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毎週月曜日に配信。元新聞記者で勝どき書房の編集長が社会で起きている様々な問題、政治、文化、スポーツ、芸術などについて取り上げる。特に「狭山事件ノート」「三億円事件ノート」は隔週で連載中。「雪月花」のコーナーでは季節の話など日常の生活に触れ、俳句も載せている。

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2009/06/28

コラム・ゆりかもめ(352)「狭山事件・善枝さん所持品分析 12」「F22戦闘機」「永井由里コンサート」

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     ■□月曜配信 第352号 2009/06/29■□
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◇「コラム・ゆりかもめ」は、毎週月曜日配信とし、「狭山事件
ノート」と「三億円事件ノート」の連載は隔週となります。
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◆◆「狭山事件・善枝さん所持品分析 12」◆◆
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 今回もさらに、万年筆について考察したい。昭和38年(1963年)6
月26日、石川さん宅で見つかった「万年筆」は善枝さんの家族の証言で、
「善枝の万年筆を借りて使用したことがあり、書き味からも間違いなく善枝
のものだ」と証言していることは前回も指摘した。
 この証言では、家族は「何度も借りて使っていた」といっていたが、その
後埼玉県警科学捜査研究所で鑑定した結果、「ペン先はほとんど使っていな
い状態」ということになった。それで、2審で弁護側が家族に「何度も借り
て使ったといっているが、鑑定結果ではほとんど使っていないとなっていま
すが、どうなんですか」と問いただした。
 これに対して家族は「それほどでもないです」と証言を変えてしまい、善
枝さんの万年筆であるというのは「ただ、見た感じ」だけとなってしまった。
 前回指摘したように、万年筆に入っていたインクは、ライトブルーからブ
ルーブラックに変わっていた点を考慮すると、善枝さんが使っていた万年筆
と断定するのは難しい。
 さらに、2度の家宅捜索後に、だれもが簡単に見える鴨居の上から見つか
っている点も考えると、善枝さんの所有していた万年筆ではあり得ないこと
にならないか。
 司法当局がそれでも、間違いなく善枝さんの万年筆だというならば、それ
なりに納得できる合理的な説明をしてほしいものだ。
 さらにわたしは、推理を一歩進めて、万年筆が善枝さんのものでないとし
て、なぜ石川さんの自宅の鴨居に似たようなものを置かなければならなかっ
たのかが気になった。5月1日に善枝さんが殺され、仮に万年筆を鴨居の上
に置いたとして、5月23日と6月18日の2度の家宅捜索で見つからず、
6月26日に見つかるまで、2か月近くだれの目にも分かるような場所に放
置されているなんて考えられない。おそらく、6月24日ごろにそっとだれ
かが置いたのだろう。そこまでして、なぜ本物を置けなかったのだろうか。
                         (つづく)
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◆◆「F22戦闘機をだれがほしいといっているのか」◆◆
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 日本が米国のF22戦闘機の輸入をしようとしているが、米空軍が「他国
に売りたくない」といっているので、製造会社のロッキードマーティン社が
「日本だけは売ってもいいのではないか」と米空軍に相談しているというニ
ュースが時々流れている。
 25日には、米下院が「米空軍はF22を追加発注し、さらに対日輸出へ検
討を命じる」という国防予算権限法案を可決した。上院がどうするかはまだ
未定だが、下院では「米空軍がF22を使用しなくなったり、日本に売らな
いと、ロッキードマーティン社が雇用を維持できなくなる」と心配している。
しかし、軍需産業の雇用を維持するために、武器を作らせる法案を可決する
というのも恐ろしい話だ。
 米空軍が日本に売りたくない理由は、「F22は機密性が極めて高い先端
技術が入っているので、それが他国に漏れるのが心配」だそうだ。最高機密
のブラックボックスを日本に渡したら、日本に技術が盗まれる心配があると
いうのだろうか。なんでもマネがうまい日本に戦闘機技術までマネされた
ら困る、というのか。
 しかし、不思議なのは、いったい日本のだれがF22を買いたがっている
のか、それが見えてこない。F22は1機150億円もする高価な戦闘機だ。
10機買ったら1500億円となる。そんなにお金をかけなければ日本が防
衛できないのだろうか。
 わたしの周辺では「F22がほしい」という人に会ったことがない。派遣
切り、リストラで失業している人がたくさんいるときに、「仕事がほしい」
という声は聞くが、150億円もする戦闘機を買ってくれなんてだれもいっ
ていない。政治家からも聞いていないし、麻生さんも鳩山さんも「F22が
