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2009/11/15

ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジンneoneo 135-2号 2009.11.15

 
 
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┃n┣━┫o┣━┫e┣━┓ ★ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン
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  ┗━┛ ☆━┛ ┗━☆    135-2号  2009.11.15


∽∽∽∽∽∽ HEADLINE ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 †01 ■ドキュメンタリー映画のかたち
       試写室BASE KOM 柏原寛司氏インタビュー(3-最終回)
        聞き手・採録・構成:萩野亮
 †02 ■映画時評・特別編
      ヤマガタで見た、聞いた、感じた、考えた
      ――山形国際ドキュメンタリー映画祭2009を振り返って(1)
         萩野 亮 VS 中村 のり子
 †03  ■neoneo坐 11月後半の上映プログラム


※135-1号より

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 †04 ■広場
      ■「今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭」アンケート追加発表
         浦辻宏昌
      ■『船、山にのぼる』(監督:本田孝義)のDVD、発売中!!
      ■第14回アートフィルム・フェスティバル」
        11/19~26、12/1~6  愛知芸術文化センター
      ■‘文化’資源としての<炭鉱>展  Part-3
        特集上映 <映像の中の炭鉱>  11/28~12/11 ポレポレ東中野
      ■場外シネマシリーズ1「黒木和雄とPR映画」
        12/6 12/13  Latitude☆P(新宿区四谷)
      ■「自作を語る」などの原稿募集!
      ■上映の告知の有料化とカンパのお願い
 †05 ■編集後記  伏屋 博雄

    ★バックナンバー閲覧はこちらまで
     まぐまぐ配信   http://blog.mag2.com/m/log/0000116642/ 
     melma!配信   http://www.melma.com/backnumber_98339/ 



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┃04┃□広場
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■「今年の山形ドキュメンタリー映画祭」アンケート追加発表

■浦辻 宏昌(ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー/京都)

今年の「ヤマガタ」には分岐点という印象を強く感じさせられた。それは『アジア
千波万波』の主要会場であった『ミューズ』の閉館でもあったし、クロージングが、
小川紳介と共に日本ドキュメンタリーの双璧をなしていた土本典昭監督の追悼上映
であったこともあるが、一番それを強く感じさせたのは参加者が学生を中心とする
若年層へ大きく変化したことだった。今までと比べて段違いに会場も香味庵も若者
であふれかえっていた。
そのような今回の映画祭で、「重要だな」と感じたのは呉文光(ウー・ウェンガン)
監督の存在だった。彼はわが師、柳澤壽男監督が『アジア・プログラム』の審査員
を担当した'93年に『私の紅衛兵時代』で小川紳介賞を与えた人なのだが、今や中
国インディペンデント映画の大物となっている。その彼がインターナショナル・コ
ンペティションの審査員の一人に加わることになり、審査員作品として上映された
のが『ファック・シネマ』('05)だった。刺激的なタイトルだが、監督によれば、
罵っているのは、活況を呈している中国映画界だということで、この作品では北京
電影学院の受験に失敗し、野宿の身でオリジナル脚本を誰それ構わず売り込む人物
をメインに、素人に近い女性たちのオーディションや海賊版DVD売りの日常も描き、
映画という「熱病」に冒された人々を描いている。当初は『アイ・ラヴ・シネマ』
と題し90分ほどにまとめ各種映画祭に出品する予定だったが、「自分自身も巻き込
まれている!」という内省も込めて、映画祭では上映しにくいタイトルに変更し、
160分の長尺としてまとめたという。現在は農民たちのビデオ製作を支援する活動
に力を入れているという呉監督。それはまさしく小川紳介をほうふつとさせるもの
で、小川監督が言い続け、柳澤監督が伝えようとした志が日本を飛び越え、中国に
こそ伝わっているのだと、半分「感動」を覚え、半分「羨望」を感じたのは私だけ
ではあるまいと思う。


     ◇────────────────────────◆◇◆


■『船、山にのぼる』(監督:本田孝義)のDVD、発売中!!

