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2009/02/03

心が豊かになる暮らしの情報 Vol.068

2009年02月03日号                 http://www.butsudanya.co.jp/
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■□■              【心が豊かになる暮らしの情報】        
□■□          〜優しい豊かな心を次世代に残すために〜     
■□■                        Vol.068             
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 今日は節分です。
「鬼は外!福は内!」と子供たちの元気な声が聞こえてくるでしょう。
その年の「恵方」に向かって食べる太巻きの「恵方巻」は食べましたか。
今年の恵方は東北東方面だそうです。  

◆もくじ
  ◇今月の一口法話
  ◇今日は「節分」
 ◇粋な生活哲学「江戸しぐさ」 <さしのべしぐさ>
 ◇仏事の豆知識 <仁王像>
 ◇浅草情報 <節分・針供養他>
 ◇二月の節季と満月
 ◇冬の名句 <正岡子規・与謝蕪村>
 
==◇今月の一口法話======================================================

 片書きを思うな 身なりを見るな その人を見よ
  
==◇今日は「節分」======================================================

「節分とは」 
 元来、節分とは「季節を分ける」ことから「節分」です。
 現在では節分といえば立春の前日だけを指すようになりましたが、
季節の始まりを示す立春、立夏、立秋、立冬の前日はいずれも節分なのです。

 現在のように立春の前の節分が特にありがたがられる理由ですが、
旧暦の時代では「立春正月」などといい、一年の始まりを立春付近に
求めたことから、その前日は年の最後の日という意味合いを持ったと
考えられます。

「節分と豆まき 」 
 節分の日には、炒った豆を年神に供えたあと、その豆を年男が
「鬼は外、鬼は外、福は内」呼ばわりながら蒔きます。
 このとき蒔かれた豆を自分の年の数だけあるいは、年の数+1だけ拾って食べ、
一年の無病息災を願う風習があります。

 この「鬼は外」については、中国から渡来し宮中で行われていた
「追儺(ついな)」の行事と寺社が邪気をはらうために行った「豆打ち」の
儀式が融合したものだといわれます。
 追儺は「弓矢などで悪鬼、厄神などを追い払う行事」で、
年の暮れに行われていました。

 豆打ちは豆まきともいわれ、その言葉通り豆やカチグリを蒔いたもので、
節分の日に行われました。

==◇粋な生活哲学「江戸しぐさ」======================================

<さしのべしぐさ>

 江戸しぐさには「融合しぐさ」と呼ばれる社交に関する哲学があります。
 江戸しぐさを編み出した商人は四六時中、他人の中で過ごしていますから、
人と人との間を保って、気持ちよいお付合いをするプロです。
 不特定多数をお客様と考え、いつでも誰にでも平等に対応すれば間違いないと、
店先だけでなくどこにいても他人に気を配ったのです。

 見ず知らずの人に親切にしてあげることを「さしのべしぐさ」といいます。
 困っている人を助けることはとてもよいことですが、
「助けてやるか」とか、「助けてやった」と天狗になっていると、
「見下ろししぐさ」といって野暮なことになります。
 また、やりすぎると「おせっかいしぐさ」として嫌われました。
 必要なことにだけ手を貸して、相手のプライドを傷つけないことが
ポイントです。

 乗り物でサッと席を譲ったり、エレベーターで全員が乗り降りするまで
ボタンを押していたり、さしのべしぐさをしている人を見かけますね。
 そんなときには会釈して相手の好意に甘え、お互いさまの精神で、
次はこちらから「さしのべしぐさ」をしたいものです。
 

==◇仏事の豆知識====================================================

<仁王像>

 お寺の入口や山門の両側に立っている憤怒の形相の仁王像。
 これは「金剛力士」という守護神で、帝釈天や毘沙門天と同じように
仏教に取り入れられた古代インドの神々のひとつです。
 寺門に安置することで、寺院内の安全や仏道にはげむ人に起こる
さまざまな障害や悪を防ぎます。
 口を開けた阿形(あぎょう)像と、口を結んだ吽形(うぎょう)像の二体が、
まさに阿吽(あうん)の呼吸で守っているのです。
 手にしているのは金剛杵と呼ばれる古代インドの武器です。
 煩悩を打ち砕き、悟りを得ようと務める心を表しています。

 一般的に上半身は裸で、その筋肉隆々とした力強い風貌から、
健康の象徴として昔から親しまれています。
 また遑しい脚を持つ仁王像は、健脚の神様としても幅広く崇拝されています。
 大きなわらじを奉納するのは健脚を祈願するものです。

 その表情や、今にも動き出しそうな勢いのある姿、筋肉のつき方、
開いた手など、みどころたくさんの仏像です。

 
==◇浅草情報============================================================

2月3日(火)
「節分」
浅草寺・鳥越神社・下谷神社
室町時代の頃より新春を迎えるにあたり、災難、厄難退散の行事として
「福は内、鬼は外」を唱え、豆を撒きました。
近年は各社寺で年男と称して著名人を招くことが多いようです。
浅草寺では1時と2時の2回にわたり、信徒の有志が年男になり
本堂東側回廊の舞台で、また西側影向堂の舞台では観光連盟主催による
豆撒きが古式追儀式の終了後2時半〜6時までの間5回に分けて
行われます。 

2月3日(火)
「福聚の舞」
浅草寺 浅草2-3-1 03-3844-1221
「福聚の舞」は昭和39年4月浅草寺宝蔵門落慶のさいに創始され、
以降は節分に奉納されています。
この舞は観音の福徳を讃え、七福神の故事からとったものといわれます。 

2月3日(火) 
「うけらの神事」
五條天神社 上野公園4−17 03-3821-4306
悪鬼を追い新春を迎える儀式です。
平安時代の古式にしたがい神職と鬼との問答などがあり、また、
うけら焚きをして一切の悪鬼、悪業を退散させます。
この「うけら」とは、若芽が食用になるキク科の草をいいます。 

2月8日(日)
「針供養 」
浅草寺 浅草2-3-1 03-3844-1221
田の神を祀る日は婦女子が針仕事を休んだといわれます。
この日浅草寺淡島堂では三宝に乗せた豆腐に1年間の使用済みの針をさして
大護摩供養をします。 

2月28日(土)、3月1日(日)
「隅田公園梅まつり」
台東区公園緑地課 03-5246-1321
隅田公園の梅園にて、紅白の梅を愛でる第3回「梅まつり」を開催予定。

3月1日(日)
「江戸流しびな」
隅田公園吾妻橋付近 03-3847-2200
子供の無病息災をひな人形に託し、川に流す「流しびな」は
春の訪れを告げる隅田川の風物行事として行われます。 

==◇二月の節季と満月==================================================

<平成二十一年二月の節季>

 「立春(りっしゅん)」 2月4日(水)
 節分の翌日で、春が始まると言う意味。
 1年の始まりで旧暦では正月にあたる。

 「雨水(うすい)」 2月18日(水)
 雪が溶けて空から振ってくるのは雨に変わる時期。
 寒さが和らぐ季節です。

<平成二十一年二月の満月>

 今月は2月9日(日)が満月です。


==◇冬の名句==========================================================

「 千駄木に 隠れおほせぬ 冬の梅 」
〜 正岡 子規 〜

「 宿かせと 刀投げ出す 吹雪かな 」
〜 与謝 蕪村 〜


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次世代に残すお手伝いをさせて頂いております。
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■【心が豊かになる暮らしの情報】
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通巻068号 2009年2月3日発行(月一回)
編集 仏事コーディネーター 滝田 祐嗣
発行 仏壇屋 滝田商店
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