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2009/10/23

中国週報メールマガジン 第389号

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中国週報(第389号)□□□□□□□□□□□□□□□□□□2009.10. 23発行
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      ○発行元:中国通信社 ○協力:日本僑報社
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■目次■

☆特集1☆今年1000万台目の自動車がラインオフ 新華社解説

■中国政治■
◇国務院常務会議、当面の経済情勢分析 第4四半期の経済運営を手配

■中国経済■
◇中国、低炭素製品認証実施へ
◇中国の航空防衛産業最大手、企画設計部門を再編

■社会・文化・科学・スポーツ■
◇抗日戦場で採土活動 両岸の国共抗日将軍の子孫
◇中国初のメタンハイドレート調査船「海洋6号」正式投入へ
◇70点余りの兵馬俑を発見 秦俑1号坑の3回目の発掘
◇中国の古生物学者、鳥類の起源の研究で多くの成果
◇トンネル・橋からなる世界最大の施設 10月末に完成開通

■中日関係■
◇日本生命と合弁の長生人寿保険設立 長城資産管理公司が保険業に進出
◇東京で第3回「中日関係シンポジウム」

■対外関係■
◇胡錦涛主席、オバマ米大統領と電話会談

◆編集後記◆



★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★

☆特集1☆今年1000万台目の自動車がラインオフ 新華社解説

 中国第一汽車集団公司(一汽)本社のある長春で20日午前、中国の今年1000
万台目の自動車のラインオフ祝賀式典が盛大に行われた。ゴールドオレンジ色の解
放マーク大型トラックがゆっくりと生産ラインから降り、今年の1000万台目が誕生し
た。

 張徳江副首相が祝賀の書簡を寄せ、次のように指摘した。1000万台目のライン
オフは中国が世界の自動車生産大国の仲間入りを果たしことを示す、中国の自動車
産業の発展史における重要な里程標である。これは経済の安定した比較的速い発
展を促し、国際金融危機の影響に打ち勝つという社会全体の自信を高めるうえで非
常に重要な意義がある。

 年末まで2カ月余りとなったが、中国の自動車生産台数は年初に「大胆に」設定し
た目標を上回り、業界関係者の予想を超えた。実際のところ、輸出を除き、自動車市
場にかかわるデータのほとんどすべてが業界関係者を驚かせるほど予想外のもの
だった。9月末までに今年の自動車生産・販売台数は昨年1年間を超え、世界一の
大自動車市場になった。

 福建省寧徳の梁利平さんはがっかりし、それ以上によく分からなかった。先月4日
に上海大衆(VW)のセダン朗逸(LAVIDA)を注文してから45日がたったが、まだ
届かないという。2年余り乗った上海大衆のサンタナはすでに売却している。

 梁さんは「だれもが経済危機と言っているが、自動車は本当によく売れている」、
「最初に販売店に行った時、店内にまだ朗逸が1台あったが、数日後に手付金を払
いに行った時にはなかった」と言っていた。

 実際にこうした「人が車を待つ」現象が多くのブランドで起きている。金融危機の「影
は去っていない」が、中国の自動車市場は逆に異常なほどの盛んな売れ行きとなっ
ている。ディーラーに売る車がなく、メーカーは従業員の勤務時間を延ばして生産し
ており、上海大衆、北京現代、一汽大衆、奇瑞など主要メーカーの単月の販売は
次々に記録を更新した。

 年初に中国自動車工業協会が生産・販売とも1000万台の目標を設定した時、
「達成不可能な任務」とする業界関係者が少なくなかった。この時、太平洋の向こう
側ではゼネラル・モーターズ(GM)が破産に瀕し、「自動車の町」デトロイトは不況に
陥っていた。だが1―9月の中国の自動車生産・販売台数はそれぞれ前年同期比
32%増の961万台と34%増の966万台で、共に年度目標に近づいた。

 中国自動車工業協会の董揚・常務副会長兼事務局長は次のように説明した。金融
危機の衝撃で、昨年下半期から中国の自動車生産・販売は落ち込み、厳しい挑戦
(試練)に直面した。国は直ちに自動車購入の拡大をはかる一連の政策・措置を打ち
出した。今年3月から国内自動車市場は下げ止まり・回復し、新たな成長基調が現
れ、第1―3四半期の国産車生産・販売は共に960万台を突破し、年間では1200
台を超えるとみられ、世界で最良の業績を収めた。

