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2007.12.29 Vol.194
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1. 今日のコラム「来年がいい年でありますよう!」(第451回 2007.12.29)
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◇今年もまた暮れようとしていますが、読者の皆さま、今年はどんな年でござ
いましたでしょうか。年を取るごとに1年1年が、それこそ貴重になってきま
したが、自分にとってもいろいろなことがありました。今年になってから庭仕
事、畑仕事に精を出すようになりましたが、土や植物とふれあうことができ、
大げさに言えば、自然のなかで生きていることを実感をさせてもらえましたし
、自給自足という夢に向かって、生涯の仕事にもなりました。本当に久しぶり
の旅行にも行きました。2度の日帰りバス旅行だったのですが、うれしさのあ
まり涙がにじむほどで、これほど幸せを感じたこともありませんでした。家族
の健康あったればこそですが、それに引き換え、お世話になった方々の訃報に
接するという悲しい出来事もあり、命のはかなさを嫌と言うほど感じました。
あらためてご冥福をお祈りいたします。今年を振り返って、今、うれしかった
こと、悲しかったことを思い出すにつけ、日常を「心穏やかに生きる」ことの
大事さをかみしめています。生きている意味など深く考えてもせんないこと、
ただ生きているだけで幸せ。こんな言葉を発しても恥ずかしくもない年になり
ました。
◇この間、新聞を読んでいたら北海道知事の高橋はるみさんが、「企業人はも
っと動物園に」というタイトルのインタビュー記事が載っていました。彼女も
息子さんが大学進学で家を離れ、さびしくなって犬を飼い始めたそうですが、
ともかく癒されると言います。「そして、ワンちゃんを見ながら毎日、地球を
考えるのです。人間はもっと自然に対し謙虚にならないと、繁栄の道はない」
と、企業人にもっと動物園に行きなさいと戒めていますが、話の終わりにこん
なことがありました。「年老いた盲導犬の面倒を見る「老犬ホーム」で聞いた
のすが、犬は死の瞬間まで、とても穏やかに生きるそうです。人間はそんなこ
とはできないのではないでしょうか。動物の一生から示唆されることも多いで
すね」。毎日犬を散歩させるのですが、ついこの間まで、ヨボヨボと歩いてい
た老犬(我が家と同じくヨークシャテリアですが)を近頃さっぱり見かけなく
なりました。そう遠くない時期にこの世にはいないであろう老犬を見るたびに
涙が滲んでいたのですが、穏やかに亡くなったのでしょうか。この先、我が命
の方が早く果てるのか、はたまた犬の方が先なのかわかりませんので、本当に
犬が死の瞬間まで穏やかかどうか見届けることができぬかもしれませんが、ど
うも人間よりも犬の方がよほどしっかりした生き方をしているのではと思いま
すね。考えさせられます。定年後、家族の癒しのためにと飼いましたが、今で
は、すっかり家族の一員。悲しいときには悲しい素振りをしていますし、我が
心のうちまで見透かしています。たかが犬と侮れないことだけは確かですが、
人間だって死の瞬間まで穏やかに生きることができるのではと思うのです。
◇仕事の方は、転職のお手伝いをはじめて6年近くになってしまいましたが、
その間、社会は激変し、転職事情もすっかり様変わり。求人数は多いのですが
、求職者とのマッチングに苦労しているのが現状です。同業者のなかには廃業
するところもあるようですが、それこそちっぽけな我が会社にも、大企業の採
用担当者から頼りにされたり、お世話した求職者が転職先で活躍している姿に
接すると、もうちいとやってみるかと思っています。定年後仕事をやっていて
収入がある度に、家族のものが大喜び。サラリーマン時代には考えられなかっ
ことですが、こんなにも喜んでもらえるなんて、本当にありがたいことだと感
謝しています。
◇一人の人間にできることなど、たかが知れているのですが、先日テレビのニ
ュースで定年退職したインド人パイロットが、飛行機に乗ったこともない子ど
もたちに、飛ばない飛行機に招待。貧しい家庭の子どもたちが大勢、それこそ
喜色満面、おおはしゃぎで座席に座っているのを目の当たりにしました。なか
にはパイロットになりたい夢を持っている子どももいます。この定年退職した
インドの方は、自分の退職金をつぎ込んで、貧しい子どもたち夢を育んでいる
のです。感動しました。日本では厚生労働省の天下り先でもある外郭団体が、
我々のお金をムダ使いし、「わたしの仕事館」なるハコものをつくり、子ども
たちに仕事を紹介しようとしましたが、ただのハコに過ぎません。見学に訪れ
る人が少ないのは当たり前で、こんなことも予見できないのですから情けなく
なります。これが日本の現状なのです。いづれ中国やインドに追い越されるの
は時間の問題です。「高学歴ワーキングプア−〜「フリーター生産工場」とし
ての大学院」(水月昭道著 光文社新書)も先に紹介しましたが、この本がよ
く売れているらしい。なんとか苦境を脱したいと願う当事者たちが読んでいる
のでしょうか。時を同じくして、毎日新聞科学編集部も最近「「理系」という
生き方〜理系白書2」(講談社文庫)を出版し、ポスドクの就職難のことを取
上げています。筑波大学の小林教授も「ポスドク問題の根源は政府の認識の甘
さ」だと指摘していますが、文部科学省の責任はどうなるのでしょうか。今話
題の薬害問題同様、いずれ裁判沙汰になるかもと思ってみたりですが、役人の
無責任さには、腹立たしきこの上なしです。
◇左様、正直申せば、我が心はいまだ穏やかならずなのですが、こんな嫌な現
実に怒りつつも、もっと心穏やかに暮らせないものかと本を読んだりなのです
。今は曽野綾子さんの「失敗という人生はない」(新潮文庫)を読んでいます
。それでは長々となりましたが、いいお正月をお迎えくださいますよう。
*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*
少しの勇気で動いて下さい!動かなければ何も変りません。
*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−*
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