2008/08/27
『 ただ今大工修行中! 』 第103号
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 『 ただ今大工修行中! 』 第103号 2008年 8月 27日 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 【 ごあいさつ 】 「ただ今大工修行中!」読者のみなさまこんばんは。 今号から新たに購読を始められた読者の方へ、始めまして。 ただ今大工修行中の M・KAI(エム・カイ)と申します。 前回号の「ただ今大工修行中!」では、【 数学について 】もしくは【 ○○にまつわるエトセトラ 】どちらかでお話しをしていく事をお伝えいた しました。 今回号は【 ○○にまつわるエトセトラ 】で決めたいと思います。 ところで今回“○○”の中に入る文字は“会社”になります。それなので【 会社にまつわるエトセトラ 】というタイトルでのお話しになります。 それでは、お話しさせていただきます。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 【 会社にまつわるエトセトラ 】 今年の春にアメリカのある大学が面白い調査を行いました。そこで行われた調 査の中で興味深い結果が出されたのです。 その調査内容とは「会社のCEOの顔を見てその企業がどのくらい好調である のか業績を判断する。」というものでした。 ちなみにCEOとは英語で「最高経営責任者」という意味の省略形でして、日 本語に翻訳すれば会社の社長さんに当たる人のことです。 この研究調査を行なった教授らは、米国大手企業500社のCEOの顔写真を 用意して、被験者となる学生達に写真の主が何者なのかを明かさず、「力量」 「権威」「好感度」「成熟度」「信頼度」の観点から学生ひとりひとりに点数 をつけさせたのです。 すると、業績のいい企業のCEOとそうではない企業のCEOとで、結果がは っきりと線引きされてしまったのでした。 この調査結果によりCEOの顔写真と企業の利益との相関性が立証されてしま ったのです。つまり、顔写真を見た学生達はこの企業が好調であるかどうかを、 CEOの顔を見ただけで判断してしまった事になります。 この研究結果を見て、ひとつ思った事があります。 もしこれから株式投資を始める場合、アナリストの予測や市場の勢いなどから 判断するよりも、経営者の顔をじっくり観察して業績の良さそうな会社に投資 をする方が良い結果が得られそうだということです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 会社の経営状態、会社の業績が好調か不調か、それが経営者の顔に出るという 事が最近の研究結果により証明されてしまいました、というお話しをしてきま した。 その会社の経営状態はその社長の「顔に出る」といった、どこの誰が言い始め たのかは解りませんが、これはけっこう当てになる言葉のようです。 業績のよさ悪さは顔に表れる。たとえたくさんの人の上に立つ経営者だとして もひとりの人間ですので、良い悪い、嬉し楽しい、辛い苦しい、といった心の 感じ方でにじみ出てくる顔の表情は同じなのでしょう。 最近の建設業界では不動産不況によるマンションの売れ残り在庫率上昇、大手 不動産会社の倒産とそれに伴う建設会社の連鎖倒産、原油高騰に伴う建築資材 の材料費や燃料費の高騰など、あまり良いお話しを聞く事が出来ません。 どこの建設会社の社長さん達もそろって羽振りが悪く、会社の経営状態はあま り良くなさそうでして、どしゃ降りの雨にでも打たれているような顔をしなが ら、毎日かなり追い詰められた表情をして働いています。 地元の小さな建設会社を経営するT社長も、最近の建設不況の影響をもろに受 けて、毎日追い詰められながら会社を経営しているうちのひとりです。 もともとT社長は30数年前に独立して小さな工務店を持ちまして、長年地元 で新築の家づくりを請け負ってきました。 職人上がりの遊び人で仕事が終われば飲み歩き、酒場の席で培った地元の不動 産業者との繋がりをあちこちに持っていました。 夜な夜なお酒を飲みに行けばそこで商談が始まり、すぐに仕事へと繋がってい た状況でしたので、特に営業などをせずとも家づくりの請け負い仕事を続けて 来られたのですが、最近はちょいと状況が変わってきています。 どんな感じで状況が変わってきているのかと言うと、それは家づくりを考えて いるお客さんの意識の変化です。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 最近では家づくりに関する時代の流れが「個人の工務店」から「住宅メーカー」 へと変わってきています。 ここでひとつお話しをしておきますが、今は個人の不動産業者さんや工務店に いきなり飛び込んで家づくりの仕事を依頼するようなお客さんは確実に減って います。 家を建てたい、家を持ちたいと考えているたいていのお客さんが、「家づくり」 を考えるときは、たいてい展示場を持っていて見学なども出来る上に、懇切丁 寧に説明を行い、どんな相談にも乗ってくださる営業マンを何人も抱えていて 、毎週のようにイベントが開かれ足を運びやすい「住宅メーカー」が最初に選 ばれます。 そして新築で家を建てるのならば、個人の工務店に任せるのではなく、展示場 を持った住宅メーカーに相談するという流れが出来るのです。 