ほしい」なんていっていない。
 それなのに、F22がどうなるか心配して記事を書くジャーナリストは、
少し周辺を見回したらどうだろう。防衛庁の記者クラブから外に出て、公園
や橋の下で段ボールの中で暮らしている人たちと話したらどうだろう。
 政治家が暮らす人の立場に立つのは当然だが、ジャーナリストも官僚のい
いなりの記事を書くのではなく、暮らす人の立場に立たなければ、マスコミ
は世間から放り出されるだろう。真の防衛とは、どんなものか少し考えてほ
しいものだ。
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★〜★〜★〜★〜★ 勝どき書房の本紹介★〜★〜★〜★〜★
『狭山事件の真犯人』 著者・殿岡 駿星
狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説
◇46判1800円/税別・在庫が少ないので書店では購入できません。
購入は「アマゾン」で。(勝どき書房直売は送料込み1700円)
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『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著・46判上製・332ページ
40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
◇全国の書店で好評発売中       定価1700円・税別
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『カエルの日曜日 末永泉童話集』著者末永泉 絵末永知恵子
家族の絆や、友情、恋を少年のような温かい心で綴る16編の童話
◇発行・勝どき書房 46判上製 定価1500円・税別
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『新聞記者はなぜ殺されたのか』殿岡 駿星著
秩父困民党を名乗る脅迫状、記者殺害の真相に迫るミステリ小説
◇発行・勝どき書房 46判並製 定価2300円・税別  
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『平家物語の雑歌屋でぇござい』著者・山田 観風讃
 平家物語を700余の短歌で詠み綴る歴史短歌作家の画期的歌集。
◇発行・勝どき書房 ・46判上製  定価2000円・税別
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『桃咲く藁家から 橋本夢道傳』 著者・漆原伯夫
日本の暗い時代、反戦を貫いた自由律俳人橋本夢道の生涯
◇勝どき書房で直売 税込み送料込み価格 1800円
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・本の注文は勝どき書房へメールで katidoki_syobou@ybb.ne.jp
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■□■雪・月・花■□■20日、喜多見の国本学園で生徒の合唱コンサート
とジョイントして永井由里さんのヴァイオリン、廣野安希子さんのピアノに
よる入場無料の「ウエルカムコンサート」があった。生徒たちの活き活きし
た清純な合唱に感動したが、久しぶりに聴いた永井さんのヴァイオリンにパ
ッションをもらった。特にドヴォルザークの「ロマンティックな小品 作品
75」を聴いたのは初めてで、永井さんは、
「題名の通りロマンティックな曲ですよ。聴いてください」
 といって、いつもの情熱的な演奏をしてくれた。わたしはふと、我を忘れ
て、遠い昔の甘い思い出に浸ってしまった。演奏が終わると、国本学園のホ
ールにいる自分に戻り、目の前に永井さんがいた。いま、その曲がどんなも
のだったが、思い出せないが、演奏中の甘い感覚だけが残っている。不思議
な曲だった。
 ほかに、バッハのヴァイオリン協奏曲第2番、グリーグのヴァイオリンソナ
タ作品45なども演奏され、音楽に親しむ1日となった。
 永井さんは7月18日(土)にも同じ国本学園のホールでコンサートを予定
している。そこでも、「ロマンティックな小品」を演奏するそうで、もう一度
行ってみようと思っている。
 15:30開場、16:00開演。入場料大人3000円、ペア5000円、学生1000円。
 小田急喜多見下車徒歩3分。問い合わせ・03:3416-4721
 ○ 永井由里、夢幻の提琴さわやかに(駿星)
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◇「コラム・ゆりかもめ」は毎週月曜日に配信します。
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【マガジン】 コラム・ゆりかもめ  【発行者 】 殿岡駿星
        http://www.geocities.jp/syunsei777/page006.html 
【運営サイト】 合資会社 勝どき書房   
               http://www.geocities.jp/syunsei777/
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