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2009/08/30

「仕事に使える写真教室」に通ってから3年が経ちました。

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● 麦藁の山の中の針 ●
   「仕事に使える写真教室」に通ってから3年が経ちました。

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 ごぶさたしております。 

 前回メルマガを発行したのは、寒風吹きすさぶ真っただ中。
 早いもので。
 そろそろ秋…です。
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● 終わりは始まり

 さて前回、「遺影」をデジタル加工している会社のことを書きました。

 舞台写真をやりたかった私は、それだけでは食べてゆけませんが、もし撮影の仕事が
入ってきた時、年中無休シフトの会社で働いていたら、本当にやりたい仕事を諦めねば
ならなくなる。
 舞台撮影の依頼は、タイムテーブルの出るのがたいがい直前=つまり急なのです。
 それで、見習いで入ったデジタル加工の会社を辞めました。

 しかし。
 舞台の周辺で仕事をするなら、舞台の撮影だけでなく宣材写真を撮る機会もあります。

 もちろん私程度の腕では、プロダクション(事務所)から直接、俳優さんたちの売り
込み用の写真を頼まれることはありません(よほど予算が少ないなら別ですが)。

 公演の宣伝用「チラシ」や「ウェブサイト」、「プログラム」に掲載する写真、ある
いはメディア向けの宣伝写真を、舞台の制作会社から依頼されるのです。
 撮影はたいがい衣装を付けて、楽屋や稽古場で。
 大体は予算も少ないし、タイトなスケジュールなので、待機していてちゃっちゃと撮
ってくれる人で、そんな条件でも失礼でないスチールカメラマンに声が掛かります。

 ライティングの技術にまったく自信がない…というより、まったく知らない私は、こ
りゃいかんとネットで探して、それまでに派遣で働いて貯めたお金で「仕事に使える写
真教室」に三ヶ月通うことにしました。

 http://home.b-star.jp/~yosimura/index.html

  「プロのカメラマン、でも…

   取材、インタビュー撮影は初めて。 
   料理、食品の撮影は初めて。 
   商品撮影は初めて。 
   ストロボのライティングは初めて。 」

 「仕事に使える」ですから、別の担当なのに仕事で写真撮影をしなければならなくな
った…そんな人も習いに来ます。

 ネット上での評判は良く、口コミでも熱心な先生だと好評で、実際に、授業時間をオ
ーバーしても、毎回丁寧に質問に応じてくれました。

●「40過ぎてから、プロのカメラマンになるのは無理だ」

 さて、デジタルクラスに入ったはいいのですが。
 困ったことに、広告写真家である先生は

「40過ぎてから、プロのカメラマンになるのは無理だ」

 という信念を持っていました。

 今、「何を言う~」と思った方、結構いらっしゃることと思います。

 先生自身が別の職業からの転向組みなので、「写真の専門校や大学、および美大系」
→「スタジオ勤務」→「著名写真家の門戸を叩く」→「デビュー」→「独立」というエ
リートコースを歩んで来たわけではありません。
 ですが、「広告界」で稼いでひとかどになるには、20代、30代で地位を築いておかね
ば難しいというのは本当でしょう。

 しかし「フォトグラファー」と言ってもさまざまな分野があるし、いろんなケースが
あるので、一概には言えないと私は思います。

 ある能楽写真家の方は60を過ぎてからプロになっておられます。
 定年後だからできたことだとも言えましょうが、「技術のある人間はいっぱいおるけ
ど、『能の心』が分かってる写真家はそうそういない。そんな人間でないと、能楽写真
家は務まらん」と、先日、お話になっておられました。
 大事なのは技術ではなく…というか、この時点(能楽堂で撮影を許可される)で、技
術云々、カメラ云々に焦点を当てていること自体がおかしいのではないかと思います。
 大切なのは「能の心」です。
 そしてそれは、おいそれとは分かりません。

 とにかく。
 今でこそそう考えますが、「仕事に使える写真教室」に通い始めたばかりの私には
「40を過ぎていたら不利かも!?」、そんな風に受け止めたのでした。

 幸い歳のことを聞かれることはありませんでしたが(誤魔化したのかも。覚えていま
せんが)、若作りしても限度というものがあります。

 ですが特にどうということもありませんでした。

 授業では、カメラや写真についての構造的な講義もなければ、質問も一切受け付けま
せんでした。
 「現場」で「クライアントの満足する写真」を「いかに効率よくスマートに撮るか」
そのことだけに集中して、授業が行われました。
 まずは先生が、ポイントを説明しながら一通り、ライティングをやってみせます。
 なぜそうなのか、なぜそうなるのか。
 理由は一切説明しませんし、質問も許しません。
 次に、先生がやった通りに実習します。

 「はい、やってみて~」、制限時間が設けられます。

 できるだけ早く!早く!早く!!!

