2009/10/15
ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン neoneo 133号 2009.10.15
☆━┓ ┏━┓ ┏━┓ ┃n┣━┫o┣━┫e┣━┓ ★ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジン ┗━┫e┣━┫n┣━┫o┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○ ┗━┛ ☆━┛ ┗━☆ 133号 2009.10.15 ∽∽∽∽∽∽ HEADLINE ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ †01 ■ドキュメンタリー映画のかたち 試写室BASE KOM 柏原寛司氏インタビュー (1) 聞き手・採録・構成:萩野亮 †02 ■列島通信 ≪沖縄発≫ ドキュメンタリー映画に挑む 眞喜屋 力 †03 ■neoneo坐 10月後半の上映プログラム †04 ■広場 ■「今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭」 アンケート募集 ■「自作を語る」などの原稿募集! ■上映の告知の有料化とカンパのお願い †05 ■編集後記 伏屋 博雄 ★バックナンバー閲覧はこちらまで まぐまぐ配信 http://blog.mag2.com/m/log/0000116642/ melma!配信 http://www.melma.com/backnumber_98339/ ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃01┃□ドキュメンタリー映画のかたち ┃ ┃■試写室BASE KOM 柏原寛司氏インタビュー (1) ┃ ┃■聞き手・採録・構成:萩野亮 ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まだそこかしこに江戸のなごりを残す日本橋人形町に、先ごろ新しい試写室「BASE KOM」がオープンした。オーナーは、日本アクション界の「首領」ともいうべき脚本 家、監督の柏原寛司さん。40年になる人形町の自社ビルの地下1Fに設立され、すで に試写会などで多く用いられている(なお同ビルの2Fはカフェ「人形町三日月座」 として、試写室と同日にオープンしている)。わたしも一度試写に参加する機会を 得たが、黒とオレンジを基調に選んだゆったりとした空間で映写効果はよく、とり わけ音響の立体感がすばらしいと感じた。これまで脚本家や監督として個々の作品 に携わってきた柏原さんが、その作品を上映するハードの運営に乗り出したことは、 とても興味深いものがある。今回はゆっくりとお話を伺う幸せを得て、これまでの 主に脚本家としての歩みから、制作会社「KOM PICTURES」の設立を経て、このたび の試写室「BASE KOM」オープンまでの経緯をきいた。 (萩野亮) ●70年代アクションドラマの脚本家として ――今回新しくできました試写室BASE KOMについて、これからじっくりとお話を伺 ってまいりますが、まずは脚本家としての柏原さんにお話を伺っていこうと思いま す。 わたしは世代としては80年代の生まれで、「70年代アクション」は体験としてはも っていないわけなんですが、この間DVDやVHSで『探偵物語』(NTV、79-80年)や 『俺たちは天使だ!』(NTV、79年)なんかを見ていますと、政治と金の癒着など、 けっこうシビアな内容が描かれているように思ったのですが。 むかしはけっこうヤバい話も平気だったんですよ。政治が悪かったりいろいろあ ったんで。いまはなかなかそっち方向へは行きませんからね。とくにテレビは。 ――たくさんあるなかでいちばん記憶に残っているお仕事は。 それは非常に難しい質問で、いままで付き合った女のなかで誰がいちばんよかっ たかっていうようなもので(笑)。差し障りがあったりもするんでね。ただ自分の ターニングポイントになったのは『大追跡』(NTV、78年)ですね。あと『大都会』 シリーズのパートII(NTV、77-78年)。自分は役者さんとのからみが多いライター で、『大追跡』では藤竜也さんといっしょだったし、『大都会』の(松田)優作と は『俺たちの勲章』(NTV、75年)からやっている。舘ひろしさんとか、(柴田)恭 兵氏とか、勝(新太郎)さんとも『警視-K』(NTV、80年)でいっしょにやってい るし。逮捕されて出てきたあとも呼び出されて。どうも反社会的な人に好かれるラ イターみたいで(笑)。ショーケンさんとも何年か前は一緒につるんでやってまし た。 ――演出家やスタッフの方よりは、俳優さんと仲良くされていたんですか。 