘ったのんき節」著者)

上方書生節協会のただ二人の会員である、講談でおなじみの南海と、桂しん吉との
お囃子カントリーぐんきちの宮村群時という両人が、明治~大正時代に苦学生によ
って歌われた「書生節」をよみがえらせるもの。

書生節は、学資稼ぎの手段として街角で歌い、投げ銭ではなく唄本なる歌集を売っ
て、いくばくかのお金を得たそう。時代の流れで役割を終えたそうですが、そんな
書生節に、こうしてまた光をあてること自体、ロマンを感じさせてくれます。

今回は、前回に続いて、ゲストの水野氏と共に、大正から昭和にかけて活躍した演
歌師・石田一松をテーマに、二人が一松の書生演歌を聞かせるもの。
SPレコード収集の大家でもある大衆芸能研究家の協力を得て、その全貌も解明して
くれそうです。

前売予約2,500円、当日3,000円(各1ドリンク付き)
予約・問=無花汁(むかじゅう)
企画=06-6355-7622 e-mail: kikaku@mukajyu.com 

    ============                    

上方の落語会情報はこちらへ↓
  ◎寄席情報サイト☆ねたのたね☆→ http://ra-ku-go.com/netanotane/ 



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■「寄席めぐり楽天日記」

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16日の「トリイ浪曲席」(トリイホール)は超満員でした。一心寺の定例寄席とは
客層もやや違うようで、のぼりが立つ舞台を前にざわざわと熱気が。
☆「幸いってん頑張れ!チャリティ公演」。
・春野恵子「田宮坊太郎」・菊地まどか「赤垣源蔵」・京山幸枝若「尾張大八」
曲師=一風亭初月、沢村さくら

最初に、女性陣が出て挨拶を。いってんの今の入院中の写真をかかげ、いってんの
声を録音したテープを流して、「必ず帰ってきますんで」という元気な声を聞かせ
てくれました。抗がん剤治療もうまくいってるようで、ああ、よかった。
いってんの代演として師匠の幸枝若が出演し、三席だけでも多彩な個性の競演は、
若い女性二人の華やぎもあって、すがすがしい手応え。

春野恵子は、孝行息子の仇討ちの物語を途中で終えず最後まで演じきって、ドラマ
チックに盛り上げ引込んで、節もどんどん上手くなってるふう。気持ちが伝わるの
が何よりで、たたずまいの美しさと表現力の成長を印象づけた一席。
菊地まどかは、赤穂義士の一人、赤垣源蔵の物語。兄との別れに貧乏徳利を持って
会いに行くも、会えずじまい。兄の着物を兄に見立て杯を交わして、討ち入りへ。
そして見事に本懐をとげて‥。のびやかな節できかせつつ、別れも晴れ晴れとした
武士の心持ちを伝えて。ぴーんとした声の緊張感が物語に爽やかさを。

で、幸枝若は、思い切りけれん味満載の「尾張大八」。アホのふりした庄屋の息子
が、村の祭りに飛び込んでけが人や死人も出した暴れ馬を止めて、家に連れ帰る。
馬は尾張公の愛馬で、連れ戻しに来た別当相手に、大八が正体を現す、という、そ
こからの父と子のやりとりも聞かせながら、別当との対決というクライマックスへ。
そこで「ちょうど時間となりました~~」なのだけど、息もつかせぬリズミカルな
運びで、お客さんを終始笑わせながら、男気あふれるつややかな節でぐいぐいと。
このわかりやすさ、心躍る楽しさは大事ですね。

堪能の浪曲席、これでもっとファンになった人も多いんじゃないでしょうか。

                 ****                 

☆「第1回新世界ネタ下ろし売り市場!」7/17・動楽亭
・桂さろめ「犬の目」・桂あやめ「危険な女たち」・林家小染「算段の平兵衛」~
仲入り~・笑福亭鶴笑「彦八出世物語」・あやめ「猿後家」(三味線・林家和女)

座布団席の真ん中がドーナッツみたいに空くのが面白いですね。落語ファンははし
っこが好きって。まずまずの入り。二番太鼓の笛がちょっと苦しそうで、お客さん、
思わず顔見合わせ微笑。出て来たさろめ、今日が吹き初めだったと。「犬の目」は
東京言葉でやって、少し違和感はあったけど、テンポよく笑顔たやさず一生懸命に。
ハキハキした口調と声が低めなので、男をやっても不自然さはあまりなく。笑福亭
生喬が、山形出身のさろめに大阪弁を東京の発音に翻訳してつけたそう。

この会の言い出しっぺ、あやめは年何回とかペースも決まってないが、古典のネタ
下ろしをしたくなったら、またやりますと。「危険な女たち」は24~25年前のバブ
ル期に作った作品を今に合うようにかなり変えて再挑戦。だから、これも含めて全
員がネタおろし、の日だったんですね。80年代ディスコ最盛期にはまったという二
人の中年女が、ディスコが復活してると聞いて、青春を取り戻そうと出かける噺。
出会ったナンパ男に名前や住所、電話番号を聞かれたら、成功と言いつつ、思惑や
予想がはずれ‥泥酔して警察で、名前やいろいろ聞かれて、ナンパ大成功!と
喜ぶ‥。ちょい皮肉な笑いがあやめ作品ならではでした。

