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2007/11/17

自分を活かすキャリア相談窓口

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                          2007.11.17  Vol.191
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1. 今日のコラム「信じることから」      (第448回 2007.11.17)

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◇幼少の頃よりの親友が、この春めでたく定年退官。大学ではずっと教育学を
教えていたのですが、最終講義の要約(「禅文化」07年206号(禅文化研
究所)を送ってくれましたのでご紹介したいと思います。タイトルは「教育
前提としての3つの「信」」。「このような先の見えない時代にあって、親も
教師も、取り敢えず子どもをいい学校にいれ、いいところに就職できるよう受
教育に力を入れるしかない、と思いがちですが、当の子ども、生徒にとって
、明るい見通しのない現状では、受験勉強は面白いはずはありません。それで
親も教師も子どももやり辛く、生き辛い時代になってしまっています。そもそ
教育は、親や教師が頑張れば頑張るほどうまくいかないということが少なく
ありません。逆に、とても教育とは思えないのに、子どもは生き生きと育つと
いうことがあります。これは、「教育の逆説」と言ってもよいものですが、特
に今の時代は、そういうことが多いように思います。しかしそうであれば、教
育としてどこに力を入れていいのか分からなくなります」。今は、それこそ将
来不安で満ち溢れた社会になり、教育への関心、期待は高まるのですが、彼の
ような教育の専門家が入っていない教育再生会議は、会議ばかりで教育再生な
どできるわけがない。またぞろ国民に何を押しつけようというのでしょうか。

◇「これまで教育についていろいろ考えてきましたが、このような「教育の逆
説」を受けとめると、結局教育のやり方よりも、教育以前の、教育の前提とな
るものが先ずもって大事なのではないか、という気がしてきました。それは、
安心して力を入れていいものであり、それが満たされると教育はやりやすくな
り、また力を入れてもいい教育(の方向)が見えてくるが、それが満たされな
いと、教育はやればやるほどおかしくなる、そういう前提です。そして、そう
いうものとして、少なくとも3つ位あるのではないか、と思うようになりまし
た。それらは、いづれも「信」と言えるものですが、具体的には次のようなも
のです」。「その一つは、子どものうちにある自然治癒力を信じるということ
です。(中略)自然治癒力を信じることができれば、余計な心配をする必要が
なく、ただ自然治癒力を高めるような「よい生活」をすればよいことになりま
す。自然治癒力を高める呼吸法、姿勢、食生活、運動(活動)、心のあり方な
どは、すべて「天地の理」にかなっており、混迷の時代にあっても安心して努
めることができるものです。今は、競争・多忙・刺激過剰などで心身は緊張の
余り、硬直化しており、それをゆるめ、ほぐさないと、自然治癒力は十分に発
揮されません」。彼も若いころ、人生に悩み、心身とも疲れ果てていたのです
が、あるきっかけで回復し、自然治癒力のありがたさに目覚めたと言います。
以来遠く奈良まで畑を耕しに行ったり、合気道をしたり、自然治癒力を高める
生活を続けているようで、「よい生活」がすっかり地についていて心穏やかに
過ごしている姿にはいつも感心します(パソコンや携帯電話をやらないわけが
何となくわかりますね)。

◇もう一つの「信」は、どの子どももその子の天命(使命)を持って生まれて
きているということを信じること。更にもう一つの「信」は、「この子どもは
常に守られている」という、いわゆる「神仏の御加護」を信じることですとあ
ります。この2つは、宗教的ではありますが、教育にとって何としても大切な
ことで、このような「信」を持つように努めることだと話しています。確かに
我々大人は子どものことを「心配しすぎ」で、かえって子どもの成長を妨げて
いるのやも知れぬと思うようになりましたね。亡くなった母だって、「なるよ
うになる」「なんとかなる」ということが口癖でしたが、「神仏の御加護」を
信じ、心配しても切りがないことをよく知っていたのかも知れません。よくお
経を唱え、祈っていた姿が目に浮かびます。

◇「もしも教育というものに行き詰まっているとすれば、この3つの「信」を
深めていく他に道はないという気がしています。教育としてどこに力を入れれ
ばいいのかわからないのであれば、教育以前の、この3つの「信」を深めるこ
とに先ずもって努めればいいのではないかと思います。「不安から」とか「心
配から」ではなく、「安心から」「敬虔な気持ちから」、そして「感謝の気持
ちから」子どもに接するならば、それは、子どもにとっても、親や教師にとっ
ても何よりも幸せなことであり、しかもそれだけで既に教育の方向が見えてく
ると言ってよいかもしれません」、と結んでいます。

◇残念ながら彼の最終講義は聴きに行けずじまいになってしまいましたが、わ
がことのように心に響きます。まるで自分に説教しているのではないかとも勘
違いするくらいです。先行き不安で、末世の感すらいたします世の中で、今、
社会全体が信頼、信用、信仰等々、「信」という一文字の持つ大切さを忘れて
しまっているようにも思いますが、彼の説く3つの「信」をいまほど思い起こ
すときではないでしょうか。さすが生涯の友、最終講義に感謝です。

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 少しの勇気で動いて下さい!動かなければ何も変りません。
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