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イタリア食材直輸入の店「ピアッティ」店長が暮らしたイタリア・シチリア島について、食材の話・簡単レシピ・人々の暮らし・買付道中記を展開!

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2009/07/19

■私のシチリア■ Numero 314(2009年07月19日発行)

■私のシチリア■ Numero 314(2009年07月19日発行)

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目次

  1.スライサー故障中ですみません
 2.先進国?!イタリア
 3.シチリアからの荷物もそろそろ
 4.編集後記

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 Ciao,come state?

 ようこそ「私のシチリア」へ!
 イタリア食材直輸入の店「ピアッティ」店長の岡田幸司です。
 毎週日曜の朝は、少しイタリアな
 気分に浸ってみませんか?
 では、本文へ andiamo!(アンディアモ:レッツゴー!)
 おっと、シチリア弁でamninni!(アムニンニ!)

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■1.スライサー故障中ですみません■
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 先週のメルマガでもちらりと書きましたが、プロシュット・ディ・パルマ用
 のスライサーが故障中です。

 スライサーといっても
 ・コンセントからきた電力は
 ・スイッチ周りの回路を経て
 ・ハムを切る回転歯を回すモーターに届く
 だけなので、それほど複雑な仕組みではないのです。

 とはいえ、このスライサーは日本の代理店を経たものではないので
 こうした内容を時分で確かめるしかない、というわけで・・・

 幼い頃に遊びで覚えた電気回路の知識、みたいなレベルでテスター片手に
 部品を一つ一つチェックしていきました。

 そうはいっても自分だけではどうにもならないし、何かわかっても部品交換
 するにもメーカーは日本ではなくイタリアだから・・・

 というわけで、イタリアの知人H氏(氏はイタリアで機械関係の通訳等の
 仕事もこなすマルチな方)という心強い見方を得て指示を仰ぎながら

 写真を撮って(デジカメってこんな時に便利ですね、ホント)
 メールで送って(メールって便利ですね、ホント)
 ネットで各パーツを検索して(ネットって便利ですね、ホント)

 少しずつチェックしていきました。
 各線は断線していないか、
 リレーはどうか、
 ヒューズはどうか、
 トランスはどうか、
 モーターはどうか、
 ecc....

 一つずつ確認していくしかないんですね、やっぱり。
 お陰でちょっと勉強になったりなんかして。

 まぁ~ねぇ、こんな事、代理店との契約があったら最初からしていなかった
 でしょうし、代替機という手も当然あったでしょうから、仕事に支障を来す
 事も最小限に抑えられたかもしれませんが、きっと何かの意味があるかも
 と思っています。

 少しは回路の事が把握できた事なので、イタリアのメーカーに回路一式を
 入手するべくH氏に依頼すると同時に、日本でも打てる手を打っていく
 そんな感じになっています。
 なるべく早くウィーンと回るスライサーでシュパッとやりたいですが
 イタリアもそろそろ夏休みに入りそうなので最後まで気を抜けないといった
 状況です。 

 そんなわけで、お中元等々、イベントにあわせてご希望下さっておられる
 お客様には大変申し訳なく存じますが、何卒ご理解・ご協力いただければ
 幸いでございます。

 あ、お中元という事でしたらパルミジャーノ+バルサミコ・ジュレという
 組み合わせもお勧めします。
 もちろんパルミジャーノはお届け希望日にあわせてカットするタイミングを
 調整してまいります。

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■2.先進国?!イタリア■
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 先進国、って一体何だろう?

 という突っ込みは別として、いち早く局面に際し悩みをかかえる、という
 切り口で見てみると日本に対してイタリアは先進国だなぁと思う部分が
 いくつかあるように思います。

 その一つが盗難事情

 最近は日本でもスリ、置き引き、ひったくりの被害が増えているとか。
 しかしその頻度からすればイタリアのそれらは遥かに上を行っていると
 思います・・・というか行っています。

 かくいう私もイタリアで一度大きくやられた事がありますが、
 (その話はコチラで→ http://www.piatti.jp/diario/05_pagina07.htm )
 
 ハッキリ言って、イタリア語が話せようがイタリアに住んでいようが
 どれだけ慣れていても“狙われたらおしまい”的な感じだなぁと。
 だったらとられても被害を最小限にしておくのが賢明、みたいなところが
 あるように思います。

 人様のモノを盗るなんて、

 という教えが永らえていた事を懐かしむ風にはなりたくないですが

 職がない→お金が無い→他人から盗る(しかない、れば良い)