小染はチラシの写真が僕とわからへん。たまたま撮った金剛力士像を真似た写真
で‥とボヤキも可笑しく、初演の「算段の平兵衛」。河内のある農村の話、純朴な
人間の中にいると便利な「はしこい人間」と。悪賢さはあまり感じさせなかったけ
ど、物語の運びが上手くテンポの良さと展開の妙で楽しませて、からっとワルが栄
える物語に。笑いも多く、ほかの得意ネタとは違う性質のニンの合いよう、という
感じが。「橋のたもとに花をたむけに行こう」「いや、もう危ない橋はよう渡ら
ん」のサゲは、やさしさかな。

鶴笑は着流し姿で、なんにもつけてへん、と。古典は「東の旅発端」と「煮売屋」
「寿限無」「大安売り」の四つだけ、と言い、古典をやって怒られて、今の色もん
の地位を確立したと(笑)。「桃太郎」を物語を逆さまにしてやったこともあるそ
う。すごい発想。で、しゃべりでさんざん笑わせた後「人間輪投げ」と、お客に輪
っかを投げさせ体で受け、「世界の大脱出!」と言って、ジグザグに切った紙を広
げて、体を通したり、クリーニングのハンガーも広げて体をするっとくぐって見せ、
ええ~~、とびっくり技。イギリスの囚人服を着てベルトで縛り、手も交差させて、
というがんじがらめ状態から体を抜いてみせる離れ技も見せて、鶴笑という人は真
に大衆演芸の達人なり、です。で、ここまでやって、「定吉、あれは何や」「大道
芸です」「ひいきにしたろ」‥「その後、落語を一生懸命やって、男は落語の祖と
言われる人になりました。『彦八出世物語』でした」と。拍手喝采。無理はあるけ
ど、体張ったパフォーマンスの懸命さは感動もんでした。

あやめの「猿後家」は、べんちゃら男の調子のいい浅はかさを描きつつ、お家はん
のご機嫌、不機嫌の豹変が女性ならではで、誇張せずとも、自然におかし味がにじ
み出るかっこう。時折、文枝師匠が乗り移ってるようなそっくりな所もありつつ、
無理なく面白い古典に。これまでやってなかったのが不思議なほどでした。
次回も期待しましょう。

                 ****                 

☆「鶴瓶と都のお稽古会」7/18・ビギンホール
・笑福亭鶴瓶×露の都ー対談・都「悋気の独楽」・鶴瓶「死神」

京橋の商店街の中。スーパーの上にある会場。超満員。発売日に電話をかけ続けて
やっと取れた「立ち見」でした。登場した二人、鶴瓶は普段着で。東京からの追っ
かけ車いすの男性が入り口が狭いために入れないかも、という状況を、ものすごく
心配する鶴瓶。やさしいですね。都と立って雑談ふうにしゃべる対談は、映画「デ
ィア・ドクター」を見た人が、(主人公が逃走した後)どうして就職されたんです
か、と質問してくる、とか、笑えるエピソードもはさんで。とにかく、会場は鶴瓶
の一言一言に笑って、すごい熱気。

都はニコニコして、みやこ噺をまくらに「悋気の独楽」。普通にやって船場の御寮
人さんの品が出せるのだけど、女中のお竹は、あき竹城が極端に意地悪いおばはん
役を演じたみたいになって、作りすぎかな。ただ、丁稚と御寮人さんとの間に入る
お竹はおっさんのようなドスをきかせ、弾けた演技に爆笑。都のニンの範囲で人物
が安定するといいですね。
鶴瓶は「いろいろやりながらもネタが39になった。でも、やっぱりお客さんの前で
演じて廻し続けないと離れてしまう」と「死神」を。口慣れたオリジナル版でも、
緊張感を保ち、主人公・熊五郎の気弱さやずるさやええかげんさを細やかに演じき
って、十分の聞きごたえ。サゲの「けど、うれしい、やっと一緒になれた」もさび
しい女の感慨がにじんで、終演後もお客さん、立ち去りがたいようでした。
後払いの自由料金制。みんな、封筒になんぼ入れたんでしょうね。

                 ****                 

☆「第五回雀三郎・出丸ふたり会」7/19・繁昌亭
・桂雀太「道具屋」・桂出丸「二人ぐせ」・桂雀三郎「悋気の独楽」・出丸「千両
みかん」~仲入り~・雀三郎「三十石夢の通路」

