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2009/09/02

週刊アラブマガジン Vol.265 2009.09.02発行

Vol.265 2009.09.02発行

     ◆◇◆ 『週刊アラブマガジン』 ◆◇◆

【今週の目次】

1.ラマダーン(下)
2.コルドバ図書館(下)
3.社会的な目的でのアラビア語学習(下)




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     ラマダーン(下)

 ラマダーン月の新月の確認は、個人の目視や、あるいはアラブ・イスラーム
共同体の総意によって全うされます。新月確認の発表が行われると、すべての
アラブ世界の人々はみな大きな喜びを感じます。
 ラマダーン月にムスリムは、昼間は仕事、夜は礼拝やクルアーンの読誦などの
信仰行為に心がけて過ごします。そしてこの祝福ある聖月にオムラ(小巡礼)の
行を果たしにマッカに行くムスリムもたくさんいます。
マグリブ(日没後)のアザーンが聞こえたら、断食者は預言者ムハンマドに見習
って奇数個のナツメヤシの実と1杯のミルクですぐに断食を解除します。また、
湾岸諸国の多くの国々では断食解除の時に、スープとナツメヤシの実とアラビア
コーヒーを口にする伝統習慣があります。それからマグリブ礼拝を終えると、
本格的な夕食が用意されているのです。多くの場合、ラマダーン月の夕食には
さまざまな種類のおいしい料理が並び、家族はみな仲良く集って楽しく食事をし、
どの家庭でも食卓は優しさと愛情に包まれます。食事が終わるとやがてイシャーの
礼拝(夜の礼拝)が始まり、それからタラーウィーフの礼拝(ラマダーン月だけの
特別な礼拝)が始まります。
 また湾岸諸国には、昔から「クライカアーン」と呼ばれる伝統習慣があり、
ラマダーン月の13、14、15日にかけて行われます。子供たちがグループに
なって自分たちの地区の家々を回り、各家で、アッラーがこの家を守ってください
ますように、という祈りを唱えて歌います。するとその家の主婦は子供たちに
ナッツやドライフルーツやお菓子を盛ったお皿をくれるのです。クライカアーンの
習慣は今でも続いていますが、昔とは少し違っています。今ではその日のために
パーティーが開かれ、家族がみな集り、子供たちを喜ばせるような方法でお菓子や
ナッツなどをあげるのです。



             執筆:ヌーラ・ビント・ムハンマド・アルジール
                      テンプル大学大学院修士課程

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      コルドバ図書館(下)

*図書館
 コルドバ図書館にはアミールたちがあらゆる地域から収集した多くの書物が収蔵
され、そのタイトル数は4000に及びました。書物収集のために多くの手段がとられ
ましたが、その最も重要な手段は購入でした。アル=ハカム2世は書物や貴重な
古文書を収集するのに莫大な費用を費やしました。
 アル=ハカムは数えきれないほどの数の、また表しきれないほど貴重な書物を収集
しました。その数は彼の時代に40万タイトルにものぼり、それらの運搬には6ヶ月も
かかりました。アル=ハカム図書館に所蔵されていた詩集の目録数だけで44あり、
各目録について20枚もの紙が使用されていました。アル=ハカム・アル=ムスタンスィル
はこれらの書物を非常に大事にし、自分の書物の保存のために、写本や書物の整理
分類、製本に優れた者たちを王宮に集めました。
 図書館内部のシステム化は項目別目録によって行われ、書物の題名や著者名が入った
それらの目録は項目ごとに約44あり、各目録につき20枚の紙が使用されていました。
*図書館運営
 コルドバ図書館にはさまざまな種類の職員集団がいました。例えば著述者集団、
翻訳者集団、本の製作者集団、写本者たち、監修者たち、製本者たち、装飾担当者
たち、そして専門的な仕事や図書サービスを担当する図書館業務の専門家たち、また
警護・警備職員、図書館のインテリア担当者たちなどです。
 各集団の職員たちは1人の責任者の指揮下で働き、その責任者が彼らに仕事を割り
振り、必要なものを準備しました。その責任者は学問においても運営管理においても
職員たちすべてを指揮しました。「ハーズィン」というその職位は今の図書館長に
似ており、優れた業績や文化や経験を持ち、その大きな責任を立派に果たすことが
できる著名な大学者や文学者がその仕事を担いました。


              執筆:アブドゥルワッハーブ・アッダンマーク
                    アラブ イスラーム学院図書館長


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      社会的な目的でのアラビア語学習(下)


 アラブ社会の特徴の一つは、部族から構成されていることである。どのアラブ諸国
にも部族集団が見られる。祖先からの血族関係があり、それなりの管理システムや
生き方がある。また、各々の部族がその最高権力者である族長に従い、族長は部族の
代表として、行政機関や他部族に対し代弁する。イスラームが他国に広まるように
なった時、幾つかの部族はアラビア半島からシリア地方や北アフリカや東アフリカに
移住し、土着の人たちと密接に交流したので、アラビア語が広まった。アラビア語を
学習すれば、アラブ文化を征服地に広めたり、アフリカの部族と混ざったりした
アラブ部族を密接に知ることができる。
 さらに、アラブ社会の堅固な家族関係について知ることができる。アラブ家庭では
父親が一家の長である。年下の者が年長者を尊重し、子どもが父母に従う。一方、
年長者が年下の者を慈しみ、結婚した後でも完全に世話をする伝統を未だ残している。




                 執筆:Dr. ハサン・ムハンマド・ドーカ
                      アラブ イスラーム学院講師


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■アラブ イスラーム学院
http://www.aii-t.org
■アラビア語カフェ
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■イスラーム広場
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■サウジ紀行
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■サウジ記念館
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