2009/04/12
■私のシチリア■ Numero 300(2009年04月12日発行)
■私のシチリア■ Numero 300(2009年04月12日発行) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 目次 1.300週続きました。 2.今年のオリーブオイル達はどうなっているのかというと 3.パルミジャーノ、私が伝えること、生産者が知ること 4.編集後記 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ Ciao,come state? ようこそ「私のシチリア」へ! イタリア食材直輸入の店「ピアッティ」店長の岡田幸司です。 毎週日曜の朝は、少しイタリアな 気分に浸ってみませんか? では、本文へ andiamo!(アンディアモ:レッツゴー!) おっと、シチリア弁でamninni!(アムニンニ!) ----------------------------------------------------------------------- ■1.300週続きました。■ ----------------------------------------------------------------------- この日曜日はイタリアではPasqua:パスクゥアです。 復活祭という事で、カトリックのイタリアではとても大切でめでたい日 ですね。 で、おめでたいついで?!ですが・・・ お蔭様でPIATTI創業当時より発行しております本メルマガが発行300回を 迎えることが出来ました。 300回、つまり300週のうち、一度も欠かすことなく東京の事務所から あるいは名古屋、京都等の国内出張先、そしてイタリアの各地からお届け 続けてこれたのは、ひとえにご購読下さる皆様の叱咤激励のお声がけあって こその事と心よりの感謝の気持ちでいっぱいです。 私のシチリア、といいながらいつの間にか生産者との付き合いも徐々に 広まりを見せ、プーリアやエミリア・ロマーニャ、ピエモンテへと 足を伸ばす事ができました。 イタリアへの買い付けに行く、となればそれは即ち彼らへの挨拶回り みたいな感じになるわけで、顔を突き合わせて話す人が増えた分工程が タイトになっていくのですが、そんな思いをしてもやはりそれぞれの話に 耳を傾け、あぁそうなんだ、と思い直すこと数多く、イタリアの奥深さに それこそずぶずぶと引きずり込まれていくばかりです。 数が増えた分、買い付け道中記の更新が遅れたり(と言い訳なんかして) しますが、ポツリポツリと進んで参りますので、どうか気長に待って いただければありがたいなぁと存じます。 さて一方で、タイトルは相変わらず私のシチリアでいこうと思います。 結局いつも最初か最後に必ず訪れるシチリア、そこには私のイタリアへの 想いの原点があり、迎えてくれる友人達の中に飛び込んでいけるという そんな拠点があるからなのです。 私がPIATTIを続けさせていただける限り、このメルマガも書き続けていこう と思っています。 ショップのメルマガだからといって、毎週特にお得な情報があるという訳 でもなく、あれこれダラダラ書き綴るとは思いますが、どうか長い目で 見守ってくだされば幸いと存じます。 皆様、ご購読ありがとうございます。 そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 PIATTI 岡田幸司 ----------------------------------------------------------------------- ■2.今年のオリーブオイル達はどうなっているのかというと■ ----------------------------------------------------------------------- 現在、ウェブサイトで販売しているオリーブオイルは昨年入荷した分で 賞味期限もそろそろという事もあり、お値引きにて販売しておりますが では、今年の分はどうなっているかというと、 ・ビチェーノ・EXVオリーブオイル(シチリア) ・ゴッチョ・ドーロ・EXVオリーブオイル(プーリア) の2種類共に同じ船に乗って旅をしているのでございます。 でも、ちょっと長い、ああ長い、長いのです。 商品到着は来月(5月)下旬になりそうです。 というわけで、現在の在庫がなくなってしまうとしばらく品切れ期間が 出来てしまいますが、何卒ご容赦いただきたくお願いいたします。 ----------------------------------------------------------------------- ■3.パルミジャーノ、私が伝えること、生産者が知ること■ ----------------------------------------------------------------------- 先週のメルマガでデビューを果たしましたパルミジャーノ・レッジャーノ・ ミッレジマート。お召し上がりのお客様からありがたいご感想を頂きはじめ るようになりました。 要するに、 ・栄養たっぷりの良いお乳に限定し ・丁寧に作った ・非常に出来の良い高級ライン という事です。 この良さを伝えるために私がやり続けていくことは ・伝統的カット手法で ・なるべく切り立て、あるいは切ってからあまり時間が経っていないこと を大切にしながらお客様へお届けする事だと考えています。 良いチーズですので、あらかじめカットしたものを輸入するより、直前で カットしたほうが良いのは当然です。 お蔭様で、その良さを楽しんで下さるお客様が増えていることはなんとも ありがたいことだなぁと感じております。 一方、生産者の側もそうした日本のエンド・ユーザーの“舌”や“需要” を理解した方が何かと良いとも感じていました。 洋の東西を問わず、作り手であるならば、それがどんな風にお客様の口に 入り、どんな風に感じているのかはとても興味深いところだと思います。 でも、遠いイタリアだと日本のお客様がどういう風に感じているかなど なかなか知る機会も少ないと思います。 そんな折、先日、パルミジャーノ・レッジャーノ・ミッレジマートの お披露目会(メディア向け)があった際に、面白いことがありました。 お披露目会は何も商品だけをそのまま出す、という事ではなく、丁度 FOODEX(フーデックス)という食の見本市に合わせていたので、来日 していた生産者もそこに来ることが出来たのです。 イタリアから来た生産者がエンド・ユーザーの直の反応を見る事が 出来たわけです。 なので、彼らもミッレジマートのサンプルとして5Kgの塊をそこに 提供してくれました。 どんどん好きなだけ食べてください、という計らいですね。 