昨年、映画館で公開されましたドキュメンタリー映画『船、山にのぼる』のDVDが
発売されました。ぜひ、この機会にご覧ください。
( http://www.fune-yama.com/ )

●定価:\2,400(税別)
●発売元:BankART1929  http://www.bankart1929.com/ 
 (BankARTショップにて販売中)
●DVD特典:予告編、小冊子(40P)
●英語字幕版も収録。(リージョンオール、NTSC)

※通信販売ご希望の方は
 ・希望タイトル(「船、山にのぼる」) ・枚数
 ・お名前 ・ご住所 ・電話番号
をお書きの上、下記までメールにてご連絡下さい。
追って振込先をお知らせいたしますので、入金確認後、発送させて頂きます。
(振り込み手数料はご負担ください)

●お問い合わせ・お申し込み先:Bankart1929
  info@bankart1929.com 
Tel. 045-663-2812 Fax. 045-663-2813 


     ◇────────────────────────◆◇◆


■「第14回アートフィルム・フェスティバル」

「アートフィルム・フェスティバル」は、実験映画、ビデオ・アート、ドキュメン
タリー、自主制作映画など、従来の映像ジャンルの区分を横断した視点から作品を
セレクトし、映像表現のヴィヴィッドな状況を捉ることを意図した、特集形式の上
映会です。今回は1990年代より映像制作の現場に導入されるようになったデジタル
・ビデオが、映像表現の有り様を大きく変えつつあるのではないかという観点から、
1960年代の初期ビデオ・アートから、ホーム・ビデオを含む今日のビデオ作品や、
デジタル化によって制作状況が活性化している自主制作映画までを俯瞰的にとらえ
ます。
ドキュメンタリー関係では、(フランス・ドキュメンタリーの精華)と題し、アラン
・レネ、ジャン・ルーシュ、クリス・マルケルらの作品から、ドキュメンタリーが
事実の記録というよりも、現実の再構成という側面を持つものであることを照らし
出します。
特にクリス・マルケルは、日本初上映となる『Puisqu‘on Vous Dit Que C’est 
Possible』(1973年、仮訳:『人々は、君たちならできる、と言ったのだから』)を
含む、要注目のプログラムです。

会期:2009年11月19日(木)~26日(木)、12月1日(火)~6日(日)
   *11月24日(火)、30日(月)は休館
会場:愛知芸術文化センター12階アートスペースA
    (名古屋市東区東桜1-13-2、「栄」駅下車オアシス21経由徒歩3分)
入場無料
主催:愛知芸術文化センター
企画・お問い合わせ:愛知県文化情報センター
   Tel.052-971-5511 内線724 Fax.052-971-5644
  http://www.aac.pref.aichi.jp 


     ◇────────────────────────◆◇◆


■‘文化’資源としての<炭鉱>展  Part-3
特集上映<映像の中の炭鉱>

2009年11月28日(土)~12月11日(金)
ポレポレ東中野にて二週間限定開催!
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かつて主エネルギー源として日本の発展を支えた石炭産業/炭鉱は、戦後制作され
た様々な映像作品に登場します。
炭鉱会社のPR映画、炭鉱の実体を記録したドキュメンタリー、青春映画、怪獣映画、
文芸映画などさまざまな劇映画からB'zのミュージッククリップまで、優に数百を
超えます。
ポレポレ東中野では、その中から映画作品に焦点を絞って全14作品と特集上映を行
います。
なお、本上映は目黒区美術館にて11月4日より開催中の「<ヤマ>の美術・写真・
グラフィック」展と「川俣正コールマイン・プロジェクト」展に併せた、公立美術
館と民間の映画館による画期的な共同企画として開催されます。
展覧会と共同の図録も販売いたします。展覧会と併せて、ぜひお楽しみ下さい!
 展覧会詳細 → http://www.mmat.jp/ 

◆上映作品◆
『女ひとり大地を行く』 (1953年/亀井文夫監督)
『浮草日記 市川馬五郎一座顛末記』 (1955年/山本薩夫監督)
『にあんちゃん』 (1959年/今村昌平監督)
『炭鉱(ヤマ) 政策転換の戦い』 (1961年/徳永瑞夫監督)
『おとし穴』 (1962年/勅使河原宏監督)
『日本女侠伝 血斗乱れ花』 (1971年/山下耕作監督)
『爆裂都市 BURST CITY』 (1982年/石井聰亙監督)
『はじけ鳳仙花―わが筑豊わが朝鮮』 (1984年/土本典昭監督)
『プ』 (1994年/山崎幹夫監督)
『三たびの海峡』 (1995年/神山征二郎監督)
『闇を掘る』 (2001年/藤本幸久監督)
『炭鉱(ヤマ)に生きる』 (2004年/萩原吉弘監督)
『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』 (2005年/熊谷博子監督)
『荒木栄の歌が聞こえる』 (2009年/港健二郎監督)