シナリオライターとしてはね。体質的にもう完全に現場の人なんで、現場の人と の付き合いのほうが多かったですね。 ――シナリオはたとえば主演の俳優さんをイメージされて書かれるんですか。 ええ。テレビの場合はとくに。もうこのひとでやりますって決まってますから。 この人を今度はどうしようかっていうのでやります。 ――何人もキャラクターが出てくるなかで、それぞれに見せ場がありますね。 どうしても自分が入るんですよね。ものを作る作業って一種のストリップだから、 自分が出てないとつまんないわけですよ。だから若いやつの本読んでも「お前はど こに出てるんだ」って、そいつが出てない本っていうのはつまんないんです。それ は映画、映像、ドキュメンタリーでもたぶん同じで、作家の目線というか、思想な り何なりが出てくるわけで、それが出てこないとつまんないわけですよ。だから一 種のストリップなんです。恥ずかしいと思うとものは作れない。ある程度自分をさ らけ出さないといけないから、だからライターの場合には、多い登場人物をある程 度までわかって、そいつらを理解して出さないといけないわけです。どの人物に俺 が、まあ主役に多く入ることが多いから、主役に50%入ったら、対決するワルのほ うにも40くらい入るわけですよ、気持ちが。自分のダークな部分はそっちへいくわ けで。だから前にやった『豆腐屋直次郎の裏の顔』(ABC、90-92年)っていうやつ で、ショーケン氏が豆腐屋なんだけど本当は強盗で、『ゲッタウェイ』(サム・ペ キンパー監督、72年)がベースなんだけど、2時間もの3本と1時間ものを10本やった んです。月島の話で。 ウチの近所に、昔「BIG SHOT」(納富喜久夫氏)っていうガンエフェクトの会社に いて、いまは個人でやっているヤツがいるんだけど、そいつが来て「柏原さん、自 分のこと書いてるじゃないですか」って(笑)。ショーケン氏のキャラと自分がダ ブるわけで、そういうふうに絶対自分と重なるんですよ。だから『あぶ刑事』だと 鷹山や大下に俺が入ってて、町田っていう中村トオルの役に、一緒に脚本を書いて た大川(俊道)が入ってたりしてて、普段もああいうふうに大川をいじって遊んで るわけなんですよ(笑)。 ――探偵側、警察側と悪役側とが等価に描かれているようなところがありますね。 本当は面白いのは、刑事ものだからしょうがないけど、犯罪者ものだったら犯罪 者が勝つよっていうほうが面白い。どっちかっていうと俺は警察嫌いだから、むか しから。いまも嫌いだけど(笑)。こないだも駐車違反でパクられたから頭きて (笑)。 だから警察を描くときは警察がやっちゃいけないことをやる刑事を書くわけですよ。 だから『あぶ刑事』でもみんなそうなんです。まともな刑事は出さない。二時間も のの刑事ものに出てくるようないい刑事なんてばかばかしくて書けない。探偵が好 きなのは、フリーだし、権力をバックにしてないから。だからいいわけです。手帳 がないぶん、自由だけどリスクが大きい。そこがドラマになるわけですよ。すぐ手 帳があるとつまんないわけです。だから手帳を持ってる人を書くときは、手帳でや っちゃいけないことをやりまくるっていうようにするわけです(笑)。人によく聞 かれるのは、『あぶ刑事』なんかをやっているから「『踊る大走査線』(CX、97 年)どうですか?」って。大きな違いは、作っている人たちが警察を好きか嫌いか っていう話で、なんだかんだいっても最後に警察はっていうのが『踊る』だから。 こっちは警察嫌いが作っているから、どうしてもそうなるわけですよ(笑)。 ――監督作の『猫の息子』(97年)も見せていただいたのですが、演出だと藤竜也 さんの台詞回しなんかを長回しでじっくりとらえていくような印象を持ちました。 本当は黒澤明監督が好きなんですよね。ああいう流動感のある画を撮りたいわけ です。黒澤さんの画っていうのはどちらかというとドキュメンタリーに近いカメラ ワークじゃないですか。仙元(誠三)さんは一時期ドキュメンタリーも撮ってたか ら、カメラワークがよかったわけですよね。最近はちょっと落ち着いちゃったけど。 ただあれに関しては、予算もないし、3000万くらいで作って、撮影期間も11日しか なくて、「初監督なのに11日はないだろ」って言ってたんだけど、本を他のプロデ ューサーに読んでもらったら「これは20日かかりますよ」なんて言うし。そういう ことを含めて、はじめからどう撮るかはある程度自分で考えていました。あまり映 像的にはいろんなことをせずに、役者の芝居を撮ろうとしたんで。役者さんの芸。 芸が出ればいい。芸で見せようと思った。殴り合いとかそういうときだけは、好き なんでいろいろやりましたけど。あとロケ場所はそれなりに探しましたね。 ――新宿がメインですね。 ええ。ベースは隅田川の反対側の清澄のあたりなんですけど。