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イタリア食材直輸入の店「ピアッティ」店長が暮らしたイタリア・シチリア島について、食材の話・簡単レシピ・人々の暮らし・買付道中記を展開!

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2009/03/01

■私のシチリア■ Numero 294(2009年03月01日発行)

■私のシチリア■ Numero 294(2009年03月01日発行)

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 目次

  1.(財)日伊協会セミナーを終えて
  2.アーモンド、扁桃
  3.編集後記
 
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 Ciao,come state?
 
 ようこそ「私のシチリア」へ!
 イタリア食材直輸入の店「ピアッティ」店長の岡田幸司です。
 毎週日曜の朝は、少しイタリアな
  気分に浸ってみませんか?
 では、本文へ andiamo!(アンディアモ:レッツゴー!)
 おっと、シチリア弁でamninni!(アムニンニ!)

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■1.(財)日伊協会セミナーを終えて■
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 先日(27日)、東京青山の(財)日伊協会さんでのセミナーが一つ終わり
 ました。

 東京でも珍しく雪が舞う、雪慣れしていない者にとって、それはそれは寒い
 夜でしたが、予約のほぼ8割を占める40人ほどの方がご来場下さり心より感謝
 申し上げます。

 無料のセミナー故に、こういう天候の時にはキャンセルが相次ぐだろうと
 思っていただけに驚きの要素もあり、望外の嬉しさです。

 先週のメルマガでも書きましたが、短い1時間のお話の中では存分な内容に
 至らないとはいえ、これをきっかけにシチリアのアーモンドやピスタチオに
 興味を持っていただければなぁと思います。

 せっかく作った資料なので、一部そのお話をご紹介いたしますね。
 由来のお話です。

  アーモンドもピスタチオも一体どこから来たか、という事ですが
  どちらも起源は“メソポタミア”にありました。
  メソポタミアは“川の間の地域”の意味で、ティグリス・ユーフラテス
  両河流域地方を指し、ほぼ現在のイラクにあたります。

  いわゆる4大文明と言われ、社会で習った所ですね。
  砕いた石を使って作った斧や槍で獣を追っていた頃から徐々に
  その石を磨くようになり、やがて石ではなく銅等に変わっていき
  獣を追って歩き回ることから、定住して畑を耕し、食料をストックする
  といった大きな流れにある時代です。

  そんな中でも木の実は、栄養があって、ポータブル、保存もきく という
  意味で重宝されたようです。

  文明の発展と共に、より良い環境を求めて次第に地中海方面への広まりを
  見せていったのも当然といえば当然かもしれませんね。

  『暖かな春、暑く乾燥した夏、温暖な秋、雨の多い冬』といった地中海
  独特の気候は様々な富をもたらしてくれたのでしょう。

  そして地中海でいろいろな交易をするようになり、そのど真ん中に浮かぶ
  大きな島、シチリアに伝わっていったのは想像に易いところです。

  これらの足跡がシチリア弁という方言にしかと残っているようです。
  調べてみると、

  Pistacchi:ピスタッキ(ピスタチオ)については
   紀元前70世紀 新石器時代
          ジャルモ遺跡(イラク)等より発見
   9〜10世紀  アラブ支配による伝来

   ペルシア語:Pesteh or Fisteh or Fistij より
   シチリア弁:Fastuca

  Mandorle:マンドルレ(アーモンド)については
   紀元前40世紀  銅・石器時代
   4〜5世紀   ギリシャ支配による伝来

   ギリシャ語:amingdola より
   シチリア弁:minnula

  という風な事がわかりました。
  言葉を眺めているだけで悠久の時の流れを感じられるあたり、やっぱり
  言葉(特に方言)は文化だなぁといつも思うのです。

 セミナーではその後、それぞれについての特徴やシチリアでの産地について
 試食を交えてご紹介いたしました。使った試食は
  ・ペースト・ディ・ピスタッキ をパンに乗せて
  ・トロンチーニ はそのまま1個
  ・アーモンド・ペースト で自家製アーモンド・アイス
 をご用意しました。
 
 ピアッティで取り扱う商材は“一体何それ?どんな味?!”的なものが多く
 ありますので、こうした機会を経て、それぞれの食材の背景も感じて頂け
 たらいいなぁと思っています。