 今年1月、国務院は自動車産業振興計画を通じて、小排気量車の車両購入税減
免、自動車の農村普及や買い替え奨励などの購入刺激策を打ち出した。1―9月、
中国本土で排気量1.6リットル以下の小排気量車の販売台数は前年同期比60%増
の506万台で、乗用車販売全体の約7割を占め、市場占有率(シェア)が過去最高
となった。

 アナリストは次のようにみている。自動車産業は中国経済の柱の一つで、自動車
市場の盛んな売れ行きは中国経済の回復加速と年間成長率8%の目標達成に役
立つ。しかし一方、1000万台目のラインオフはまた人々に中国の自動車産業発展
と自動車購入について考えさせるものとなっている。

 中国自動車技術研究センターの趙航・主任は次のような見解を示した。ブランドの
知名度、国際競争力、産業集中度、自動車コア技術、自主革新(イノベーション)能
力などの面で中国の自動車産業は欧米、日本など自動車強国と著しい差がある。今
年、新車販売が米国を抜いても、中国が米国を越えて世界一の自動車大国となった
ことを示すものではなく、まして世界の自動車強国になったことでもない。

 工業・情報化省の苗ウ(つちへんに于)・次官は祝賀式典で次のように指摘した。世
界の自動車強国になるためには三つの条件を備えなければならない。第1に国際競
争力のある世界的有名企業とブランドがなければならない。第2に国内・国外の二つ
の資源を利用し、二つの市場を開拓し、国際市場で一定のシェアをもたなければな
らない。第3にコア技術と新技術の動向をとらえ、自動車技術の世界的進歩を支え、
リードしなければならない。

 このほか自動車販売の急増で環境汚染や都市交通の渋滞、アフターサービス、道
路の安全などの問題が起きることを人々は心配している。

 董副会長は、自動車生産・販売台数が1000万台を超えたが、中国政府は小排気
量車や電気自動車などの新エネルギー車を奨励し、発展させており、中国の自動車
産業は資源節約と環境にやさしい新たな道を歩むだろうとみている。
(長春10月20日発新華社)


★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★

■中国政治■国務院常務会議、当面の経済情勢分析 第4四半期の経済運営を手配

 温家宝首相は21日、国務院常務会議を招集し、当面の経済情勢を分析、今後数
カ月の経済運営について検討・手配した。

 会議では次のように指摘された。昨年第4四半期以降、中国は新世紀に入ってか
ら最も困難な1年を経験した。国際金融危機がもたらす厳しい挑戦と極めて複雑な
国際・国内情勢を前にして、党中央、国務院は科学的な情勢判断、果断な意思決定
により、国際金融危機に対応する包括的計画と関連の政策・措置を遅滞なく打ち出
し、全面的に実施するとともにたえず豊富で完全なものにした。そして経済運営の主
導権をしっかり握り、経済成長率の落ち込みから比較的はやく脱し、成長の維持、構
造の調整、改革の促進、民生の優遇でめだった成果を収めた。今年の第1―3四半
期、経済成長率は四半期毎に高くなり、需要構造はめだって改善され、内需の経済
成長に対するけん引作用が著しく強まった。農業は再び豊作となり、産業構造の調
整と省エネ・排出削減が積極的に進められ、民生保障・改善活動の成果がはっきり
し、都市部の新規就業が安定的に増えた。さらに財政状況が徐々に好転し、通貨・
信用が急速な伸びを保ち、重点分野の改革で新たな進展がみられ、経済・社会の状
況は年初の予測よりよく、回復・好転の傾向が固まってきた。同時に、われわれは、
中国の経済・社会が依然として少なからぬ困難と問題に直面していることも冷静に
見ている。外部環境をみると、いくつかの先進国の景気は回復し始めたが、その基
礎はしっかりしておらず、原動力が不足し、世界の景気回復は緩慢で曲折した過程
になるとみられる。国内経済をみると、経済回復の基礎はまだ安定せず、強固でな
く、バランスがとれておらず、深層部の矛盾、特に構造的矛盾は依然として際立って
いる。外需縮小の局面と影響はまだ続いている。経済成長の内的原動力が足りず、
民間の投資意欲は強くない。生産能力の過剰問題が一層顕在化し、産業構造調整
の圧力と難度が増している。省エネ・排出削減の任務は依然として並々ならぬもの
だ。農業の安定した発展と農民の持続的所得増の難度は比較的大きい。財政収支
の矛盾がめだち、融資構造が不合理で、流動性管理の難しさが増大している。