あとはもうないけ ど、新橋の廃墟になっている飲み屋街とか倉庫とか、そういうところはけっこう探 しました。 ●KOM PICTURESの設立から試写室BASE KOMへ ――試写室BASE KOMのお話に移ってまいりますが、まずその前提となる制作会社KOM PICTURESについてお聞かせください。 これは単純に柏原のKと、大川俊道のOと、室賀厚のMとで「KOM」(ケー・オー・エ ム)なんですけど、大川とはむかしからライターの先輩後輩で『あぶ刑事』とかで いっしょにやっていて仲良くて、大川と室賀とは明治大学の映研の先輩後輩なんで すよ。そういう関係でずっと昔からつるんでたんです。それで特に大川とか室賀が 作る映画というのはローバジェットなんで、そうすると、どっかあいだが入ってし まうとそこに抜かれるわけじゃないですか、すると現場に金が落ちてこないから、 だったら逆に請け負う受け皿を作ろうか、と。そうするとこっちは別に儲ける必要 はないから経費以外はほぼ全額現場に回せるっていうことで。会社は対個人には金 は振り込まないですから。じゃあ「KOM」っていうのを作ろうか、ということで有限 会社を作ったんですよ。はじめはそれで作ったんですけど、だんだん考えていくう ちにうちの地下が空くし、もったいないからそれで何かしようかなと思って。ア キ・カウリスマキっているじゃないですか、あれが自分で配給もするし映画館も持 っていて、自分で好きなのを作って自分で流してるっていうようなのをむかしから 知っていたんで、じゃあアキ・カウリスマキみたいなので、どっちみち金額かけな いで作ってある程度やっていれば、あとあとDVD化も含めていくとなんとかペイがい けるんじゃないかなと思って、じゃあ映画館も作っちゃおうかなって。その次の発 想で、そうするとこっちは企画から制作から配給から、――去年は配給も自分たち でやって、シネマアートンでかかったんですよ――興行まで、小屋まで持てば、規 模は違うけど東宝といっしょだねって(笑)。 ――垂直統合ですね(笑)。 そうそう。それで作っちゃった。ただその、いろいろ前の段階で設計とか友達に 動いてもらって、やっぱり二方向避難路がないし、映画館は無理だということにな ったんですね。区の建築課みたいなところに行って相談受けて、友達がラフに図面 引いて、やっぱりお宅の会社の試写室だったら良いけど映画館はだめです、ってい う話で。じゃあうちの会社にしちゃおうかって。 ――制作会社を立てられたのはいつごろになりますか。 これはもう4、5年前かな。ただ稼動していなかったんです。ところが知り合いの 役者なんかでやっぱり受け皿がないやつがいるんで、じゃあうちの事務所連絡先に していいよ、とか、うちらとつるんでやっている助監督で、監督もやるんだけど、 やっぱりそいつがDVDの特典映像のディレクターの仕事とかもやっててそれの振込先 もこっちにしたりとか。(KOM PICTURESでは)室賀も作ったりしてたんですが、実 質的には俺が作ったのが最初みたいなものです。ほぼ制作会社としては幽霊会社だ ったんです。 ――去年柏原さんが監督された『straight to heaven ~天国にまっしぐら~』(07 年)が第一作ということになるわけですね。 そうです。 ――制作会社をたてられたときからここの地下が空いていたのですか。 いや、ここは居酒屋だったんですけど、ずっとうちで30年くらい。自社ビルじた いはもう40年くらいになるんですけど、居酒屋のオーナーをなんとか追い出そうっ て(笑)。まともにやるとけっこうな金を払わないといけないことになるんで、な んとか出て行くようにして、去年の暮れ、一昨年の暮れには空いていたかな、丸一 年くらい空いていたんですよ。それで一年くらい経って工事を始めたんです。 (つづく) ☆試写室BASE KOM (固定椅子30席。人形町駅より徒歩1分) 〒103-0013東京都中央区日本橋人形町1-15-5 Tel/03-3667-0911 Fax/03-3667-0423 上映可能素材:35ミリ、16ミリ、 ミニDV、DVCAM、ブルーレイ、DVD、LD、VHS、 ベーターマックスなど ■柏原 寛司(かしわばら・ひろし) 1949年東京生まれ。日大芸術学部卒。主なテレビ作品『傷だらけの天使』『大都会 シリーズ』『大追跡』『探偵物語』『プロハンター』『西部警察』『あぶない刑 事』他、主な映画作品『あぶない刑事シリーズ』『べっぴんの町』『行き止まりの 挽歌 ブレイクアウト』『ゴジラvsスペースゴジラ』『ルパン三世 くたばれ!ノ ストラダムス』『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』他、監督作品『猫の息子』他。