◆開催記念トークイベント/ティーチ・イン開催!!◆
11月28日(土) 『はじけ鳳仙花』上映後
 富山妙子(画家/『はじけ鳳仙花』原案・絵・詞)
11月28日(土) 『女ひとり大地を行く』上映後
 吉岡宏高(「炭鉱の記憶推進事業団」理事長)
12月3日(木) 『炭鉱に生きる』上映後
 本橋成一(写真家/映画監督)
12月4日(金) 『三たびの海峡』上映後
 神山征二郎(『三たびの海峡』監督)
12月5日(土)、10日(木) 『プ』上映後
 山崎幹夫(『プ』監督)
12月5日(土) 『三池 終わらない炭鉱の物語』上映後
 熊谷博子(『三池 終わらない炭鉱の物語』監督)

***

詳細 → http://www.mmjp.or.jp/pole2/eizounonakanotanou.html 

期間:
2009年11月28日(土)~12月11日(金)
連日15:20/18:00 一日2プログラムずつ上映!

料金:
当日 一般1400円/大・専1200円/中・高・シニア1000円
前売 一回券1200円/三回券3000円 →チケットぴあでも発売中!
  http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0952153 
 ※本特集の半券2枚提示で目黒区美術館【’文化’資源としての<炭鉱>展】招
待券を一枚プレゼント!
 ※【‘文化’資源としての<炭鉱>展】の半券1枚提示で<映像の中の炭鉱>の
1プログラムを200円引き(小学は除く)でご鑑賞いただけます。
(一般1400円⇒1200円/大・専1200円⇒1000円/中・高・シニア1000円⇒800円)

会場:ポレポレ東中野
東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下
TEL:03-3371-0088  WEB:http://www.mmjp.or.jp/pole2/


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■場外シネマシリーズ1「黒木和雄とPR映画」 
	
映画なのに映画館では見られない!レンタル店にもない!そんな劇「場外」作品と
作家に出会う場をつくる、上映シリーズ企画の第一弾。今回は、岩波映画製作所出
身であり、ATG映画『とべない沈黙』(1966)『竜馬暗殺』(1974)や、戦争を描いた
『TOMORROW/明日』(1988)『父と暮せば』(2004)などで知られる監督・黒木和雄
(1930~2006)が初期につくった企業宣伝用PR映画を取り上げる。宣伝用らしからぬ
野心的なアイデアに溢れたその作品群には、限られた条件の中で表現に挑むヒント
がいっぱいだ。名目は何だって、映画は映画!そんな当時の新しい波に乗って、黒
木さんの方法が既存のワクを飛びこえた、ドキュメンタリーの転換期を探る。刺激
が足りない人はみんな集まれ!
さらに詳しい情報はウェブサイトへ→ http://www.jougaicinema.squares.net/ 

12月6日(日曜日)
14:00 『海壁』(1959/60分) アクション映画ばりの火力発電所建設記録。
15:15 『わが愛北海道』(1962/47分) ラブストーリー仕立てで北海道産業を
     紹介。
16:20 ゲストトーク「ワクから逸脱する力」 阿部嘉昭さん(評論家/詩作者)

12月13日(日曜日)
14:00 『太陽の糸』(1963/29分) 白く輝くナイロン繊維とカラフルな女の子。
14:45 『あるマラソンランナーの記録』(1964/62分) 黒木が見せたドキュメン
     タリーの方法の結晶!
16:00 ゲストトーク「人間を撮る方法」 大津幸四郎さん(撮影)

参加費:各日1500円(ドリンク付)*ご予約で100円引きになります!定員30名
参加予約: prismscapefilm@gmail.com (参加する日にち、氏名、お電話番号をご
記入ください)
会場:Latitude☆P 新宿区四谷4‐13山崎ビル4階
当日対応電話:03‐3353‐7717
(東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅2番出口より徒歩3分/
「新宿御苑前」駅2番出口より徒歩5分)
主催:場外シネマ研究会(中村のり子)
お問い合わせ: contact@jougaicinema.squares.net 


