2009/05/15
《理念経営》『リーダーへ贈る108通の手紙3』【37通目】
☆────────────────☆───────────────────☆ 《理念経営-1》 『リーダーへ贈る108通の手紙3』 http://www.earthship-c.com 09.05.15 37通目 ☆────────────────☆───────────────────☆ リーダー様へ 拝啓 水やりに 時を忘れる マーガレット いかがお過ごしでしょうか? 2009年の皐月も中旬ですね。 先日は、東京も27度まで気温があがり、湿気もかなりあり 夏を思わせる陽気でした。 その日、次男(4歳)は、ちょうど都内の公園へ遠足だったようです。 妻曰く、次男は友だちときゃあきゃあ騒いで走り回っていたら、 暑さで顔が真っ赤になり、大変だったとか・・・。 その日、夕ご飯を食べ横になったら、大好きな就寝前の絵本の読み聞かせを ねだることなく眠ってしまいました。 思いっきりからだ動かして、疲れる。そしてぐっすり眠る。 これっていいことです。 疲れないように、疲れないようにと、力の出し惜しみをすると、 人間って逆にそのことに神経を使い、変な疲れ方をします。 「心地よい疲れ」忘れていませんか? そんなことを書いていたら、相田みつを氏の詩を思い出しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 本気 なんでもいいからさ 本気でやってごらん 本気でやれば たのしいから 本気でやれば つかれないから つかれても つかれが さわやかだから 『相田みつを美術館』にて購入した絵葉書 より ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 相田みつを氏の言葉は、ホントに世の真理をとらえています。 幼い子どもたちが、あんなにぐっすり眠るのは 遊びはもちろん、生きているのに「本気」だからなのでしょう。 〜〜〜 さて、そんな我が家の子どもたちですが、 最近、『鉄腕アトム』のDVDをよく観ています。 誰かからプレゼントしてもらったようです。 で、その『鉄腕アトム』が1963年放映の映像で、 つまり私が生まれる前に放送されていた白黒のものなのです。 40年以上に製作された作品を、今の子どもたちが 楽しそうに観ている。 さぞ、手塚治虫氏も天国で喜んでいるのではないでしょうか? 今年2009年は、手塚治虫氏没後20年、生誕80年という節目になります。 様々なイベントが企画されていて、 ハリウッドが『アストロボーイ』というタイトルで「鉄腕アトム」を 製作中であることをご存知の方も多いと思います。 声優にはあのニコラス・ケイジも参加するそうですね。 2003年4月7日・・・これがアトムの誕生日です。 現実の世界に、まだアトムほどのロボットは誕生しませんが、 手塚治虫氏は、科学技術の進化を願って アトムの描いてたわけではありません。 手塚治虫氏の数少ない著『ガラスの地球を救え』(光文社)に こんなことが書かれてあります。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 思えば、『鉄腕アトム』を描きはじめた昭和二十六、七年ころは、 ものすごい批判が教育者や父母から集中し、 「日本に高速列車や高速道路なんて造れるはずがない」とか、 「ロボットなんてできっこない」とか、 「滑稽無糖だ」などと大いに怒られ、 「手塚はデタラメを描く、子どもたちの敵だ」とまで言われた ほどでした。 ぼくは、それでも描きつづけたわけだけれど、批判の嵐の中でも 我慢しながら描きつづけることができたのは、たとえロボットの 激しい戦いを描いても、ぼくは自然に根ざした 生命の尊厳 を常にテーマにしてきたからだと思います。 生命のないところに未来はない。 『ガラスの地球を救え』(手塚治虫 光文社)より ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ http://www.amazon.co.jp/dp/4334722881/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22 ★生命のないところに未来はない。 そうした確固たる【理念】が手塚氏にはあり、 だからこそ、今なお人を引きつける何かがあるのだろうと思います。 私は漫画はほとんど読まないのですが、 最近、まとめ買いして一気に読んだのが、 浦沢直樹氏が描いた『プルート』(小学館)という作品です。 この作品のベースになっているのが、 『鉄腕アトム/地上最大のロボット』です。 浦沢直樹氏の漫画の原体験はこの作品にあるそうです。 実は、長男(9歳)がまだ幼稚園の頃、 どこかの古本屋さんでこの本を手に入れ、子どもの本棚にあります。 浦沢氏の繊細なタッチによって 今に生き返ったロボットたちですが、 この作品での戦闘シーンは、さらに激しくリアルになっています。 しかし、そうした暗黒面を鋭く描写すればするほど ロボットが進化しどんどん人間に近くなっていきながら、 それでも、何か決定的な違いがあることが浮き彫りになり、 浦沢氏ならではの ★生命の尊厳 つまりは、「生命のないところに未来はない」という 手塚氏が大切にした【理念】が明確になってくるのだと思います。 〜〜 手塚治虫氏なき今、手塚プロダクションを率いているリーダーは、 松谷孝征(たかゆき)社長です。 松谷氏は手塚氏の元担当編集者で、手塚氏がじきじきに出版社に訪れ 引き抜いたそうです。 現在の手塚プロダクション・・・・。 手塚氏が残した膨大なる作品やキャラクターが存在するにもかかわらず その資産を活用して「どうしてディズニーのようにならないんだ」と 皮肉を言われる。 それに対して松谷社長は先月の日経新聞で、 こんなコメントをしています。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 『自分たちの身の丈以上を考えたら、 手塚の心が置き去りにされるような気がします。 