 会議では次のように強調された。目下、中国の経済・社会はなお安定化(下げ止ま
り)・回復の大事な時期にある。情勢を全面的に、正しく判断しなければならず、成果
を十分に評価し、経済・社会発展の前向きの変化と有利な条件を見て、一層自信を
強めるとともに、情勢の複雑さと不確定性を十分に見積もり、憂患意識をしっかり強
め、各方面の困難をもっと十分に考慮し、さまざまの挑戦への対応活動をもっと着実
にやる必要がある。今年の残り数カ月、経済の安定した比較的速い発展の維持と経
済構造の調整およびインフレ予測管理の関係を正しく処理することをマクロコントロ
ールの重点にし、引き続き積極的財政政策と適度の金融緩和政策を実施し、マクロ
経済政策の連続性、安定性を維持し、政策の度合いとテンポをうまく加減し、政策の
弾力性と持続可能性を強め、包括的計画と政策・措置を全面的に実行に移し、たえ
ず充実させ完全にして、年間の経済・社会発展の主要任務をよりよく達成し、経済成
長の質と効率の向上を一層重視して、来年の発展に向けたよい基礎を築く必要があ
る。

 会議では、次のような活動に重点的に力を入れることが求められた。(一)需要の
安定した伸びを維持する。(二)農業生産、特に秋冬の種まきに真剣に力を入れる。
(三)構造調整と省エネ・排出削減を積極的に進める。(四)石炭・電力・石油・ガス輸
送の調節を強化する。(五)引き続き重点改革を進める。医薬品・医療衛生体制改革
の五つの重点作業に積極的に取り組む。(六)財政・金融を一層よく運営する。(七)
大衆の生活を大いに重視し、適切な手を打つ。
(北京10月21日発新華社)


★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★

■中国経済■中国、低炭素製品認証実施へ

 中国が低炭素製品の認証を実施する。環境保護省環境認証センターが明らかにし
た。

 15日に調印された「中独低炭素製品認証協力プロジェクト」は中国のこの分野で
初めての対外協力事業である。

 低炭素製品認証とは、製品をチェーンにして、社会全体を生産・消費段階で気候変
動対応に参加させるもの。製品に低炭素マークを与えることにより、顧客主導で社会
の低炭素製品購入・消費を推進する。そして消費者の選択によって、企業の低炭素
製品技術開発を誘導、奨励し、低炭素生産方式への転換を促し、最終的に地球の
温室効果ガス削減の目的を達する。まさにこうした作用によって、国外の低炭素製
品認証プロジェクトはこの2、3年、雨後の竹の子のように次々と現れている。現在、
ドイツ、英国、日本、韓国など十数カ国が低炭素製品認証を実施している。
(北京10月15日発新華社)


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■中国経済■中国の航空防衛産業最大手、企画設計部門を再編

 中国航空企画建設発展有限公司(略称 中航工業企画建設)が同日、北京で正式
に発足した。中国最大の航空装置工業集団、中国航空工業集団(略称 中航工業
集団)傘下の航空企画設計セクターの戦略的再編が実現したことを示すもの。

 中航工業企画建設の設立は、中航工業集団発足後の重要な戦略配置の一つ。集
団全体の企画建設分野の資源を統合した同公司は、中国航空工業企画設計研究
院、中国航空建設発展総公司、中航勘察(土木調査)設計研究院、中国航空工業第
3設計研究院の4企業で構成されている。

