2007/06/25
【メルマガ】あなたを一回り大きくする歴史人物のお話
発行者のホームページ http://www.serij.org/ 経済や歴史の情報がたくさん!是非是非遊びに来てください! =================================================================== 【あなたを一回り大きくする歴史人物のお話】 30.転職1 お久しぶりです。 お正月から久々の発行になりますが、この度もお目通しいただき光栄です。 今回は、最近よく聞く「転職」がテーマです。 昔の人は転職についてどう向き合ってきたのか、事例を見てみましょう。 ・腰の重い大将の下ではやってられない 戦国時代、織田信長が徐々に台頭しつつある頃、中央では、室町幕府の将軍・足利義 輝が、近畿一帯を治める戦国大名の三好氏・松永氏に殺害され、その弟の義昭が京を逃 れ、名門・朝倉家の越前に滞留していました。 朝倉家は名門であり、実力もあるため、義昭は朝倉家が自分を奉じて上洛してくれる ものと思っていましたが、当主の義景は腰が重く、動こうとはしませんでした。 落胆していた義昭の前に現れたのが、同じく朝倉家に身を寄せていた明智光秀。 彼も、この好機に動こうとしない義景に愛想を尽かし、織田信長の下に身を寄せるこ とを勧めます。 そして、彼自身が使者となって信長に会い、義昭を奉じて上洛することを決意させま す。 その後、信長は約束通り、義昭を奉じて上洛しました。 しかし、義昭は傀儡の将軍として扱われ、やがて信長と対立し、追放されることにな りました。 一方、光秀は信長に厚遇され、合戦や外交・儀礼など様々な分野で活躍しますが、信 長とは考え方や性格が合わなかったようで、苦労も多かったようです。ストレスの溜ま り方も尋常ではなかったのではないでしょうか。 そのような中、最終的には本能寺の変で信長を討ち、宮仕えに終止符を打つことにな りました。 その後、羽柴秀吉と戦いますが、敗れ、その生涯を閉じました。 彼の事例から見ると、転職が成功するためには、優れた能力と、タイミングと、能力 を正当に評価し、活かしてくれる職場に出会うということが必要なようです。 とはいえ、転職先の社風や方針などと合わなければ、悲劇が起こる、ということも示 唆しているように思えます。 転職や新卒の就職を考えている方には考えさせられることが多いかもしれませんね。 ・上司は部下を選ぶが、部下も上司を選ぶ 明智光秀の人生に終止符を打った羽柴秀吉、すなわち豊臣秀吉も、若い頃は色々なと ころを転々としていました。 秀吉の若い頃は針売りをしていたことが知られていますが、武家仕えをしていたこと もありました。 あるとき、今川家の家臣の家に仕えたことがありました。もともと頭がよく、気配り も上手であるため、次第に頭角を現し、色々な仕事を任されるようになりました。 そうなると面白くないのが、元々いた先輩たち。彼らと秀吉の間には溝ができるよう になりました。 当然のことながら、家中の雰囲気も悪くなり、当主にしても、秀吉をクビにせざるを 得ませんでした。 詫びる主人に秀吉は一言、「上司は部下を選ぶことができますが、部下もまた上司を 選びます。私があなたをクビにするのです」。 後に、秀吉は、織田信長に出会い、その才能を十二分に発揮し、出世街道を駆け上る ことになります。 同じ趣旨のことは、同時期の戦国大名・北条氏康も、息子の氏政に大名の心得として 諭しています。 秀吉が出世した要因は色々ありますが、もともと、気概を持って、自分を本当に認め てくれる職場を探していたからだといえます。 そういう意味で、転職を恐れなかった秀吉の気概と勇気には大いに学ぶところがある といえるでしょう。 ==================================================================== 【編集後記】 ずいぶん久しぶりになってしまいましたが、なんとか、メルマガの発行を続けること ができました。ひとえに読者の皆様の応援のおかげです。 今後とも、ご利用いただきますよう、お願いいたします。 最近、仕事のストレスがたまってきて、転職なんてテーマを選びました。 若者の転職が多いとはよく耳にしますが、よくわかるようになりました。 私だってできるなら転職したいものですが、今回の成功の条件を見てみるとまだ難し いと思います。やれやれ・・・ ==================================================================== 【ホームページ・登録解除・リクエスト・感想】 発行者ゆーけーのHPは http://www.serij.org/ 歴史の他、経済や国際関係を扱っています。 登録解除はhttp://www.kaijo.com/で行ってください。してほしくないですが・・・。 感想もお待ちしています。 また、HPの相互リンク、メルマガの相互紹介も募集しています。是非お願いします! ==================================================================== ==================================================================== 【おまけ】 戦国時代は、日本も中国も転職が多かった時代です。今回は、成功した事例を紹介し ましたが、そうではない事例も多くあります。逆に、転職しなかったために悲劇を招い た例も多くあります。後者の例としては、例えば、項羽の軍師の氾増が挙げられるかも しれません。 そのような事例についてもご紹介したいと思います。