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃02┃□列島通信 ≪沖縄発≫ ┃ ┃■ドキュメンタリー映画に挑む ┃ ┃■眞喜屋 力 ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世の中不景気だ。沖縄も例に漏れず不景気きわまりない。興行収入のアベレージは 低迷している。ドカンと当たる映画もあるにはあるが、逆に中ヒットくらいの作品 は切り捨てられている感じがする。たぶん、前なら月に5本くらいは観ていたお客さ んも、月に1~2本とか選ぶようになった感じがよくわかる。おかげでドキュメンタ リーや、インディーズ系の中ヒット狙いのニッチな分野の公開本数が減っている。 あってもモーニングの朝一回上映が主流で、それ以上に膨らました上映形態が作り づらいのが苦しい所だ。それでも公開されないよりはましなのだけど。 そんな中、桜坂劇場のワークショップ、桜坂市民大学の映画制作講座で初のドキュ メンタリー映画が作られた。この講座は全10回で、受講生自身でテーマを一本決め てそれを撮影する。そんなわけでドキュメンタリーのような長丁場な企画は作りづ らいので、決めたわけではないが、ドラマ中心の講座になっていた。やってやれな いことはないが、被取材者に対して付け焼き刃な取材はさせたくないと言うことも あり、こちらとしても受講生にオススメはしていなかったのだ。そこに一人の情熱 を持った男がのり込んできた。 その男、受講生のYさんはすでに50歳を超えている。桜坂劇場のワークショップ開始 の頃から参加していて、脚本講座なども受けているし、映画もマメに観にきてくれ ている熱心な人だ。そう書くと文科系のおじ様を想像するだろうが、農業をやって いるのでいつも作業服を着ているブルーカラー。なおかつ陽気なアル中なので、酒 を飲んでいなくてもアッパー気味のノリの親父なのだ。時々暴走しておしゃべりが とまらないため、企画会議が居酒屋の様に変貌することもあるが、それゆえに若い 受講生からも人気者。彼のテーマは一貫していて、脚本講座に居たときから『闘 牛』をテーマにした映画を撮りたい!と言い続けていた。映画制作で何本かドラマ 作りに関わりながら、いつかは『闘牛』のドキュメンタリーを撮りたい!と言い続 けていた。 Yさん自身、地元の闘牛チームの仲間であり、けして付け焼き刃な関わり方をして いるわけではない。ドキュメンタリーを撮るにはある意味良いチャンスだった。し かし、Yさんはついつい暴走するくらい、生真面目すぎる気質。論理的な人でもな い。 まずまちがいなく薄っぺらな作品に仕上がる可能性が大だった。そこでYさんには内 緒で、カメラを担当する受講生達に「Yさんが監督で良いけど、ちゃんとYさんを 撮れ。闘牛なんて別に撮らなくても良いから」とアドバイスした。大事なことは 『闘牛』の紹介ビデオではなく、『闘牛』に狂ってる人々をの熱さを写し撮ること だと思ったからだ。ふだんからYさんのおもしろさを知っている受講生達は、僕の アドバイスを理解してくれたと思う。 ちなみに『闘牛』とはスペインの“あれ”ではなく牛vs牛の闘牛。闘牛たちは闘う ために育てられるので、よほど強くならない限り儲かったりはしない。そのくせ、 つぎ込むお金や労力は並ではない。金のかかる道楽だ。そこにハマる男たちという のは、実に生臭くておもしろい。テーマとしては多いに興味深いものだ。真面目な ドキュメンタリーをテレビでみたことがあるが、その猥雑さみたいなものはなかな か映されていなかった。しかし、Yさんみたいな人物を通してアプローチすれば、 おもしろいものが撮れそうな予感がしていた。 で、完成したドキュメンタリー作品は、お世辞にも傑作とは言いがたいが、しっか りとおもしろい作品になっていた。「闘牛のことがわかりますかね?」と聴いてき た受講生もいたが、この作品に映し出される男たちを見ていると、かってに闘牛に ついて知りたくなる。観て終わりではないと言う意味では「食い足りないがちょう ど良い」的な案配に仕上がっていた。発表会でも爆笑がところどころで起こった。 『闘牛』を扱ったプロの作品には映っていなかった興味深い人々(Yさんも含む) がしっかり映し出されていたのもおもしろかった。 たぶんYさん自身がこの作品でドキュメンタリーに開眼したなんてことはないだろ う。現在は調子に乗って次回作と闘牛場を使った上映会というビッグプロジェクト を夢想している。まあYさん見たいな人はそれで良い。他の受講生が『闘牛』とい う題材に足をすくわれずに、そこに息づいている人々にきっちり目を向けていける ようになれば、また次の作品も期待できるかも知れない。いっそのこと、ドキュメ ンタリーの講座を本格的に作ってみようかとも思っている。 ■眞喜屋 力(まきや・つとむ) 1992年『パイナップルツアーズ』の1パートを監督。