2009/09/28
GBRC Newsletter No.383
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ Global Business Research Center Newsletter GBRCニューズレター No.383 2009年9月28日号 (毎週月曜日発行) ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 今週の目次 ☆GBRCニュース 『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.8, No.9 発行!! ☆コンピュータ産業研究会のお知らせ(第145回) ==================================== ☆GBRCニュース 『赤門マネジメント・レビュー』 Vol.8, No.9 発行!! ==================================== 『赤門マネジメント・レビュー』(AMR) Vol.8, No.9が発行されました。 http://www.gbrc.jp/journal/amr/index.html 目次と要約は下記の通りです。「研究会報告」は無料コンテンツです。 今回は出版スケジュールを重視しましたので、予定していた原稿で掲載できない ものが出てきて、ちょっと掲載本数が少なくて寂しい感じですが、このところ乱 れ気味だったので、それを正すためにも必要なことでしょう。なお、前号の ニューズレターでもお知らせしましたように、今月から、有料コンテンツにつき ましては、GBRC非会員の方は、オンライン書店「booknest」より冊子にてお求め いただくことになりましたので、何卒よろしくお願いいたします。GBRC会員、サ イト・ライセンス契約校の方は、これまで通り、無料でダウンロードできます。 ----------------------------------------------------------------------- < 研究論文 > 天野倫文「対日直接投資の政策動向と経済分析 ―投資インバランスの背景と外資系企業の定着化」pp. 509-542 要約:過去20年ほどの間、対日直接投資政策は日本の経済政策の重要な柱と位置 付けられてきたが、対外投資とのインバランスやGDP比での投資水準の低さは依 然として大きな課題となっている。日本の対内投資政策は、1990年代の中央政府 主導による投資規制緩和の時代から、近年は地方政府主導で投資誘致活動を行う 時代へと徐々にその焦点が変わりつつある。しかし一方で、最近の対日投資に は、「流入」とほぼ同水準の「流出」が認められるなど、日本市場における投資 の定着性に本質的な課題を抱えている。本稿の後半では、近年の外資系企業の我 が国での事業活動の構造的な変化をいくつかの統計から析出し、投資の定着化と 日本経済への貢献化に向けた課題と展望を記す。 キーワード:対日直接投資、日本市場、投資インバランス、投資定着化、 外資系企業 ----------------------------------------------------------------------- < コンピュータ産業研究会 > 西村毅「日本の情報システムはSOAで変われるか」pp. 543-554 要約:日本では、情報システムにおける作り込みが横行している。日本以外であ ればパッケージソフトを利用して行えるようなことまでも作り込みで対応し、そ の結果、コストの増加、生産性の低下、技術者の疲弊といった問題が生じてい る。そこで、サービス指向という本来のコンセプトを正しく認識したSOAの考え 方をベースに、ガバナンスや全体のアーキテクチャを意識することで、不必要な 作り込みを避け、再利用を含めより効率的にシステムを構築できるようになると 考える。 キーワード:作り込みの横行、SOA、アーキテクチャ ==================================== ☆コンピュータ産業研究会のお知らせ(第145回) ==================================== [日 時] 2009年10月14日(水)18:30-21:00 ※ご報告は19:00開始となります。 [テーマ]「製品アーキテクチャから見た事務用ソフト開発の変遷 ~クラウドで何がどう変わる」 [報告者] 戸田忠良氏 (株式会社 戸田ソフトウェアオフィス 代表取締役) [要 旨] 2008年9月のリーマンショック以来、低迷の淵に沈んでいる日本の事務用ソフ ト開発ビジネスは、新たに米国発のクラウド・コンピューティング(略称:クラ ウド)というこれまでと違うビジネスモデルの登場に対処することが求められて いる。