開演前に並んだ人の多かったこと。びっしり満員。二人の大ネタがお目当てだった
かな。雀太は大阪弁の独自のまくらで掴んで、縁日で金魚のすくう子どもにおせっ
かいを焼く男がのんびりトボケてて、長めに笑いもたくさん。出丸はまず「二人ぐ
せ」。まくらで雀五郎の口ぐせ「べつに‥」を取り上げ「話がすすまへん」と、す
ごく可笑しい。本編は手をぬかだらけにして頭もぬかまみれ、というのは抜いてた
けど、将棋の駒を持っていらいらしながら待つ男が出丸と重なる可愛らしさで、楽
しい一席に。「千両みかん」が聞きもので、若旦那のおぼこさが印象的。番頭はち
ょっと若めだったけど、心細さや焦りを表情と口調で伝えて、最後のどろんまでの
心理の短絡的なところも出丸らしいていねいさが。

雀三郎は「悋気の独楽」のお竹がケッサク。御寮人さんには品が一貫し、定吉には
昔の働く子どものいじらしさがあり、船場商家の空気はさほど濃くはなかったけど、
みんな生き生きと。最後の「きらい!」も声の出しようが高すぎず大きすぎず自然
なヒステリーで、ああ、巧いなあと感心。そして、トリを飾った「三十石」は、何
十回聞いてもいいものはいい、と思わせる鮮度と気合いで。船宿から始まり、男の
妄想場面をたっぷりふくらませて、女の家に行って雷がなり、思わず抱きつく女に
男の手が…「あーれー、お許しください、お代官さま~~」とやって爆笑。すぐ後
の老女の登場も、倍の笑いになって、ざわめきがしずまったあたりで船唄をロング
バージョンで。わら打ち唄も糸つむぎ唄も懐かしく聞かせて、こっくりこっくり、
がっくりがっくり、みんなが船をこぎながら大坂へとくだります‥。帰るお客さん
の紅潮した笑顔に「得心」と書いてありました。

                 ****                 

☆「浪曲・落語三人会」7/20・動楽亭
・京山幸枝若、春野美恵子ー掛け合い浪曲「瞼の母」・林家小染「くっしゃみ講
釈」~仲入り~・春野美恵子「両国夫婦花火」・京山幸枝若「掛川の宿」

わわわ、びっくり。動楽亭がここまで超満員なのを初めて体験しました。圧倒的に
浪曲ファンの数が多かったような。掛け合い浪曲は、初体験。舞台の上手に春野美
恵子、下手に京山幸枝若がすわり、自分の番になると立ったり、中央に行ったりし
て、番場の忠太郎の母恋しの物語を役柄を決めて演じるもの。美恵子が、実の母な
のに、店と娘を思ってやくざな忠太郎を追い返す母役(娘役も)で、幸枝若は、や
っと会えた母につれなくされ、夢に描いた親子の対面もできずせつない涙を流す忠
太郎の役を。啖呵と節(演歌調)で、有名な物語をまさに片岡千恵蔵主演の映画の
ように見せて、浪曲好きにはたまらないエンタテインメントに。

わかりやすく会のナビもつとめた小染は、安定感抜群の愉快な「くっしゃみ講釈」。
からくりや講釈の口さばき、張り扇の小気味よい使い方、くっしゃみのタイミング
など、巧いですねえ。「虫の唄」を抜いたのは惜しかったな。あった方が可愛い笑
い増すのに。でも、この一席で落語を堪能させたふう。

春野美恵子の「両国夫婦花火」は、民謡で鍛えた節と力みすぎない啖呵が心地よく、
夫婦の愛情を芯に花火が親子も結びつけるドラマを、60代のぶれなさで。玉屋、鍵
屋の花火が夜空に咲く、めでためでた~の物語はやっぱりいいですね。年齢を感じ
させない初々しさもあって、とても好感のもてる舞台。
待ってました!の幸枝若は、動楽亭初登場。これから、ここで会をやっていきたい
と。
「掛川の宿」は、この前の「上新庄えきまえ寄席三百回記念公演」でも披露したけ
ど、今回はフルバージョンで。これが圧巻。左甚五郎と狩野探幽という両巨匠がな
ぜか乞食も同様の姿で宿屋に泊まり、それも同じあんどん部屋。夜な夜な尾張の殿
さんへの置き土産に腕をふるうも、宿屋にすれば、「何じゃこりゃー」のとんだ狼
藉で、逃げた二人を追いかけ捕まえて縄でしばってしまう。しかし、尾張の殿さん
には、ふすま絵も大黒の彫り物も両巨匠の素晴らしき仕事とすぐわかり、「猫に小
判とはお前のことじゃー」と宿屋を叱り、すぐに二人を連れて参れ、とご対面。三
人語って翌朝、殿さんは東へ、二人は西へ~~、という長い物語を、けれん味(笑
い)たっぷりの啖呵と、高音低音自在、たたみかける痛快な節とで魅了。50分近く
あったでしょうか。芸に酔ってちょとふらふら。