BOX東中野(現・ポレポレ東中 野)スタッフを経て、演出業、Web製作などで、東京、沖縄、台湾を行ったり来た りしていたが、2005年4月より沖縄に居座り、桜坂劇場プログラムディレクターを 担当。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃03┃□neoneo坐 10月後半の上映プログラム ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 会場はいずれも神田・小川町のスペースneo(都営新宿線小川町駅B5出口より徒歩1分 JR御茶ノ水駅聖橋口より徒歩5分)です。詳細と地図はneoneo坐のHPをご覧下さい。 http://www.neoneoza.com/ ■「知られざる短篇映画を見てみる」上映会 「短篇調査団」 16mm上映 会費500円(作品資料付き/映画は鑑賞無料) 追加情報はblog版短篇調査団へ 土と炎の4本立(計119分) (91)陶芸の巻…2009年10月28日(水) 20:00~ 『柿右衛門 ―にごしで― 』 1978年/30分/カラー 制作:記録映画社/企画:文化庁/プロデューサー:古川正思 脚本・監督:山添哲/撮影:金山富男 ■重要文化財〈色絵花鳥文深鉢〉を、濁手(にごしで)の技法で再現する工程を記録。 十三代柿右衛門を中心に、職種の異なる11人の高度な技術老の手により再現する。 『彩挺(さいえん)―楠部弥弌の技法―』 1978年/30分/カラー 制作:毎日映画社/プロデューサー:加藤正二 脚本・監督:成島東一郎/撮影:杉村博章 ■京都の陶芸家、楠部彌弌の作陶のわざ「彩挺」を中心に60年に及ぶ仕事を紹介す る。良質に土の色素を加え、細かく砕き、いろつちを作り、器形に描いてまとわせ る。 『荒川豊蔵』 1980年/30分/カラー 制作:金山プロ/製作・脚本・監督・撮影:金山富男/脚本:中村麟子 ■志野焼の発見・再現者、荒川豊蔵の50年にわたる製作の経歴、苦労、そして人と 人との縁に生きた姿を描く。86才の今もなお志野に取り組む姿を追う。 『色鍋島』 1973年/29分/カラー 制作:桜映画社/企画:文化庁 製作・脚本・監督:村山英治/撮影:木塚誠一 ■元祿時代に発達した江戸の工芸技術の枠を示す「色鍋島」の、分業方式による製 作過程から、技術を後世に伝えようとする職人たちの姿をとらえる。 【料金】会費500円(作品資料付き/映画は鑑賞無料) 【お問合せ】清水 E-mail: shimizu4310@bridge.ocn.ne.jp ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃04┃□広場 ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭」 アンケート募集 山形映画祭が15日に終わった。今年のヤマガタはどんな相貌を見せたのであろう か?映画の都と呼ぶにふさわしく、今年もインターナショナル・コンペティション やアジア千波万波で上映された作品を始め、実力派作家による「ニュー・ドック ス・ジャパン」、特集「シマ/島」、さらに各種のセミナーやシンポジウムなど、 盛りだくさんのプログラムが行われた。 そこで本誌では、作品評のみならず、企画や運営面においてお気付きになったこと など、アンケートを募集します。忌憚のないご意見を期待しています。奮ってご応 募ください。 字数:原則として400字以内。お名前とお仕事を明記ください。 宛先: visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋宛 締切:2009年10月25日 掲載:本誌2009年11月1日号 ◇────────────────────────◆◇◆ ■「自作を語る」などの投稿、歓迎! 「自作を語る」欄は、監督自らが作品について語るコーナーです。制作した動機や 撮影のポイント、編集で心がけたこと等を内容に盛り込んで頂きたいと思っていま す。その他の投稿も歓迎します。「自作を語る」は1600字程度。監督のプロフィー ル(150字)、作品のデータ、上映スケジュール、HP等をお知らせください。 原稿締め切り:配信日(1日&15日)の5日前までに、下記に送信ください。 E-mail: visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋まで ◇────────────────────────◆◇◆ ■上映の告知の有料化とカンパのお願い ■伏屋 博雄(本誌編集長) neoneoの購読は無料ですが、経費を(その大部分は稿料ですが)賄うため、上映等の 告知は有料にしています。なお皆様にカンパもお願いしていますので、ぜひご協力 ください。 (1)上映等の告知料は、 40字×30行(行数の空きも計算)以内につき 2,000円(税別)です。それ以上の行数の場合は比例して加算します。 (2)カンパのお願い 一口2,000円。何口でも。 送金方法:郵便振込み:00160-8-666528 neoneoの会、又は、 みずほ銀行池袋支店、普通口座、2419782 (有)ネットワークフィルムズ (銀行振込の場合は、その由を visualtrax@jcom.home.ne.jp 伏屋宛に お知らせください。) 以上、neoneoの継続ため、よろしくお願い致します。 ┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃05┃■編集後記 伏屋 博雄(ふせや・ひろお) ┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●東京で新しく試写室「BASE KOM」ができた。カメラマンの加藤孝信さんから、 「いい試写室ができたよ」と教えられたのだ。さっそく、オーナーの柏原寛司さん にインタビューを試みた。東京でドキュメンタリーの試写を行う場合、これまで利 用されてきたのは、京橋の映画美学校(44席と83席)と新橋のTCC(46席)の二か所 がほとんどだった。今回これらに加えて、「BASE KOM」が誕生したのだ。場所は人 形町駅から徒歩1分の至近距離にあるという。「どんな試写室か? つくるに至った 経緯は?」を知りたくて、インタビュアーの萩野亮さんと連れだって、柏原さんに お会いした。 試写室は30席の固定椅子。天井が高く映写条件に適している。インタビューに先立 ち、ブルーレイの一端を見せてもらったが、映写といい音響といい、その素晴らし さを実感した。柏原さんとはこれまで面識はなく、その実績も知らなかったが、 『傷だらけの天使』や『西部警察』など、膨大なアクションドラマの脚本を書き続 け、最近では監督業に情熱をもっておられる方だった。しかも、錚々たるアクショ ンスターとの交流をドラマに生かそうとする姿勢の持ち主で、飄々たる口調から ユーモアが飛び出し、またたく間に時は過ぎた。「現場主義」と自称されるだけあ って、久しぶりに生粋の「映画人」と出逢った感じがした。 連載は3回を予定しているが、柏原さんが試写室づくりに賭けた経緯と熱意は、回を 追うに従って明らかになってゆくであろう。なお試写室の使用料は近々に設定され るはずだが、すでに申し込みは受け付けている。ちょっとした上映会にも利用でき るはずである。 ●山形映画祭が終わった。読者にはヤマガタの動向に関心をもつ方が多いので、駆 けつけた方が多かったと思う。私は詮方ない用事があって参加することができなか ったが、私信で映画祭の様子を知らせてくれる方がいた。「4本、気に入った作品が あった」、「突出した作品に出会えなかった」、「(ある)イベントに熱く燃え上 がった」、「ミューズが無くなって、残念」、「日ごろ会えぬ友人に逢えた」など、 内容はさまざまだ。 前号でも告知したように、「今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭」のアンケー ト募集している。多くの作品や特集、シンポジウムなどから、批評なり感想を届け ていただきたいと願っている。締切は10月25日。詳細は「広場」欄に記載している ので、よろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■発行:ビジュアルトラックス visualtrax@jcom.home.ne.jp ■責任編集:伏屋 博雄 ■編集デザイン:能川 悦子 ───────────────────────────────────── ★ご意見・ご感想はビジュアルトラックスまで ★いただいたメールには全て目を通しますが、必ずしも返信できるわけではありま せん。また、いただいたメールをこのメールマガジンに掲載させていただくことが ありますが、掲載不可の場合はその旨をお書き添えくださるよう、お願いいたしま す。 ───────────────────────────────────── ★バックナンバー閲覧、およびメールマガジン配信解除はこちらまで まぐまぐ配信 http://www.mag2.com/m/0000116642.htm melma!配信 http://www.melma.com/backnumber_98339/ ※編集部では配信解除、メールアドレスの変更などは受け付けておりません。 お手数ですが、ご自身でお願い致します。 注」デザインが崩れて見える場合は等幅フォント(MSゴシック、Osaka等)でご覧 ください! 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