 中航工業企画建設は昨年12月に設立準備に着手した。専門機関を招請して、財
務監査、資産評価、土地評価、法律、保険機関、工商登記および本体の専門化見直
し、組織・機構づくり、人員招聘などの作業を迅速に進め、10カ月たらずですべての
統合再編作業を完了した。

 中航工業集団公司の林左鳴党組書記・社長は、航空工業における主導産業部門
の統合・再編は国内外の経済発展の最新の潮流に沿っており、新たな時期、新たな
段階の経済グローバル化の特色にかない、航空工業の戦略的方向にかなってお
り、また中航工業が今後強化しなければならない産業でもあると語った。

 林社長はさらに、次のように述べた。中航工業企画建設は全力をあげて全産業チ
ェーンサービスの価値創造に取り組み、ハイグレードのコンサルティング能力を引き
上げ、エンジニアリング設計と土木調査設計部門を強くし、工事総合請負と設備総合
請負部門を大きくし、商業モデルを革新、産業規模を拡大する。そして航空工業の投
資企画・建設に全力でサービスし、国民経済のためのサービスを広げ、国内業界に
おける優位の維持に努め、産業のグレードアップをリードするハイテク産業集団へと
躍進し、早急に世界の投資コンサルティング・建設分野に仲間入りすることをめざ
す。

 世界の大企業500社に入る中国最大の航空防衛工業の大手として、中航工業企
画建設はこれまで中国の国立新劇院、首都空港特別機・ビジネス機ビルなど民生建
築の設計を相次いで引き受け、現在は万博中国航空館の工事総合請負業者になっ
ている。
(北京10月16日発新華社)


★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★

■社会文化■抗日戦場で採土活動 両岸の国共抗日将軍の子孫

 北京盧溝橋の中国人民抗日戦争記念館で16日、「華夏(華夏は中国の美称)魂
―第1回海峡両岸大型文化交流」シリーズ活動の幕が開いた。両岸の国共抗日将
軍の子孫が抗日戦場の土を採集し、集められた土は長城のふもとに立つ華夏宝鼎
に奉納される。

 16日から、両岸の国共抗日将軍の子孫100人が盧溝橋を皮切りに、平型関、台
児荘、武漢、長沙など抗日戦地の土、さらに宝島台湾の阿里山の土を採集する。採
土活動が終わると、集められた土は、「中華の文化風土に趣があり、華夏民族が一
致団結に向かう」ことを示す華夏宝鼎に入れられて、長城博物館に永久保存される。
(北京10月16日発新華社)


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■社会文化■中国初のメタンハイドレート調査船「海洋6号」正式投入へ

 中国地質調査局の王学竜副局長は18日、広州で広州海洋地質調査局に対し、中
国が初めて独自に開発したメタンハイドレート総合調査船「海洋6号」に船舶堪航証
明書を交付した。これで中国の海洋地質調査の装備は世界の先進水準の仲間入り
を果たした。

 メタンハイドレートは21世紀の代替エネルギーの一つと広く考えられている。近
年、中国地質調査局の統一組織の下、地質調査機関が南中国海と内陸部の青海省
でメタンハイドレートのサンプルを採集した。

 王副局長によると、「海洋6号」は中国の海域の特徴と海洋地質調査の必要に基
づき、中国が独自に設計、建造した最初のメタンハイドレート総合調査船で、総建造
費が4億元(1元=約13円)近く。また地震、地質調査など多くの調査機能を初めて
一体化した。

 さらに世界の先進的電力推進システム、自動船位保持などの技術、設備を採用
し、深海水中リモートセンシング探査システム、深海サンプル採集・分析装置、高解
析度地震探査システムなどのハイテク設備を搭載している。設計排水量4600トン、
航続距離1万5000カイリ。
(広州10月18日発新華社)


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■社会文化■70点余りの兵馬俑を発見 秦俑1号坑の3回目の発掘

 秦始皇(秦始皇帝)兵馬俑発見35周年・秦始皇兵馬俑博物館開館30周年記念大
会が10日、陝西省の省都西安で開かれた。博物館はこれまでの活動を振り返ると
ともに、1号坑の3回目の発掘で、兵馬俑70点余りが発見されたことを明らかにし
た。

