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「図解」は複雑な情報を分かりやすく説明するための強力な武器ですが、実は図解をするために最も欠かせない力は「読解力」です。日経Associe誌の図解力特集を執筆した発行人がその秘密を明かします。

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2009/07/15

[読み書き図解] コントロールできない実験は楽しくない(後編)

★ 読み書き図解力を鍛え直すマガジン第339号! ★

こんにちは。開米瑞浩です。
ようやく東京も梅雨明けですね。
これから暑~い夏が来るかと思うと今にも汗が噴き出しそうですが(^^ゞ

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・・・さて、前回の続き

  コントロールできない実験は楽しくない(後編)

をお届けします。


   ★ ★ ★ 本論 ★ ★ ★

成果を挙げるためにはいくつものチェックポイントがあるけれど、
それをチェックできていないケースは相当多くある、という話でした。

本来必要なチェックポイントで、きちんと結果を評価できないと、
無駄な努力が多くなります。

だから、ここにチェックポイントがある! この結果を知らなければ
ならない!! と思ったら、何が何でもそれを確かめなければいけな
いんです。もし、評価しにくいチェックポイントだったら、それを
チェックするツールから作ってでもやらなきゃいけない。


■どうやって赤外線を調べたか?

電子工作をやっていて赤外線LEDがついているのかいないのかわか
らずに困った私は、ふと家にあったビデオカメラに夜間撮影機能が
あることを思い出しました。

・・・夜間撮影機能って、赤外線で撮るんじゃなかったっけ?

一度も使ったことのなかった機能ですが、もしやと思いやってみたその
結果はバッチリでした\(^^)√

しっかり、赤外線LEDが点灯しているところが確認できたんです。

ついているんだったら話は早い。少なくともLEDは壊れていない
わけですから、あとはそのオン・オフのパターンをあれこれトライ
してみればうまくいくはず、という安心感が得られました。

無駄な努力をしていないという安心感って、やっぱり人が「努力」
をするときにはどうしても必要なものなんですね。


■実験をコントロール可能にするための必要条件とは

というわけで無事LEDの点灯を確認することができました。
ところで、では私がそれをできたのはどうしてでしょう?
それは、

  1.赤外線のメカニズムに関する知識があった
  2.ゴールにいたるプロセスを、全体像から要素分解して
    考える習慣があった

という2つの条件があったからです。

このうち赤外線のメカニズムのほうはまあどうでもいいです。これは
赤外線を使うときにしか役に立ちませんから(^^ゞ

問題は2番目の「プロセスを要素分解して考える習慣」です。

これはどうも訓練しないとできないようで、試行錯誤と称してやみくも
に手を打ってみているだけで、本命につながるトライをまったくやって
いないというケースを過去、よく見かけたものです。

  A、B、Cときてゴールになる、と認識していれば、
  BがダメならBに関係のあることだけ試してみる

というコントロールができるのですが、A、B、Cという要素分解を
しないと

  ダメだなあ・・・・
  じゃ、これはどうかな? やっぱりだめか。
  これは? ・・・・やっぱりだめか。。。。

となってしまうわけです。こういうときって実はBがダメなのにA
やC関係のことばっかり試してて気づいてなかったりするんですよね。


■要素分解して考えられるかどうかは習慣づけの問題である

そこで、

  要素分解して考えられるようになりたいし、
  後輩をそんな人材に育てたい

わけですが、そのために何をしたらよいか。

ここでは一つだけ書いておきます。

ポストイットを使いましょう。

  ポストイットを用意して、
  1枚に一つ、チェックポイントを書き出す。
  それをチェックすべき順番に並べてみる

これだけでいいです。意外に出来ませんから。

たぶん仕事の出来ない後輩とかにやらせてみると、
「チェックポイントを書き出す」のところで出てくるポイントが
あまりに少ないことに驚くはずです。

あるいは、数が出たら出たでそれを「チェックする順番」・・・・
がまたデタラメだったりします。

まずはこの実態を自覚すること、それが先決です。
自覚すれば手を打てますから。


ポストイットを使うのは、いろいろな理由があります。

  1枚の面積が小さいので書ける情報量が少ない。
  そのため、1枚に1要素しか書けないので、自然に「要素分解」の
  習慣が身につく。

  書いた後で並べ替えやすいので、「チェックすべき順番に並べて
  みる」のがやりやすい

  間違ったことを書いても捨ててしまえばいいだけ


実はそれを高校の授業でやったこともありますが、そのときの生徒達
からは

  今までこんなに、よく考えたことはありませんでした。
  本当に「考える」というのはどういうことなのか、初めて
  分かった気がします

という感想をもらったことがあります。

私自身も、アタマが混乱しているときはポストイットが常套手段。
会社で一番タイピングが速い男と言われた私でも、モヤモヤした考えを
ある程度形にしよう、という段階ではパソコンは使いません。
紙に手書きのほうが効くし、そのために有効なのはポストイットなんです。

もう一度書きますが、

  ポストイットを用意して、
  1枚に一つ、チェックポイントを書き出す。
  それをチェックすべき順番に並べてみる

何も高価なツールを買わなくても、一束100円もしないポストイット
だけでできるこの方法。ぜひやって/やらせてみてください。


■ちなみに・・・・

チェックポイントを書き出しても数が出てこない、 とか
数は出てきたけれど順番がデタラメ、 とか

こういう問題はいずれも「メカニズムに関する知識不足、理解不足」な
ときに起こります。だから、要素分解をする習慣をつけると、メカニズム
についての理解レベルも上がっていくし、後輩にそれをやらせれば、現状
の把握と指導がしやすくなるんですね。


以上、コントロールできない実験は楽しくない(後編)でした!!


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【編集後記】月末は富山~金沢~

今月末は富山と金沢で連日の企業研修が入ってます。
比較的近距離とはいえ、1日研修の後、移動・宿泊してまた翌日研修、
というのはやったことがありません。

まあ、卓球やるようになってから体力的には問題ないと思うんですがね。

富山は初めてですので楽しみです\(^^)√

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