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2007/06/16

★SLN−80 離婚体験談1 弁護士、親権、面接交渉権について★

★SLN−80 離婚体験談1 弁護士、親権、面接交渉権について★

読者のみなさんこんにちは。新さっぽろリーガルネットの森田です。

離婚したいと思ったとき、離婚後の生活に不安を感じる女性は結構いらっ
しゃると思います。また離婚する前にいろいろと決めなければいけないこ
ともありますし、わからないことに直面する場面も多くなるでしょう。た
とえば養育費・慰謝料・財産分与・子供がいる場合の親権の問題・面接交
渉権、などなど。
    
私もそうでした。私は6年ほど前に離婚を経験していますが、そのときは
何もわからず誰に相談していいのかもわからず、頼りにしていたのは離婚
マニュアルのような本だけでした。結果的には人の紹介で弁護士に依頼し
て調停離婚しましたが、弁護士も本当にさまざまですよ。可能であれば正
式に依頼する前に何人かの弁護士に会い話をしてみることです。相性とい
うのもあるし、ひとつの案件に対しその弁護士の考え方によって結果が全
く逆になることもあるのです。その頃の私は明らかな情報量不足で、そん
なこと全然知りませんでした。 

一番モメていたのは子供の親権をどちらがとるかということだったのです
が(2歳の娘がいた)、子供が小さい場合は親権は母親がとれる場合が多
いのに、夫がゴネていたんですね。子供がいる場合親権者を定めなければ
離婚することができません。婚姻中は両親がともに親権者ですが、離婚後
はどちらか一方が親権者(=法定代理人)になるのです。
私は結局親権をとることができましたが、どうしても夫が親権を譲らない、
でも離婚したい、という方は、親権者と監護者を分ける方法があります。
親権というのは子供の世話や教育をする「身上監護権」と子供の財産を管
理する「財産管理権」から成り立っていて、この「身上監護権」を親権か
ら切り離して、親権者にはなれなくても監護者として認められれば子供と
一緒に暮らすことができます。でも監護者は法定代理人ではないし、戸籍
にも表示されません。本当に子供と一緒に暮らせるだけです。子供と離れ
離れになるよりは絶対にいいけれど、やっぱりできることなら親権者と監
護者は分離しない方がいいと私は思います。
私も親権者ではなく監護者でいいと諦めれば早く調停が終わってくれるの
かと迷ったときもありましたが、でも監護者は子供とは一緒に暮らせるけ
れどそれ以外何もできないと思ったのです。子供の代理人となることもで
きないし、何かあるたび親権者となった元夫に了解をとったり相談したり
しなければいけないなんて冗談じゃない!と思ったのです。
結局私は親権をとることができましたが、それと引き換えに(と言うしか
ありません・・)面接交渉権を要求されてしまいました。面接交渉権とは、
親権者あるいは監護者にならなかった方の親(一緒に暮らせない方の親)
が子供と会うことができる権利のことです。この面接交渉権は人によって
考え方はさまざまです。この権利を元夫に与えることになってしまったこ
とが私の離婚の最大の後悔です。

離婚しても親と子の関係、血のつながりは変わらないものなのだから、親
子は会うべき、という考えをお持ちの方は多いですね。離婚時もそうでし
たが、その後行政書士になって離婚協議書の作成を依頼されたときなどお
話をきくと、夫に裏切られた奥様でさえ子供と元夫が会うことは構わない、
という考えを持った方が結構いらっしゃることに驚いています。
子供の年齢にもよるのかもしれませんが、私の子供は当時2歳でまだ何も
わからない年齢でしたから、私は離婚後せっかく新しい生活を送ろうとし
ているのに、面接交渉権により元夫と会うことになれば、子供はもう一緒
に暮らすことのない父親をいつまでも忘れることができず、会うたびそし
て別れるたびにその都度悲しい思いをすると思ったのです。でも調停委員
は親子は会うべきという考えでしたし、調停が半年も続いているにもかか
わらずなかなか離婚に進めない状況となっていたので、親権をもらえるな
らと諦めた形になってしまいました。結果親権をもらうかわりに面接交渉
権として年4回元夫と子供を会わせることに決まってしまいました。

弁護士に依頼したにもかかわらず、その依頼した弁護士にさえ私の気持ち
はわかってもらえませんでした。その後別の弁護士と話す機会があったと
きに聞いてみるとその方は面接交渉権は反対だという考え方でした。その
とき初めて弁護士次第で入り口は同じでも出口は違うものになるかもしれ
ないということを知りました。
また人から聞いた話ですが、弁護士は離婚案件はできることなら受けたく
ないとか。時間ばかりかかってその割にあまり高い報酬をもらえないから
という理由だそうです。すべての弁護士がそういうわけではないのでしょ
うけど。

離婚を相談したいと思っている方、調停に代理人として一緒に行ってもら
いたいと考えている方、一人の弁護士に相談してすぐ依頼するのではなく、
是非何人かの弁護士に会ってみましょう。

ちなみに先程の面接交渉権の話に戻りますが、私の場合3年ほど調停で決
まったとおりに会わせていましたが、ある日子供が理由はわかりませんが
父親に会いたくないと言いました。その日は前夫にそのことを伝え会わせ
ませんでした。子供が会いたくないと言ってるのに無理やり会わせること
はできませんから。その後子供が会いたいと言えば会わせようと思ってい
ましたが、それっきり現在にいたるまで父親に会いたいとは一度も言った
ことがなく、面接交渉権は子供の意思で終わりになりました。
私はあまり自分の納得のいく条件ではなかったけれど、ともかく離婚する
ことができました。私のように誰に相談したらよいかわからないどうすれ
ばよいかわからないと悩み、離婚への第一歩を進めずにいる女性が世の中
にはまだたくさんいるのではないか、身近な法律家としてそんな女性の味
方になりたいという思いから、離婚後行政書士になりました。そして今は
再婚し幸せをつかむことができました。

離婚を勧めるわけではありませんが、悩んで毎日不幸な気持ちで暮らして
いるのなら、思い切って離婚し新たな生活をスタートさせてみるべきだと
私は思います。苦労もあるかもしれないけれど、自分が思いもしなかった
幸せを手に入れられるかもしれません。

諸々の詳しい手続や、離婚後の生活に関すること(各種手当など)につい
ては、またの機会にお話したいと思います。


====第10回新さっぽろリーガルネット無料相談会のお知らせ====

新さっぽろリーガルネットでは3〜4ヶ月ごとに無料相談会を実施してお
ります。
次回は下記の通りです。

日時 2007年6月27日(水),28日(木)10時より21時まで

場所 サンピアザ(新さっぽろ駅直結)1階「光の広場」

ご予約は不要です。当日会場へ直接お越しください。
お問い合わせは
npo_sln@yahoogroups.jp
まで、メールにてお願いします。

=================================

では皆さま、相談会でお会いしましょう!!(^o^)

(今回のメルマガは 森田倫 が担当しました。)

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