                 ****                 

☆「林家染二25周年トライアル一騎當千~家の芸と初演 第四回」7/20・繁昌亭
・桂吉の丞「米揚げ笊」・林家染二「湯屋番」・桂都丸「試し酒」~仲入り~・林
家染弥「おごろもち盗人」・染二「仔猫」 (三味線・吉川絹代)

祝日の夕方でも、満員。吉の丞は米朝の弟子の吉朝の弟子の吉の丞、と何度も言っ
て自己紹介。大きな声で、マイクもいらないぐらい。仕草も大きく、テンポよく愉
しそうにしゃべって。あと2分ほどなのに、この後しくじるという‥と終わって、残
念。染二は、お家芸の「湯屋番」をまず。居候の若旦那、玉造の桜湯に働きに行く
も、色っぽい妄想に一人悦に入って、という、はなはだしく気楽な男を喜び満面、
ややテンション高めに演じて。ぽっかーんと愉快な噺の空気感がいいですね。都丸
は、どちらもの旦那に気をつかいつつ、言いたいことを言う奉公人の男がさっぱり
した性格で、酒もくどくならず、酔い加減も豪快。うんちくや都々逸披露で男の面
白味を伝えて、五升を飲み干す心地よさにひきこんで。温かさもあり、しゃべりの
自然味がなんとも巧い。うならせた「試し酒」でした。

染弥は、夫婦の会話に暮らしの温度があって、かみさんにほわんと色気も。盗人が
弱気になったりドスをきかせたり、という所など、細やかさの点でやや物足りなさ
もあったけど、ドジぶり強調で最後まで。染二の初演「仔猫」は、おなべに素朴さ
と淡白なやさしさがあり、聞き入らせるものが。やや声が高めでトーンは滑稽噺の
それで、後半の番頭とのやりとりももう一押し不気味な哀しさがほしかったけど、
これから、得意ネタになっていきそうなニンに合った印象でした。染二らしい、じ
っくりと聞かせる演法でもいいような。告白の後に番頭がフォローする「猫とりぐ
らいなんや、わしは昼間から人くうてるがな」の独自のサゲは、やっぱり、もとも
との「猫かぶってたんや」で終える方がいいかな。
毎月の初演はすごいことです。渾身ぶりはお客さんにちゃんと伝わってるはず。

          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         

<読者のお便り~落語日記>

 **** 前号のこのコーナーでご紹介した、三遊亭円丈の21世紀落語論「ろんだいえ
ん」(彩流社)。周りでもこの話題で盛り上がっています。異論もいろいろで(笑)。
落語についてあれこれ考える機会にもなったらしく、一石を投じたかっこう。

 **** で、こんな会があるそうです。(イチ早く教えてくれたヒラリーノさんに感
謝)
☆9月12日(土)午後6時・東京の浅草東洋館
<~こんな落語界にもう黙っていられない!「ろんだいえん」激論落語会>。

第一部は落語で、川柳川柳、三遊亭円丈、柳家権太楼、三遊亭白鳥、夢月亭清麿が
出演。

第二部が『激論、「ろんだいえん」』。
ルポもまじえ、主役の円丈と川柳ら第一部に出た落語家と、文化人パネラーとして、
フジTV・塚越孝、産経新聞・栫井千春、東京かわら版編集長・佐藤友美、漫画家・
高信太郎、演芸作家・稲田和浩の各氏が、質問やクレームなど、「ろんだいえん」
が巻き起こしたさまざまな波紋について語り合い、最終的に「落語界はこれでいい
のか?」と激論をたたかわせるそう。

 **** これはきっとすごく面白い。東京にいたら、絶対行きたいって思いますね。
東京周辺の落語ファンのみなさん、ぜひぜひ行ってください。もちろん、読んでか
ら。

8/1から予約開始で、前売2,500円、当日3,000円 
予約は電話=東京かわら版=03-3542-3612、e-mail: rondaien@yahoo.co.jp 

 **** で、もう一冊。話題を呼んでいる本が。
出たばかりの堀井憲一郎さんの著書「落語論」(講談社現代新書、720円)。

読んでみて、共感はあるけど、円丈本とは別の意味で異論や違和感あり、かな。
う~ん。
期待した「気づき」はなかったな。他の著作は、おお、というものも多いのだけど。

1ヶ月半で書き上げたそう。落語家さんが書くものとは微妙に違う視点や思考が面白
い、とも言えるけど、受け止め方や批評のありようは百人いれば百通りあるわけで、
ここまで「他者」が決めつけてもいいのかな、とちょと思える部分も。そういう本
なのだけど。
終わりの方に出て来るキーワード「嫉妬」は、もっと適した別の言葉がある気がし
てなりませんでした。

 **** それでも、「ろんだいえん」と同様、落語とは?面白さとは?なぜ、ひかれ
るのか?など、いろいろ自問自答するきっかけになることは確かで、書かれている
ことを鵜呑みにせず妄信せずに、一つの意見として受容し、じゃ、自分の実感は?
と、読んだ人が考え分析する入り口になるのが、役割のようにも思いました。