 秦俑1号坑第3回発掘調査隊長の曹イ(イ=王+韋)秦兵馬俑博物館副館長は次
のように説明した。1号坑の3回目の発掘が始まってから4カ月近くになり、すでに
70点余りの兵馬俑が発見されている。ほとんどが鎧(よろい)をまとった武士俑で
ある。皆さんが関心を寄せている彩絵俑は、まだ彩色上絵が部分的に残っている彩
絵俑しか発見されておらず、効果的な保護が進められているところだ。

 秦兵馬俑1号坑の3回目の発掘は今年6月13日に始まったもので、内外の大きな
関心を集めている。兵馬俑70点余りのほか、戦車2台、軍馬8頭、青銅鏃などの兵
器と大量の戦車の部品が出土した。発掘は現在も続けられている。

 秦兵馬俑1号坑は東西方向の長方形版築土坑で、長さ230メートル、幅62メート
ル。土坑の周囲には回廊があり、土坑は中間にある版築の土壁で左右に分かれて
いる。7000点余りの陶俑が埋まっているとみられている。秦俑考古調査隊は1978
年から1984年までの間に兵馬俑1号坑を正式に発掘し、1087点の陶俑を発見し
た。その後、考古調査隊は1985年に2回目の発掘を行ったが、十分な技術や設備
がなかったことなどが原因で、発掘はわずか1年で終了した。
(西安10月10日発新華社)


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■社会文化■中国の古生物学者、鳥類の起源の研究で多くの成果

 この10年余りの間に、中国の古生物学者が10種類余りの「帯毛恐竜」(毛の生え
た恐竜)の発見と研究を通じて、鳥類恐竜起源説を裏付ける揺るぎない証拠を手に
入れている。15日南京で開催された中国古生物学界第10回会員代表大会で明ら
かにされた。

 鳥類の起源については長期にわたって恐竜起源説を唱える学者と非恐竜起源説
を唱える学者の間で論争が続いている。中国科学院古脊椎動物古人類研究所の研
究員周忠和氏によると、中国古生物界の鳥類の起源に関する研究がスタートしたの
はかなり遅かったが、急速に進展している。この10年余りの間に中国の古生物学者
は独自の化石資源を利用して鳥類の起源の進化、飛行の起源と進化、羽毛の起源
と進化などの研究で重要な進展を収めている。

 1996年に遼西熱河生物群で発見された「中国竜鳥」(シノルニトサウルス)は世界
を震撼させた。この1億2500万年前に生息していた小型恐竜には糸状の原始羽毛
が生えていた。中華竜鳥は獣脚類のコンプソグナトス科の恐竜で、帯毛恐竜の存在
が初めて確認された。中国竜鳥の発見は恐竜起源説を裏付けるものだった。

 中華竜鳥の発見に続いて、中国の古生物学者は同じ地区で「北票竜」(ベイピャオ
サウルス)、「尾羽竜」(カウディプテリクス)、「原始祖鳥」(プロターケオプテリクス)、
「小盗竜」(ミクロラプトル)などの新しい帯毛恐竜を発見している。周忠和氏は次のよ
うに話している。尾羽竜、原始祖鳥、小盗竜にある羽毛の構造は現在の鳥類とほと
んど同じものだった。その結果、多くの学者が恐竜起源説を支持するようになった。
(南京10月16日発新華社)


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■社会文化■トンネル・橋からなる世界最大の施設 10月末に完成開通

 上海市都市農村建設・交通委員会の黄融・主任は14日、トンネルと橋からなる世
界最大規模の施設―「上海長江隧橋」がすでに本体構造の施工、機械・電気据え付
け作業を順調に終え、最後の調整テストを実施中で、10月31日の正式開通を予定
していると発表した。

 浦東から中国第三の島・崇明島に通じる上海長江隧橋は国の重点道路建設計画
における上海~西安ルートの重要な構成部分で、工事の技術が複雑、規模が大き
く、多くの施工技術が国内外でも初めての使用となる。

 この施設は「南がトンネル・北が橋」(軌道交通路線を残す)という建設プランを採用
し、南の浦東5号溝から長興島を経て、北の崇明陳家鎮までの全長25.5キロで、う
ち長江トンネルは長さ8.9キロメートル、長江大橋は長さ約10.3キロメートルである。