家を持ちたいと思っている人だけではなく、家は建てないけどちょっと見学に 行きたいと思っている人でしたら、たいてい住宅展示場へと行かれた事がある でしょう。 住宅展示場はそれくらい気軽に入る事が出来るし足を運びやすいのです。何で も気軽に相談できる上に足を運びやすいので、家づくりを考えている人は最初 に「住宅メーカー」を選ぶのです。 それに反して展示場を持つ事などとうてい無理な上に、丁寧な接客など出来な い個人の工務店では「家づくり」の際にお客さんから選ばれる事が少なくて、 選択の範囲の中からどんどん遠ざけられていってしまうのです。 時代の流れによるお客様の「家づくり」に対する意識の変わり方により、仕事 に困る事などなかったT社長のところにも、時代の波がもろに押し寄せてきて いました。 頼みの綱である不動産業者からの仕事の依頼が減り続け、数年前から自分で請 け負える仕事数が減少していたのでした。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ メールマガジンおよびWebログ、相互紹介を募集しています。 詳しくは e-mail forbizm@nifty.com までご連絡ください。 なお懸賞系、在宅ワーク系、サイドビジネス系、出会い系、アダルト系は ご遠慮願います。 発行者 M・KAI(エム・カイ) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 仕事の依頼が減り続け、自分で請け負える仕事数が減少していたのですが、T 社長はここで指をくわえているだけではありません。 今の状況も時代の変化だと受け止めて、お客さんの意識の流れを読んで、T社 長はひとつの決断をしたのです。 その決断とは、建築関係の仕事を定期的に依頼してくれる組織に加盟する事で した。いわゆるフランチャイズ契約です。 ここで、フランチャイズについて説明をしていきます。 一方が自己の商号・商標などを使用する権利、自己の開発した商品(サービ スを含む)を提供する権利、営業上のノウハウなど(これらを総称してフラ ンチャイズパッケージと呼ぶ)を提供し、これにより自己と同一のイメージ (ブランド)で営業を行わせ、他方が、これに対して対価(ロイヤルティー) を支払うことを約束するによって成り立つ事業契約である。 Wikipediaより フランチャイズ組織に加盟することで、最初に加盟金を支払い、毎月のロイヤ リティーを負担しなければならないのですが、加盟しておくことにより会社に はブランド力がつき、定期的に安定した仕事が発生するのです。 「加盟金と毎月のロイヤリティーは負担になりますが、安定した仕事が見込め るので会社の経営を安定させる事が出来る。」 そう読んだT社長は、さっそく長年取引をしている信用金庫へと足を運び、加 盟金を借り入れてフランチャイズ契約を結んだのでした。 フランチャイズに加盟したことで、これからは定期的に仕事がきて業績が上が っていくと考え、T社長はさらにもうひとつ決断をしました。 今持っている古い機械をすべて新しくして、設備を充実させる事です。この先 仕事が増えていく事によって古い機械では生産が追いつかないと判断して、思 い切って設備にお金をかける事を決断したのです。 そして、いつも機械を買っていた昔から取引のある道具屋さんを通して銀行か らお金を借り入れて、設備にたくさんのお金をかけたのでした。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ しかしお話しはT社長が思い描いているように進んではいきませんでした。 フランチャイズから仕事の依頼はたくさん舞い込んでくるのですけれども、そ こから仕事へと結びつく機会が、T社長が予想していたよりも少なかったので す。 フランチャイズ契約を結ぶ事で、数年前の状況よりも確実に仕事の依頼は増え ていました。ただ、そこから確実に成約へと結びつかないのです。 お客さんから工事の見積もり依頼を受けて、お客さんの家まで行きそこで見積 もりを行ったとしても、すでに何社かとの相見積もりをかけられて、ただ値段 を聞きたいだけだったとその場でお話しが終わりまして、確実に仕事を依頼し てくれるお客さんが少なかったのです。 フランチャイズ契約を結んだ事で確かに見積もりの依頼はたくさんくるように なったのですが、事務仕事など他の手間ばかりかかってしまう割に、そこから 商談成立まで繋がる事が少ないのです。 それなのでT社長がフランチャイズに加盟した当時に予測していたよりも仕事 には繋がらず、毎月の売上げが上がっていかなかったのでした。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ お客さんとの見積もり件数はフランチャイズ加盟前より格段に増えていったの ですが、見積もりを行う割に仕事に繋がる事は少なかったのです。 それでも土日祝日関係なく見積もりの依頼は舞い込んでくるので以前よりも確 実にお金に繋がらない仕事ばかり舞い込んできて忙しくなり、休みも無く毎日 仕事をこなすわりには思うように売上げが伸びていかなかったのでした。 忙しくなる割に売上げが伸びていかない、その上、さらに悪い状況が生まれて いました。 それは毎月のしかかってくる、借り入れたお金を返済するための支払いです。 信用金庫から借り入れたフランチャイズ加盟金の毎月の支払い、 銀行から借り入れた設備投資の毎月の返済、 これらが会社にとってかなりの負担になってきていたのです。 