落語って、いろんな議論を呼ぶ芸能なんですね。
それがまた面白いから「落語ファン」はやめられない、ってことか、です。

 **** お便りをお待ちしています。落語会に行った感想や、日頃、落語に関して思
っていること、マガジンへのご意見などなど、なんでも大歓迎。どしどし送ってく
ださいね!

         窓口はこちら→ rakumaga@yahoo.co.jp 

          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         

 ** う~ん、熱い濃厚なお二人の競演。チラシ惹句を見たら、落語ファンなら飛ん
でいきそう。古典も、というのがいいですね。愉しいお江戸だより。いっつもあり
がたいです。

●朝のNHKラジオ出演をきいて、熱熱情熱の円丈の著作「ろんだいえん」と、喋り
トーンのギャップに惹かれ、にぎわい座へ。
☆7月4日(土)「川柳・円丈二人会」14:00 横浜にぎわい座/3000円
当日券は、2階席端のみ。人気に驚く。チラシによると「円生門下の兄弟弟子が競
演/共に、六代目円生ゆずりの古典&十八番新作競演」。

・前座・三遊亭玉玉丈「名古屋版・金明竹」
<トーク>川柳川柳、三遊亭円丈、川柳つくし
到着したばかりの川柳、汗ふきつつ洋服姿。川柳78歳。立ち姿と声の張りが10歳は
お若くみえます。ありそうでなかった、初の二人会。円生の弟子で、新作派の我々
だけが生き残り、と。(円楽師他、存命ですが‥)

・川柳つくし 川柳唯一の弟子・女性。「少子化対策」 対策大臣の夜の会話。
・三遊亭円丈「居残り佐平次」
古典の円丈、と眼鏡をとって。64年入門直後、寄席では吉原噺だらけで、大受け。
客も体験者が多かったため。公なので、今の風俗と違って明るく、二次会のり、と、
わかりやすい。噺は、構成に無駄なく、言葉がしっかり届き、新作派の強みを実感。
・川柳川柳「首屋」
7代目円生はきまりだね、と、賞賛、予告とおりの長いマクラから。20年振りの古典
だそう。
仲入り
・円丈「夢一夜」
畳の上で死にたい病院脱走の末期癌患者が、タクシーを捕まえ、金の力で、空港に
畳、芸者と大暴走。運転注意し、「余命僅かなのに、全治4ヶ月の怪我したらどうす
るんだ、ばかやろう」。
・川柳「昭和の笑話」
寄席の定番「ガーコン」の続編的・昭和の物語。映画話をたっぷり。接吻シーン目
当で立ち見で固唾を飲む客。テレビの登場、米兵の実態描写、鬱憤を晴らしてくれ
る力道山のこと、歴史解説もはさみつつ。喫茶店20円コーヒーで粘る様子も。
扇子に俳優名などメモし、堂々とみる。70過ぎたらいいんだよ(笑)何でも。客席
が静かだと「わかったら笑ってよ。落語なんだからさ」

出演者全員、よく受け、満足度の高い会でした。ここまで盛り上がるとは、予想外。
行き帰り、駅の周りも、開港150周年記念ののぼりやらチラシだらけ。150周年饅頭
も売ってそう。
(ヒラリーノさん)

          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         

 ** 前号で「落語らいぶ2009」第3回目の放送予定を書かせてもらったのですが‥。
局にもいろいろ都合がありそうで。でも、ご意見は貴重ですね。また、お便りくだ
さいね。

●ワーン、これ聞きのがしちゃいました。17日に届いたメルマガを、今日読んだ私
が一番悪いんですけれど、20日は家にいたし、もったいなかったです。NHKさんも、
毎月第一何曜
日に放送するとか決めて欲しいなと、自分のうっかりを棚に上げて思いました。
すいません、ちょっと残念だったので、思わずメールしちゃいました。

来月29日は、前進座へ米團治・南光さんの二人会へいきます。米團治さんはもとも
と好きだし、南光さんは「一度なまでみたい噺家さん」のお一人なのです。ウイー
ンのお土産話が聞けるかしら? 楽しみです。

それから、編集人さんは憶えていらっしゃいますか?前に私、CSのスカイAスポーツ
の「らくごくら」という番組が、いつも早く終わる、お金がもったいないと苦情を
書いた者です。
ほんとに月二本の落語番組しか見るものがなくて、これではお金がもったいないの
で、あの後スカイAスポーツをやめてしまいまして、でも先日、CS無料の日に「らく
ごくら」があったので、よろこんでみました! そうしたらなんと、ちゃんと1時間
半近く落語をやってくれました。前みたいに1時間で終わったらいやだなあと、ひ
そかに思っていたので、ああ、どなたか、私のメールを読んで下さったのかしらと
思いました。
とはいえ、月に二度しか落語番組がないことは変わらないので、またスカイAスポー
ツを契約するつもりはないんですけれど、ただ「よかったな」と思いました。
(新潟市、ミルクさん)