しかし、それ以前に現状のソフト開発のあり方を明確にすることが必要 で、そうでないと、「何をどう変えるべきか」を議論することは困難となる。そ こで、「製品アーキテクチャ」という切り口から、事務用ソフトウェアを分析 し、特に日本で長く続いてきたソフト開発手法の真の姿を浮かび上がらせる試み を行った。 その結果見えてきたことは、基本設計において、機能設計を優先し、構造設計 を詳細設計に延期することで生まれる“準モジュラー型”のシステム・アーキテ クチャの存在である。この方法では、詳細設計以降の作業を一人のSEが責任を 持って担当する“万能型SE一貫生産方式”が採られており、人月方式を意味のあ るものにしてきた。そして、均質な人材が豊富に存在する日本では、この方式は 効率的なソフト開発法となり、多くの業務に情報システム化の恩恵を行き渡らせ ることに成功した。 また、これまで暗黙にしか意識されてこなかったプログラム空間(Programming Space)の変遷を併せて検討し、クラウドへと至る問題解決の流れを分析した。そ の結果、プログラム空間の課題解決と進化が、ソフト開発の変化を生みだす大き な要因のであることが分った。また、クラウドに関しては、その基盤技術が生ま れたのがグーグルやアマゾン、ヤフーなどのユーザー企業であることに注目すべ きである。インターネットにおける爆発的なデータ量の伸びに直面した企業が、 自社のビジネスの競争力を創出するために開発した革新的な技術が、クラウドの 画期的なコスト・パフォーマンスを支えているのである。このようなリスクへの 挑戦を行うには、これまで長く続いてきたソフト開発のやり方を脱して、新しい アイディアを生みだし、特に、基本設計において構造設計に本格的に取組み直 し、新しいシステムのあり方を模索する努力が不可欠である。このような趣旨 で、以下の内容をお話しする予定である。 (概要項目) 1.事務用ソフトウェアの製品アーキテクチャ ・基本設計で生成されるシステム・アーキテクチャ ・詳細設計で生成されるプログラム・アーキテクチャ ・二つの空間で構成されるプログラム空間の第1世代 ・従来のソフト開発は「万能型SE一貫生産方式」 ・コンピュータの二つのインターフェース、開発者向けと利用者向け ・受託ソフト開発中心の日本のITビジネス 2.変化を促す技術進展 ・オブジェクト指向はソフト技術と業務論理を分離する ・サービス化はモジュラー型に変える試み 3.ソフト開発を激変させるクラウドコンピューティング ・クラウドの背景技術:グーグルを支える技術 ・クラウドの種類 ・クラウドビジネスとクラウド間競争 ・プログラム空間の3世代仮説 4.日本ITサービス業のバージョンアップシナリオ ・イノベーションの鍵は「QCDの同時改善」 ・屈強なユーザーの挑戦が鍵 ・日本の先進事例 [共 催] 東京大学ものづくり経営研究センター(MMRC) [場 所] 東京大学ものづくり経営研究センター(MMRC) 〒113-0033 東京都文京区本郷 3-34-3 本郷第一ビル 8F http://merc.e.u-tokyo.ac.jp/mmrc/access/index.html [参加費] ・一般 2,000円 学生 100円 ・MMRCスタッフは参加費無料 ・GBRC会員は会員特典で参加費無料 【GBRC会員特典を受けるためには】 GBRCの会計年度は1月~12月になっております。 2009年度年会費のお支払い方は、お手数ですが、 http://www.gbrc.jp 「GBRCトップ」→「GBRCネット会員募集」より、 ネット会員登録をしていただくと 「会員登録いただき、誠にありがとうございます」 というメールが届きますので、印刷してお持ちください。 ※年会費のお支払は銀行振込または当日会場で現金でも受け付けて おります。ネット会員登録と年会費支払の確認をもちまして、 会員特典が受けられるようになります。 [連絡先] 田原佳代子 E-Mail: k.tahara@nifty.com 参加される方は10月12日(月)までに御連絡ください。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 編集/発行 特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター (略称:GBRC) メール・アドレス: info@gbrc.jp URL: http://www.gbrc.jp/ Copyright (c)2009 Global Business Research Center. All rights reserved. このニューズレターに掲載された記事を許可なく使用することを禁じます。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


