2009/05/30
★SLN-109 有機JAS認証制度について★
★SLN−109 有機JAS認証制度について★ 読者のみなさん、こんにちは。新さっぽろリーガルネットの山口です。 我々が住む北海道も暖かい日が増え、スーパーの野菜売り場には、アスパラ をはじめとする北海道産の旬の野菜が並ぶようになりました。その野菜売り 場の一角に「有機栽培野菜」といったコーナーを見かけることも多くなった と思いますが、皆さんはこの「有機食品」にJAS法による検査認証制度が あるのをご存知でしょうか? 私の事務所では、以前から農業関係の業務に力を入れてきましたが、この春 から、有機JASの検査業務を行うこととなり、先日、実際に農家に検査に 行ってましたので、その様子をお話したいと思います。 以前は、ガイドラインはあったものの何ら罰則がなく、農家等が独自に「有 機」、「無農薬」等を表示していました。 平成11年のJAS法の改正により、有機農産物に関するJAS規格が定め れられ、この検査認証制度を受けたものだけが「有機」の表示ができること となりました。(現在「無農薬」の表示はできません) JAS規格での有機農産物の定義は、植え付け前2年以上(収穫までで考え ると約3年間)、禁止農薬(一般的には知られていませんが、止むを得ない 場合には、安全性の高い一部の農薬の使用は認められています)や化学肥料 を使っていない畑で作られた農産物ということになります。 もちろん、遺伝子組換えの種や野菜工場のような施設で作ったものは認めら れません。 それだけでもかなり高いハードルなのですが、更に登録認定機関の書類審査 と実地検査を受けて、認定をされて初めて、「有機農産物」として販売する ことができます。 具体的な検査は、最初に、農家が提出する書類により畑等がJASの基準を 満たしているかチェックし、その後に、実際に現地に行って、書類どおりに 業務が行われているかを検査します。併せて、種や肥料がJASの基準に合 っているか、業者から取り寄せた証明書等でチェックし、畑の状況から農薬 等が使われている痕跡がないかを確認します。 検査の結果を農家と話し合い、問題点を指摘し、不適合箇所を是正してもら い、最終的な認定を行います。早くて1ヶ月、長いと半年くらいかかって、 認定を受けます。もちろん、このための費用は、農家が負担します。 有機栽培だけでも大変なのに、更に検査認証のための事務量の増加等を考え れば、有機食品が高いのは当たり前のように感じます。国も有機農業に力を 入れ始めています。ちょっと高い有機食品ですが、皆さんも、日本の農業の 将来を考えて、買ってください。 では皆様,またお会いしましょう! (今回のメルマガは 山口 伸行 が担当しました。) <本メルマガにおいて,守秘義務上必要な場合は,依頼人の承諾を得て掲 載しています。> SLN → http://www.h7.dion.ne.jp/~sln/ ブログ → http://blogs.dion.ne.jp/npo_sln/ 登録・解除 → http://www.mag2.com/m/0000115599.htm バックナンバー → http://blog.mag2.com/m/log/0000115599 まぐまぐ! → http://www.mag2.com/