事前にその事を知っていた私は 「彼が持ってくる5Kgの塊(真空パック)があれば私がそこで カットして同じものを並べる事もないでしょう。」 と遠慮していたのですが、主催者の方に諭され、同じ大きさにカットして 出すことになったのです。 片やイタリアから生産者が直接もってきた塊(真空パック) 片や日本で私がカットした塊 説明もそこそこに、同じように並べられたパルミジャーノはただただ 自由に純粋に食べ比べられていったのでした。 結果は歴然としていました。 日本でカットしたほうが圧倒的になくなっていったのです。 生産者の彼は自分で持ってきたものを途中で下げてしまいました。 イタリアでパックしたものの状態が良くなかったのかどうか、細かい事は この際として、彼は日本のエンドユーザーが選ぶ厳しく確かな“舌”と “需要”を目の当たりにしたのだと思います。 そして同時に私も、変な遠慮をして、このチーズの本当の良さをみすみす 伝えきれずに終わるところでした。 私も彼も“耳が真っ赤になるような”そんな感じだったのではないかと 思いました。 でも、私のとっても、カットの重要性を再認識できたわけですし、何より 彼にとってもとても良い事だったのではないかなぁと思いました。 精魂こめて送り出したチーズが最終的にどんな風に扱われているかで その評価そのものが変わってしまうという怖さ、そして日本のお客さまの 舌の確かさ等々を肌で感じられたのではないかとそんな風に感じたのです。 双方、身の引き締まる、なんとも緊張感と、その先の有意義を感じ得た 瞬間でした。 この先、彼は私を含めたインポーターに輸入したあとの扱いについて 何かしらの言及やら要求をするかもしれません。 高級ラインだからこそ、最後まで最良の扱いをして欲しい、とそんな風に 言って来るかもしれません。 それはとても良いことだと思います。 いくら良いものだからといって、最後の扱いを粗末にすると全て台無し にしてしまう事は結構あるものです。 それをしない為にはちょっとした知恵や工夫がひとつふたついるものです。 それがこのスピード感溢れるご時勢、または非効率だから面倒がられる事 もこれまた結構あるものですけれど。 今時、伝統的手法なんかで時間掛けてカットなんてやってられない、なんて そういう風潮は本国イタリアでも残念ながら主流なのです。 でも、みんながみんな、そんなわけではない。 遠い異国の日本でも本当の良さを知りたいと思っているお客様が大勢いる という事を知ってもらっただけでも生産者にとっては大きな成果だったの じゃあないかなぁと思っています。 長い歴史と培われた伝統によって支えられてきたからこそ、それこそ銀行で 担保になるといわれるパルミジャーノです。それを受け継ぎ、さらなる努力 でよりよいものを目指そうとしている若い世代の生産者たちが、こうした 刺激の中で、しっかりと本物を作り続けて欲しいなあと願うばかりです。 耳を赤くするような経験は、私も相変わらずどんどんと続けることになると 思っています。で、そうした経験を踏まえてお客様に、あるいは生産者に 伝え、また生産者もそうした意見に耳を傾けたり、あるいは議論を重ね 少しずつ前に進んで行けたらいいなぁと。 ちょっと脱線気味になってしまいましたので、この辺で^^: パルミジャーノ・レッジャーノ・ミッレジマートはこちらです。 → http://www.piatti.jp/merce/merce_parmigiano.htm ※サイトの写真が前のままですが、そのうち入れ替えますのでどうぞ ご勘弁を! ----------------------------------------------------------------------- ■4.編集後記■ ----------------------------------------------------------------------- イタリアの地震の事は割合と早い段階から日本でも報じられてきたので ご存知の方も多いかと思います。 私も取引先やら友人やらにお見舞いメールを出しました。 幸いなことに、彼らは皆から無事の旨返事をもらい安堵したところですが いろいろと大変なことはこれからもっと明るみに出てくるかと。 政治やら社会の仕組みやら日本もイタリアも、様々に捩れた部分を垣間見て はあれこれ思うこともありますが、ともあれ、自然の脅威の前では人間は あまりも無力です。それだからこそ、人と人との助け合いなどを見つけると 救われたような気持ちになります。 この上は一刻も早い回復を祈りつつ、粛々と、粛々とやるばかりです。 「私のシチリア」は毎週日曜の朝にお目にかかれるように頑張りますので、 よろしくご愛読くださいませ! Ci vediamo alla prossima domenica. ----------------------------------------------------------------------- ★通販メルマガ人気ランキング★に参加しています。 良かったらクリックして下さい!ポチッとひとつお願いします。 http://www.e-shops.jp/ml/rkm4/rkm.cgi?id=piatti ★そうそう、ブログは随時更新しておりますのでいち早い情報はコチラが お薦めです! → http://d.hatena.ne.jp/PIATTI/ □メルマガ購読・解除はコチラです。 → http://www.piatti.jp/melmaga/melmaga.htm □メルマガをお読みになったご感想を頂ければ嬉しい^^です。 お返事、必ず書かせていただきます! ご感想はコチラへどうぞ → info@piatti.jp □イタリアに魅せられた方々の織り成すメルマガの世界 「イタリア・スローフード食材の旅」 イタリア食材の店「ベリッシモ」店長のスローで素敵な世界へ! http://www.bellissimo.jp/bellissimo/magazine/index.html ----------------------------------------------------------------------- 発行者 :岡田幸司 発行元 :PIATTI(ピアッティ) 発行元URL :http://www.piatti.jp/ 連絡先 :info@piatti.jp 発行元住所:〒135-0051 東京都江東区枝川1-1-10-1209 TEL/FAX :03-3640-3012 copyright(c)2003-2009 Koji OKADA -----------------------------------------------------------------------