 さて、悲しいかな。
 ここで歳が出るんですね。

 早く早くと急かされれば、上がるというか…モタついてしまうわけです。

 こういうとき、10代、20代は頭が柔らかいというか、スッとなんなく出来るんですね。

 そして。

 先生のすることをちゃんと見ていたつもりでも、実際やってみると出来ない。

 一回は見逃してくれますが、同じ失敗を二度やったら、この先生、すっごく怖いこと
で有名でした。

 えーん、段々表情が変わってくるよぉ~、と、泣きそーになったことも何度かありま
した。

 その頃から、暗いところでの細かい作業が段々見えづらくなっていました。
 ですが若作りしているわけですから、メガネを掛けるわけにもいきません(笑)。

 辛いところです。

 普段、撮影現場の舞台は暗いわけですから、カメラの操作は見えなくても出来ます。
 ですがライティングの設置やストロボの調整になるとそういうわけにも行かず。
 暗いところでのライティングはメガネを掛けたり外したり…今でも超苦手です。
 毎日仕事でやっていれば、どうということはないのでしょうが…。

 さて教室では。
 早くクリアして時間が余ったら、もう一度、練習できます。

 もっと練習したかったら、少しでも早く覚えて、少しでも早くクリアすることです。

 もちろん家に帰ってから復習すれば良いのですが、みんなまだライティング機材を持
っていませんでしたし、教室のように、スタジオで練習することはできません。

 ところで。

 私が入ったクラスは偶然、女性4人に男性1人。
 女性はすべて、職業がライターか元スチールカメラマンという、いわゆる「現場」を
知っている人たちばかり。
 歳若い学生さんや、カメラマン志望の素人さんはいませんでした。
 しかもみんな30代以上でした。
 だからそのぅ、なんとなくお互いに、テンポや感覚が似かよっていたのですね。

 それが私にとってはコンプレックスに悩まされることなく、気持ち的に救いでした。

● 卒業

 さて実習の翌週は、撮影した写真をフォトショップを使って「ポートフォリオ」を作
成する授業です。
 「ブック」とも言いますが、自分の撮った写真サンプルをきちんとファインダーなど
で整理する=つまり、クライアントさんに「営業活動」として見せる、履歴書のような
ものです。

 このデジタルクラスでは、「物撮り(湯気の出る温かい料理、スイーツ、洋服)」
「店舗内」「インタビュー」「ポートレイト」などの撮影についてひととおり習得し、
「ポートフォリオ」を作成するのが最終目的でした。
 最後の授業で先生が表紙を作ってくれ、簡易製本して「卒業」です。

 明日から「これ」を持って、どこへなとおゆき

 というわけです。

 また、ライティング機材についても先生の推薦リストがありました。

 http://www.pp.iij4u.or.jp/~roxy/tool/tool.html


 本来なら(フリーなら)、これらすべてを自分一人でしなければならないところ、実
に至れり尽くせりです。

 というわけで、一通りライティングのことを教わったわけですが。

 不思議なもので。
 その後すぐに、役者さんのポートレイトの写真を撮る仕事が入ってきました。
 それは長くなるので、また次回に書きたいと思います。

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 さて、ごめんなさい。
 いつものことでたいへん恐縮ですが、最後に、ちょっと宣伝をさせてください。

■ フォトアートの活動について

 【写真一夜】

新しい写真を追求している写真家によるスライドショーです。新しいということは、今
を否定することであり、それゆえに、今からも否定されてしまいます。新しいとは、少
数派ということであり、とんがってるとはそういうことなのでしょう。そんな他では発
表できない写真を発表できる場所を作ろうと、写真家自ら企画した発信型イベントです。

 http://www.uplink.co.jp/factory/log/003166.php

 ○渋谷 UPLINK
 ○9/13(日) 
    18:00 開場 
    18:30~19:30 第一部
    19:30~20:30 第二部
    ~22:00、交流会 
    ¥1,000(1ドリンク付) 