それら毎月の返済の上に、会社を維持していくための経費がのしかかってきま す。 事務所を借りて営業しているので、毎月のテナント料金の支払いと更新料、 電気、ガス、水道といった公共料金の支払い、 従業員を抱えているので、従業員への給料支払い、 仕事用に車を何台か持っているので、それらのガソリン代や車検料、税金、 仕事で使う道具や金物、釘やビス、接着剤といった小間物の経費、 木材や建材などの材料を仕入れているので、材料屋さんへの毎月の支払い、 会社を維持していくためにはさまざまな経費を抱え、それこそ毎日のように支 払日があり、どんどん出費がかさんでいるのです。 T社長も長年苦労して会社を続けてきたので、自分の会社にはとても愛着があ ります。 地元でも昔からの不動産業者とのつながりはそれなりに残っているので、以前 より工事の規模は小さくても、仕事は舞い込んでくるのです。 少ない人数ですが従業員を抱えていたので、会社を辞めていきなり従業員を路 頭に迷わせるわけにも行きません。 会社を清算して全ての仕事を辞めるわけにも行かないのです。 銀行や信用金庫から借り入れたお金があまりにも多すぎるので、清算しように も一度に返す事などとうてい出来ない金額なのです。 それなので今の状況が辛くても仕事をこなしていき、毎月経費を支払い、借り 入れたお金を少しずつ返していくのが精一杯でした。 今月も毎月の支払いが足りず、どこからお金を借りて従業員の給料を払おうか と、T社長は金策に頭を巡らせていました。 そんな仕事に対して気持ちが滅入るような状況のときに、T社長のもとへちょ っとおいしいお話しが舞い込んできたのです。それは・・・。 ここでお話しは途中になりますが、次回のメールマガジン「ただ今大工修行 中!」へとお話しは続いていきます。 今回のお話しの続きは“会社にまつわるエトセトラ 2回目”として、9月 13日の配信となります。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 【 メールマガジン相互紹介 】 ここで、久しぶりにメールマガジンの相互紹介をしていきます。今回は長野県 に住まれ、保険の査定員を行っている方が出されているメールマガジンを紹介 していきます。 タイトルは『あなたやあなたの身内が交通事故をおこしたとき。』です。 〜☆〜 私、メールマガジン「あなたやあなたの身内が交通事故をおこしたとき。」を 配信しております、町野公一と申します。生活・雑学・情報源系無料メールマ ガジンで現在、配信部数が650部程度です。 「交通事故」って、自分には一切縁が無いと言える方はいるでしょうか? 現在も保険会社の現役社員であり、今も実際に交通事故の処理を行なっている 査定員が、保険会社の舞台裏を正直に紹介しているメルマガがあります。交通 事故を起こしたときに知っておいてよかったという知識を簡単にアドバイスし ています。 これを日頃購読していると、いざ事故を起こしたときに、パニックにならない で済むでしょうね。(現在、発行部数急増中らしいです) 次のアドレスで過去のメルマガを確認した上で、 無料メールマガジンのご登録を! http://www.mag2.com/m/0000252687.html 『あなたやあなたの身内が交通事故をおこしたとき。』 発行人 町野公一(長野県長野市平林在住) http://www.mag2.com/m/0000252687.html mail to: koumai8@yahoo.co.jp 〜☆〜 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 【 編集後記 】 かつては毎日のように自動車を運転していた僕ですが、最近の僕は電車に乗っ て自宅から仕事場へ出かける機会が多くなりました。 自宅から仕事場まで遠い場合もありまして、電車を使って1〜2時間くらいか けて通勤する事もしばしばあります。 電車に乗って移動しているときは、たいてい自分の家に置いてある本や図書館 で借りてきた本など、いつも何かしらの本を読みながら過ごしています。 今まで自動車を運転しながらの移動が多かったのですが、自動車ですと音楽を 聞く事くらいしか出来なかったのです。 最近は電車に乗ることで勉強をして知識を増やす機会がたくさん取れることに 気がつきました。電車に乗りながらの移動ですと本を読める時間がたくさん取 れるのです。 自動車で運転しながら移動するのは確かに便利ですけれど、ガソリン代も馬鹿 にならない時代です。最近は公共交通機関を使って移動する事が快適になって きています。 次回の「ただ今大工修行中!」ですが【 会社にまつわるエトセトラ 2回目 】として、お話しをしていきます。 第104号は、通常通りの配信日であります2008年 9月 13日の配信 で予定しています。 あなたのこのメールマガジンに対する意見やご要望をお聞かせください。 読者の皆様からのご意見、ご感想、お便りお待ちしています。 『 ただ今大工修行中! 』 配信日は毎月13日、27日 ホームページ http://homepage3.nifty.com/jean_prouve/ ブログ http://jean-prouve.cocolog-nifty.com e-mail forbizm@nifty.com 発行者 M・KAI(エム・カイ) このメールマガジンはいつでも解除可能です。 お手数ですが、ご自身でおこなってください。 http://www.mag2.com/m/0000115674.htm