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■「ピックアップ近日落語会」

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  ◎「第3回 心斎橋 質屋寄席」 7/26(日) 午後3時
    ・大阪質屋協同組合(大質ビル)5階ホール(地下鉄心斎橋)

東心斎橋1丁目、1階にフアミリーマートがある大質ビル=質屋協同組合で開かれて
いる会の3回目。並んだ顔ぶれがぜいたくで、この料金でいいの?というお安さがう
れしい。

今回は、桂佐ん吉、桂歌之助、桂梅団治、林家染雀が「質屋芝居」(場にぴったり!)、
そして桂福車という、人気も実力もある中堅、若手が揃います。
日曜午後のとっておきの会になりそうですよ。

前売1,500円(チケットぴあPコード396-224)、当日 2,000円
問=大阪質屋協同組合=06-6244-0777、FAX06-6241-9587


          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         


  ◎「第5回月亭遊方・林家染弥の蔵出し!うちわ話」 7/30(木) 午後7時
     ・高津宮・高津の富亭(地下鉄谷町九丁目)

実は一回も行ったことはないのですが、一度のぞきたい、気になる会。落語の魅力
は、すなわち落語家さんの魅力でもあり、素の話に人柄や品性や志向も表れるので
すね。

月亭遊方と林家染弥の二人がどんなふうに引込んでくれるのか、楽しみな「噺家に
よる噺家の日常話」です。小芝居&トークのみのイベントだそう。
ゲストは襲名したばかりの桂文三。
予約1,300円、当日1,500円
問・予約=三栄企画=06-6631-0659


          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         


  ◎「中川兄弟 落語かれっじ~VOL.8」 8/1(土) 午後3時
     ・ECCアーティストカレッジ梅田校7階芸能ホール(地下鉄中崎町)

落語かれっじももう8回目。落語に関する疑問を解き、背景の解説もきちんと、とい
う中川桂さん(芸能史研究家)と実弟である林家染左のIQ高い対談解説が、落語フ
ァンにはうれしい。今回は「小倉船」をとりあげてあれこれを。あの時代のフラス
コとか、いろいろ聞けるかな。

その後に染左が「小倉船」を披露。開口一番は笑福亭呂竹が。
1,500円(ビギナー割引1,200円)当日のみ
問=事務局=072-752-4763


          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         


  ◎「第178回トリイ寄席ー夏だ!祭りだ!桂雀三郎奮闘公演」
     8/1(土)午後6時半 ・トリイホール(地下鉄なんば)

夏まっさかり、8月のトリイ寄席は、桂雀三郎が主役になって、無邪気な喜六に雷の
お松も愛嬌ある十八番「船弁慶」と、ギターを手に、爆笑替え歌を歌いあげる小佐
田定雄作の「G&G」の二席を披露。PL花火大会にも負けない、心おどる一夜を届け
てくれます。

ほかに、桂雀喜や桂雀五郎、桂雀太という一門が勢揃いして。
前売2,700円、当日3,000円
予約・問=トリイホール=06-6211-2506



=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=
■「おいでやす∞繁昌亭」

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=

先週から試験的に動き始めてました。
玄関前に設けられたドライミストが、本格的に21日から作動。
水による涼しい風をまき散らしてくれています。
昨年から始まり、好評だった、ということで、今年も。

21日朝はあいにく雨でしたが、桂三枝会長は「昨年、お客さんに評判が良くて、特
に近所の子どもたちに好評だったと聞き、地域密着の寄席ですし、今年もやること
にしました。エコのためにもなりますし、暑い暑い日もミストで喜んでもらえた
ら」と。

梅雨が明けて、カーンと音の鳴りそうな炎暑の日は、ミストの吹き出る繁昌亭は都
会のオアシスになりそう。涼みがてら?笑いに行きましょう。
ミストはだいたい9月いっぱいまで、繁昌亭の軒先で涼風を運んでくれます。

        -------------------------------------------        

★「昼席」(午後1時~4時すぎまで・月曜~日曜・週替わり)
 → http://www.hanjotei.jp/daytime/index.html 

☆~7/26
出演順に=林家染太、林家竹丸(26日は桂文鹿)、露の吉次、笑福亭笑子・腹話術
(26日は千田やすし・腹話術)、桂文昇、桂都丸~仲入り~旭堂南海・講談、笑福
亭学光(26日は三遊亭円丈)、桂よね吉、桂雀三郎

☆7/27~8/2
出演順に=桂さん都、桂しん吉、笑福亭遊喬、AKO・マジック、桂団朝(31日は桂枝
三郎)、桂梅団治(30日は月亭可朝、31,1日は桂文太、2日は桂春団治)~仲入り~
千田やすし・腹話術、森乃福郎、桂三金、笑福亭松喬