 浦東と長興島を結ぶ上海長江トンネルは直径15.43メートルに達し、現在世界最
大直径のトンネルとなる。一方長興島と崇明島をつなぐ上海長江大橋は、世界最大
の道路・軌道両用斜張橋で、橋梁面に軌道スペースを残しており、将来条件ができ
た時に都市軌道交通を開通させる。また主通航孔730メートルの巨大なスパンによ
り、上海長江大橋は世界第5の斜張橋になっている。
(上海10月14日発新華社)


★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★

■中日関係■日本生命と合弁の長生人寿保険設立 長城資産管理公司が保険業に進出

 中国長城投資管理公司が日本生命保険相互会社と共同で資本注入した長生人寿
保険有限公司が17日、上海で正式に設立された。長城資産管理公司が明らかにし
た。

 それによると、長生人寿保険有限公司の前身は広電日生人寿保険有限公司で、
2003年9月に日本生命保険相互会社と上海広電(集団)有限公司が上海に共同で
設立した。今年9月、中国長城資産管理公司が中国側株主の保有する同保険公司
の株式の50%を取得し、新しい中国側株主となった。

 現在、中日双方の株主は、各5億元(1元=約13円)の資本金を追加する増資作
業を進めている。増資が完了すれば、長生人寿の登記資本金は13億元に達する。
今後、長生人寿は長江デルタを拠点に、全国展開を進める。

 長生人寿保険有限公司会長、中国長城資産管理公司副社長の周礼耀氏は、中日
両国の金融企業による強強提携は優位性の相互補完であるだけでなく、戦略の一
致でもあると指摘、双方は「協力、相互補完、接木、ウィンウィン」の原則にのっとっ
て、合弁会社の生命保険事業を発展させると表明した。

 長生人寿保険有限公司は現在、中国市場で唯一つの中日合弁の生保会社。この
保険会社の発足は、中国長城資産管理公司が商業化への改革と発展で重要な一
歩を踏み出したことを示している。

 中国長城資産管理公司は、財政省の全額出資で、国有商業銀行の不良資産(債
権)処理のために政府が設立した4大国有金融資産管理会社の一つ。設立後10年
間、中国農業銀行、中国工商銀行、中国銀行、光大銀行から切り離された不良資産
6000億元余りを買い取り、管理・運用した。同公司は国が定めた政策的処理・回収
任務を完了し、国有企業の改革と国民経済の構造調整を推進すると同時に、ファイ
ナンスリース、投資保証、ファンドなどの業務分野に相次いで進出し、証券、信託、
商業銀行など多様化した金融プラットホームを積極的に構築してきた。

 長生人寿の日本側株主の日本生命保険相互会社は、1889年の創立で、世界の
大型保険グループの一つ。
(北京10月17日発新華社)


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■中日関係■東京で第3回「中日関係シンポジウム」

 中国人民外交学会と世界平和研究所共催の第3回「中日関係シンポジウム」が20
日から21日まで東京で開かれ、両国の専門家・学者が新しい情勢下に中日関係を
発展させることについて討論を行った。

 全国人民代表大会(全人代)外事委員会主任委員、中国人民外交学会名誉会長
の李肇星氏が代表団を率いてシンポジウムに出席した。李肇星氏は20日の開幕式
であいさつし、次のように強調した。鳩山内閣発足後、胡錦涛主席、温家宝首相が
相次いで鳩山首相と会談し、両国関係は好スタートを切り、互恵関係を全面的に築く
新しい段階を迎えた。このような時に開かれた「中日関係シンポジウム」は、両国が
実務協力における意思疎通と交流を深め、地域や全世界の課題における協調と協
力を強めるのに役立つだろう。

 世界平和研究所会長で、92歳の中曽根康弘元首相は、日中双方の専門家が率
直に意見を交換し、日中関係の安定した健全な発展に積極的な貢献をするよう希望
すると述べた。

 世界平和研究所の大河原良雄理事長は、今回のシンポジウムは日本の新政権発
足から1カ月後に開かれるもので、日中が協力を強め、意見の食い違いを解決し、
地域と世界の情勢の変化に共同で対処するのに重要な意義があると述べた。

