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2008/05/06

★SLN−94 「エンディングノートと遺言」★

★SLN−94 「エンディングノートと遺言」★


みなさんこんにちは。
新さっぽろリーガルネットの山畑です。

今回は、「エンディングノートと遺言」についてお話しようと思います。

最近、エンディングノートのことを知ったのですが、エンディングノート
と遺言書を残すことにより、自分の意思を明確に家族や親族に伝えること
ができるのではないかと感じています。

遺言書に記載する内容は、主として財産の配分について記載することが多
いですが、遺言書として有効とするためには民法に定められた要件をクリ
アする必要があることは、皆さんご存知のことと思います。

遺言として、家族などへ残したい言葉なども色々とあると思いますが、そ
れらについては、エンディングノートに残すことをお勧めします。

自分が死んだり、痴呆になってしまったり、病気や怪我で意識をなくして
しまったりした時など、万が一のことが起こったときのために、伝達すべ
き様々な事項をまとめてノート形式で記入しておくのが「エンディングノ
ート」です。 

エンディングノートを書いておくと、自分の死後、あるいは意識不明とな
るような発病などの際に、役に立ちます。直接、伝えにくい事柄もノート
形式で記録しておくことで、確実に伝えることができます。

エンディングノートは、自分が希望する終末医療や葬儀の形をはっきりと
伝えることができます。残された人にとっても、当人の意思がわかるので、
悩むことなく、終末医療への対応や葬儀を行うことができます。
また、自分の死後に行わなければならない手続についても記載しておくこ
とができます。それ以外にも、自分史や家訓を記録したり、人生のエンデ
ィングをトータルにデザインするためのノートです。 

エンディングノートを利用すれば、自分自身の「最後の旅立ち」の準備プ
ランをつくることができます。難しい知識は必要ありません。時系列にノ
ートがつくられているようなので、順を追って記載していくだけで、自然
とプランができあがるようになっています。このプランを作成することに
より、ご自身の考えもきっと整理されていくと思われます。

エンディングノートに記載する一般的な内容としては、次の事項がありま
す。
・自分の経歴、思い出
・先祖のこと、家計図、家のしきたり
・終末医療についての意思表示
・介護についての希望
・葬式についての希望
・お墓についての希望
・財産の記録
・必要な相続手続
・遺言書の有無
・家族や友人へのメッセージ
 
エンディングノートを残すメリットとしては、自分の意思を残される家族
に尊重してもらえる可能性が高くなります。
・終末期についての意思表示ができる。
・自分が希望する葬式や納骨が実現される可能性が高くなる。
・葬式用の遺影は、自分で指定できる。
・自分の死を知人・友人に知らせることができる。
・家族や友人にメッセージを残すことができる。

最近では、「エンディングノート」に関する関心が広がり、各種の出版社
や葬儀関係業者から販売されています。価格も一冊1,000円前後とお
手頃です。 

財産の相続については、法的な効力がある自筆証書遺言あるいは公正証書
遺言で、それ以外の事項はエンディングノートに残すことにより、自分の
意思を明確に家族や親族に伝えることが可能と思います。
ただ、エンディングノートを残しておくことは、良いことだと思っても実
際に書く段階で、「まだ、自分には関係無い」と思ってずるずる先延ばし
にしてしまうおそれがありますので、還暦を迎えたときぐらいから、書き
始めるのが一考かと思います。。

では皆さん、またお会いしましょう。
(今回のメルマガは 山畑が担当しました。)


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