     ◇────────────────────────◆◇◆


■「自作を語る」などの投稿、歓迎!
「自作を語る」欄は、監督自らが作品について語るコーナーです。制作した動機や
撮影のポイント、編集で心がけたこと等を内容に盛り込んで頂きたいと思っていま
す。その他の投稿も歓迎します。「自作を語る」は1600字程度。監督のプロフィー
ル(150字)、作品のデータ、上映スケジュール、HP等をお知らせください。
原稿締め切り:配信日(1日&15日)の5日前までに、下記に送信ください。
E-mail: visualtrax@jcom.home.ne.jp  伏屋まで


     ◇────────────────────────◆◇◆


■上映の告知の有料化とカンパのお願い
■伏屋 博雄(本誌編集長)

neoneoの購読は無料ですが、経費を(その大部分は稿料ですが)賄うため、上映等の
告知は有料にしています。なお皆様にカンパもお願いしていますので、ぜひご協力
ください。

(1)上映等の告知料は、 40字×30行(行数の空きも計算)以内につき
2,000円(税別)です。それ以上の行数の場合は比例して加算します。

(2)カンパのお願い 一口2,000円。何口でも。
送金方法:郵便振込み:00160-8-666528 neoneoの会、又は、
みずほ銀行池袋支店、普通口座、2419782 (有)ネットワークフィルムズ
(銀行振込の場合は、その由を visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋宛に
お知らせください。)
以上、neoneoの継続ため、よろしくお願い致します。



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┃05┃■編集後記 伏屋 博雄(ふせや・ひろお)
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●「BASE KOM」がどのような持ち味の試写室になるのか、イメージはまだ明確には
描かれてはいないようだ。オーナーである柏原さんの履歴が語るようにアクション
映画を軸とする試写が予想される一方で、ドキュメンタリー映画の試写、小規模の
上映など、多彩な活用も考えられる。「若くて金のないやつらが使ってくれればい
い」と仰る柏原さんである。2階にあるカフェ「三日月座」とリンケージさせて、
豊かな映像空間にする可能性は満ちている。人形町へ走れ!

●前号では「今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭」のアンケートを発表、今回
は「映画時評」担当の萩野亮さんと中村のり子さんによるヤマガタ対談を掲載した。
こうした「ヤマガタづくし」は、映画祭が今年で11回を重ねるなか、今一度ヤマガ
タを根本的に検証する時期に来ていると痛感したからだ。前号のアンケートでもさ
まざまな指摘がなされたが、例えば「山猫争議!土本典昭の海へ」がいかに刺激的
な一夜であったかは、映画祭に参加しなかった私の耳にも届いてくる。これが主催
者企画ではなく、観客による自主講座として設定されたことは、主催者サイドの失
点だった。自国の「文化」を尊重しない態度は厳しく問われる。昨年永眠した土本
典昭からは、今なお尽きせぬ泉が湧いている。土本を尊重することは、明日のドキ
ュメンタリーを考えることだ。検証の場は、主催者が率先してつくらねばならなか
ったと思う。

●このところ、「ワールドワイドNOW」と「列島通信」を掲載しなかったのは、誌
面をヤマガタに集中させたかったからである。次号には、ベルリンから梶村昌世さ
んのレポートを掲載し、また数回にわたって休載していた黒川通子さんの「サンフ
ランシスコで映画を学ぶ」が復活します。皆様の投稿もお待ちしています。



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■発行:ビジュアルトラックス  visualtrax@jcom.home.ne.jp
■責任編集:伏屋 博雄
■編集デザイン:能川 悦子
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★いただいたメールには全て目を通しますが、必ずしも返信できるわけではありま
せん。また、いただいたメールをこのメールマガジンに掲載させていただくことが
ありますが、掲載不可の場合はその旨をお書き添えくださるよう、お願いいたしま
す。
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お手数ですが、ご自身でお願い致します。
注」デザインが崩れて見える場合は等幅フォント(MSゴシック、Osaka等)でご覧
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