 という短絡的な流れに近いものが日本でもじわじわ広がっているように
 感じてなりません。

 かつてシチリアに暮らしていた十数年前のイタリアでは既に社会的な
 問題として高く慢性的な失業率の高さがありました。

 その頃学生だった友人達の中にも、卒業したからといって就職できるか否か
 は運次第、みたいなところがあり、学歴や経験があれば仕事があるとは
 限らないといった風でした。

 そういう人達でさえそうだったのですから、繁華街や駅の近くには日中でも
 何もせずたむろしているものが大勢いてもさして不思議ではなく、そこに
 犯罪があっても、その数の多さにどうする事もできない、といった空気が
 流れていたように思います。

 お金がなければ何も出来ないし、かといって職も見つからない。
 半ば絶望的な雰囲気の中では、だったら盗ればいいじゃないか、という
 空気が支配するのも、同情したくはないけれど、そう思えないでもない。
 なんとも打ちのめされたような重苦しい部分です。

 そこにイタリアに対する大きな不安を感じていましたが、もちろんそれは
 皆がそうであるわけも当然無いわけで、この仕事を始めるようになり
 仕事を通じて出会う人達は、当然ながら仕事があるわけで、彼らの周りの
 空気にはそうした恐れや不安な要素はないのです。
 (この際、将来がどうとかいう話ではなく)

 社会と関わり合いながら仕事をし、得たお金で生活をする、という循環の中
 で自然と生まれる決まりからすれば、それほど極端にぶれる事もないのかと
 思うのですが、そういう循環に入る事すら難しいという事そのものが異常な
 気もしますが、もはや異常でもないのかもしれません。

 そうした流れが日本よりもかなり早い段階であったように感じます。
 地理的、歴史的な要因は確かに大きいですから、日本が同じようになるとは
 思いたくないですし、私の知るイタリア人は良い人ですし、優しく思いやり
 があります。
 
 イタリア人が皆、陽気で明るく、食べて飲んで歌っているわけではないのと
 同じで、イタリア人がみなルーズで盗人ではないのです。

 歴史・・・という大げさなものでなくとも社会の仕組みが変わるには随分と
 時間がかかるものですが、そんなこと、日々の生活では言ってられません。

 いつ何時、肩にかけたバッグが後ろから盗まれるかわかりませんし、
 バッグを盗まれまいとして手を離さなかったばっかりに怪我をするかも
 しれないのです。

 かといって、そんな事ばかり気にしていたら何もできませんし、いつも
 そんな事ばかりでもないのです。

 そういう事象がねじれ、ねじれて、それでも進んでいく、というところに
 現代イタリア人の知恵というか処し方があるように思います。

 まだ少し先かもしれませんが、この夏、イタリアに行く方もおられるかと
 思います。最近はガイドブックのみならず、インターネットで検索すれば
 そうしたイタリア盗難事情を知る事ができます。

 先進国イタリアの情報をじっくり読み込んでいくと、それは現在とこの先の
 日本での処し方の役に立つような気がします。
 
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■3.シチリアからの荷物もそろそろ■
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 つい先日、シチリアからトマト関連の商品が港に到着しました。
 週明けから税関での手続きや検査等を経て今月末頃にリリース出来そうです。

 今回入荷の商品は
 ・シチリア産ドライトマトのオリーブオイル漬け
 ・シチリア産チェリー・ドライトマトのオリーブオイル漬け
 ・トマトソース各種
 ・ペースト各種
 ・オリーブ各種
 です。

 トマトが食べたくなるこの季節、乞うご期待!
 
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■4.編集後記■
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 トマトのフィリッポからメール。
 
 「この前こけてさぁ、手首を骨折しちまったよ。
  なんで、君が頼んでいたトマトの成長具合を写真に撮るのが
  ちょっと難しくなってけど、何とかやってみるわ。」

 ですと。
 小学生の頃、私もターザンごっこをして遊んでいた際に落下し、肘の少し上
 の骨を骨折した事がありました。
 それでもきちんと直るまで何ヶ月もかかりました。
 
 彼は私と同い年の立派なミドルエイジですから、骨がくっつくまで時間が
 かかる事でしょうし、手首はより複雑な分だけ余計に大変かと思います。

 歳を経る事は素敵な事だと思いますが、トレードする事も多いようです。
 彼の早い回復を祈りつつ、私自身も身体をきちんとしようと思います。

 最近、自分の身体のあまりの醜さ加減に嫌気がさしたのでウォーキングを
 始め、珍しく続いて我ながら驚いていましたが、彼のメールでまた新に
 いろいろ考えながら歩き続ける事になりそうです。

 「私のシチリア」は毎週日曜の朝にお目にかかれるように頑張りますので、
 よろしくご愛読くださいませ!

 Ci vediamo alla prossima domenica.

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