☆8/3~8/9
出演順に=桂三四郎、桂壱之輔(9日は桂春菜)、桂枝曾丸(7日は笑福亭恭瓶)、
タグリィーマロン・マジック、桂出丸、笑福亭呂鶴~仲入~レツゴー長作・漫談、
笑福亭伯枝 桂福矢(3,5,7日は桂春菜)、桂あやめ

☆8/10~8/16
出演順に=桂二乗(16日は笑福亭呂竹)、桂七福(15日は桂福矢)、笑福亭恭瓶
(10日は桂米団治、15日は笑福亭瓶太)、Wonderful佳恵・奇術、月亭八天、桂梅団
治(10日は桂文太、15日は笑福亭呂鶴)~仲入~レツゴー正児・漫談、桂福楽、笑
福亭生喬、桂米団治(10日は桂三枝)

☆8/17~8/23
出演順に=桂雀五郎(23日は桂まめだ)、桂三ノ助、桂珍念、めおと楽団ジキジ
キ・音曲漫才、露の新治、桂ざこば(17日は桂梅団治、23日は桂文太)~仲入~桂
米八・曲独楽、桂三風(19,20日は三遊亭歌武蔵)、桂きん太郎、笑福亭松枝(20,
22日は林家染丸)

☆8/24~8/30
出演順に=笑福亭生寿、笑福亭由瓶、桂わかば、林家染雀・うしろ面、笑福亭小つ
る(24日は桂扇生)、露の都~仲入り~林家染弥(24日は三遊亭吉窓、25日は林家
竹丸、29日は笑福亭由瓶)、月亭遊方(30日は露の団六)、田渕岩夫・漫談、林家
染丸(28日は笑福亭松枝)

☆8/31~9/4(9/5,6は休館)
出演順に=笑福亭呂竹、桂文鹿(2日は林家竹丸)、桂雀喜、タージン・漫談、笑福
亭鶴二(31日は笑福亭小つる)、林家小染~仲入り~笑福亭鶴笑・鶴笑ワールド、
露の団六(3日は月亭遊方)、桂三扇、笑福亭三喬

☆9/7~9/13
出演順に=露の団姫(8日は桂三四郎、13日は林家染太)、笑福亭喬若、笑福亭仁昇、
林家笑丸・演芸落語(7日はいわみせいじ、8 日は林家そめすけ)、露の団四郎、笑
福亭銀瓶(7日は月亭可朝、11日は桂文太、13日は笑福亭三喬)~仲入り~れ・みぜ
らぶるず・音曲漫才、桂米平(7,8,11日は桂吉弥)、桂春雨、桂雀松(12,13日は桂
春之輔)

☆9/14~9/20(9/15は下記記念特別興行)
出演順に=桂三段、笑福亭右喬、桂かい枝(14日は桂枝曾丸、20日は林家花丸)、
林家そめすけ・ものまね、笑福亭仁勇、林家染二(14日は月亭可朝)~仲入り~桂
朝太郎・マジカル落語、桂米二、桂坊枝、桂福団治(19日は桂春之輔)

          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         

☆9/15(火)「天満天神繁昌亭 開場三周年記念特別興行」(各約2時間半)-全席
指定
・朝の部 =午前11時
林家染左、笑福亭生喬、林家染二、月亭八方、*爆笑歌舞伎「忠臣蔵お軽勘平道
行」<桂三枝、林家染丸、月亭八方、林家染二、桂文三、笑福亭生喬、林家染左、
笑福亭生寿、林家染吉、口上・桂春之輔>~仲入り~文三、Wonderful佳恵(奇術)、
染丸

・昼の部 =午後2時半
桂三弥、桂吉弥、笑福亭三喬、桂春団治、*爆笑歌舞伎「忠臣蔵お軽勘平道行」
<桂三枝、林家染丸ほか同じ出演で>~仲入り~桂あやめ、林家染雀(うしろ面)、
三枝

・夜の部 =午後6時
笑福亭たま、桂よね吉、桂九雀、桂春之輔、*爆笑歌舞伎「忠臣蔵お軽勘平道行」
<桂三枝、林家染丸ほか、同じ出演で>~仲入り~露の都、内海英華(女道楽)、
桂ざこば

前売2,000円、当日2,500円、身障者・高大生1,800円、小中学生1,500円

          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         

☆「夜席」
 → http://www.hanjotei.jp/night/index.html 


            ============            

~新作の会や、この狂言とのコラボなど、蝶六は独自に落語の可能性を切り拓いて
るよう。ふだん、寄席では見ることのない狂言と出会える絶好の機会を提供してく
れてます。
◎「第六回蝶六の会」7/24(金)午後6時40分
林家染太「桃太郎」、桂蝶六「がまの油」、桂こごろう「茶の湯」~仲入り~大和
座狂言事務所(金久蒼汲・原斗轟・森五六九・寺西將惺)「佐渡狐」、特別出演-
安東伸元「葵の上(歌唱演習)」、蝶六「厩火事」
一般前売2,000円 当日2,500円、身障者・高大生1,800円、小中学生1,500円
(前売券記載の整理番号順に入場) 問=賑わいや=090-3289-1379