 このセミナーの資料を準備するにあたり、歴史については資料を読みふける
 時間に多くを割きましたが、食材の紹介や、どんな風にして食べているかは
 シチリアでの暮らしが大いに役に立ちました。

 シチリア弁についても滞在の際に買っておいた“シチリア弁辞書”が大活躍
 でした。

 そして、シチリアのホストファミリー、いわば私にとってシチリアの父とも
 言えるフィリッポ(トマトのフィリッポではないです)がいつも事あるごと
 にシチリアの歴史、文化、そして方言を私に語りかけ続けてくれた事が
 何より強く私の肩を押してくれているのです。

 私にとって、シチリアセミナーは、彼らが私にしてくれた事への恩返しの
 意味もあるのです。来て下さった方々には、これを機にシチリアを好きに
 なってくれればいいなぁと思っています。

 まぁ、とはいうものの、私のつたない話ですのでいろいろと聞き苦しい点も
 多かったかと、終わった後はあれこれと反省の嵐なんですけどね。

 今回のセミナーをやらせて頂くにあたり、日伊協会さんには多くの力添えを
 いただきました事、この場借り改めて心より感謝申し上げます。

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■2.アーモンド、扁桃■
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 先の続きではないですが、アーモンドって、和名では“扁桃(へんとう)”
 と書きます。

 “桃”の文字があるように“桃”とは近縁種、言わば親戚です。
 “桃”も“アーモンド”も、なので起源は同じ辺りのようです。
  やわらかい果肉を食べる桃と、
  果肉と種子の殻を取り除いた仁を食べるアーモンド
  食べる部位が異なるので想像し辛いですが、言葉からひもとく食材の歴史
  の旅も面白いですね。

 で、また

 “扁桃腺が腫れちゃって”の扁桃は、あの腫れて痛い部分がアーモンドの種
 の形に似ていることから名づけられたそうです。

 そういう話は実は、今回の資料作成の過程ではじめて知りました。
 ・・・だって、今までそんなに扁桃腺が腫れることなんてなかったし・・・

 で、鏡に映る自分の口の中を触ってみたからかどうかは知りませんが

 “扁桃腺が腫れちゃって”

 痛いです(涙)
 
 否、先週は、青山でのセミナーと鎌倉での出張販売が重なったこともあり
 それに向けた準備のためにかなり寝不足が続いた上に、当日の寒さが身体に
 コタエタから・・・だろう、でしょう、そうに違いない。

 とはいえ、高熱が出てるわけでもなし・・・でもでも、と思って風邪薬を
 飲んだら、これまた頭がグルングルンでどうも誤字脱字を量産してしまって
 おります。(これは通常でも変わらないかもしれませんが)

 とりあえず、唾をゴックンしただけでも結構痛いので、この週末は少し
 ゆっくり安静を・・・と自分に甘くする理由を見つけたいだけにこのような
 文章を書いてしまったのかもしれません。

 ・・・こうなる前にメルマガは事前に書いておくべきだったのに・・・
 なんて“たられば”言って43年です。 

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■3.編集後記■
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 今週火曜日(3/3)から、千葉幕張でFOODEX 2009が開催されます。
 
 私が取り扱っている商品の生産者も一部来日いたしますので、顔を出したり
 週末には鎌倉で彼ら商品の一部プレス発表に合わせたお手伝いをしたりと
 あれこれ、かれこれ。
 
 最近ちょこちょこと行う出張販売の度にレンタカーを借りているのですが
 いい加減、クルマがあればなぁと思い始めています。

 実店舗と同時に移動店舗(というより出前?!)の計画を進めていますが
 後者のほうが進行が早そうです。

 というわけで、やっぱりイタリアだけにアルファ・ロメオなんて?!
 新車は夢のまた夢ですが、中古なら・・・はぁぁぁ。。。

 中古車の事を“セコハン”なんていう事もありますが、これは英語で言う
 second hand:セコンド・ハンドから来ているのでしょう。
 イタリア語ではやっぱり secondo mano:セコンド・マーノと言います。
 
 こう、何というか、知ったからといってどうという事もない話もシチリア
 滞在の時に同じく学びました。
 
 「私のシチリア」は毎週日曜の朝にお目にかかれるように頑張りますので、
 よろしくご愛読くださいませ!

 Ci vediamo alla prossima domenica.

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