2009/06/12
【発売日6/24】『リーダーへ贈る108通の手紙3』【39通目】《理念経営-3》
☆────────────────☆───────────────────☆ 《理念経営-3》 『リーダーへ贈る108通の手紙3』 http://www.earthship-c.com 09.06.12 39通目 ☆────────────────☆───────────────────☆ リーダー様へ 拝啓 雨の音 恵みが沁みる 大地かな いかがお過ごしでしょうか? 2009年の水無月。 紫陽花が、こんもりと咲き、人の心を潤しています。 いよいよ6月となり、今月が終われば、 2009年の半分が終わったことになります。 大晦日には笑顔で紅白歌合戦が見られるように、 がんばっていきましょう〜! 〜〜〜 さて、私の3冊目の本ですが、お陰さまで、先週、やっと脱稿いたしました。 原稿は、私の手元を離れ、 後は、出版社の担当編集の方にチェックして頂き、 印刷機がぐるぐる回って、できあがるのを待つばかりです。 ・・・で、正式な発売日が決まりました。 ─────────────── ★6月24日(水)です! ─────────────── とはいっても、本屋さんに配本されるのにタイムラグがありますので、 その週の土日ぐらい(27日〜28日)には、 主要都市の大型書店に並んでいるかと思います。 ちなみに、装丁デザインは、こんな感じです! ↓↓↓ http://ameblo.jp/earthship-consulting/day-20090608.html シンプルな感じで、とても気にいっています。 それから、今回もめげずに、と言いますか、 出版社の方からの強い要望もありまして、 「アマゾン・キャンペーン」をしようと思います。 ──────────────────────── ◆期間は6月29日(月)〜7月1日(水)の3日間 ──────────────────────── 特典は、前回同様、このメルマガや私のブログの言葉をまとめたpdfファイル、 それから、【絶版】となり市場にほとんど無く、 アマゾンで定価以上の値段がついている(いいのか悪いのか、微妙な心境です) ★『名もなき人の生きるかたち』(文芸社) を抽選で10名の方に、プレゼントしようと思います。 また、キャンペーンのページが出来ましたら、お知らせ致します。 どうぞ宜しくお願い致します。 〜〜〜 それでは、本編へ・・・引き続き「理念経営」についてです。 ─────────────────────────── 【仮説】「理念」が浸透している企業では 従業員のやる気やパフォーマンスが高い ─────────────────────────── 前回は、京大の高巌客員教授がたてた仮説が調査で裏付けられた、 といったことを書きました。 ただ、肝心なのは「理念」を浸透させる、たゆまざる努力と工夫ですね。 「理念」を設定して、額縁に入れて、リーダーが満足して、 社員になんらメッセージを発信しなければ、 「理念」は社員の頭のなかで腐食し、朽ちていくだけ。 「うちの会社に理念なんてあったけ?」と・・・。 そこで、リーダーが手をかえ品をかえ、メッセージを発信する。 これってやっぱりとても大事だと思います。 社員の皆さんって、やっぱり、 「この会社はこれからどうなるの?」 「トップやリーダーは何を考えているの?」 「我が社はどこへ向かおうとしているの?」 こうしたことを、いつも心配したり、疑問に感じています。 ですので、その疑問に、「答える」ようなかたちで、 折を見て、我が社の、我が事業部の、我がセクションの未来像を話すことは、 お忙しことは重々承知していますが・・・、 やはり、リーダーの大切なお仕事かと思います。 なぜなら、未来を提示することは、 部下の「モチベーション」に深く関わる問題だからです。 〜〜〜 さてさて、もちろん、リーダーが語るだけでは不十分で、 「理念」を浸透させる、現場レベルでの取り組み、工夫もある。 こうした事は、どの会社でもしているかもしれませんが、以下、 北海道・小樽運河のほど近くにある洋菓子店「ルタオ」を運営する 「寿スピリッツ」の子会社「つきじちとせ」の事例です。 「つきじちとせ」は1998年に自己破産しています。 「寿スピリッツ」の河越社長が、経営理念を重んじる企業風土を 定着させながら、再建しているわけです。 さて、その朝礼は、こんな風です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ まず壁に掲げられた経営理念を唱和する。(中略) 「今日は60ページです」 女性の発言に応じて、従業員は手帳を開く。 女性は短い文章を読み上げ始めた。 「人間は誰しも認められたいと願っている。 認められることで人は高みに上がる」(中略) 読み終えると、手帳から視線を上げる。 「自分がやっている作業について話します」。 女性は、製造ラインで手がける作業について話す。 「こうして作られているものが、お店に並んでお客様に喜んで いただけていると感じることは、何とも言えない喜びです」。 手帳に書かれた訓話の内容を、自分の体験に置き換えて語ったのだ。 話し終えると、拍手がわき起こる。 続いて使命された別の女性が発表に対する感想を話し始めた。 『日経ビジネス』(09.4.20号)(日経BP社)より ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 以上の朝礼には、心理学的に3つのポイントがあります。 ───────────────────────────────── 1)自己体験へのフィードバック! 皆で大きな声で闇雲に、理念を読み上げて終わるのではなく、 自分の体験と結びつけて語ることで、理念と体験がリンクし、 「理念」が「こころ」と「からだ」に浸透していく。 ───────────────────────────────── 2)「理念」が人間心理を洞察している! 美文ではない、人の心理を考え抜いた言葉になっている。 しかも「60ページ」ということは、その他、さまざまな 人の機微に関する言葉や文章があるわけで、 内容そのものを読むだけで新鮮であり、 毎日、短い、同じ言葉をただ、繰り返し口にしているのとは、 決定的に違っている。 ───────────────────────────────── 3)「拍手」「他者からのコメント」で、承認欲求を満たしている! 自分のした行動に対してフィードバックがあると、 自己承認された感覚を持つことができ、人はモチベーションが高まる。 「拍手」と「他者からのコメント」という2つもの要素が 発表者の心を決して無駄にしていない。 