プレゼンテーター


  廉沢志乃 鹿庭江里子 菅野健一 KIYOMASA 酒井孝彦
  シセイ*マサミ 田中智己 【月森砂名】 堤正春 所幸則
  中村紋子 noge_farm 福岡拓 藤田努 松本典子 丸山武久
  森口新太郎 吉川メグ 米原敬太郎 渡邊清一

 ずっと舞台が好きで、舞台写真を通してますますその魅力にハマり、今はプロデュー
スを勤めていますが。
 そんな中から生まれたフォトアートについて、プレゼンいたします。

 お近くの方、写真の多様なあり様、さまざまな世界観に深くご興味のある方は、ぜひ
ご来場くださいませ。
 お待ちしております。

■ 8/20、8/27、続けて─恋愛小説(電子書籍)二冊、【愛夫弁当】(あいふべんとう)
【愛の架け橋】が電子書店パピレスより発売されました。
 「紀伊國屋書店BookWeb」「hochi-eBook」などにも順次、並べられています。

 月森の通産、9冊目、10冊目の出版となります(なお、2月に販売されました【たそが
れ公園】は、携帯サイトのみの販売になります。また、新刊【愛の架け橋】は、まだ携
帯サイトには並んでいません)

 2005年─メールマガジン【ハダカ no こころ】で配信してきたものを加筆修正しての、
出版の運びとなりました。
 4年越しにまた、読んでもらえる機会を得られて、たいへん嬉しいです。

 ひとえに、(どのメールマガジンに限らず)私のメールマガジンを登録してくださっ
たあなたの、そして応援し、支えてくださったあなたのおかげだと、心より感謝いたします。
 どうもありがとうございました。


★☆★【愛夫弁当】(あいふべんとう) ☆★☆

  著・写真:月森砂名 出版:いるかネットブックス 
  ¥210 
 http://www.papy.co.jp/act/books/1-134663/ 

<ものがたり>

 妻の異変に気づくことができなかった夫。 
 そのとき夫が取った行動とは?それは愛なのか、それとも償いなのか? 

 「愛の本性を知るには、人はあまりにも弱すぎるもの」 

 あまりにも哀しく、あまりにも強い妻の言葉。 
 隣室の老夫婦の平穏な日々が、夫婦を「そのとき」へと導く。 

 心に静かに沁み入る、愛の物語。 

★☆★【愛の架け橋】☆★☆

 著・写真:月森砂名 出版:いるかネットブックス 
 ¥189 
 http://www.papy.co.jp/act/books/1-134880/

<ものがたり> 
  婚約者とのスレ違いから、マリッジ・ブルーになった娘。 

 「男を信じる他に、生きる道はない」 
  そんな時代に生きた祖母の、「男を信じて飛んだ」、
  波乱に満ちた恋物語を語って聞かせる母親だったが……。 
  恋愛とは? 
  結婚とは? 
  理想と現実のはざまに揺れる乙女心を描く。 

          -------------------- 

 「一度」、あるいは「もう一度」、読んでいただければたいへん嬉しいです。

 PC、携帯(キャリア別の購入方法が掲載されています)─ともに購入方法はこちらで
どうぞ。 
 http://www.iruka-books.net/static/guide.html 

 今回は、どちらも「恋愛小説」─「短編小説」に並んでいます。 
 http://www.papy.co.jp/sc/list/genre/010-025-100-000/

 【愛の架け橋】は「恋愛小説」の「新入荷」でもピックアップしていただきました。 

 PCで、私の他の作品も読んでみたいなと思ってくださった方はこちらへどうぞ。 
 http://www.papy.co.jp/sc/list/search/_t+6-ubq9zL4 

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※なお、本メールマガジンに掲載された内容を無断でご使用なさること
 はご遠慮ください。              By Sana Tsukimori  月森 砂名

◆関連サイトは http://www.k5.dion.ne.jp/~sana_55/
◆ご意見・ご感想・お問い合わせは下記のアドレスへどうぞ。
           sana_tsukimori_55@w2.dion.ne.jp 

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して発行しています。
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