            ============            

~文喬と仁嬌という剽軽味のベテランを芯に、ふだんの会ではそう聞けない「けっ
たい」な落語を並べて。さらに、鹿芝居ふう?の立体落語でお遊びも。味な一夜に
なりそう。
◎「けったい落語と実体らくご」7/25(土)午後6時
桂文喬「ふたなり」、笑福亭仁嬌「二十四孝」、露の吉次「一眼国」、笑福亭扇平
「看板の一」、●立体落語「持参金」「住吉駕篭」あり
前売2,000円、当日2,500円  問=上方落語笑店=06-4392-3553

            ============            

~うれしい競演。梅団治が三席演じる会でも、トリはゲスト。そんな双方が立つ会
の今回は大人気の東京正統派・市馬が必見の「百川」を。梅団治「宇治の柴舟」も
いいですよ。
◎「第3回桂梅団治のこれ独演会?~今回のゲストは同期の柳亭市馬」7/26(日)
午後6時半
桂梅団治「子ほめ」、柳亭市馬「かぼちゃ屋」、梅団治「宇治の柴舟」~仲入り~
梅団治「寝床」、市馬「百川」
前売2,000円、当日2,500円  問=06-6606-5632

            ============            


~毎年恒例になったよう。本物顔負けのこわいこわい染雀ユーレイが迫力満点。5日
間興行の前半2日間は、昨年後半と同じ演目。見逃した人はぜひ。福笑の新作怪談も
さすがです。
◎「お笑い怪談噺の夕べVOL.3~ホンモノのユーレイも出まあーす!」7/27(月)
28(火)各午後6時半
笑福亭たま「ホスピタル」、林家染雀「腕喰い」、桂米左「猫の忠信」~仲入り~
旭堂南鱗「応挙と幽霊の花魁」、笑福亭福笑「真田山慕情」
前売3,000円、当日3,500円(全席指定)

            ============            

~若い頃から仲よしの雀松と南左衛門が組み、それぞれ芸歴30余年の円熟芸を披露
してくれます。落語と講談の醍醐味を同時に、という一粒で二度美味しい会。気楽
にのぞいて。
◎「雀松・南左衛門二人会~落語と講談の夕べ」7/29(水)午後6時半
桂雀松「くっしゃみ講釈」「紙入れ」、旭堂南左衛門「水戸黄門漫遊記より扇の
掟」「赤穂義士外伝より天野屋利兵衛」、桂二乗「開口一番」
前売2,500円、当日3,000円(全席指定)
問=なんざえもん事務所=06-6445-8480、雀松事務局=0721-23-2331

            ============            

~第一回繁昌亭大賞も受賞した自然体の本格派・三喬の一門が揃い、低料金で勉強
会を。三喬は新作に挑み、筆頭弟子の喬若に二席を、それもトリをまかせるのがい
いですね。
◎「第2回笑福亭三喬一門勉強会」7/30(木)午後6時半
笑福亭喬介「つる」、笑福亭喬若「延陽伯」、笑福亭三喬「新作-くまざわあかね
作」~仲入り~笑福亭喬若「くっしゃみ講釈」
前売1,500円、当日2,000円

            ============            

~一緒に富士山にも登ったという桂かい枝と林家彦いち、という東西の行動派二人。
意欲満々、芸も熱い担い手同士が手を組んで、三都市で会を。大阪で彦いちの落語
をたっぷり聞けるいい機会になり、かい枝の奮闘も見ものですよ!
◎『ふたり「情熱」あるき~林家彦いち・桂かい枝の落語会~東名阪ツアー2009』
7/31(金)午後7時
桂かい枝、林家彦いち
前売2,000円、当日2,500円(全席指定)
問=オフィス・ビギニング=06-6319-6181

            ============            

~で、5日間興行の後半。お笑い怪談チームのツワ者の面々、かける噺も聞きものが
ずらりと。福笑作品は初公開かな。最後はきゃ~っと愉しく?終わって、怪談の宵
は大団円。
◎「お笑い怪談噺の夕べVOL.3~ホンモノのユーレイも出まあーす!」8/1(土)
2(日)3(月)各午後6時半
笑福亭たま「ベルゼバブの蝿」、林家染雀「足上がり」、桂米左「応挙の幽霊」~
仲入り~旭堂南鱗「生首の碁盤」、笑福亭福笑「備後屋敷」
前売3,000円、当日3,500円(全席指定)


          =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=         


*天満天神繁昌亭への問い合わせ=06-6352-4874
  http://www.hanjotei.jp/ 

(地下鉄谷町線・南森町駅、JR東西線・大阪天満宮駅下車徒歩3分)



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☆編集・発行人 やまだりよこ
☆ホームページ担当 うっきぃ
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