マネジャーを十六年間、務めましたが、手塚の頭の中はいつも 子どもに何を伝えるかでいっぱいでした。 子どもの時代に戦争を経験し、平和がいかに大切か、 命がいかに大切かを感じた。 一木一草から地球、宇宙まで、すべてが命でつながっていると考えて、 一生懸命、「火の鳥」などの作品にしてきた。 自分たちの今の作品からそんな思いが伝わるなら、 手塚は喜んでくれるはずです。 みんなによく言うんです。 手塚のことを考え、いい仕事かどうかを考え、 あとはみんなで生活できるくらいの利益が出ればいい、と。 みんなは外で言っているらしいです。 「うちの社長ね、金もうけしなくていいって言うんだよ」と。』 『日本経済新聞』(09.4.20付け夕刊「人間発見」)より ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 売上・利益至上主義で、「売上あげろ、利益だせ」と 上からいつも怒鳴られている部下の人たちが、この話を聞いたら 「なんていい会社なんだ!」と思うかもしれませんね(笑) ただ、ここで大切なことは、「もうけなくていい」というコトではなくて 手塚氏の【理念】を引き継ぎ、その【理念】をベースにし、 ぶれずに経営スタイルを守っていることです。まさに・・・、 ━┓━┓━┓━┓ ★理 念 経 営 ━┛━┛━┛━┛ 恐らく、「ディズニーのように!」と思えば、 もちろん一朝一夕にはいきませんが、そうした拡大戦略もとれるのでしょう! でも「そうしない」ということは 「そうしない」ことで、 もっと大切なことを子どもたちに伝えられる、 その価値や意義をリーダーが本気で信じているからだと思います。 〜〜〜 さて、「理念経営」というテーマでもう少し書いていきたいので、 本日は、これにて終わります。 お忙しいなか、最後までお読みいただき 本当にありがとうございます。感謝!感謝です! 心地よい季節ですが、新型インフルエンザなどで騒がしい昨今です。 大切な大切なおからだを、くれぐれもご自愛なさって下さい。 そして、2009年の「皐月」が、あなた様にとって 決して忘れることのできない、実り多い時間となることを 心よりお祈りしています。 「元氣・勇氣・やる氣」で! (^O^)/ 敬具 平成二十一年五月十五日 松山 淳より =========================================================== ◆自問自答◆ 1)私は、一番大切にしなければいけないことを忘れていないだろうか? 2)私は、見栄ばかりはって【理念】がぶれていないだろうか? 3)私は、リーダーとしての【理念】を大切にできているだろうか? ※自問自答は、あなたの「心」を見つめる作業です。 継続することで、見失っていた大切なことに気づくことがあります。 30秒でもかまいませんので、上の質問を、ちょっと考えてみて下さい。 終わったら、スクロールして下の【ことば】を読んで下さい! ========================================================== ◆103℃ WORD◆ 「理(ことわり)を念じる」 ========================================================= ◆追伸◆ 2歳の子どもが4歳の子を叩き泣かせています。 次男は、叩かれても手を出してはいけないと、ぐっと我慢しています。 2歳となると、もう力をついてきて、顔を叩かれたりすると 大人でもちょっと痛いものです。 パシッ!(がまん)バッシ!(がまん)バッシ!・・・うえ〜ん(泣) 長男は9歳で、次男は4歳で、年の差があるので、 次男が小さい時には、喧嘩になりませんでした。 さてさて、我が家では、これからしばらく大変そうです! ただ、家での喧嘩ぐらいであれば、それも ★「生命の尊厳」 を知るよいきっかけですので、傍観せず介入し過ぎずで、いきます! ────────────────────────────────────── ■発 行 者:アースシップ・コンサルティング 松山淳(40才) 〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 ■U R L: http://www.earthship-c.com/ ■ブログ :「リーダーへ贈る358の言葉」 http://ameblo.jp/earthship-consulting ■叱咤激励: j@earthship-c.com ■発 行:まぐまぐ,melma!,カプライト,めろんぱん,E-Magazine ■バックナンバー:http://archive.mag2.com/0000112707/index.html ※本メルマガの著作権は松山に帰属します。ですが、どうぞ自由にご活用下さい! 「笑顔の輪」が少しでも広がる!これほど嬉しいことはありません。 ─────────────────────────────────────── 【ことば】 『しかし、それでもなお、やはり、ぼくは人間がいとおしい』 (手塚治虫) 『ガラスの地球を救え』(著 手塚治虫 光文社) ─────────────────────────────────────── 【業務連絡】 前通(09.05.08配信)にて以下の文章がありました。 ───────────────────────────────── 『大事を成さんと欲すれば宜しく先ず小事を務むべきなり。 大事を成さんと欲して小事を怠り其の成り難きを憂えて、 成り易きを務めざるは小人の常なり。 小事を務めて怠らざれば則ち大事必ず成る。』 ───────────────────────────────── この文の引用を『年輪経営』(著 塚越寛 光文社)としていましたが、 正しくは、以下の書籍です。ここに訂正させて頂きます。 ◆『二宮尊徳一日一言』(編 寺田一清 致知出版社) http://www.amazon.co.jp/dp/4884747798/ref=nosim/?tag=earthshccom0c-22