 開幕式には武正公一外務副大臣、楊文昌中国人民外交学会会長、崔天凱駐日中
国大使も出席した。

 2日間のシンポジウムで、出席者は北東アジアの安全保障協力、金融危機の背景
下での中日経済協力、日本の新政権の対中政策の方向、両国の国民感情改善など
の議題について突っ込んだ討論を繰り広げた。双方は建設的姿勢で、今後の中日
関係の発展について多くの貴重な提言を行った。両国は戦略的相互信頼を深め、経
済協力を強化し、人文(人・文化)交流を拡大し、地域と世界の挑戦(試練)に共同で
積極的に対応すべきだ、など。主催者はこれらの意見や提言をまとめて、両国政府
に反映するという。

 鳩山由紀夫首相は21日午後、首相官邸で、李肇星団長および中国側代表団の主
要なメンバーと会見した。
(東京10月21日発新華社)


★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★

■対外関係■胡錦涛主席、オバマ米大統領と電話会談

 胡錦涛国家主席は21日午前、米国のオバマ大統領と電話会談を行った。両元首
は二国間関係、気候変動問題などについて意見を交換した。

 オバマ大統領は次のように述べた。先月ニューヨークとピッツバーグで胡主席と会
えたことを非常に喜んでいる。中国側がピッツバーグで開催された20カ国・地域(G
20)首脳会合を成功させるために多くの努力を払ったことを高く評価している。11月
に訪中し、共に関心を寄せる問題について胡主席と意見を交換することに期待して
いる。

 胡主席は次のように述べた。北京で二国間関係や重大な国際・地域問題について
意見を交換することに期待している。中国は米国と共に努力して今回の訪問を成功
させ、積極的、協力的、全面的な中米関係をさらに前進させることを願っている。

 気候変動問題について、胡主席は次のように述べた。今年の12月に開催されるコ
ペンハーゲン会議は、国際社会が気候の変動に対応するための重要な会議である。
「国連気候変動枠組み条約」と同「京都議定書」を踏まえ、共通だが差異ある責任の
原則と「バリロードマップ」で決まった正しい軌道に沿って、各国の共通認識を集約
し、コペンハーゲン会議を成功させることは、中米両国を含む関係各国の共通の利
益に合致する。現在の交渉には、まだ解決すべき多くの問題があるが、各国が手を
携えて努力すれば、コペンハーゲン会議で積極的な成果を収めることには希望があ
る。大事なのは「国連気候変動枠組み条約」と同「京都議定書」の基本原則を体現し、
「バリロードマップ」交渉ですでに得られた成果を打ち固めることだ。

 胡主席はさらに、次のように強調した。中米両国は気候変動分野で共通の挑戦を
受け、共通の利益を有している。双方が気候変動問題で協力することは、国際社会
が気候変動に共同で対応するのに役立つだけでなく、中米関係の促進にも重要な
意義がある。中国は米国を含む関係各国との意思疎通、協調、協力を強め、引き続
き積極的な建設的姿勢で、コペンハーゲン会議での積極的な成果と気候変動の挑
戦に対する共同の対応、世界の持続可能な発展に貢献することを願っている。

 オバマ大統領は次のように述べた。コペンハーゲン会議が間もなく開かれるが、米
国は各国と共に会議で成果を収めることを願っている。米中両国は気候変動に対応
するためそれぞれ重要な行動をとっている。双方は、コペンハーゲン会議で気候変
動の挑戦に対応する具体的で有意義な一歩を踏み出せるよう共に努力し、会議を成
功させるべきである。
(北京10月21日発新華社)




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■□     ◇編集後記◇
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 中国の今年の自動車生産が1000万台を突破しました。新華社解説を紹介しま
す。

 国務院常務会議で、経済情勢が討議されました。国家統計局は22日、第1―3四
半期の経済成長率は7.7%、第3四半期は8.9%と発表しています。

 国家統計局の李暁超報道官は、今年の「8%成長」には自信があり、心配はないと
断言できると述べました。

 トンネル・橋からなる世界最大の施設は、東京湾アクアラインのようなものなのでし
ょうか。


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