また、「他者へのコメントをする」約束があるので、 他人の言葉にしっかりと耳を傾ける習慣ができ、 朝礼が無駄になっていない。 ───────────────────────────────── 〜〜〜 再建のプロフェッショナル河越社長は言います。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 「マイナスの気持ちが蔓延すれば、 どんな経営手法を導入しても企業は強くなれない。 発想を変えて前向きな気持ちにさせる言葉が『理念』なのです。」 『日経ビジネス』(09.4.20号)(日経BP社)より ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ まさにその通りですね。 企業風土、つまり、「土」が腐っていたら、 そこにどれだけ質の良い「種」(経営手法、戦略)を蒔いても 決して芽を出すことはありません。 では企業風土とは何か。 それは、経営トップから担当者や現場の人まで、 その会社で働く人たちの日頃の行動ー思考パターンや口癖や個人の性格など、 それらが集合して無意識のうちにつくり出された「パターン」です。 そして、多くのケースでは、「どういった風土になっているか」 について、中の人たちでは、わかりません。 転職してきた人たちは、感じているかもしれません。 「なんか違うな〜」と。 でも、だんだんとわからなくなってしまうんですね。 なぜなら、人は「適応」する力を持っているからです。 よく他人の家にお邪魔すると、自分の家と違う臭いがして違和感を持ちますが、 数時間もいると、その違和感はだんだんと薄れてきますよね。 もちろん、最後まで違和感が消えることはないのですが・・・。 でも、人間って「慣れる」のです。 だからこそ、時々、「どうなんだろう?」と、 リーダーは、外に出て、社外の人に触れ、話を聴き、 自社の状況を疑ってみる必要があるのですね。 それはマイナス面ばかりでなく、こうしたことがよくあります。 「うちに会社って、いいところもあるな〜!」 「うちの部下って、意外の真面目で、がんばり屋なんだ!」 「うちの会社、まだまだ捨てたものじゃないぞ!」 不平不満ばかり言っていたけど、 世の中、上を見れば切りがないわけで、下を見てもきりがないのです。 ただ、このことだけはリーダーとして 頭の片隅にしまっておいてもらえたら・・・。 ★「理念」と「損得」は一致する。 まさに・・・、 ━┓━┓━┓━┓ ★理 念 経 営 ━┛━┛━┛━┛ 「100年に1度の危機」は、日本人がもっていた素晴しい経営観、社員観、 そうしたことを、もう一度、思い出させてくれるチャンスの時だと思います。 リーダーですから、辛いことも、腹のたつことも、 泣きたくなることも、正直、あると思います でも、そこをなんとか・・・どうぞ宜しくお願い致します。 〜〜〜 さて、本日は、これにて終わります。 お忙しいなか、最後までお読みいただき 本当にありがとうございます。感謝!感謝です! いよいよ梅雨の季節ですので、 大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。 そして、2009年の「水無月」が、あなた様にとって 決して忘れることのできない、実り多い時間となることを 心よりお祈りしています。 「元氣・勇氣・やる氣」で! o(^-^)o 敬具 平成二十一年六月十二日 松山 淳より =========================================================== ◆自問自答◆ 1)私は、「理念」の無駄遣いをしていないだろうか? 2)私は、「理念」泥棒になっていないだろうか? 3)私は、「理念」を無視していないだろうか? ※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい! ========================================================== ◆103℃ WORD◆ 「理念が人を伸ばす」 ========================================================= ◆追伸◆ このメルマガを書いている途中、4歳の次男が書斎に入ってきました。 「お父さん、これあげる」 と言われて、手渡されたものは、手作りの小さな「鎖鎌」でした。 ダンボールで鎌(かま)の部分がつくってあり、 そこに、青いビニールテープで「麻ひも」が、つながっています。 今、息子たちは「ナルト」という忍者アニメに、はまっています。 どうもそれで「鎖鎌」などという物騒な武器をつくり出したようですが、 なんとも稚拙なその武器は、とても武器とは呼べるものではなく、 ちょっとすると「麻ひも」の部分がとれそうで つい、「なんだこれって!」文句、言ってみたりして・・・・。 でも、うれしいんですね、私・・・。 相手をしていたら、メルマガを書く時間が、 すっかり伸びてしまいましたが、 伸びた時間の分だけ、大切ものを失わずにすんだようです! 大切なことって、やっぱり、手間ひま、時間がかかるのですね。 ありがとう! 手作りの「鎖鎌」。 ────────────────────────────────────── ■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(40才) 〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 ■U R L: http://www.earthship-c.com/ ■ブログ :「リーダーへ贈る358の言葉」 http://ameblo.jp/earthship-consulting ■叱咤激励: j@earthship-c.com ■発 行:まぐまぐ,melma!,カプライト,めろんぱん,E-Magazine ■バックナンバー:http://archive.mag2.com/0000112707/index.html ※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい! 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。 ─────────────────────────────────────── 【ことば】 『再建が軌道に乗るまでには数年は時間をかける』 (ケイシイシ社長 河越誠剛) 『日経ビジネス』(09.4.20号)(日経BP社)より



